SF ホラー映画 groan ファイル

過去まったくの忘れ去られた無名作品から現代の最新映画にいたるまで邦画洋画 SFホラーを主軸とした作品を幅広く公開日記 !

暗闇にベルが鳴る black christmas

2006年09月29日 | 暗闇の祝祭日
ストーカーなる言葉は日本でも、ここ最近になって、その存在が取り沙汰されるようになったのだが・・・何時頃からそのような名詞が使われるようになったのか?
特に女性に取って、つけ回されたり、しつこく手紙や電話をよこす男性は気味が悪いに違いない。この映画の制作年代は不明ながら現代版の聖女(マザー・テレサ)の映画やシェークスピア原作の(ロミオ&ジュリエット)主演していたオリビア・ハッセーの若き日の出演、主演映画でもある。監督はボブ・クラーク 後にロバート・クラークと改名。この映画の原題は(ブラック・クリスマス)その後はホラー映画は撮らずに「ポーキーズ」という、お笑いの下ネタ映画を撮っている。続編のpart2も制作。

クリスマスイブのある雪の降る寒い夜。学園女子寮に見知らぬ声の男の声で、突如、イブのパーティに皆が浮かれている夜に、生徒達に電話がかかってくる。それはしきりに彼女達の事を(ブタ)!呼ばわりし・・・最後には呪詛のようなガラガラ声で(殺してやる)!と・・・言い残して一方的に電話は切れてしまう。彼女達は(今時はこんないたずら電話が流行しているのよねー)と・・・言いながら、所詮は、男友達のいたずら電話かと思い、意に返さない。無視を決め込む。その頃、一方オリビアの方は交際中のピアニスト志望の恋人「ジェフリー」と別れ話が持ち上がっていた。彼の子供を受胎していながら、彼女の方が一方的に中絶をしてしまったからだ。彼は理由なくそのような事をしたのが納得できずにいる。オリビアが自宅兼ね女子寮に戻ると・・・またあの薄気味悪い電話を受信する。電話の相手男は(堕胎はよくない)と言い、ストーカーの犯人はジェフリーなのか?そんな中、予告電話のとうりに女子寮の二階にいる生徒達が・・・深夜の時間に・・・寝静まった夜に・・・一人、また一人と・・・残忍な残虐な方法でうら若き女性達は謎の犯人によって惨殺されていく。屋根裏部屋に隠された、透明ビニール袋に覆われた死体が、揺れ椅子に乗せられて、ギシギシ音を立てながら揺れるなんとも不気味な事!一階にいるオリビアが電話の受け答えしている間に、女子寮の殆どの生徒が順番に、血祭りに上げられていく。やがて彼女は、しつこい電話の相手の事態を重く見て警察に通報。警察も電話局に問い合わせて、逆探知を依頼する。今、現在のような、デジタル式受信方法ではなく、当時はアナログ方式なので、いちいち何処から相手が電話をして来ているのかを回線の事に一つ、一つを職員が調べなくてはならなかった。が・・・しかし・・・殺人犯人が、電話をかけている場所は、実は、女子寮の二階!彼女が住んでいる女子寮の二階部分から電話をしている事を警察は突き止める。電話をかけてくる殺人鬼はすでに、直ぐそこにいたのである。警察はすぐさま、オリビアに事の顛末を電話で知らせ・・・(いいですか・・・今、直ぐに何も言わずに、玄関から外へと・ ・ ・出てください。犯人はあなたの住んでる二階の部屋から電話をしていたんです。)オリビアは二階に向かって、既に自室で寝てしまった友人の名前を悲鳴のように一生懸命に呼ぶが・・・誰一人として、返ってくる返事はない。空虚な女子寮の廊下だけが映し出される。警察はすぐさま、事件の臭いを感じ、異変を感じてオリビアの住む女子寮に警官を乗せたパトカーを猛スピードで向かわせる!警察の(二階へは、行っては駄目だ!殺されるぅー!)の言葉も聴かずに電話の、受話器をかなぐり捨てた彼女は、炎が燃え盛る、暖炉の火かき棒を、唯一の武器片手に一人、二階へと階段を上って行く。そして・・・二階の血まみれ死体の飾った部屋の中、暗闇の扉隙間から・・・犯人の目だけが輝いている。やがて・・・オリビアに向かって、(俺が今までしてきた事を、お前にも教えてやろうかぁ!)そういうと、追跡、逃げる彼女追いかけ始める。洋服ダンス、クローゼットの中に隠れたオリビアは、犯人の狂ったような扉を押し破ろうとする末に・・・何処かへ消えたように何故か去っていく。暫くしてジェフリーが現れて・・・部屋の裏口から入ってきた彼は、彼女に(もう心配いらないよ。僕だよ・・・)そう言いながら彼女に、ちかずいてくる。咄嗟にオリビアの突き出した火かき棒が、男の腹を刺し貫く。彼は死んでしまい、やがて遅れて到着する言わずと知れた毎度の警察。犯人は結局、ジェフリーで女子寮にある数多くの死体は、何らかの怨恨で、全て彼一人の犯行だと位置ずける・・・・やがて、事件が解決をし・・オリビアが安堵の気分で寝て癒していると
また・・・あの忌まわしい電話が・・・鳴り始める!
電話の声は・ ・ ・(俺だよ、寂しかったろう !)

