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SF ホラー映画 groan ファイル

過去まったくの忘れ去られた無名作品から現代の最新映画にいたるまで邦画洋画 SFホラーを主軸とした作品を幅広く公開日記 !

エクソシストの謎 witchcraft

2007年05月10日 | 暗闇の祝祭日
御観覧の皆様。何時も御拝見を心から感謝をいたします。何よりも読んでいただけた方々の全てが、面白いの一言を思ってくだされば、筆者にとってこれ以上に勝る喜びはありません。 えーさぁて、筆者が東京から地方の田舎へ帰省の折に、何か良い映画の資料はないものかなぁ?と ・ ・ ・実家の部屋の本棚を漁っていたところ、以前に過去に観賞をしたホラー映画の宣伝アピール広告用チラシが、ゴロゴロと猫のように出てきたので、早速ながらまたコピーして持って帰って来ましたので、御紹介をいたします。題名は上記載のとうりですが、大体おおよその見当はつきますよねアメリカの国は、ワシントンに住む女優の娘であり、少女リーガンにイラクのパズズなる悪魔が憑依したという、ホラー映画史上でも最も?有名なるウィリアム・フリードキン監督の「エクソシスト」の映画を知らない方は、まぁいないと思いますが、今回のこの映画は、そういった公式なる正規の続編映画という訳ではなく、むしろこの映画の中で、(ジェーン・ブルックス)なる役を演じるのが、あの「エクソシスト」のリーガンを演じた、女優役者リンダ・ブレアーその人なのであります。彼女は「エクソシスト」制作当時、約3000人!?ともいえる映画オーデションの数多くの応募者中から、一人だけ勝ち抜き主演の座をつかんだ大変才能ある子役女優なのですが、その凄まじくも、14才とは到底思えないような、恐ろしくも不気味なる強烈なる恐怖の演技は、映画館やテレビ放送、あるいは、DVDのビデオ等などで、観た方ならばご記憶にも強烈に残っていると思います。しかしながら、その後も同じ設定の類似品映画作品は、何かの、物真似の如く、著作権も正式も関係なく、他の国でも何処でも、ボコボコおんなじ憑依物を飽きもせずに制作を続けていくやからが多くいたのも事実ですが、その類似編映画は暫し、他へ置きまして、とにかく映画の大ヒットにより、気をよくした20世紀FOX映画制作会社は、007シリーズのショーン・コネリー主演「未来惑星ザルドス」「エメラルド・フォレスト」「エクスカバリー」? 他、SF幻想的な映画作品を多く撮っているジョン・ブアマン監督により、成長し大人になった少女リーガンのその後過程を描いた公式続編「エクソシストⅡ」も完成させて、前作と同じく、主演には、リンダ・ブレアーでした。個人的には、この映画で音楽を担当したイタリアの重鎮的存在の音楽家、エンニオ・モリコーネが演奏した「リーガンのテーマ」なるものが何処か、切なく、悲しくもかなり哀愁漂うサウンドであり、私は大変好きでしたしかし、リーガンを離れたリンダ・ブレアー個人は、その後はホラー・クィーンの異名から脱皮をしようと、その後はマーク・レムスター監督の青春グラフティー映画「ローラー・ブギ」または、女囚刑務所の中の壮絶なる陰惨なる、麻薬は当然の事、殺人にいたるまで不謹慎で如何わしい、場面の連続、腐敗しまくったその悪の枢軸的実態を描いた、トレーシー・ブレグマン主演の映画「コンクリート・ジャングル」の続編でもあり、彼女が映画の中で、刑務所長にレイプをされるという、始めての汚れ役に挑んだ、ポール・リンチ監督の「チェーン・ヒート」などなど。次々に幅広くジャンルを問わずに、映画に主演して立て続けに活躍をしておりましたが、だがしかし、リーガンを演じたその後は、未成年における、喫煙や飲酒、果ては無免許運転から妊娠まで、女優としてのスキャンダラスな事が、あらか様にプライベートが暴かれてしまいマスコミでビシビシ報道をされて、一時は女優業を引退か?と噂を立てられて一度は失踪をしたものの、再びスクリーンにカムバックを果たしたのでした。さて、そんな変な噂の耐えない大人に成長をしたリンダ・ブレアーですが、ここにきて、まさに記念的に樹立した今またまた、再び演じる恐怖の世界それが本作であります。映画内容はまぁ一言でいうなら、完璧なオカルト・ホラーなのですが、とある島を舞台に凄まじいオカルト現象が襲いかかるそんな映画なのですが、前回に紹介をしました、「サスペリア・ナイトメア」に似てなくもは
ありませんが、皆様に、映画のジャケットを今回はお見せ出来ないのがとても残念ですごめんなさぁーい。さて、原題のタイトルにもあるように、現代に甦る魔女の呪い殺しとか、そして超常現象、悪魔達の死刑シーンなどがあり、超残酷場面のテンテコモリの丼勘定大盛り牛丼キムチ入り一丁上がりってなぁ感じでありまして、私は本作を公開当時の1990年頃に住んでいた大阪府は難波の歓楽街で、毎週の金曜日、土曜日にある深夜オールナイトで、南海通りにある難波ジョイシネマ映画館にて
7月の熱い日だった頃に、ホラー大作二本立てで、朝まで観賞をしたものでありました。
   
