奈良県の某病院で分娩中の妊婦が、意識不明に陥った。
主治医は女性の状態を、妊娠高血圧症候群に伴う子癇発作と診断、転院措置を取ることにした。
ところが救急搬送先がなかなか決まらず、19の病院から次々に受け入れを拒否され、最終的に大阪府内の医療施設に搬送されることとなった。
結果、子は一命を取り留めたが残念ながら女性は死亡した。
これだけなら、「またたらい回しか」という感想で終わっただ . . . 本文を読む
新しいバージョンのGoogle Earthを、ようやく使ってみた。
住所を入力したら、そこまで勝手に飛んで行ってくれるのは楽しい機能だ。
また最初から登録されている場所を回ったりしてみると、世界中の色々なところを見ることが出来る。
拡大していくと、解像度の高い地域では道路の白線や違法駐車した車すら見ることが出来る。
ふと、何とも言えない恐ろしさに体がぞくっとした。技術というものは、使 . . . 本文を読む
JR西日本で起きた、尼崎での脱線事故。
その事故で亡くなった男性と同居していた女性が、先日自殺した。男性が亡くなるまでの13年間を女性は共に過ごしており、大変悲しい事件である。
その女性の通夜に、JR西日本の社長や前社長が参列しなかった。それに対して遺族が反発し、葬儀への参列を拒んだということだ。
何だか変な話だな、と思ってしまった。
社長や前社長は、社内の所用があったから出られ . . . 本文を読む
映画業界が閉塞しているのはよく分かっているのだが、旧作を踏みにじっていくようなことはやめて欲しい。
村山由佳の「天使の卵」は、高校生のときに手にした。表紙を見て、何だか女の子のメルヘンっぽいなぁ…と思いながら読んだ記憶がある。
しかし、中身は大変面白かった。素敵で、切ない話だった。
思うに、本を読む人というのは決してその文章を頭の中で映像化しないのだろう。僕がそうだから、というだけで特 . . . 本文を読む
PSPが発売したとき、これは素晴らしいゲーム機だ、と思った。
それからしばらくして、PSPでアダルトビデオが発売されたと知り、非常に落胆したものだった。
年末か来年か知らないが、SONYから新たなゲーム機、PS3が発売される。そのときにまた、PS3専用のアダルトコンテンツが売られるようになるのだろうか。
PS3はゲーム機ではない、と盛んに喧伝している社長の言葉が、何となく空しく響く。 . . . 本文を読む
ある夫婦が、子をもうけた。その夫婦は少し普通と異なっていた。女性は、子宮がないため自分で子を生むことができなかったのだ。しかし、その夫婦は諦めなかった。米国の女性に所謂「代理出産」を依頼したのだ。
そして、「その夫婦の」子が生まれた。
ところが、その子の出生届を役所は受理しなかった。それがニュースになっていた。
役所は何か間違ったことをしているのだろうか。
代理出産は問題ではない。 . . . 本文を読む
親が子を救いたい、という気持ちは本物なのだろうが、それに関わる人全てが同じ気持ちではないのかも知れない。
日本で不可能な医療を行わなければ助からない子のため、渡米して手術を受けさせるということは、昔からある。
日本人が日本の医療制度から抜け出し、米国の医療を受ける際に多額の費用がかかることは当然のことだ。そうでなければ、米国民が批判するだろう。それを予想し、募金により協力を募るというのは決 . . . 本文を読む
人を愛するというのは、必ずしも難しいことではない。
しかし、万人を愛するというのは難しい。そんなことを地道に行っている活動、free hug。
以前から知ってはいたが、こういう心が少しでも多くの人に広がることは素晴らしいことだと思う。 . . . 本文を読む
なかなか興味深い記事を読んだ。
先日、講演会で「職場とうつ病」について話したのだが、30代が世代のサンドイッチになっているという話。
実際、平成に入ってから自殺のピークは30~50代になっている。必ずしもうつ病だけが自殺の原因ではないだろうが、社会の病理を覗かせるような話だ。 . . . 本文を読む
ネット上では匿名が保たれていることが多い。
その中で特異な場所が、mixiを代表とするSNSではないかと思う。
内部では実名で活動している人が多いと言うことだが、友達の友達の友達は、果たして自分の友達なのか。それすらも考えないで軽率なことをすると、痛い目に遭う。その例が、こちらである。
プロフィールに自分の名前や履歴の詳細を書いておいて、犯罪の話しは不味いだろう。
犯罪自体も悪いが、 . . . 本文を読む
飲酒運転の罰則が厳しくなって久しいが、取り締まりの方向はどうやらおかしな方向に進んでいるような気がする。
そんなニュース。
神奈川のスナック店長が、酒気帯び運転幇助の容疑で逮捕された。
同店を利用した客が、飲酒したにも関わらずその後運転し、轢き逃げの死亡事件を起こした。店長はその客に酒を提供したため、その幇助に当たるというのである。
何も考えずに読むと、納得してしまいそうな事件だ。
. . . 本文を読む
愛知県瀬戸市の某町にある病院で、入院中の患者が頚部に外傷を負っているのが発見された。発見された今朝5時30分頃には既に死亡していたという。
昨日の19時30分に看護師が見回りをした際には異状なく、知人の男性が21時には部屋を訪問していたそうだ。殺人を示唆する書き置きがあることから、この男性が疑われているということだ。
嘱託殺人か、と記事は書いていた。
が、医療関係者として非常に気になるの . . . 本文を読む
日本は、何でもブームにしてしまう傾向があるように思う。
例えば「act against AIDS」。一時期は芸能人や歌手を使って散々アピールしたものの、今はそんなことは行っていない。ではHIV感染者が減ったかというと、先進国で唯一日本は患者数増加国である。
最近のテレヴィドラマで、脊髄小脳変性症や色素性乾皮症患者を主人公にしたものも同様。一瞬盛り上がって、しかし恐らくすぐに忘れられてしまう . . . 本文を読む
朝、右翼の街宣車が「本日は大変おめでたい日です」と声を張り上げていた。
何のこっちゃい、と思って腕時計を見ると、9月6日。
9月6日…右翼…おぉ! と、今日が紀子さんの出産日であることを思い出した。
出産の予定は帝王切開だから、日にちがずれることもないだろう。そう思いつつ仕事をし、12時になってNHKのニュースを見た。
「男児誕生」とあった。ご出産も大変おめでたいことであったが、男の子 . . . 本文を読む
近頃の医療訴訟ニュースを見ていると、本気で思う。
医師(臨床医)って何なのだろう?
医師と一口に言っても、その仕事は様々である。
一時期、厚生労働省が「専門医が多過ぎる」として総合医を育てるために始めたのが現在の卒後臨床研修制度。2年間の研修期間の間に幅広い分野での研修を積ませ、広い範囲の初期治療を行うことを可能にするものだ。
しかし、この制度にも大きな危険性がある。それは、現在起 . . . 本文を読む