霧島温泉郷を離れ、しばらく東に車を走らせる。
そこには、霧島神宮がある。
非常に大きな鳥居をくぐり、長い階段と参道を通り抜けてようやく辿り着く。 . . . 本文を読む
丸尾の滝、という滝がある。
霧島山中の道、車をひた走らせていよいよ温泉街に着く、といったところで、突然大きな滝に出くわす。
それが丸尾の滝だ。
ただの滝ではなく、この滝を流れるのは、実は温泉の湯である。 . . . 本文を読む
鹿児島は指宿市にある、砂むし温泉にやってきた。
指宿は九州のほぼ南端である。宮崎からは少し遠いかと思ったが、9時前に出立して12時には着いた。
予約していた旅館のチェックインは15時。ちょっとした誤算だ。
時間があったので、先に温泉に入ることにした。
入ると言っても実は、砂浜で砂に埋められるという、一風変わった温泉。「砂むし」と言われる訳だ。
一番大規模にそれを行っている、「砂楽 . . . 本文を読む
仕事が終わって、帰り道。スーパーに寄って買い物をした。
買い物袋を提げて、さあ車に乗ろうとしたところで、「にゃあ」という声が耳に入った。
周囲を見回すと、黒猫がいた。
あらこんばんは、と挨拶をすると、愛想良く寄って来てくれた。 . . . 本文を読む
今朝、宮崎に戻るため空港に向かった。
玄関を出ると、雪が降っていた。
コートの上に、1粒、また1粒と雪の結晶が舞い落ちてきた。
今日帰るというのに、ああ、家に帰ってきたんだなぁ、と思った。
次にこの雪を見るのはいつになるだろうか。 . . . 本文を読む
医師になってから初めて、里帰りをした。
地元は吹雪で飛行機の着陸も一時は危ぶまれたが、3度目の試行にて何とか滑走路に降りた。
昼過ぎに着く予定だった筈が…到着口に歩き出した矢先に見えた太陽は、もう地平線間近だった。 滑走路を、地吹雪が舞っていた。
実家に帰ると、居間の壁には僕の医師免許のコピーが飾ってあった。
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