臨月を間近に控えたジェーン・ブルックスは、まったく見知らぬ島で、自分と同じ妊婦が黒装束の男達に追われて島の崖から落ちて、自殺を遂げる夢を見る。そして数日後に、ジェーンは偶然にも夢の中に出てきた島へと渡る。゛あの夢は正夢だった゛しかし、そのように気ずいた時には魔女に操られて、空前絶後の恐怖の世界に引きずり込まれていく。この映画はダニエル・デイビスの原作小説、「エビル・カウンター」の映画化らしく、監督には、マーチン・ニューリンが担当。その映画化権利をえたマーチン・ニューリンは、原作小説に忠実にと、ロケ地をニューイングランドの大西洋岸にある小さな島を選び、実にそこに廃墟と化したホテルを建てて撮影に入ったといいます。しかも、外は悪天候、荒れた海を実際に何日間も待ち続けて、夜の悪条件の中で、ローレンツォ・バッタグリアの撮影でGO!敢行をされたといいます。またなんとも本作のおどろおどろしいメイクや特殊効果は、マウリッツォ・トラーニの手によって一つ一つ正確に仕上げられて、カルロ・マリア・コルディオの音楽がこれまた実に邪悪なる不気味さを漂わせております。ここで特筆すべきは、髪の毛を逆立てて恐ろしいジェーン演じる主演のリンダ・ブレアーを盛り上げているのは写真家に扮した、あの人気テレビ映画番組・シリーズ、(走る車が人口知能を持ち、正義の味方と一緒に悪党共を共同でばった、ばったと退治する)「ナイト・ライダー」の主役デビット・八ッセルホルフ、今回は青年写真家ゲリーの役で、悪魔に犯される女子大生の役をレズリー・カミングが体当たりで好演しており、なんと言っても、魔女役の黒衣の女、ヒルドガード・ネフなしにはこの映画の作品を完成をみることはなかった出来なかったでしょう。

ここから先は、配給映画会社は当時、humaxだったのですが(大体無名なるマイナーの映画を良く配給する会社)、映画会社から各映画館に置く宣伝用の広告チラシ裏側に、掲載をされた残酷描写を全て羅列していきます。写真ではもっと酷いのですが、お食事中の方、気分を害される方は決してお読みにならないようにお願いをいたします。

その1「老夫人の唇を縫い合わせ、マントルピースの煙突に逆さ吊り。そして蒸し焼きに

その2「カジキマグロの鋭い口先で、美人設計士の首を貫く

その3「半裸にした不動産屋の青年を十字架に釘で打ちつけ、逆さに立てて火あぶりに

その4「大型の燭台で青年写真家の背中をブッ刺す

その5「呪文を唱えながら、藁人形に釘を刺し、鼻、腕の動脈、首の頚動脈の順で
老紳士を出血死させる

その6「ドロドロに溶けた口の悪魔が処女の女子大生を犯す

その7「リンダ・プレアー扮する妊婦に乗り移る魔女

その他、枚挙上げたらキリがありませんが、この映画は中古ビデオで、確リサイクル屋にもありましたまたDVDビデオでリリースありましたら、興味のある方は、夜な夜な?ウィスキーの水割りや、夏の定番ビールを片手にこれから本格的に暑くなる日々を前に、怖さに震えながら観られてはいかがなものでしょうか?ではぁまたぁ


チャド (chud)

2007年04月17日 | 暗闇の祝祭日
アメリカ ニューヨークの都市、自由の女神が立つこの街では、今、現在はどうなっているのかは、分かりませんが、人々の市民が絶えず生活をしている地面の真下、下水道、下水溝、地下水道と呼ばれる、まるで迷路のように入り組んだ暗い空洞のトンネルの中、地上の路上にあるマンホール蓋の下、職も住居も持たない、(ホームレス)と言われる人々が、ジメジメとした湿った空気が漂う中で、その場所を塒として生活をしている多くの人々が、折りしも存在しているそうであります。以前に集英社の(出版社は確かそうだったと思います。)発刊したハード・カバーの本で、アメリカは同じくニューヨークの街に住む、ジェニファー・トス女史の著作の本で「モグラびと」翻訳版のノン・フィクション・ドキュメント、書物があり、筆者も読んだ事があるのですが、雨の日は地下に潜り、夏、冬、季節には関係なく、冬は暖かく、夏は涼しく快適なる生活拠点として、まさに、(モグラ)の文字の如く、あるいは、溝鼠として
灯も太陽の光もささない、地下人間として、毎日の日々の生活を営んでいる人々がいるそうなのです。
今回のこの映画は、そういった地下人間の人々が、何らかの影響で(チャド)モンスター(怪物)と化してしまったら ! ?そして怪物になってしまったクリーチャーが人間を地下から襲撃を始める ! そういったSF/モンスターパニック映画であります。街の工場から出る、化学廃液が下水道への垂れ流しの影響で・ ・ ・といった点では大概のファンの方は、即座に(バタりアン シリーズ)や、韓国の映画で
同じく、日本劇場公開をされた、市内に流れる川の魚が怪物に変貌する(グエルム)の映画を連想した方も数多くいると思います。かなり以前には、実験動物の爬虫類、小型ワニが、ちょっとした管理者の不注意から、地下の下水道へと流れ込んで逃げてしまい、やがて同じく工業化学廃液の影響で途轍も無く巨大化。しかも凶暴になり、地下の下水溝の中、そして地上でも人間を襲い始め、その怪物鎮圧のために警察はおろか、軍隊まで出動するという壮大なるモンスター・パニック映画(アリゲーター)などなど、その他いろいろと ・ ・ その続編(アリゲーター2)もあり、何処と無く、経済成長とその発展を続けるその裏側では、その代償として、膨大なる多く廃棄物という捨ててしまった塵のツケを結局は、人間自らが、支払はなくてはならないという、警鐘のようにも感じられなくも無くはありませんが、今回のこの(チャド)のミュータント・クリーチャー映画から言いますと、映画の構成力、ストーリーの脚本、物語性、発案など、どれをとっても、文句の言いようがなくて、素晴らしい完成度なのですが、
若干、ダグラス・チーク監督の演出不足がかなり目立ち、プロデューサーの監督を誰にするか、といった選ぶの際に、キャスティング・ミスとしか言いようがなく、
とても残念な、もったいない作品であります。チークと言うより(チープ)の安物の商品大売出し演出。深夜、通勤の帰宅途中の一人の若い女性が、東京と然程変らない、ニューヨークの都市、街の路上をハイヒールの足音をコツコツと音を立てながら、歩いていると、何気なく通り過ぎて行った重圧そうなマンホールの蓋が、突如、ズズズズ・ ・ ・と、ゆっくりと音を立てて開き、その地下の中から怪物の手が、にゅーっと伸びて、足をむんずっと掴むと、女性を地下の中へと無理やり引きずり込んでいくシーンなど、ホラー映画史上に燦然と残りそうな名場面がふんだんに、あちこちにありながら、とても惜しい。主人公のカメラマン、ジョージが、この浮浪者達を取材していく場面でも同じく疑問を持つ人と、地下に潜るシーンでもサスペンスの上昇が盛り上がりに今ひとつ欠けており、SF・アクション映画、ジョン・カーペンター監督の(ニューヨーク1997)でも夜を舞台に地下人間は登場してますが、只、特筆すべき点では、クリーチャのデザイン ! 特殊メイクと効果を施した、この怪物は目だけが暗闇で生活をしているせいなのか、ランランとひかり輝き、全身がドロドロに溶けたような、(溶解人間)を思い出すような、その不気味なる全体像は絶対に、ファンの方ならば、必見の価値があると思います。現在は、大手ネット通販の「アマゾン」からでもDVDをハピネット・ピクチャー社から販売中で、入手可能ですので、興味のおありの方は購入をしてみてはいかがでしょうか?今回のDVD版では、筆者が以前に観た、ビデオ版とは違う、オリジナル版DVDらしく、エンディングの場面で
は、深夜営業をしている、アメリカのニューヨークの街ではよくある、ディナー・レストラン?カフェ・バー?に警官二人を含む客が勤務中にコーヒーでも飲んで、くつろいでいる最中のところへ、突如として(チャド)のモンスターが、外から窓ガラスを破って襲撃してくるシーンで、映画は終わり幕を閉じますが、「アマゾン」のDVDを購入した方のレビューによれば、ラストはかなり違っているようです。筆者は、プレイステーション2の専用ソフトゲーム(バイオ・ハザード アウトブレイク)の冒頭でのゾンビ襲撃シーンを思い出しておりましたが、今宵の夜のお友に、是非ともゆっくり観賞されてみてはいかがなものでしょうか?(私は「アマゾン」様から、広告費用のお駄賃を一銭もいだいておりません)念のためですが ・ ・ ・
 



