徳洲会で有名な前衆院議員、徳田虎雄氏が、2002年から筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、現在は気管切開の上人工呼吸器による呼吸管理を受けているという。
徳洲会といえば、旧厚生省と様々なケンカをしてきたことでも有名だ。
そのトップである徳田氏は、信念を持って徳洲会系列の病院を全国また海外に設立してきたことで大変有名である。
氏が先月末、日本ALS協会の設立20周年記念式典に参加し、それ . . . 本文を読む
奈良県立奈良病院に在籍する産婦人科医師が、当直勤務帯の時間外労働に対する割増賃金が支払われていないとして県を相手に9200万円の支払いを求めて訴訟を起こした。
奈良県は、休日や夜間の当直に対して1回(1日)2万円の手当を支給していたというのだが、それが不当だとして2人の医師が訴えているのだ。
医師側の主張は「当直は分娩・診療・急患に対処しており、継続して労働しているため、労働基準法に基づき . . . 本文を読む
2年振りくらいに、テレヴィを観た。
制作側から見た「ダメ」な病院を「アリエナイ病院」と名付け、それを叩いて行く。医療関係のコメンテータが当たり障りのない(?)病院批判を行う。で、制作側が「理想」とする病院を紹介する。
まあ、こういう番組を作って医者を叩いておけばそれだけで視聴率が取れる世の中なのだろう。
さて、そこで扱っていた1つの内容。「姥捨て病院」と名付けられた「アリエナイ病院」は . . . 本文を読む
先日まで、宮崎の話題が連日全国ニュースで流れていた。汚職にまつわる知事の辞任劇である。結局辞任した知事は逮捕され、ニュースはそれで終わった。
しかし宮崎県にとっては、それで終わりではない。次の知事が誰になるか、という問題が残っているからだ。
「そのまんま東」という、宮崎県は都城出身の芸人が県知事の椅子を狙っているようだ。12月には選挙管理委員会に申請し、既に選挙事務所を立ち上げている。
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大学卒業の証明書や、学士・博士の証明書を欲しがる人がいるらしい。
僕自身は医学博士号を持っている訳ではないし偉そうなことは言えないのだが、まあそんなものは例えるならば「足の裏にできたウオノメ」と同じだ。「取らなくてもも支障はないが、取っておいて損はない」という程度のものではないだろうか。
その証明書を簡単に金で買えるビジネスがある。
この手のメールは僕も沢山受け取ったことがある。“on . . . 本文を読む
飲酒運転というのは、誰の責任かがはっきりしている罪の最たるものだと思う。
昨日、飲酒運転で轢き逃げを起こした際の罰則を強化するための法改正案を民主党が衆議院に提出した。酒気帯び運転での業務上過失致死傷罪を新たに設け、懲役10年以下に設定。また救護義務違反の罰則を懲役10年以下に引き上げるということだ。
飲酒と無関係な交通事故は、運転者の過失によるものも多いが必ずしもそれだけが原因ではない . . . 本文を読む
明日を以て、産婦人科での研修が終了する。
正直なところを言えば、当初は「産婦人科はもう一生学ぶこともないだろうから、少しくらい長くできるところで学んでおこう」くらいの軽い気持ちだった。
ところが、実際に患者さんを受け持ってやっていくうちに変わっていった。
産科でお産に立ち会ったり、帝王切開の手術に入ったりし、また切迫早産や前期破水の管理をするうちに、それが確かな充実感となった。或いは婦 . . . 本文を読む
病気腎移植で世間を騒がせている万波医師のニュースで、続報があった。
移植を受けた患者の2人が、その腎臓がどのような疾患で摘出されたものか知らされていなかったというのである。
医師には、患者の持つ疾患の治療を行う際、様々な情報を患者に知らせることが義務付けられている。それには例えば現在の病状、主な治療法、その他の代替治療方法、放置した場合の進行、治療により得られる利益と損失などがある。
し . . . 本文を読む
いじめによる自殺が増えていることを受け、政府の「教育再生会議」が緊急提言を公表することになるようだ。
教育基本法に則り、いじめに参加した生徒を出席停止にするなどの対策を行うという。
…が。
いじめる側の生徒は、出席停止になったことで暇になった時間で何をするだろうか。それで逆恨みして、ますますいじめがエスカレートしないだろうか。
現在の学校教育に於いて、そもそも出席停止は、生徒へのペナル . . . 本文を読む
コンタクトレンズ販売店に併設され、コンタクトレンズ装用に関する検査しか業務を行っていない眼科、所謂「コンタクト眼科」というものがある。
コンタクト眼科で診療請求を不正に行っている可能性があるとして、厚生労働省が一斉監査を行ったというニュースを見た。
なかなか手口は悪質のようで、初診料を同じ患者から何度も取るようなこともあるとのこと。この場合、保険に対する詐欺だけではなく患者の支払いも3倍に . . . 本文を読む
こういう裁判官が、世の中をダメにしていくのだなあ、という話。
ある店の店員とぶつかって捻挫を起こした高齢の女性が、1週間後、捻挫の通院の際に転倒して骨折した。
この骨折した責任は、店員にあるか否か。
少なくとも、東京地方裁判所の松井英隆裁判官は「骨折は、ねんざの結果発生した」と判断した訳だが。
このニュースを見て、一番喜ぶのは所謂「当たり屋」だろうな、と思った。
捻挫の治療で通院 . . . 本文を読む
先日、Yahooのトップページに「宮崎で談合」というような見出しが出ていた。
が、そのときは少々寝ぼけていた。
(あれ、「Yahoo! 宮崎」なんてあったっけか…)
なんて思い、記事は斜め読みしただけだった。まさか、宮崎のニュースが全国に出るとは思ってもいなかった。
その話題が今日も続いていて、良く読み直してみてびっくり。
安藤忠恕知事も関与が疑われており、辞任問題にまで発展しそうだ . . . 本文を読む
どうも最近、僕らしくもなく医療関係の話題が続くが。
病気腎移植を行った万波医師を養護する動きが、患者側から出てきたというニュース。
曰く、万波医師は患者第一の考えからルールを破ってまでも病気腎移植を行い、患者は感謝している、と。
僕も先日、医療とは関係ない立場に身を置く友人からこの件について意見を求められた。
これは、本当に患者第一と言えるのだろうか。
結論から言えば、万波医師 . . . 本文を読む
中国人の講師が、自分の勤める語学学校の理事長を刺殺した事件の判決があった。
検察が懲役10年を求刑していたのに対し、地方裁判所の判決は無罪であった。
その理由は、「被告は統合失調症で、幻覚と妄想に支配された心神喪失の状態で犯行に及んだ」という被告側の主張を採用したためだ。
この判決はあまりに酷い。
「幻覚と妄想に支配された心身喪失の状態」にありながら、被告は牛刀を用意し、恨みのある . . . 本文を読む
京都在住の日本人男性が、狂犬病を発症したという事実を厚生労働省が発表した。日本人が狂犬病を発症したのは、1970年以来36年振りのことだという。
この男性は、フィリピンを訪れた際に犬に咬まれ、それが感染ルートのようである。
狂犬病は、ラブドウイルス科リッサウイルス属に分類されるウイルスである。マイナスの1本鎖RNAで、エンベロープを持つ。このウイルスはヒトを含め全ての哺乳類に感染する。
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