釧路の家庭菜園

必見!釧路の気候にあわせた栽培方法と基礎知識を紹介します。

おいしいトマト作りに挑戦しよう

2010-01-09 12:38:57 | トマトの栽培
★★ ト マ ト の 栽 培 ★★

<<作り方>>

★畑の準備★
1.(窒素成分が10%程度のもの)100gを全面に施し、深く耕し土とよく混ぜておく。
2.前作の肥料分が残っているような土であれば、元肥なしでも良い。
3.元肥が少ない方が失敗は少なくなる。
4.うね幅は1条植えで1m、2条植えで1.5mが目安。

★植えつけ★
1.適期は、1段花房の最初の花が咲いた頃。
2.開花前の苗を植えると、草勢が強くなり1段目花房が着果せず流れてしまう事が多いので、若苗を購入したときは、1まわり大きなポリポットに鉢上げし、花が咲いてから植えつける。
3.トマトは、1段花房と同じ方向に上位花房がでるので、通路方向に第一花房をむけて植える。

★整枝・誘引・摘果★
1.わき芽は取り遅れると主枝の伸びが悪く、病気の原因になる。
2.こまめに摘み取り1本仕立てにする。
3.この時、ハサミ等を使うと、ウイルス病が伝染する恐れがある。
4.ウイルス病の疑いのある場合は最後に整枝します。ハサミはその都度よく洗っておく。
5.晴れた日の午前中に行うのが良い。
6.摘心は、6~7段花房の花が咲いたら、花房上2枚の葉を残して止める。
7.大玉トマトの場合、1つの花房に多くの実がついたときは、ピンポン玉の大きさ位の時に大きな形の良いものを4~5個残し残りは摘果する。
8.ミニトマトの整枝は必ずしも1本仕立てでなく2本でもよいでしょう。1本仕立ての場合は斜めに誘引し横に伸ばす方法をとると長期間収穫できる。

★追肥★
1.1回目の追肥は1段果房がピンポン玉位になった時に1株当たり10gの高度化成肥料を施す。
2.2回目は5段果房の開花時、3回目は7段花房の開花時に草勢を見ながら適量追肥する。
3.葉が内側に巻き込んだ状態となれば肥料が多すぎるので追肥は行わないでおく。

チッソ(N)分が過多になると、葉が内側に巻き込んだり、茎が異状に太くなる。基肥が多すぎると三番果あたりから症状が現れてくる。

★敷わら・かん水★
1.通常は、雑草の発生と土が固まるのを防ぐために敷わらを行うが、釧路地方は湿度が高いため、敷きわらをすると害虫の発生を抑制するので、マルチにするとよい。
2.かん水は、果実が肥大するときに特に必要となるが、かん水のしすぎは逆に実割れの原因となるので状態をよく観察して行うこと。、

★ホルモン処理★
1.第1花房の着果を確実にするためにホルモン剤の処理をする。
2.トマトトーンの50倍から100倍液を、花房当たり2~3花開花した時にかる。
3.花房を手のひらで挟み、生長点に液がかからないようにして1回噴霧し、滴を払う。
4.生長点にかかると生育異常が起こり、2回、3回かけると空洞果ができる。

★トマトトーンはホルモン剤であり、花房に何度もかけると生育異常を起こすので、食紅などで色をつけておくと確認しやすい。


最新の画像もっと見る