封印 ! 呪われた聖棺

2007年02月23日 | 暗闇の祝祭日
if you go down to the tombs today you re in for a nasty surprise  この映画を鑑賞された方は、評価が二つに分けられると思います。 どうしようもなくつまんねー映画だった ! とっ 言う方とーこれぞまさに、B級ホラー映画の決定版の最高傑作 !  良くぞここまで作ってくれました ! とー言うかなりの筋金入りファンの方と、深夜枠のTVで、たぶんに全国放送をしたと思うので、かなり私のようなマニアックな人は、ご覧になってご記憶の方も多くいると思います。制作国はEU国、イタリア。制作年度は不明ですが、原題は(specters)名詞で「亡霊」という意味ですが、厳重に硬く封印された重い石で出来た棺の中から出てくるのは、蛇蝎に仁王立ちをする巨人的な悪魔の角を持った、ノッポ怪物なのであります。ウルトラマン・シリーズに出てきた怪獣 ゼットン のような ・ ・ ・あんな感じ。でも、身長はほぼ人間と同じくらいで然程の見せ場はまるで無し ・ ・ ・。スティーブン・スピルバーグ監督の冒険映画「レイダース 失われたアーク」でも棺は登場しますが、こちらはモロに中から待望の怪物が出現してくれます。イタリアの国は首都ローマの街。地下鉄の工事中に偶然にも、横穴から古代の大昔の時代に掘られたと思われる洞窟を作業員達が発見をしてしまう。政府は早速に発掘調査員を集結させて、暗黒の暗闇の中を進み探索して行くと、ずっと奥には何百年も昔に彫刻されたと思われる、とても不気味なる人間石像や、古代の時代に忌まわしい儀式に利用されたのか?石棺を発見する。どうやらここは大昔の霊廟、墓場だったようだ。蓋周囲には、夥しいまだ幼い赤ちゃんのような表情をした顔の彫像がびっしり彫られていた。この棺の中にはいったい何が入っているのか?この発掘調査員の責任者と映画の主演には、ジョン・カーペンター監督の殺人鬼ホラー映画「ハロウィン」シリーズで有名なイギリス出身 名バイプレーヤー Drルーミス博士こと 故ドナルド・プレザンスが演じており
映画全体を盛り上げてくれている。残念なのは、只B級ホラー映画に良くありがちな低予算で、血糊の量も全然多くは無くて、石棺が発見をされてからの、ローマの街で異常な超常現象に見舞われる場面など、せいぜい酒屋の店が停電になって、地下の酒倉で地面がひび割れて亀裂が入り、イタリア・ワインのコルクが片っ端から抜けて、ワインが零れ落ち、驚いた店員が店を逃げ出そうとして、店の窓ガラスで首を切って死ぬくらい。死者の数も然程多くは無く、後に観光客用に作られた、入り組んだ洞窟通路を観光客用通路を間違えて別の道に入ってしまった、道迷った金髪のネーチャンが、地震だの超常現象に見舞われて全身がドロだらけになって救出をされるくらい。監督はマリッシオ・アバロン 彼が他にどのような映画を撮った監督なのか?
筆者は不明ですが、安物演出といえば、安物演出。でも ・ ・ ・個人的にはこの映画は非常に大好きです。オープニングの冒頭メイン・テーマとなるサウンド・トラックも抜群に良し男性のアーと言ったボイス、シンセサイザー得意の電子音が被さり、そこの音に輪をかけて女性のため息ハァーと言ったボイス、ザムザムといった怖い音が効果的。ここで皆様に、お聞かせ出来ないのがとても残念です。筆者はしっかりとDVD再生からMD録音で音楽を取得させてもらいました。最後のエンディングでは、続編がPARTⅡが作られそうな ・ ・ ・そんな予想をさせる、不死身の怪物がやはり復活をしてくれるなどのラストでしたが、筆者にはそれがまた楽しみなのであります。フフフッ

