きっと、読みが似ているから間違われることも多くて腹立たしかったのだろう。
オーストリアが、国名の日本語表記を「オーストリー」に変更した。
「残念ながら、日本ではヨーロッパに位置するオーストリアと南半球のオーストラリアが混同され続けております」
この一文に全ての怒りが込められている、気がする。
アルファベット表記は「Österreich」。確かに、「ア」は要らないか。 . . . 本文を読む
今日はソニーからPlayStation3(PS3)が発売された。
僕も昔は大したゲーマーだったし、今でもたまにゲームをすることはある。大人になるとゲームがつまらなくなる、という人もいるが、プレイしてみるとやっぱりそれなりに楽しいものだ。
来月には、任天堂がWiiを発売する。いわゆる「次世代」ゲーム機が発売ラッシュになるわけだ(と言っても、2つだが)。お父さん方はクリスマスの出費がかさむこ . . . 本文を読む
文部科学省、寺脇研・大臣官房広報調整官(54)が本日付で辞職した。
今はもう廃れようとしている、「ゆとり教育」を推進した人物である。
子どもに「ゆとり」教育なんて、という批判は当初からあった。「π≒3」なんて教えたり、「小学校で教える昆虫は5種類まで」と教えたりすることが、ゆとりとどう繋がっているのかと。
今ではこの教育が誤っていたことを否定する人はほとんどいないだろう。
しかしその . . . 本文を読む
色々な形の人生があって然るべきだし、価値観は十人十色なのだとは思う。
しかし、19や20歳で「人生に悔い無し」というのは早過ぎるのでは。
と思ったのは、19歳と20歳の大学生2人が飛び降り自殺をしたというニュースを見て。
早い遅いというのに、勿論基準などはないのだが。
もっと沢山楽しいことが、この先ある筈だったのではないだろうか、と思うとやるせない。
「あなたがつまらないと思っ . . . 本文を読む
「ベトちゃんドクちゃん」と聞いて、僕ら以上の世代で知らない人は少ないだろう。
そのベトちゃんドクちゃんが分離手術を受け、兄のベト氏は重度の神経障害のため寝たきりとなったが、弟のグエン・ドク氏はほぼ不自由のない生活を送ることができるようになっている。
そのドク氏が結婚して新婚生活を始めるに当たり資金が不足しており、それを募金して助けようという話があるようだ。
もうね、バカかと。
この . . . 本文を読む
「臓器移植」の題で、宇和島徳洲会病院で行われた腎移植の話を書いた。
その後、ドナーの腎疾患の内訳が明らかにされた。
腎細胞癌が3例。
尿管狭窄が3例。
良性腫瘍が2例。
動脈瘤が2例。
ネフローゼ症候群が1例。
計11例。期間は2004年9月~2006年9月の2年間。
ドナーの同意は、同院で腎摘出を行った6例では口頭のみのものという。このご時世に、同意書の作成をしていない。他院 . . . 本文を読む
こんな童話(?)を偶然見つけた。
今お世話になっている科は、全国で数多くある(そして、なくなるかも知れない)産婦人科の中では大変環境の良い職場であると思う。そして、恐らくレヴェルも高い。何となく曖昧、という甘い部分を絶対に許さない。怒られはしないが、いつも叱られっぱなしで恥ずかしいくらいである。
幸い、今の環境は上の話に出てくるパンダとはほど遠い。
しかし、様々なニュースを見る限りでは . . . 本文を読む
臓器移植について、何だかきな臭いニュース。
愛媛にある宇和島徳洲会病院で、病気のため患者から摘出された腎臓を、別の患者に移植していたケースが11件あったという。
腎臓は、病気のために摘出された筈だ。
移植を望むレシピエントにその事実を隠している訳ではないのだろうし、恐らくそれでも良いと納得した上での移植なのだろう。
詳しいことが分からないので、何とも言えないニュースだが…良性腫瘍や動脈 . . . 本文を読む
面白い記事が出ていた。
麦粒腫という感染症がある。
これを指す「ものもらい」という俗称は、僕の生まれた北海道ではあまり使われていない。普通は「めっぱ」と言う。
全国的に「ものもらい」は通じるのだろう、と思って宮崎で使ったら「『めもらい』でしょ」と言われた。そして、何と宮崎では「ものもらい」は「霰粒腫」だというのだ。
どちらも大した病気ではないが、これはぞっとする話だった。
上記記 . . . 本文を読む
どうしてこういう人間が教師やってられるのかなぁ…という話。
千葉の某中学校に勤務する38歳の男性教諭が、「あいつが長髪を切ってくるまで話しかけるな」と他の生徒に言っていたという。また、授業中に携帯電話で話したり、女子生徒に「萌え、萌え」「××ちゃんはおれのものだよな」などと発言したりしたこともあるという。
おいおい、ここまで酷い奴はいないだろ…と思ったが、教育委員会の聴取に対して「問題の . . . 本文を読む
土日など、手術や検査がお休みの日は、患者さんとのんびり話したりすることが割とよくある。
そういうときは、病気の話だけではなく、趣味の話などに花が咲く。
そんなときに、ふと患者さんから戴く、この一言。
「先生は話しやすいから、何でも聞ける」
悪く取れば、医者っぽくないから言いたいことを言って聞きたいことを聞ける、ということなのかも知れない。
けれど、僕はこの言葉を聞くと、やはり嬉しい . . . 本文を読む
全国の高校で、履修すべきだが受験に不要な科目を扱っていなかったところが非常に沢山あると報告されている。
履修していない生徒は、当然のことだが卒業資格を得ていないことになる。
この問題に対し、政府が動くことになるようである。単位不足が懸念される生徒への救済策を、政府が立てるというのだ。
しかし、ちょっと待って欲しい。
単位不足の生徒が何をやっていたかと言えば、その代わりに受験勉強をし . . . 本文を読む
このニュースについて、奈良県医師会が動いた。
19日のこと、奈良県医師会産婦人科医会が臨時の理事会で「担当医の判断は仕方ないもの」という見解を出した。高血圧に加えて失神とけいれんが出現したことから、子癇と診断して処置したことに問題はない、ということだ。
その一方で、理事会は「長い時間、搬送先の病院が決まらなかったことが問題だ」と述べている。
こうやって医師会が動いていかないと、罪のな . . . 本文を読む
今日は大学で用事があったので、仕事を午前で切り上げて大学へ。
で、終わって近所のスーパーで買い物をして、帰宅…と思ったら、某駐車場に止まっている車の中で小さな女の子が1人泣いている。
おいおいおい、大丈夫か。
声を掛けてみるとちょっと振り向くものの、泣きっぱなしで埒があかない。どう見ても、辺りに親はいない。
仕方ないので、警察に電話を掛けた。
こういう訳で女の子が1人で放置されてい . . . 本文を読む
どうやら今年も、新人医師たちの卒後臨床研修の行き先が決まったようだ。
マッチングの結果が公表されたようで、大学病院を避ける傾向に歯止めは掛かっていない。
僕はマッチング2期生。
当時も、大学と民間病院のどちらが良いのか、なんてことが僕らの間では話題になった。もしかして将来を大きく左右するかも、なんて思えば真剣にもなるというものだ。
学生のときに抱いていた印象は…。
大学病院は「専門医 . . . 本文を読む