風車ビルだより

今は風車のない風車ビルからの風だより

読書の秋

2008年10月30日 | 本/映画
秋思(部分)  楊万里
「書冊秋に読むべし
 詩句秋に探すべし
 永夜痛飲に宜しく
 曠野遠遊に宜し」

先週末からの雨で急激に秋が深まった。「曠野遠遊に宜し」で紅葉狩りにでも行きたいもんだ。

「書冊秋に読むべし」は只「永夜痛飲に宜しく」に圧倒されてベッドに持ち込んだ本は数ページで放り出されさっぱり進まね。

アイン・ランドの「水源」だなんて1000ページを越える2段組、もう枕にするしかないわな。

ようやく読み終えたギュンター・グラスの「たまねぎの皮をむきながら」
そもそもたまねぎをむくか? 表皮の飴色の薄皮はむく。しかしあの麟片を一枚づつむくわけがない、それも泣きながら。ところがヒトのしないようなことをするのが作家なのだ。自己の過去の精神の彷徨を探るにはたまねぎをむかなければならないのか。
ギュンター・グラスは「ブリキの太鼓」の原作者だ。ナチスを厳しく追及したノーベル賞作家が、若き日ヒットラーユーゲントに居たことを告白した書として知られる本書だ。文体が特色有り、読み易くはない。が読み応えのあるものだ。
若気の至りとか、過去は水に流すとか、が通例のこの国の感覚ではこの「告白」の反響の大きさは寧ろ怪訝で、寧ろ「ウイルヘルムマイスター」や「魅せられたる魂」「即興詩人」などのクラシックな人生の惑いとして読んだ。その意味では青春の書だ。

朝顔は中東にも咲く

2008年10月25日 | 全般
数日前のブログ記事に来たコメントが嬉しくて、一日中ニャゴニャゴだった。

朝顔は中東のシリアにも咲く。乾燥した風土にけなげに。

昨日、テクノフェア北陸閉幕、今日、高浜で福井県原子力防災訓練(私は留守番)、パンジーの苗を買って植えつけた。

テクノフェア北陸開催中

2008年10月23日 | 全般
福井県産業会館で北陸技術交流テクノフェア開催中です。 昨夕方からの雨も朝九時過ぎには上がり、青空も見えました。カナダ楓が少し紅葉。

10時一般開場。なかなかの盛況でした。 展示ブースのライトが暑い!白熱球!ですよ、、、エコの看板が泣くよ。

ライト下の台に置いた28度でフェーズチェンジするPCMが柔らかくなる。つまり28度を越えているのだ。

北陸技術交流テクノフェア2008は明日からです

2008年10月22日 | 全般
明日からいよいよ福井県産業会館にて 北陸技術交流テクノフェア2008です。
今日は準備日。
弊社の出品は
*原子力事故対応防護服「ニュートロンファイヤーファイター
*汎用気密測定システム:ドアファンテスト です

多数のご来場をお待ちしております。

本日の写真はこちらです

10月の花

2008年10月21日 | 動植物

高校の学校祭は金木犀の匂いに彩られていた気がする。今時の学校祭はやたらに暑いうちにしてしまうから、思い出の背景もずっと違ったものなのだろう。

夏からずっと咲き続けてくれるインパチェンス。実は何年か前に買ったものの種が散ってほとんど雑草のように生えてくる。それを適当に苗として採用。

十月も二十日を過ぎて尚この朝顔の咲きっぷり、朝顔と言えば小学生の夏休みの宿題と結び、どうも9月には顧みられないものという印象なのだがどうなっているのだ?蔓干からびかけ、葉が黄ばみつつあるのにこの花ばかりは瑞々しくちょっと怖い。

これも夏の花だとしか思えないが、、、ノウゼンカツラ 東京浜離宮にて。

これは秋らしく。これも東京浜離宮にて。

これも秋の定番。花は可憐だが、茎を見るとあまり好かない。

東京遊び

2008年10月18日 | 国内旅行

東京の社長の常宿化しているヴィラフォンテーヌ汐留、デザインのモチーフは琳派だ。ファサードの月はそのもの。  東博では尾形光琳生誕350周年記念特別展「大琳派展-継承と変奏-」 宗達をこんなにたくさん見たのは初めてだ。酒井抱一も。乾山の「色絵定家詠十二ヶ月和歌花鳥図角皿」12枚組に見とれていたのだが、これが個人蔵になっていた。どんな人が持っているのか、自分で使おうと思えば使える状態なのがすごい。

浜離宮

柔らかな秋の日差しにお花畑を歩き、水辺を廻り、林を抜ける。お花畑にリュウゼツランがある。まさかテキーラを醸していたのではあるまいね?

レインボーブリッジが霞んで見える。この水路の向こうが隅田川。エイが泳いでいた。海なのだ。

鴨のご猟場 網が大聖寺の鴨鍋屋で見た絵と同じ写真があった。 河童道具街

ちょうどお祭りをしていて大変な混雑昔の商店街の賑わいを思い出させる。

「ぐるっとパス」で地下鉄とバスが一日乗り放題、スイカとあわせて使うと、小銭抱えて切符の自販機の前をうろつかなくて便利ー!