消滅の日

2007年02月07日 | 暗闇の祝祭日
まぁ人それぞれにいろいろと趣向や好み、または映画ジャンル別には、かなり多数あれど、この映画だけには、自宅でゆっくりと観るために借りてきた、レンタル・ビデオ観賞では駄目で、映画館へ絶対に足を運ぼうと貴重なお金を財布の中からはたいている大きな、大きな、大スクリーンで観るために、夢を買うために、映画ファンの方は結構多いと思います。さて今回は、ちょっと前の事になりますが、筆者が毎度、毎度のこのブログでは御馴染みとなった、深夜TV放送をされた真夜中のロードショウでまたも、印象に残った作品を取り上げていきたいと思います。当時は地方のローカル番組で深夜枠として放送されたこの映画。今現在となっては、繊細事項は、制作年度を含めて一切、まったくの不明ですが、映画題名は上記に述べたように、(消滅の日)だったと思いますが ・ ・ ・とにかく、でーあります。最近では、再びリメイク映画化をされた邦画(日本 沈没)の原作者である、小松左京の書いた小説で(復活の日)という殺人ウィルスと核の脅威を描いた映画の事とは、まったく異なる洋画の方ではありますが、近頃は災害や天変地異の異常を描いた映画作品が邦画も洋画も目白押しで、ディザスター・ムービーとでも言うんでしょうか?壊滅的な地球規模のちょっと大げさながら、災害映画もかなり多く撮られてきているような気がします。さて、今回のここで取り上げる映画は、筆者が思うにおぼろけな記憶ながら、多分にTV映画として撮られてきたのを、一本にまとめて放送をされたもんだと
思います。その印象に残った映画の内容はというと、舞台はアメリカ。あちらの国では、田舎などの州では、最早有名な野外キャンプを楽しもうと、夏の暑い季節に三人の家族連れ父親を含む男の子二人組が、長男と弟、アリゾナ州?ネバダ州?にある大自然の砂漠の上で夜の瞬く星空を観ようと、その場所へキャンプテントを張り始めます。他には誰もおらずに、大空に瞬く美しい★☆大プラネタリウムの星空。熱いコーヒーを三人で飲み、日常のそそかしさも、日頃のちょっとした悩みも、自分という人間の存在ですら、ほんの小さな、小さなものでしかないという感じる瞬間でもあり、感動でもありましょう。
三人がそろそろテントに潜り込んで寝ようかと ・ ・ ・思っていたその瞬間に、猛烈な風が突風が強風があたりを覆い始め、空からは、青白い光と共に真昼間のような明るさとなり、雷鳴のような大きな音があたりで轟きを始める。先程まで、☆星空瞬くいい夜空天気だったのに ・ ・ ・ ついにハルマゲドン!?世界最終戦争!?なのか!?三人はまったくの突然の出来事に我が目を疑い、パニくってしまい愕然としながらも、この突如の、今だ経験をした事の無い超異常事態に、年長者であるリーダー格の人物である、威厳の父親の(皆、直ぐに地面に穴を掘るんだ!何かが変だ!)の一言で、彼等全員が一丸となり、シャベルで砂の地面にそれぞれが、各自が自分の穴を掘り始めます。墓穴ともいえるその穴に、一人一人が出来上がった穴に入り込み、後は、事態の収束まで体を震わせながらも、テントの中にあった衣服やら、いろいろな雑貨用品で穴に蓋をし、翌朝までじっとおとなしくしている事を選択します。さて ・ ・ ・暫くしてその翌日は今までの事がまるで嘘のように、晴れ渡ったいい天気で快晴。砂埃を被った蓋を外して外に出ると、何も無かったように単なる砂漠が広がっている。彼等はテントを畳み
自分達の乗ってきた車に荷物を積み込み、この超異常気象がいったい何だったのか?事態の事情を取りあえず、知るために、朝刊の新聞でも買おうと近くの町へと車を走らせて向かいますが ・ ・ ・町へたどり着いて、そこで彼等が見たものは、衣服だけを、その下はズボンだけを残し、体は石鹸粉!?洗剤のような粉だけを人の形を残して消えていた、何とも言いがたい、奇妙なる人々の姿であったのであります。何処へ行っても人は皆、着ていたものだけを残して消滅、塵と化していたのであり、ある者は、家の寝室部屋の中で、ベッドの上で、布団と寝巻きだけを残して ・ ・ ・ 2005年度映画でスティーブン・スピルバーグ監督のリメイク版(宇宙戦争)を連想する、侵略してきた火星人がUFO円盤から放つ、殺人光線のような攻撃。人々は光線を浴びせられると、衣服だけを残して消えてしまいますが、あれとおんなじ。あらゆる全ての生命体が、建物だけを残して、消滅をしまくっている恐ろしさ。猫も犬も首輪や鎖のチェーンだけを残して消滅しており、植物や木々だけは無事らしいのだが、日頃、空を飛ぶ鳥すらも何処にもいない。しかし、何故、どうして、こんな事になったのか?何故、彼等だけが生き残る事が出来たのか?そして、消滅した人々は本当に消えてしまったのか?何処へ行ってしまったのか?あるいは死んだのか?疑問は山ほど残るが、その事は映画では、最後になっても明らかにはされない。完全なる超常現象ミステリー。
co2メタン フロンガスなどの大量放出 ・ ・ ・それに伴う急激な気候変動 大国の横暴欺瞞 途上国の暴挙 ・ ・ ・大量生産・不法大量投棄を繰り返し、限りある資源を際限なく燃やし続けたツケと代償を払うときはすぐにそこにきている、自らを地球の主だと驕り高ぶる思い込む愚かなる人間どもよ ・ ・ ・今こそ全知全能の神の裁きを受けるがよい !  愚かなる、地球の寄生虫と化した病原体、腐りきった人間どもめ ・ ・ ・これはその神からの報いだ ! とーっ言ったメッセージが映画の中にあるのか?どうかは、筆者にもまったくをもってわかりかねますが ・ ・ ・とにかく、町全体、嫌、全世界の人間が突如として、最近でもニュースなどの話題に上がる、地球温暖化現象、ならぬ地球高温化現象が原因なのか?さもなければ、何処かの発展途上国がアメリカに打ち込んできた特殊な核ミサイル
の攻撃なのか?あるいはUFOの侵略でこうなったのか?原因はまるでわからずに、一体何が、どうかはわかりませんが、とにかくあらゆる生物だけが、水槽の中の金魚や観賞用の熱帯魚にいたるまで ・ ・ ・消滅しているのであります。とにかく誰もいない。やがて、彼等は全体的にこぢんまりとした古びた町で、町で一番大きなショッピング・モール・センターに入り込んで、電気汲々がまだ取りあえず動いている、陳列棚から、食料や水、その他の、まだいると思う生存者を探し求めて、放浪をするための雑貨用品と、もしも、万が一の略奪者や無法者が襲撃してきた時のためにそなえて、高性能ライフル、ショットガン、ハンドガン等の銃器、弾丸と火器を揃えて一路、子供達の(父さん ・ ・ ・ 家に帰ろうよ。母さんが無事なのか?どうかが、すごく心配だから ・ ・ ・ )というセリフの元、自分達、住む町の家へと、車を走らせるが・・・何処へ向かっても、何処へ車を走らせても、彼等以外には最早、生きているいる者は誰もいない ・ ・ ・公衆電話 では何処にも通じずに ・ ・ ・ 除々に感じてくる絶望の予感 ! 多分もうDVD化は無いだろうな ・ ・ ・低予算TV映画ながら筆者はもう一度観たい。只、どうしようも無く、乾いたような無機質な荒涼な乾燥的な風景と ・ ・ ・只、ひたすらの、虚無感な映像がかなり印象的。
実に、つまらないと映画だなぁと、思われるかも知れませんが、そんな過去の印象作品でありました。ではぁまたぁ ・ ・ ・。さぁ私も今から消えることにします。





