旧友が、卒業制作を市民ギャラリーに展示したというので、当直明けに行ってきた。
彼女の作品は、意思と方向性が明確に伝わってくるものだった。なかなか素敵。
他にもたくさん、惹かれるものがあった。中には、既存のアートの影響から脱し切れてない人もいたけれど…。
才能に触れるのは、楽しい。 . . . 本文を読む
消防や警察は予算縮小なんて言われないのに、どうして医療は削減されるのだろう。
火事や犯罪で利益は出ないのに、どうして僕らは病気で儲けを出さなくちゃいけないのだろう。
火事を消し損ねても犯罪者を捕らえ損ねても逮捕されないのに、どうして治療が失敗しただけで逮捕されてしまうのだろう。
…僕らはただ、患者を治したいだけなのに。 . . . 本文を読む
昨日今日と、札幌医大の救命センターで「患者から多剤耐性緑膿菌検出」のニュースが流れているようだ。
知り合いの先生方が、記者会見などバタバタしている。
中からしか分からないことというのもあるもの。
テレヴィの報道は、何だか不安を煽るような内容になっているそうだ。「治療法のない多剤耐性緑膿菌」みたいな。
緑膿菌なんて、健常者にとってはゴミみたいな菌に過ぎない。確かに救命センターにいる患者に . . . 本文を読む
先日から「毒入り餃子」のニュースが世間を騒がせているようだ。
そのニュースも、焦点が定まっていない。被害が拡大した直後には中国が疑わしいとされたが、中国はろくに調査もせずに公式にそれを否定。1例では餃子のパッケージ自体に穴が開いていたということで、日本で毒が入れられた可能性も出た。
がしかし、結局冷静に見てみれば中国で毒が混入した可能性が最も高い。メタミドホスを日本で手に入れることは困難な . . . 本文を読む
金曜日のこと。
今月までの研修医の子と、たまたま昼食の時間が重なった。
「そういえば、僕のケーキって食べたことなかったっけ?」
「いえ、前にシフォンケーキみたいなの戴きましたよ。美味しかったです」
…ああごめん、僕はそんなものしか食べさせてなかったのね。
と反省し、久し振りにケーキを作った。
男のケーキ道、活動再開。
年明けからスタッフが少なかったことと、土曜日の研究会の発 . . . 本文を読む
今日は雪を掻き分け(wade forという感じ)、昼から研究会で発表を。
臨床症例でデータ集めをした甲斐があったというもの。
軽食も出ないから、昼は近くで外食に。
さすがに「clear water」では、トニー、力が出ないよう…。
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(土日を含め)連休の間に当直がなく休める、なんてことは実は久し振り。
まあやることは山のようにある訳で、今度の研究会で発表する内容もまだ纏めきっていない(頭の中にはあるのだが)。
来年度の派遣先が無事に決まり…何と一番忙しいと言われているところになっていた。
このぐうたらな僕がねえ。
まあそれが人事ってものです。
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朔日からお仕事という人も、きっとこのご時世では多いことだろう。
皆さん、頑張りましょう。
昨夜、旧友から電話があった。
懐かしいと思いつつ、互いの近況を話した。
そんな時間は、優しい。
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明日は当直なので、実家からとんぼ返り。
電車は空いています。
電車の中で食べなさい。
そう言って渡されたケーキを、車中で開けた。
中には、愛情たっぷりのメッセージがあった。
ありがとう。
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先日、仕事が終わって外の病院の当直に向かうためタクシーに乗った。
いつものように黙って乗っていたら、運転手が喋り出した。
「郵政民営化ってどう思います?」
うわ…何て空気の読めない人なんだ。
仕方ないので話に付き合ったら、金の話ばかりが続く。年金の名寄せがどうだの、忘年会が減っていてタクシーは商売上がったりだの。
ほどほどに乗って、いなそうかと思った。が、段々と言葉に熱がこもってく . . . 本文を読む