SF ホラー映画 groan ファイル

過去まったくの忘れ去られた無名作品から現代の最新映画にいたるまで邦画洋画 SFホラーを主軸とした作品を幅広く公開日記 !

謎の完全殺人 (psychic killer)

2007年10月27日 | 解説 interpretation
皆様御無沙汰をしておりましたfzhihiro112です。その後は、お変わりなく、お元気でしょうか?何時も当ブログへのアクセスを心から御礼と共に、誠に有り難うございます。かなり長期間にわたり沈黙をしておりましたが、日常の細々とした多忙に追われてしまって、新たな更新を遅筆となり、出来ずにおりました。ここに至極お詫び申し上げますえーさて、これからが本題です。最近、筆者はとても面白い書籍を読みまして、講談社から出版された「天使のナイフ」で第51回江戸川 乱歩賞を受賞した薬丸 岳の書いた著作で「闇の底」という小説本なのですが、内容の粗筋はちょっと簡単に言えば、粛清的な壮絶なる、血なまぐさい男の(パニッシャー)制裁的なる血の涙の復讐劇でありまして、「罪深き者どもよよくみるがいい」といった広告文とともに、少女を犠牲者とした痛ましい性犯罪事件が起きる度に、かつての同様の罪を犯した前歴者が、首なし惨殺死体となって発見される社会的な身勝手な人の欲望が産む犯行を、殺人で仰止しようとする予告劇場型殺人事件狂気とも劇場型犯罪が、日本全国を狂気の混乱に追い込んでいく。物語のラストでは、結局は犯人は捕まらずに幕を閉じ、迷宮入りとなって闇の中へへ消えてしまう、そういった物語でしたが、近頃は全国の書店でも「犯人に告ぐ」といった犯罪の事件を扱った小説がかなり売れているようでありまして、この小説では映画化もされて、本も上位にランクされる程にベストセラーになったようであります。そんな殺人事件を扱った(ホラー映画)といいますと、かつてはサスペンス映画の王様、帝王とまで言われた、かの(アルフレッド・ヒッチコック)は「フレンジー」の映画の中では、狂気の殺人犯人を描いておりました。そんな殺人映画は数多くあれど、筆者が今だに、強烈に印象的に残っている(ホラー映画)は、1975年度の米国アメリカ作品で、「謎の完全殺人」という作品でもあります。原題は上記に述べました、(サイキック・キラー)という題名ですが、大体において、タイトルからも読んでいただければ、大概の方はもう既に、お察ししておわかりいただけるかと思います。2007年度の今、最新と言われるCGを使ったホラー映画には、内容の薄い、形骸化的な超糞映画がほとんど多い中で、サスペンスの要素を十分に踏まえたマジ怖い映画でもありました
しかし、一言で言ってしまえば、B級ホラー映画の究極版ともいえなくもありませんが、しかし、制作年度の(1975年度)といえば、同じ米国はアメリカ映画で2年前の(1973年)に制作をされた、幼い少女リーガンの体に、イラクのパズズの悪魔が憑依してしまう、皆様も良くご存知の悪魔の憑依したホラー映画、ウィリアム・フリードキン監督の「エクソシスト」を筆頭とした、世界的に一代センセーショナルを巻き起こした、ホラー映画のブームの降臨であります。この映画が発表された以降は、言わずと知れましたオカルト/ホラー映画ムーブメントが世界的に巻き起こり、イギリス、イタリア、そして原点のアメリカの国までもが、こぞって超常現象扱った映画作品が、各自の名匠達が自身の美学からアレンジした物から、ヒットしたホラー映画の、そのものの物真似がその時期に、一気に登場して、発表をされてきました。そんなブームの中でいち早く便乗したのがイタリアの国でもありました。血糊と残酷描写が得意なイタリア映画は「エクソシスト」が全米で大ヒットしたその翌年、(1974年)には