吸血の群れ (flock !)

2006年12月17日 | 暗闇の祝祭日
今年の夏頃、日本は山国である関東地方、山梨県南部の山間部で(ヤマビル)が過激な猛威を振るい被害が大多数に及び相次いだという。山梨県といえば甲斐の国であり昔は戦国の世の武将でもある武田 信玄の故郷でもある。またこの地方といえば、(ほうとう)なる鍋物(うどんのような大きな麺)でも有名であり、戦国の動乱の世でも、兵士達の非常食として愛用し、食されたようでもある。今現在のような寒い冬の季節ともなればハフハフッ熱々しながら食べると寒さを忘れて、とにもかくにも美味しい食べ物。そんなかく言う筆者も何度か本場の現地で車のドライブがてらにいろいろな店舗で、頂いた事はあるけど結構、田舎育ちの自分には忘れがたき味で美味でした。さて ・ ・ ・そんな山梨県の山間で以前に、田圃などの農作業を百姓の方々がわずか十分の時間、農作業をこなしただけで2、3匹の山蛭が田圃で農作業をしている人々の足に張り付いて血を吸うという偉い大量の、はびこり様。鎌倉時代に日蓮宗の仏教の宗教を築いた日蓮御聖人の難行、苦行の修行をした同じ山梨県は身延山でも、その山を訪れた参拝客や観光客も同じように被害にあったという。この山蛭被害を避けるために、恒例の夏祭りを冬祭りに変更した地区もあるし、またこの山蛭を運んでいるのは地元に住む動物である鹿の移動を防ぐ事が先決であると、鹿対策に乗り出した町村もあるというが、果たしてその結果はいかなものなのか?
蛭は見ていても大きさはやや小さいながら、色はずんぐりと黒くて、骨の無い軟体動物ながら食いつかれると皮膚を食い破りその人の血を吸うので、家畜などの馬や、牛、豚等を池などの近くで育てて、飼っているいる畜産酪農家の人々は、十分の要注意するべき水田や湿地に住む忌み嫌う下等動物ではあるまいか。

