先月下旬長崎観光に出かけた。著名観光地、グラバー邸にも立ち寄る。グラーバー園一帯は出島等と共に外国人の居留地だったところで、園内には当時からの洋館や、又市中から移築復元された由緒ある洋館が点在し、在りし日の面影を今に伝えている。
江戸末期には長州藩は幕府から睨まれており武器を購入することが出来なかった。坂本竜馬は自分の造った日本最初の株式会社といわれている亀山社中を通して薩摩藩名義で武器を購入し長州藩に横流しすることを思いついた。最新銃4300丁、旧式銃3000丁をこのグラバー商会から購入した。この銃が長州征伐での戦争に活躍し長州軍を勝利に導いた。このグラバー邸は坂本竜馬や伊藤俊輔、井上多門などが出入りした記念すべき建物であり、明治維新にとって忘れられない場所でもある。
写真はグラバー邸にある花園。