イタリアの映画作品で、若い妊婦ジェシカという女性のお腹の中に、悪魔が宿ってしまい、その悪魔と、彼女の元恋人である男、超能力者ディミトリが悪魔と壮絶なる対決をする。という悪魔ホラー映画「デアボリカ」を発表。当然の事ながら、前ヒットした映画のどこかでみかけたようなパクッたようなシーンの再現場面も多くみられますが ・ ・ ・ 。ジェシカの首が180度、後ろに回るシーンの場面などや ・ ・ ・ 緑の粘液状の物を口から吐き出し、顔が不気味に化け物のように、爛れていくなどの場面が ・ ・ ・ (ジェシカを演じるジュリエット・ミルズ)「実生活の方では、ダンス・ミュージカル映画、グリース2 マックスウェル・コールドフィールドの奥様なのでそうで ・ ・ ・ 」いいなぁー。超能力者ディミトリには、同じイタリア・ゾンビ映画「サンゲリア」そして人生に疲れ果てた貧乏ピアニストを「ラスト・コンサート」で演じたあの、リチャード・ジョンソン。ジェシカの長男の子供には、子役でマリオ・ヴァーバ監督のイタリア・ホラー怪奇映画「ザ・ショック」のデイビット・コリン Jrが、それぞれに曲者俳優が揃っておりました。イタリアの国、郊外のなだらかに高い海辺に近い場所を、車で運転中のディミトリが、車のハンドルが突如利かなくなってしまい運転を誤り、海辺のある崖に向かって車ごと転落をしそうになると、突然、悪魔の囁き声が聴こえて、「命を助けてやるかわりに ・ ・ ・」と、(悪魔との取引き)を持ちかけられる。このオカルト・ホラー映画は実は以前に私の故郷の田舎では、日曜日の昼間にテレビTVの「ゴールデン洋画劇場」にて放送をされていたのです。「今では、とてもじゃないけど、こんな映画を、TV放送だなんて考えられなぁーい
さて、その映画の監督にはプロデューサーでもあり、自身でも監督する娯楽映画の仕掛け人であり、当時の代表格でもある、オリバー・ヘルマン監督。後に、もう一人の監督をしている演出の人の名前はちょっと忘れましたが、巨大に蛸が海水浴やヨットでクルーズする人々を襲撃する「テンタクルズ」を撮るなど才能がかなり多彩で、今では新作はないものか?とやきもき。これは、「ジョーズ」のピーター・ベンチリーが書いた、動物パニック小説「ビースト」の映画化でもあります。かなり話がそれてしまいましたが、今回の「謎の完全殺人」1975年では、監督にはレイモンド・ダントン、出演には、ジム・ハットン、ポール・バーグ他。前回にブログに掲載しました、オーストラリア映画、リチャード・フランクリン監督「パトリック」やアメリカ映画、ブライアン・デ・パルマ監督の「キャリー」のような超能力の念動力をややもすると、扱った映画ですが、まぁリチャード・ドナー監督の「オーメン」にちょっと似ている映画でもありまして、ごく平凡な、ひょろりっとかなり痩せた男が、自宅で仮死状態になると、忌まわしい事件がたて続けに起こる彼が直接に手をくださなくとも、事故的のように、次々に人が超能力の見えない力、念動力により、犯人と目される男と、何らかの因果関係にある人々が、無差別に殺されていくといったホラー映画なのですが、ある一人の刑事が、この事件、事故に妙な不審をいだき、自ら孤独に捜査に乗り出す。彼と同じくして、精神科医であり監察医でもある女性医師が、刑事と一緒に捜査に協力していくと、地面を這うような地道な捜査の結果、二人はある一人の孤独な男を必ずしも犯人だと、突き止めますが、証拠が何も無く、立証もできない。殺害の場面がまたあれこれと凝っていて、寝たきりのまったく動けない老人介護に当たっている、病院の看護婦が、時間をみつけて風呂場のシャワーを一人、浴びようとすると、湯が突如、熱湯に変わり、シャワー室の扉は開かなくなり、閉じ込められて全身大火傷をおって死んでしまう。
建設現場で現場監督が、クレーンのワイヤーで吊り上げ中の大理石に、ワイヤーが
突然切れて、その真下を歩いていて石に潰されてしまうなど ・ ・ ・肉屋の大将が、肉の圧搾機で潰されて販売するための牛や豚の肉用フックに、自ら吊るされて死体となるなど ・ ・ ・ etc 最後では、デカの刑事の男が業を煮やして、犯人らしき男を仮死状態中のままに自宅から勝手に連れ出して車に乗せて、病院へ直行し、医師に無断で、許可無く袖の下のある、癒着ある病院関係者に死亡診断書を書かせて偽造。男を火葬場で焼いて事件をすべて葬り去ろうとします。犯人は火葬場の焼却炉は焼かれる炎の中で突如、目を覚まして暴れまくるなど、オカルト・ホラー映画の極み映画ここにありっと、そういった感じでした。この映画のDVDを、国内版までは、わかりませんが、東京は新宿にあります店舗、(ビデオ・マーケット)にて、輸入版になりまして、日本語字幕等はありませんが、英語が堪能な方は、発売中ですので、通販もOKらしいので、興味があられましたら買ってみてはいかがでしょうか?
筆者注(決して、私がお薦めしているわけではありません)
ではぁまたぁ、次回をご期待くださぁい