さて ・ ・ ・テレビの放送で以前、今は(金曜ロードショー)に変ってしまった番組で、かつてまだ、ずっと前に(水曜ロードショー)がまだテレビ番組の存在をし、映画評論家で、その番組の映画解説者としてかなりの長くに渡り携わって、たずさわってきた人、水野 晴朗氏が同番組でホラー?映画として、その数えきれない程の、幾数本、何本かの中の映画で、番組放送をしたのが ・ ・ ・今回紹介するべくホラー映画(吸血の群れ)アメリカ映画。1972年度作品、原題(flock!)であります。日本劇場公開作品で、多分、今だったら確実に放送中止か ・ ・ ・または放送が仮に出来たとしても、クレームの電話が日本テレビ局に殺到したであろう、この映画。番組の看板顔でもあった水野 晴朗氏といえば、最近では自らがメガホンを取り、念願の生涯の夢でもあった映画監督としても有名でもあり、(シベリア超特急)なるアルフレッド・ヒッチコック監督ばりのサスペンス映画シリーズを撮った人でも有名である。
今回のこの映画は、フロリダの、昼なお暗い大別荘地に、祖父夫婦の結婚記念日や銀婚式を皆で祝おうと、それぞれの所帯を持った息子や娘家族が皆でお祝いをしにやってくるが ・ ・ ・大量の蛙(カエル)が大群集団ひきいて同時にやってくる!その他にも、トカゲ、ヤモリ、ヘビ、そして蛭(ヒル)!毒グモまでもが ・ ・ ・!爬虫類の嫌いな人が見たら卒倒しそうな映画。虫取り網を持って別荘の外へ出かけていった貴婦人は、昼なお暗い森を歩き回っているうちに、底無し沼に足を取られてしまい、身動きが取れないうちに、木々から大群で降って来たヒル、ヘビの餌食になってしまう。順番に家族が姿を消していくなかで、ついには
別荘を逃げるように飛び出したいった人々も、皆、ボート小屋などで爬虫類の餌食になって殺されていく。残された長男家族だけが、頑固に意地をはる祖父だけを残して別荘を脱出し、爬虫類大群から何とか戦いながらも森を抜け出して、満身創痍でハイウェイの国道にまでたどりつき、ヒッチハイクでルートを走る車の女性ドライバーに助けてもらい、拾ってもらうが ・ ・ ・ 子供が車に持ち込んだドッデカイ!それは嫌に大きい過ぎる、毒カエルだった。エンディング・シーンで、ついには夜になり、誰もいなくなった空虚な別荘の中、突如、電話が鳴り響きだし、祖父が爬虫類の大群に襲われ悲鳴を上げると同時に別荘の電気が停電になり、エンド・ロールクレジットが上がるシーンの最後は印象的でした。

かずさん ・ ・ ・この映画知っているかなぁ?




切り裂きジャック (jack the ripper)

2006年12月09日 | 暗闇の祝祭日
今年イギリスでは、11月21日英国民間放送チャンネル5がかつて稀代の惨殺猟奇殺人事件をテーマにしたドキュメンタリー番組を、まるで天下のNHKのように放映をしたという。その番組のタイトルはズバリ !(切り裂きジャックjack the ripperはこんな顔の男だった)現代のテクノロジーを駆使して最新技術のコンピューターを使用。犯人の合成顔写真をテレビでイギリス全土に初公開したしたのである。
さて ・ ・ ・ドキュメント作家コリン・ウィルソンの書籍や映画、最近はハリウッド・スターのジョニー・デップが主演したもので映画化。タイトルは忘れたけど ・ ・ ・(私はメジャーの映画はあまり好きではないので ・ ・ ・あくまで無名な方で ・ ・ ・)またはちょっとしたテレビ番組などで、この陰惨なる昔の事件をご記憶の方も多いと思うが、特にホラー映画ファンの方で知らない人はまずいないと思うが、今一度この事件を振り返ってみたいと思う。切り裂きジャックとは、実際に史実上、起きた事件で1888年、今から丁度118年程前にイギリスは霧の奥深いロンドンで事件は発生をした。街娼婦連続惨殺事件の犯人の名称でもある。この事件の被害者は当時のイギリスはスコット・ランド・ヤード(ロンドン警視庁)に置ける公式なる発表では、5人と言われているが、その被害者人数は後に除々に増え続けて、今では13人とも20人とも言われて実際には何人殺されているのか?いろいろな人数説も不明ながら今日にいたるまで飛び交っているのである。
また現代では、リッパ・ロロジスト(切り裂き魔研究者)なる造語まで生まれている。今回はイギリス全土でこのテレビ放送をされた番組内容の精細云々よりも私が以前にビデオで観賞したホラー映画に集点を置きたいと思う。
まず、この事件である切り裂きジャックが長く有名であり続けているのは、被害者の女性の喉を鋭利な凶器で切り裂かれ、子宮や膀胱をそっくり持ち去られるという猟奇性が目立ったからでもある。ロンドン警視庁は当時、必死の地を這うような犯人の捜索にもかかわらずに結局は犯人の逮捕、検挙には至らなかった。
犯人は結局、5人目の犠牲者である、メアリー・ジェイン・ケリー、事件当時25歳の被害女性を最後に猟奇殺人事件を起こした後は、犯人はロンドンの闇の霧の中に消えてしまったのである。ロンドン警視庁は、鋭利な凶器である物が、病院の外科の医師が良く手術で利用をするメスを、犯人が多用している事から犯人を医者では
ないのか?と推理をするが ・ ・ ・報道各社のマスコミに発表したところ、真犯人乏しい人物から警察に差出人の無い投書の手紙が舞い込み、その文面には次のように書かれていた。(犯人は医者だって ?! 俺様を笑わせるぜ ! アハハハッ)事件の現場に残された血文字などの、筆跡の鑑定の結果は手紙は本物と断定された。警察をあざ笑うかのような嘲笑に、警察関係者及び、捜査員全員がいきどうりを感じるが結局犯人は闇の中へ消えてしまう。
さて、この事件を題材にした映画が、これも繊細は今となってはまったくの不明ながら ・ ・ ・ホラー映画では特殊効果マンのスペシャル・メイク・アップ・アーティストでありスタントマンでもあり、映画監督でもあり、俳優でもあるという、要するに何でもこなす事が出来る男 !(ゾンビ ドーン・オブ・ザ・デッド)やその他の ・ ・ ・とにかく有名人である、トム・サビー二氏が以前の昔に出演したのがこの(切り裂きジャック)なのである。まあ彼自身の容姿が(大きな黒いタワシ髭)などが特徴的で似てなくもないが ・ ・ ・実在するモンタージュとは髭以外は目立ってその特徴は無いが、映画の内容たるや、トム演じる切り裂き魔ジャックが、犯行時に愛用していた左手薬指にはめていた宝飾品ダイヤモンドを、百年後の現代に偶然にもイギリスのロンドンのとある、骨董品屋で見つけてしまった普通の平凡な男が面白いデザインなので、何も知らずに大金出して購入をしてしまい、夜な夜なトムの切り裂き魔の幻覚に悩まされ始めて ・ ・ ・その購入した男自身がやがて、事件のような凶行に走っていき、現代版の切り裂き魔ジャックになるという何だか荒唐無稽なストーリー展開でもある。ビデオは既に廃版になっていると思うが ・ ・ ・私のようなマニアックな方は骨董品屋か廃版ビデオ等を扱うその筋の専門店にて、必死に発掘作業をしてみるのも一番良いのではないかと筆者は思っている。その後はどうなっても知りませんぜ。



