としちゃんの暇な一日

何でもない一日を綴っていきます。

畠中恵の『ぬしさまへ』

2008年03月02日 | 
読み終わりました畠中恵の『ぬしさまへ』。 前作に引き続き、この本で、腹違いの兄の存在が次第にはっきりしてくる。 顔を会わせた事の無い若だんなと兄が見えない糸で結ばれているかの様。若だんなが兄を探しに行って落としたビードロの根付け、それを偶然拾った兄。そのビードロが、兄のこころを落ち着かせて、犯しそうになった罪を引き止める事に。そして、火事で焼け出され行く宛を失った兄は、まだ見ぬ弟の所へと向かう。 . . . 本文を読む