フレッシュイーター/ゾンビ軍団

2007年10月08日 | Weblog
B級ゾンビ映画の決定版的映画この映画の制作から脚本と監督を担当しているのが、あの知る人ぞ知る、有名なる白黒ゾンビ映画の元祖「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」1968年度作で、照明係を受け持ち、冒頭のシーンでは、墓地のゾンビを演じたその人でありますもうおわかりのビル・ハインツマン。そんな彼が制作年度は今となっては不明ながら、自ら主人公の初老ゾンビとなって、今回も映画の中で大暴れしていてくれております。さて、筆者は幸運にもこの作品をビデオでは無く、映画館の方でちゃんと鑑賞出来たのが幸いでした。しかしながら、内容の方はオリジナルには遠く及ばず、音楽で言えばカバー・ミュージックのようで、今や定説ともいえるゾンビが大口を開けて、顎の力で
人をガブリッとやるのも、まったくのオリジナルの物真似版としか思えないのですが ・ ・ ・ゴアな残酷描写だけは、妙に納得して、うなずかせざるえず、犠牲者の喉笛を食い千切り、腹から血まみれの内臓の臓腑を引きずり出すあたり、後はもうガブリッとする、ハインツマンの監督デビュー作品という事で、その映画における力の入れようだけは、かなり見応えがありましたね。最近でも、現在、公開中の映画、ロバート・ロドリゲス監督「プラネット・テラーinグラインドハウス」でも町人がゾンビ化しておりますが、ゾンビ物は今や誕生してから何十年もたっているのに一つの定着したホラー映画におけるスターの座を得ているのかも知れません。また、「フレッシュイーター」の映画のクライマックスでは、生者の主人公となる若い女学生のサリーと男子学生ボブが、悪夢の夜から一転してゾンビ軍団からようやく逃れて、農家の地下室へと隠れて避難。次の日の翌朝、町の民兵組織が立ち上がり、本格的なゾンビ狩りが始まり、銃声を聞きつけて、ついに救助が来た事を知り、二人は助けを求めてふらふらと、地下室から地上の外へと出ますが、彼らはゾンビと間違われてライフル銃で頭を打ち抜かれてしまいます。民兵の一人が風船を持った少女に後ろから声をかけると、振り向いた少女はゾンビであり、驚いた武装男は少女の頭部を撃ち抜くといった残酷場面。最後は廃墟と化した荒れ果てた町の片隅で、一人の警官が強烈に焼かれた焼死体を次々に発見、そんな中からハインツマン・ゾンビが出現警官の首にガブリと噛みつきながら映画は幕を閉じましたが、映画の観客に対するサービスなのか画面を睨みつけながら終わるラストシーンは何処か続編のPART2もそのうちあるかもネッ?をも感じさせてくれるようです。最後に余談ながら、「ナイト・オブ ・ ・ ・ 」
の最新版である特典付DVDでは、ハインツマン自らが墓の棺から、復活する貴重なる、メイキング映像、秘蔵シーンをしっかり演じてくれておりました。そして、前回に紹介しました「ヘル・ゴースト/悪魔のスケアクロウ」の続編PARTⅡの2とも言うべきバイオレンス・ホラー映画が、進化して再び完成。前回とほぼ同じキャストらしく原題「SCARECROWS Jn farms way」日本劇場公開に果たして、なるかどうかはまだ何ともわかりませんが、米国はアメリカで販売されている、恐怖映画専門誌「FANGORIA」の今月は10月号に掲載されていたので、もしも日本劇場公開をされれば、ファンにはまたとても嬉しく楽しみなところであります。