案山子 KAKASHI  (scarecrow)

2006年11月23日 | 暗闇の祝祭日
ここ暫くは洋画の方ばかりに視点が向いていたので、そろそろ年末のこの時期、今現在、自分の生活をしている拠点となる我が国日本、邦画にも目を向けた方が良いのではないのか?そう思って今回は邦画の方を取り上げてみました。昔も今も邦画でのホラー映画は数え切れない程制作をされておりますが、怪談!とも言える、そして超名作!?とも言える作品もただただ数多く。まず、私の住んでいる自宅の家の近所にある、リサイクル屋の店で何か面白い映画のビデオは無いかと ・ ・ ・(こういう店ではかなり貴重な掘り出し物が埋もれている!)まるで古代遺跡の発掘の如く探しあぐねていると ・ ・ ・2001年頃に日本全国劇場公開をされた、(正し東京では夜のレイトショーにて ・ ・ ・昼間では無い)映画のVHSテープがあり早速ながら安かったので購入をし、ここに私自身が既に劇場映画館での観賞済みで、さらなるビデオ鑑賞をし ・ ・ ・ブログでの発表とあいなりました。さて ・ ・ ・今から約5年前の日本映画になりますが、タイトルはずばり(案山子)で、案山子とは?鳥獣をおどすために田畑にたてる藁人形と ・ ・ ・見掛け倒しと ・ ・ ・とデイリーコンサイス国語辞典にあります。
このなんの変哲もないただの、鴉等の鳥獣脅しの案山子を題材にした洋画ホラーもまた数多くあり、私が以前、大阪に在住のおりに夜の繁華街、難波の街を一人で孤独で歩き、深夜のオールナイト映画を観ようとあちこちの映画館に目を留めていると、米国映画で(ヘル・ゴースト/悪魔のスケアクロウ)制作、脚本、監督 ウィリアム・ウェズりー 出演 テッド・ヴァーノンを思い出しました。当時は一人で、誰もが寝静まっている週末の深夜の時間に、この映画をあちこちに蜘蛛の巣!と黴の生えた古びた映画館で(今はもうやっぱり廃業か!?)じっくり椅子に腰かけて観た時には言い知れぬ超感動と素晴らしさを感じたものです。他にも、最近はビクター・サルバ監督(ジーパーズ・クリーパーズ)のホラー映画続編でもある(ヒューマン・キャッチャー)では、映画の冒頭で見事なまでに、怪しい案山子が登場しておりました。

さて ・ ・ ・肝心要のこの映画の内容は、ズバリ、情念、執念、怨念。
キャッチフレーズにもある、それは、哀しみの正体。全ての悲劇は生き急ぐ愛から
始まると ・ ・ ・。死んでまでも奪いたい愛。そして ・ ・ ・死してなお守りたい愛。原作には、ホラー映画、「富江」のシリーズでも有名な(怪奇漫画家でもある、梅図 かずお)から多大な影響を受けた伊藤順二。監督には、今や日本ホラー映画界の無くてはならない存在の「リング0 バースデイ」を撮った鶴田 法男。出演には、野波 麻帆、今やホラー映画クィーンの女王となっている、「着信アリ」の柴咲 コウ。トンネルを越えた向こうの世界は ・ ・ ・ ・ ・実は ・ ・ ・ ・ ・アニメ映画の「千と千尋の神隠し」をも連想しますが、
連絡の途絶えた兄である、剛(松岡 俊介)の部屋から置かれた謎の言葉の手紙一通を残したまま失踪し、行方不明になった兄。それを発見したのは剛の妹である、かおる(野波 麻帆)しかし ・ ・ ・どういうわけか差出人は兄本人ではなく
かおる、のかつての親友であった泉、(柴咲 コウ)であった。兄が泉の元に居る事を確信したかおるは、手紙の消印からポストに投函された郵便局である日本の片田舎、都心を遠く離れた、ドッ田舎は最果ての地゛不来彼方村゛(こずかたむら)へとひとりで、車を兄の行方を調べるべく走らせる。だがしかし、剛の兄も、親友でもある泉の姿もそこには無く ・ ・ ・かおるが眼にしたのは無数に多数にも林立した、そして不気味に直立している村の案山子の姿でもあった。
やがて ・ ・ ・ ・彼女は、かおるは、その村に隠された隠蔽せねばならない密かなる秘密に遭遇をしててまう。恐るべき殺意めいた、どこか謎めいた不気味なる村の人々。忌まわしくも、深夜での村の謎の風習と儀式。そして作物を荒らす鳥獣を追い払うべきはずの案山子なのに ・ ・ ・何処か生身の人間にあまりにも似過ぎているリアルさ!村のローケーションがやたら素晴らしく上出来で、かつて8mmカメラ・フィルムでの自主映画制作を真面目に監督して志した人間でもある、私自身としては、ちょっとながら、私ならこういう風に撮るんだがなぁー。とっ思わせる印象深い映画でもありました。私はこの映画、只一点だけを除いては大変好きな作品でもあります。