新宿 video marketにて輸入版DVDを発売中でーす! HP :http//www.tk.xaxon.ne.jp/^videom/
続編の「夕暮れにべルが鳴る」も制作をされましたが・・・私は、ちょこっとしか?観てないです

them !   放射能X

2006年09月29日 | 解説 interpretation
ここ暫くは日常のプライベートが多忙のせいで、記事の沈黙期間が長ーくなりました!ごめんなさい。
さて・・・今回発表の作品は、SFパニック映画で1954年度!!制作で・・・ちょっとばかり、かなり古い??ながら名作を紹介いたします。
かなりのマニアックな方ならもう既に観たよっとーおっしゃる人もいるかも知れませんが、あえてここに御紹介をいたします・・・。

(放射能汚染の恐怖が、巨大蟻となって人類に襲いかかる!)

物語は、ニューメキシコの砂漠で何者かに襲われたキャンピングカーが発見される。現場に残された巨大な足跡を手がかりに、FBIは昆虫学の権威であるメドフォード博士に調査を依頼する。現場を捜索していくうちに、調査隊はついに全長が何と3mもの巨大蟻に遭遇する。すぐさま警官がマシンガンで攻撃をするが、中々歯が立たない。
博士は9年前の原爆実験での影響で創り出されたと推理する。
やがて・・・巨大蟻の巣を発見した調査隊は、すぐさま政府の管轄下の元に焼却壊滅作戦を決行するが、時すでに遅く、ボスである女王蟻は、次の巣を求めて飛び立っていった・・・。そして事件は大都市ロサンゼルスでも発生。ついに合衆国政府全部をも巻き込む人類と巨大蟻の存亡をかけた大抗争へと展開するのだが・・・。
かつて・・・(原始怪獣現る)(キングコング)1933年版 とともにSFX映画の幕開けとも言えて名作と称される、モンスター・パニックムービーの元祖的作品。

1954年頃、またそれ以後でも、どうしようも無い屑映画作品も、数多く作られたのも事実。
しかし・・・この映画はそんな中で一際光って、輝いています。
核をもてあます、人類における警鐘なのか・・・DVDも現在絶賛販売中なので・・・モノクロ作品ながら、繰り返し観ても決して厭きがこない超名作だと私は思います。
映画のビデオ、DVDなど、パッケージ・ジャケット写真がまだ、お見せ出来ないのが残念ですが・・・。是非、御観賞してみては、いかがなものでしょうか?

制作 デビッド・ウェイスバード
監督 ゴードン・ダグラス
脚本 テッド・シャーデマン

出演
ジェームズ・ホイットモア
エドモンド・グウェン
ジョーン・ウェルドン 他



MOBIUS  メビウス

2006年09月17日 | 評論感想
以前(ぴあ)なる一般大衆向け娯楽雑誌に紹介をされていた、東京は渋谷の街中で夜は9時からのナイト上映をされていた三週間程の期間限定レイトショームービーで(メビウス)なる映画があった。(メビウス)と言ってもノート型パソコンの事ではありません。原題は(TRANCE)1998年制作のアメリカ映画で、監督はマイケル・アルメレイダ、制作はローリー・パーカーなど・・・殆ど女性だけのスタッフで制作をされたのか??と・・・思えるほどのクレジットが並んでる。出演は主演にアリソン・エリオット、脇役には(クローネンバーグ監督のデッド・ゾーン)や(チミノ監督のディア・ハンター)で強烈な曲者演技を披露して残してくれたクリストファー・ウォーケン、そしてジャレッド・ハリスなど・・・この映画は2000年間の時を経て、無念の死を選んだ女の怨念を宿らせて、呪われた魂が現代によみがえる。悲劇の悲しくも怨念を宿らせた西洋情念ホラー映画である。

