許可なき者絶対に入室を禁ず最新の現代科学研究、そのバイオ・テクノロジーが生み出したのは、(人格)を持った化け物だった。新しい生命の誕生と創造。それは全知全能の神と、そして女性にのみ与えられし特権。命ある誕生は即ちこの世に生を受ける事への喜びと歓喜。だがしかし時として、その特権に嫉妬をした悪魔は死んでしまった死者をも甦らせて、魂を売り渡してしまったマッド・サイエンティストの博士は、ついに恐るべき新しい(生命体)を創り出してしまう。そしてバイオ・テクノロジーが深化を遂げた今、ヒト、そして(節足軟体動物)が一つになって世にもおぞましき怪物「キンドレッド」が今、生み落とされた アメリカはサンフランシスコにあるDNA遺伝子工学研究所に勤めるジョン・ホリンズ(デビッド・アレン・ブルックス)は、「プリオン」と呼ばれるたんぱく質からなる、アルツハイマー病の原因究明となる鍵の物質研究に日夜から勤しんでいた。研究所の中では、細菌兵器の研究では、第一人者として世に知られたという彼の上司にあたるラーソン・ロイド博士(ロッド・スタイガー)からも将来を有望なる人材とまでに期待をかけられていた。そんな時に彼の尊敬する女性科学者であり、母親でもあるアマンダ・ホリンズ(キム・ハンター)が、体調を崩して入院している病院から、一人息子のジョンにどうしても話しておきたい事があると、病室に呼び出される。彼が病室に急いでかけつけると、彼の母は、ジョンが生まれ育った海の近い丘の上に建つ実家。その家の中にある「へモシアニン」なるその全ての関する研究資料と記録を全部破棄して、焼き捨ててほしいと言う。またこれは大変有望な研究だが、この実験が下手に後々に成功してしまえば、世にも恐ろしい結果になると ・ ・ ・ 。まるで遺言のように語る母だが、「アンソニーの日記」を見つけ出してそれを焼却して焼き捨ててと、そこを強調した。その後に母親は死去して、疑惑と疑念に取りつかれながらもジョンは何十年振りかに、久し振りに実家へと向かう。そして記録の処理を手伝ってもらうために同じ研究所で働く研究員の仲間達数人と共に一緒に帰省をすると、そこはお化け屋敷のように荒れた家だけが取り残されていた。家の中に入り、二階に上がると、ジョンの部屋はいつの間にか研究室へと変貌していた。やがて研究資料の破棄や記録の整理をする彼らに、家の地下室の地下に潜む「アンソニー」と呼ばれる怪物が、目を覚まし、やがて彼らに恐るべき襲撃を開始する
1986年に米国で製作されて、その二年後1988年にはジョイ・パック・フィルム映画会社の配給で日本全国劇場公開をされる運びとなる。
結論を言ってしまえば完全なる怪物クリーチャー映画であります。西洋人の欧米人が最も嫌うヌルヌル、ペタペタするような、日本人が朝食などで良く食べる例のあれです納豆や生卵のぬめぬめ、ねちゃねちゃにちゃーぁが、この映画にはやたら多く良く度々に登場をします。監督には、殺人鬼のスラッシャーもの「血の学寮」と、念力の超能力もの「ザ・パワー」を撮ったジェフリー・オプロウとスティーブ・カーペンター二人の共同監督。筆者は前作の二作もしっかりと観ましたが(でも、昔にレンタル・ビデオで観ただけの映画なので記憶が曖昧です)だがしかし演出手腕はビデオ・パッケージの解説にもあるように格段に上達しているといえます。特筆すべきは、夜に車を運転中の研究員の女性が突如、車の中に放置していた果物の西瓜の中から現れたクリーチャーの触手が彼女の顔面皮膚下を這いずり回ったり、レフリッジ(アマンンダ・ぺイス)という「へモシアニン」の特殊薬で全身を犯されてしまった母親の葬儀に現れた謎の女性が、薬の薬品効果が切れてしまうと、全身が鰓のある魚介類の魚である奇形人間に完全変貌してしまったり、「アンソニー」と呼ばれる怪物が海洋生物の大きな蛸の触手で攻撃してきたり、(どうやらヘモシアニンとは、海洋生物から採取した一種の薬品らしい)SFX特殊メイクの用い方、その効果も大変良く、このクリーチャー創造にはマイケル・ジョン・マクラッケンがあたっておりますが、実験効果の失敗、そのなれの果てである研究所の地下室に閉じ込められたフリークス・ゾンビの群れなどなど、特殊メイクも大変お見事コンピューター・グラフィックスのCGが全盛期である映画界の現在、あくまでデジタルではなく、アナログで全て撮っている点には、低予算のB級ものではありますが、かなり注目するべき怪物クリーチャー・ホラー映画だと思います。そしてキャストの方も、「夜の大走査線」「悪魔の棲む家」初期のオリジナル版、スチュアート・ローゼンバーグ監督作では、悪魔と戦うデラニー神父を演じたアカデミー賞のスターである名優のロッド・スタイガーが、今作ではかなりのマッドでクレイジーな頭のイカれた、ロイド博士を演じているのもかなり注目です。またジョンの母親アマンダ・ホリンズにはアカデミー賞受賞の名作「猿の惑星」でチャールトン・ヘストンと共演して台詞もほとんど無い、口のきけない原始人女を演じたキム・ハンター。