the shock ! (schock) MARIO BAVA

2006年11月19日 | 暗闇の祝祭日
私のブログを拝見の皆様へ。筆者からまずお詫びを申し上げなくてはいけません。
当初は、長文なる解説を打っておりましたが、突如の原因不明のPCキーボード・トラブルにより映画内容の大半が、記事欠如の事態におちいりました。したがって短文ながらご理解を賜りたいと思います。(東京)では「tsutaya」などのレンタルビデオ店においてこの映画の作品が目下、旧作品にてレンタル中しております。興味のわいた方は是非観賞されてはいかがなものでしょうか?さて ・ ・ ・ ・
今回、御紹介をしますホラー映画は、当時の噂では三分間に一回の割合で恐怖のシーンがあるという、1977年度制作のイタリア版オカルト・ホラー映画です。私はかつてこの映画のテレビCM予告編をまだ十代の年齢の初め頃に偶然に観て ・ ・ ・「えらくごぉっつい怖い映画だなぁー」と言う印象を持った。自宅近所にあるデパートのアナログのレコード売り場で、(今はCD!)いろいろなジャンル映画のサントラの入ったオムニバス的オリジナル・サウンドトラックレコードを、親父にひたすらねだって買ってもらい、家に持ち帰ると一人で、こっそりステレオにあるオーディオ・デッキのターン・テーブルにレコードを載せ、映画の(あの名シーン!)を想像しながら音世界に浸っていた。(年齢がバレたかな?)さて ・ ・ ・そのいろいろ多数入ったサントラのアナログ・レコードの中に、今回のこの映画のテーマ曲が入っていた。曲のテンポはイタリアン・ロック調。何とも表現しがたい、い・か・に・も ・ ・ ・さぁ、 出るぞ!出るぞ!来るぞ!来るぞ!といったような耳障りな恐ろしいホラー的なベース音をプレイ。ショッキングなシーンではやはり!とっ思わせるような電子のシンセ音。音楽担当は、イタリアのロック・バンド(I LIBRA)イ・リブラだが、私はこのロック・バンドが他に発表したレコードをまるで知らない。知っている人はいますか?(写真は輸入版)ですが ・ ・
サントラCDでは三曲目の(TRANSFERT 1)が私の一番お気に入りですが ・ ・ ・ ・。

さて、かなり話がちょっとずれてしまいましたが ・ ・ ・肝心な映画の内容はというと、ある日、何らかの大きな外因性ショックにより、精神病院に長期入院していた女ドーラ(ダリア・二コロディー)がイタリア郊外にある大きな屋敷へ引っ越してくるところから物語はスタートします。ドーラとその夫、子供のマルコなど ・ ・ ・。やがて屋敷の中で次々に怪奇現象が起こり始めるしいう忌まわしいホラー。
何とかモダン・ホラーに仕立てようと奮闘するバァーヴァ最晩年のやぶれかぶれの怪作。それでも全編に渡ってどうしようもなく立ち込めるコッテリした情感が今となっては泣ける。ひょっとすると、これは史上最後の怪奇映画かも知れませんね。


city of the walking dead ! original soundtrack

2006年11月04日 | 暗闇の祝祭日
皆様、今晩わ!ようこそ我が暗黒の恐怖の城へ来てくださいました!雷鳴の轟く闇の中をわざわざ遥遥、ここまで山深い森林を抜けて歩いて、訪問してくださった事を城主である私、心から感謝いたします。まずは皆様に暫しの間、ここ暫く・ ・  ・墓地に埋もれた死者の如く筆者である私が、長き沈黙の負節操ともいえる沈黙をいたしました所存をここにお詫び申しあげます。さて・ ・ ・今回も前回に引き続いてホラー映画は、絶対の必需品でもあるsoundtrackについて語りたいと思います。先の今年8月に紹介をしました(ゾンビドローム)の記事にも記載をしました、ゾンビ映画(吸血魔の街、ナイトメア・シティー)から・ ・この映画は、1980年度作、イタリア&スペイン/ディアルチ・フィルム&ロータス・フィルム/90分/カラー 音楽担当はstelvio cipriani(スティルヴィオ・チプリアーニ)サウンドトラックは全36曲からなる大変長ーい物ですが、一曲、一曲は数分程度の短い曲ながら、重圧なるバスドラムやスネアをリズミカルに演奏し、いかにも旋律的に緊張感と恐怖感を否応無く演奏者が映像を盛り上げております。7曲目のl゛LL FIND MY WAY TO YOU だけが(grace jones)のボーカルで歌が入っておりますがそれでも十分に聞き応えがあります。イタリアン・ロック音楽ファンの方はHMVなどのCDショップでサウンドトラック・コーナーの輸入盤に棚に陳列をされているので、CDを手に取ってレジへと財布を片手に歩いて行かれてはいかがなものでしょうか?


MOBIUS メビウス (trance) video package publish

2006年10月17日 | 暗闇の祝祭日
今から2000年程前昔、その時を経て恐るべき呪われた魂が現代によみがえる。
それは・ ・ ・無念の死を選んでしまった、魔術師だった女の執念が呪怨のような強烈な、すさまじいまでの怨念を宿らせて・ ・ ・今、よみがえる。
 
video packageを飾る、こちらの方を怨念の塊となって睨みつける、2000年前に自ら無念の死を選んで海で溺れて水死をしまった魔女(アリソン・エリオット)が、館の近隣に住んでいる、現代の人々の、いかなる持ちえた銃火器類の攻撃にも、まるで屈せずに、順番に逆に死に血祭りに追いやるのは迫力の映像美。まさに壮大ともいえる亡霊の殺戮劇。