ノーラこと(アリスン)は夫ジム(ジャレッド)とかなりの相思相愛の中で遊園地の中でも人目を憚らず連日いちゃいちゃのカップル。息子のジミーと親子三人で、両親からの莫大な遺産により悠々自適優雅なアメリカ生活を送っていた。そんな中でノーラは導かれるように祖母(ロイス・スミス)の元に久々に家族皆で帰る事にする。
10年振りに訪れる事になる故郷はアイルランド。広く大きな邸宅の家に迎えてくれたのは・・・叔父のビルこと(クリストファー・ウォーケン)しかし、彼女がそこで遭遇したものは・・・・あまりにも衝撃的で恐ろしい血族の歴史だった・・・。
ビルが偶然にも発掘をして、長期間にも渡り何故か保管をしている深く冷たい暗闇の地下室に横たわる木乃伊・・・それは2000年も前に海で自殺をした魔女。そして時を待っていたかのように復活する遺体。
何よりも、ノーラが夫婦共々煙草をブカブカ吸うわ、ギネス!!のビールは真昼間からガブガブ飲むわ・・で飲酒運転も何のその!お酒好きの私が観ても飲酒や喫煙シーンは映画全般の殆どに登場するありさま!ご苦労様。アメリカ映画というよりイギリスはアイルランド映画かな?っと見間違えるほどに・・・今にもグズつきそうな雨の振りそうな鬱蒼としたやや暗く広大なるアイルランドの全景風景ロケーションがまずもってこれが素晴らしい!広大な邸宅の中には叔父の他に家事などの手伝いと賄いをする、イタリア・ホラー映画の巨匠、ダリオ・アルジェントが制作。弟子のミケーレ・ソアビが監督をした、ある古い教会にまつわる悪魔を題材にした、悪魔伝説ホラー映画(デモンズ3)1989年度作に出てきた、地獄の門の開く鍵を握る少女ロッテに良く似た可愛い女の子も嬉しく登場する。最後には復活した魔女が、邸宅に残っている逃げる人々を順番に血祭りに上げていくが・・・・1978年度作、アメリカ映画、ジョン・カーペンター監督の(HALLOWEEN ハロウィン)に出てきた殺人鬼のマイケル・マイヤーズの不死身の怪物のようにカービン銃の銃弾を頭部でも体でも、何発でも撃たれて食らっても、感電死させられても、炎で焼き殺しても・・・・槍で刺し貫いても(殺しても殺しても私は、死なない(キャッチ・フレーズ)らしく・・・何度でも生き返って、起き上がっては襲いかかってくるという、恐るべき不死身の執念深さ。
中古ビデオの販売店にて安い値段でテープを売っていたいたので・・・改めて自宅のビデオデッキで見直しました。そもそも主演のアリスン・エリオット自身はホラー映画なるものが大の苦手らしく・・・日常の私生活では、殆ど観賞をしないのだそうな・・・マネージャーから脚本渡されて始めて内容がホラーだと気づき・・・直ぐに断ろうとしたが・・・一応は一読してかなり自分の役が気に入り・・・・この役ならばと出演をOKしたという。私も自宅近くのブリティッシュ・アイリッシュパブで、深夜遅く夜明けまで、また樽ビールはギネス!!を飲みたくなりました。





puls パルス

2006年09月06日 | 解説 interpretation
どうでも良いようなB級映画の中でも、極めて何故か印象に残ってしまう映画が何作かあってそういった中でもこのブログを発表する時点ではどうしてもこの場を借りて発表したいSFスリラー映画がある。深夜テレビでも放送されて日本の劇場でも公開をされた(Puls)原題 がそれである。日本公開時では「puls shock」パルス ショックなるタイトルで公開をされた。(監督マイク・ゴールディング)

米国映画で制作年度や他は一切不明ながら、物語は米国はロサンジェルス近郊の郊外にある、大きな火力発電所の敷地内の庭にある日突然に、雷の雷雲が空を覆いはじめ稲光が発電所に落ちた事からこの映画はスタートする。それから暫くしてから主人公の家族が住む家の近所の住人が、ある日突然に真夜中の深夜時間に発狂をし始めて、音が外まで漏れてしまった時には近隣住人も何事かと目を覚まして見守り始める。男は斧を振り回しながら家を破壊し始めてしまい本人も自宅にあるブレーカーで感電自殺をしているところを通報によって駆けつけた警察の警官によって発見される。遠くロスまできたとある少年が叔父?を頼って主人公の家に長期間泊まりにくるが・・・ハイテクに囲まれた家でやがて平穏な一家を恐るべき怪奇現象が家の中で起こりはじめ襲い始める。電源の切れたテレビから発せられる異常な光線と何者とも想像しがたい声!迷信好きの近所の老人は、("電気が生命を持った")と近隣住人皆に言い触らしここを即座に退去をした方が良い・・・と警告する。少年は叔父が車の愛車を駐車している電気管理している自宅ガレージにていつの間にか密閉されたガレージ空間で二酸化炭素が充満し始めて窒息死しそうになる。そんな中、近頃自宅でも奇妙な出来事が起きている。と主人公の妻が老人に俄かに信じがたいながらも言うと・・・即座に(自宅のプラグの電源を全部抜け!原始時代に戻るんじゃ・・・)と警告される。電気は使用せずに自宅のシャワーを浴びようと女がシャワーを浴びだすと・・・湯が熱湯に変り全身大火傷を負ってしまう。最後に主人公の男が、停電になった真っ暗闇の中で、自宅を懐中電灯を片手に調べだすと・・・思わぬ出来事が・・・家の中に閉じ込められてしまい、エレキの人間に対する報復が始まる!危うく感電死までしそうになり、満身創痍でようやくの思いで外にでると、自宅外にある電気を汲々する電柱の上にある変圧器が原因であった事を知る!やがて男は、木で出来た木製の電柱を斧で叩きへし折るが・・・恐るべき謎のパワーは時既に遅くそれは街中に広がっていた!映画のサントラも個人的に大好きで・・・音楽もかなり印象的でした。