キャッツ
何か劇が見たくって、一度は見たいと思っていたキャッツを、と思ったのだがこれが大外れ。歌と踊りで見せるのはいいが、ストーリーがひどすぎ。折角だったのでもう少しマシなものを選べばよかった。


東京ご飯

2008年10月16日 | 美味しいもの

<ジーテン>
時々図書館で料理本を借りる。連れは「本格的」なんてうたい文句に惹かれるようだが、私は「簡単」「スピード」などの語句に弱い。でも本当に使い勝手のいい本は多くはない。何十となく並んだレシピも、何度も作る物が載っている本は意外に少ない。あれは「フライパンで簡単中華」と言ったか、これが本当に簡単、美味しい!を地で行くもので、気に入っていた。
吉田勝彦という著者は代々木上原でジーテンという店を出しているという。機会があればと、狙っていた。ついにチャンス到来、行って来ました。喫茶店かバーかというくらい店は狭い、金曜の夜だけあって、満席、予約入れといてよかった。どれも美味しかった。価格は東京でちょっと美味しいもの、ということで仕方ないかもしれないがちょっと高めかな?特に若くてどっさり食べる人には向かないだろう。

 <秋葉原 スターケバブ>

秋葉原でアーミーナイフを振り回した殺傷事件を知ったのは防災展で東京から帰る電車の中だった。ナイフは福井で買ったと後で報道された。その秋葉原でトルコ飯。写真の店の右左の円筒状の肉の塊がどういう仕掛けだかでバーベキューになっていき、外側から削って饗される。本当にトルコのあんちゃん?達がやっている店のようだ。非日常的楽しさあってお腹いっぱい。

<東京の蕎麦>
麺は乾麺の割には不味くない。出汁は、かつおは利いているが、しょうゆの色味濃過ぎて閉口する。蕎麦は間違いなく福井の方が旨いぞ!とたいてい思うのだ。今回もそうだな。

 <築地>
6月の社員旅行では、下調べをして朝から行列の出来るラーメン屋に駆けつけた猛者がいてびっくりした。その研究心と行動力があるなら他でも発揮して欲しいよ。以前、マグロ丼を食べて美味しかったが、今回は築地では食べず、ぐるっと廻っただけ。秋刀魚が一尾300円で売っていてびっくりした。帰福後スーパーで一尾98円のを買いました。刺身にしたほどぴんぴんだった。あんまり安いカラスミがあったので買ってしまったけど、これはまがい物だった。

<ホテルめし>
銀座のデパ地下で買ったパンとチーズでビールを飲む。出歩くのも疲れた夜ご飯。


デジカメセミナー

2008年10月15日 | 全般
福井県産業情報センターのデジカメ講座に出てきた。一日だけのスケジュールでも実際的で中身は多かった。なんだか少しマシな写真が取れそう。デジカメがどういうふうに光を感知しているかなんて考えたこともなかった。
AOTOまかせでそこそこのものは撮れてしまうし、どうにも暗すぎるともなればフォトショップで、、、それでもどうにもならなければカメラの機能の所為にする。
でも、いくらコンパクトデジカメでもその機能の大半を使ってもいなかったのだ。。。
それにしても人間の目のスペックの高いこと。

フードフェスタ

2008年10月05日 | 福井県
金曜日の夜にシライハウスに寄ったら、明日足羽河原で演奏をすると云うので、昨日土曜日の夜自転車で足羽河原へ出かけた。フードフェスタというのをやっていた。春にもやっていたような出店が出ていた。結構な人出ではあったけれど、採算は採れないだろう。

ビデオ屋によって帰る。借りて見たのは、黒澤の「赤ひげ」

サイダーハウスルール

2008年10月04日 | 本/映画
「サイダーハウスルール」というジョン・アーヴィングの長編小説がある。
中絶が違法であった時代の孤児院を舞台に堕胎(多分abortionを中絶ではなく堕胎と訳している)をテーマに人の<役に立つこと>を問う。青年の成長物語でもある。
映画化されマイケル・ケインが老堕胎医として怪演といっていいような演技を見せている。小説は、中で度々言及されるディケンズやブロンテの小説の如く饒舌で長いしろものだが、映画のほうはすっきりとしてなかなかの出来だ。もっとも映画はかなりはしょっているので?となる部分もある。好みはあろうが観て損をしたと思わない映画だ。原作、映画共に悪くない。

共和党の副大統領候補のペイリンは、自身も五人の子持ちで中絶に絶対反対の立場だという。美人だしとてつもなくエネルギッシュで頭が良く有能なのだろう。こういう人材がさっと出てくるところが、アメリカの底力だ。世襲議員が首相のたらいまわしをするところとは違って、、、。
だけどペイリン候補が才気ある人であればあるほど、もぐりの医者に救いを求める女達のことがわかるのだろうか、と思ってしまう。いやそんな優しさを「政治家」に求めるのは間違いかもしれないけれど。



民営化 花配るより はよ配れ

2008年10月02日 | 全般
10月の声を聞き、さわやかな秋空が広がる。

昨日、郵便局へ行ったら、民営化一周年記念といって、花をくれた。カーネーション3本にカスミソウ?かな。
先日、金沢へ出した郵便が10日もたっても届かないというから、文句を言った。ポストに放り込んだだけだけれど、入れたのは確かだし、戻ってもこないからどうなっているのだ?と聞いたのだ。郵便局では配達する会社に調べさせる、と言った。郵便事業株式会社という名刺を持った人が洗剤を持って謝りに来た。封書の行方は全く判らないらしい。ともかく云っては見るものなのかな。それにしても”郵便事業株式会社”なんてなんだか悪い冗談のようだ。
先週末にこれもポストに入れたものだが、まだ着かないと小浜の人から言われた。それは今朝になって付いたと連絡があったのだけど、同じ県内で、土曜に出して木曜につくというのは遅すぎやしませんか。