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Meister von Grünfelder

日々の出来事を綴ります。たまにまともなことも書くかも知れません。

輝くもの 輝かせるもの to rise, to raise

2004-01-01 02:38:00 | Poesie
 見守っているヤツがいる、  唯見守っているヤツがいる。  楽しいときに一緒に楽しみもせず、  苦しいときに励ましもせず、  ひたすら見守っているヤツだ。  だからって観察している訳じゃない、  ただただ見守っているヤツがいるのさ。 . . . 本文を読む

パニック panick

2004-01-01 02:37:00 | Poesie
 焦れば焦るほど行動は落ち着かなく気分もそわそわとすることに更に焦りを感じるボクの矛盾した思考がキミの周りをグルグルと廻り続ける糸車のような気持ちと気分 . . . 本文を読む

有限要素 element

2004-01-01 02:36:00 | Poesie
 都会に行けば自分の夢を叶えられる、  あのコはそう言い残して町を飛び出した。  妥協して夢を見付けて幸せになるのと、  叶わない夢を追い続けて幸せになるのと。  あのコは追い続けることを選んだのさ。 . . . 本文を読む

空から Air on the Sky

2004-01-01 02:34:00 | Poesie
 近くで見ればあれ程汚れている都会も、  夜空から遠く眺めれば、  漆黒の中僅か輝く一握の星に過ぎない。  遠く眺むれば美しい星界の輝石も、  内から見れば汚れきっているのだろうか。  Schredinger の猫の如く、  何物にも関わらぬことに拠ってのみ安穏と居る意志、  或いはautomatonの様に、  干渉を受けねば自身の無為を証明してしまう恐怖。 . . . 本文を読む

待つ watcher

2004-01-01 02:33:00 | Poesie
 未だか未だかと待っている、  首を長くして待っている。  何を待っているのかも忘れ、  いつまで待つのかも知れず、  唯待ち続けている。  待つという、眺める作業が楽しいのか、  唯待ち続ける。 . . . 本文を読む

コンパス compass

2004-01-01 02:32:00 | Poesie
 コンパスはいつも真面目だ。  その針はいつだって頑なに真っ直ぐだから、  みんなは少しばかり苦手に思ってる。  けれどひたむきに真っ直ぐなその針は、  誰もが曲がったときでも変わらないから、  みんな実は頼りにしてるんだ。 . . . 本文を読む

井戸の中 from the darkness

2004-01-01 02:31:00 | Poesie
 そんなことも知らないの? そう言ってキミは笑う。  ボクの知っていることなんてほんの僅かだし、  ボクが一生を懸けて知ることだってちっぽけなもんさ。  そんなことも知らないよ! そう言ってボクも笑う。  そうしてボクとキミと、寝転がって大笑い。 . . . 本文を読む

荒涼とした wilderness

2004-01-01 02:30:00 | Poesie
 冬の魔女が支配する荒野は、死が支配する世界だ。  生物は死に絶え、どこにも見当たらない。  しかし地の底には潜んでいるものがいて、  春が来るのを静かに待っている。  少しでも死が油断したならば、暴れてやろう、  そうして虎視眈々と狙っているのだ。  春はもう二度と来ないかも知れないのに。  唯そうして待ち続けることができるのは、  醒めない夢はない、そう信じる希望があるから。 . . . 本文を読む

未来予報 future report

2004-01-01 02:29:00 | Poesie
 ボクの未来はこっち、と  指し示すものがあったらどんなにか楽だろう。  だって、何も考えずとも良いじゃないか、  黙って従っていれば成功するわけだ。  失敗したって、結局ボクの所為じゃない、  そいつが変なことをいうから悪いんだもの。  ボクの未来はあっち、と  指し示すものがあったらどんなにか苦痛だろう。  だって、どんなに足掻いても徒労に過ぎない。  幾ら抵抗しても、悲劇の結末が口を開けて待 . . . 本文を読む

先触れ howling herald

2004-01-01 02:28:00 | Poesie
 読みかけの推理小説を開くと、挿し絵の男がこちらを向く。  「犯人は、探偵の友達だぜ」  読む気も失せ、腹が立って力一杯本を閉じる。  「ぎゃあ!」  中からの悲鳴に少しだけ溜飲が下がったかと思えば、  「…おっと、被害者の真似だからな」  口の減らない奴だ。 . . . 本文を読む

確立 who you are, what you are

2004-01-01 02:27:00 | Poesie
 海淵の更に奥底から幽かに響いてくる声がある、  オマエは何物か、そう問い掛ける声がある。  未だ答えを知らないモノは唯立ち尽くすしかない、  その声に怯え嘖まれ、力尽き息絶えるしかない。  天空の更に高くから微かに響いてくる声がある、  オマエは何を為すものか、そう問い掛ける声がある。  既に答えを知る者は強く答えを叫ぶ、  その声を凌駕する自身と自信を蓄えている故に。 . . . 本文を読む

相似形 similar or analogue

2004-01-01 02:26:00 | Poesie
 キミに良く似た人は、勿論世の中にたくさんいるさ。  でもそれは違う。  例えば、毎日使っているボールペン。  一所懸命書き物をしている合間に、ふとしたことから落としてしまう。  ぶつかった拍子に、先のボールが詰まってインクが出なくなる。  特注のペンだけれど、中の芯を買い換えれば良い。  とても高価なものだけれど、また使えるようになるんだ。  注文してから2週間も掛かるけれど、また使えるようにな . . . 本文を読む

塵埃 scattered litter

2004-01-01 02:25:00 | Poesie
 転んでもひたすら起きあがる、  そういう強さが欲しい。  憎まれても愛せるように、  殺されても生かせるように、  蔑まれても敬えるように、  いつまでも洗練されずに居たい。 . . . 本文を読む