名の通った役者陣が映画全体をがっちり固めております。映画のクライマックスでは汚水の溢れた台所シンクから、「エイリアン」のフェイス・ハガーを連想するような、怪物が突如飛び出して女性の顔面にぴちゃりと張り付く場面などなど、そのシーンにファンならば思わずニヤリとするのではないでしょうか ? ただ残念なのは、ディーン・R・クーンツ原作の映画化である「ウォッチャー 第三生命体」に出できたような幼児性と人間性をやや残した醜く酷い残虐なるクリーチャーが、主人公の男に反撃攻撃を受けて倒れてしまい、ラストのシーンでとても大事にしているぬいぐるみの人形を抱いて死んでいくクリーチャーに比べると、この作品では子守唄を聞くと、クリーチャーが急におとなしくなる点では、ちょっとだけ説得力にかけているような気がいたしました。何よりも、何で息子を怪物のいる危険な場所に行かせたのか ? などと疑問も残りますが、それなりに楽しめる映画であります。
最後になりますが、はっしーさん、smile・Nさん。また貴重なるコメントをどうも有り難うございました「ポゼスト」もう拝見したでしょうか ? もしもつまらなければ、それは筆者の責任でもあります。ではぁまたぁ
1986年に米国で製作されて、その二年後1988年にはジョイ・パック・フィルム映画会社の配給で日本全国劇場公開をされる運びとなる。
結論を言ってしまえば完全なる怪物クリーチャー映画であります。西洋人の欧米人が最も嫌うヌルヌル、ペタペタするような、日本人が朝食などで良く食べる例のあれです納豆や生卵のぬめぬめ、ねちゃねちゃにちゃーぁが、この映画にはやたら多く良く度々に登場をします。監督には、殺人鬼のスラッシャーもの「血の学寮」と、念力の超能力もの「ザ・パワー」を撮ったジェフリー・オプロウとスティーブ・カーペンター二人の共同監督。筆者は前作の二作もしっかりと観ましたが(でも、昔にレンタル・ビデオで観ただけの映画なので記憶が曖昧です)だがしかし演出手腕はビデオ・パッケージの解説にもあるように格段に上達しているといえます。特筆すべきは、夜に車を運転中の研究員の女性が突如、車の中に放置していた果物の西瓜の中から現れたクリーチャーの触手が彼女の顔面皮膚下を這いずり回ったり、レフリッジ(アマンンダ・ぺイス)という「へモシアニン」の特殊薬で全身を犯されてしまった母親の葬儀に現れた謎の女性が、薬の薬品効果が切れてしまうと、全身が鰓のある魚介類の魚である奇形人間に完全変貌してしまったり、「アンソニー」と呼ばれる怪物が海洋生物の大きな蛸の触手で攻撃してきたり、(どうやらヘモシアニンとは、海洋生物から採取した一種の薬品らしい)SFX特殊メイクの用い方、その効果も大変良く、このクリーチャー創造にはマイケル・ジョン・マクラッケンがあたっておりますが、実験効果の失敗、そのなれの果てである研究所の地下室に閉じ込められたフリークス・ゾンビの群れなどなど、特殊メイクも大変お見事コンピューター・グラフィックスのCGが全盛期である映画界の現在、あくまでデジタルではなく、アナログで全て撮っている点には、低予算のB級ものではありますが、かなり注目するべき怪物クリーチャー・ホラー映画だと思います。そしてキャストの方も、「夜の大走査線」「悪魔の棲む家」初期のオリジナル版、スチュアート・ローゼンバーグ監督作では、悪魔と戦うデラニー神父を演じたアカデミー賞のスターである名優のロッド・スタイガーが、今作ではかなりのマッドでクレイジーな頭のイカれた、ロイド博士を演じているのもかなり注目です。またジョンの母親アマンダ・ホリンズにはアカデミー賞受賞の名作「猿の惑星」でチャールトン・ヘストンと共演して台詞もほとんど無い、口のきけない原始人女を演じたキム・ハンター。名の通った役者陣が映画全体をがっちり固めております。映画のクライマックスでは汚水の溢れた台所シンクから、「エイリアン」のフェイス・ハガーを連想するような、怪物が突如飛び出して女性の顔面にぴちゃりと張り付く場面などなど、そのシーンにファンならば思わずニヤリとするのではないでしょうか ? ただ残念なのは、ディーン・R・クーンツ原作の映画化である「ウォッチャー 第三生命体」に出できたような幼児性と人間性をやや残した醜く酷い残虐なるクリーチャーが、主人公の男に反撃攻撃を受けて倒れてしまい、ラストのシーンでとても大事にしているぬいぐるみの人形を抱いて死んでいくクリーチャーに比べると、この作品では子守唄を聞くと、クリーチャーが急におとなしくなる点では、ちょっとだけ説得力にかけているような気がいたしました。何よりも、何で息子を怪物のいる危険な場所に行かせたのか ? などと疑問も残りますが、それなりに楽しめる映画であります。
最後になりますが、はっしーさん、smile・Nさん。また貴重なるコメントをどうも有り難うございました「ポゼスト」もう拝見したでしょうか ? もしもつまらなければ、それは筆者の責任でもあります。ではぁまたぁ