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NYAMA's BLOG

ダルメシアンのCARAと、ぬくぬく3匹暮らし☆

先週から着物ざんまい

2007年10月03日 | ・お着物バナシ
先週は、週末にかけて、着物を「着たり」「巻いたり」するイベントが目白押しでした。

まずは、『Wふ』の主催する『京都コレクション~きものを着て京都を歩こう』という展示会がグランドホテルであり、秋休みの一日、母と一緒に行って来ました。

京都から、わざわざ竹と笹も持ち込んでる!

楽しみにしていたのは、幸田美智子さんの講座。
私は知らなかったのですが、きもの大学という教室を主宰し、着物本も書いている方で、あちこち、講演して回っている有名人なのだそう。
一番、参考になったのは、着物を着ての所作のオハナシ。着付けができるようになるだけじゃなく、着てどう振舞うかがとても重要ですから。
パーティなどで、美しく食事をしたり動きまわったり・・の役立つお話しが聞けました。

今回の入場料も1,000円。その分、グランドホテルで特製ランチをいただくことができました。
この日は、京野菜を使ったコース。普通なら、2,500円相当ってとこかな。
美味しかったです


甘~いかぼちゃのスープに始まり、メインは銀がれいの京ミソ仕立て。抹茶アイスの下には栗入りあんこ・・うまっ

肝心の、着物の展示会の方は・・
「幸田美智子」ブランドから、皇室御用達作家の「北出与三郎」やら、組帯の「蔦屋久兵衛」など。教えてもらわなければ、知らなかった人々・・。
作家の名前なんて、どうでもいいと思います。気に入ったのが一番。
私は、どちらかと言うと、“作家”という方々には惚れこまないみたい。それより、人の手で丹念に織られた反物とか、染めの技術などに心がぐらつく

11月の妹の結婚式には、私も母も着物を着る予定なのですが、母が、この時期はコートがないと寒いかなと心配していました。
ちょうど、コートや色無地の特別プランが組まれており。白生地の種類から選んで、好きな草木染めで染めて仕立てるというもので、気に入った色があり、購入することになりました。出来上がり時期が心配でしたが、大急ぎで仕立ててもらうので、ギリギリ間に合いそう。
なんだかんだ言いつつ、結局、何かしら購入してしまうのよね

京都から、八ツ橋職人さんが来ていました。
試食ができるのですが、あんなにたくさんの種類の生八ツ橋を食べたのは初めて!

りんごと桃の生八ツ橋を購入

帰りは、おみやげに「京野菜セット」がもらえます。
いくつか種類がある中、私が選んだのはこれ。

ちっちゃいナスは漬物に、トマトは丸かじり。しば漬けも美味しくて満足




そして、週末。
知人の結婚式があり、とうとう、溝の口で作った着物を着る機会がやってきました。帯は、華やかな席にぴったりな、母のプラチナ帯を借用。もう、20年ほど前に購入したものですが全然、違和感なし。
着物って、こういう「代々受け継ぐ文化」ってのがいいよねぇ。

張り切って着付け・・と思ったのですが、まだ、習い始めて日も浅いので、晴れの席だし、プロにお任せすることにしました。

『Wふ』に申し込み、『着付けの木戸』さんってところを紹介してくれたのですが、ここがとっても安い!
家に来てくれて、おたいこ結びだと2,500円、変わり結びは3,000円!

私はふつーの二重太鼓にしようと思っていたのですが、担当の方が、それでは面白くないと。帯と帯締め&帯あげを変わり結びにし、着付けてもらったら、本当にぴしーーっとして、乱れない。最初は帯がきついかな?と思いましたが、実際はそうでもなく、快適に過ごせました。

前も後ろも可愛かった

溝の口で購入した小紋の着物は、織り地が変わっていて、ライトに映える
昔、よく母親に、肩幅が広いから、着物は似合わないと言われ続けたのですが、歳をとったせいか、けっこう似合うようになっており。
周囲の皆さんから、ブラボーと声をかけられました。「やせて見える」と言う人も。プロが着付けたから、ピシッと見えたのだと思います。
こんなに好評なら、着る甲斐があるってもの。改めて、着付けのレッスン頑張ろうと思いました

目指すは旅館の仲居さん・・ではなく、名物おかみ



それからそれから。
先日、注文していた「竺仙」の名古屋帯が出来上がってきました

こんなパックに入ってやってきました。

明るいブルーの日本てぬぐいは、今回の「おまけ」。

伊勢型の染めが、ほれぞれするほど美しい。汚れても大丈夫なよう、すぐ、ガード加工に出しました。
夫が帯を見て、「どの着物に合わせるんだ?」と。
そうなんです。帯を買えば、それに合う着物を、着物を買えば、それに合う帯を・・と、エンドレス状態になって行く・・やばいやばい。
そんなハナシとは別に、いつかぜひ、シックな江戸小紋を誂えたいですわ。

やっぱり、竺仙!

2007年09月07日 | ・お着物バナシ
二日前に、丸井今井で開催されている『江戸老舗めぐり』のことをお伝えしました。

今日は、二回目の訪問。
行き先は決まっていました。
竺仙

昨日、着付け教室へ行くと、来月、初の検定を受けましょうと言われ。
その際は“名古屋帯”を着用すると。
着物は購入していますが、用意している帯は、全て“袋帯”。
いかん!これはそろえなきゃあ!って。(注:レンタルできること、今は忘れて)

前もって、ヤフオクで、名古屋帯がいくらぐらいするかチェックしていました。
アンティークやリサイクルなら、数千円からアル。
でも、気に入った新品となると数万円し、仕立て代も別。
それだったら・・もし、自分で気にいったものを見つけたら、そっちを長く着用する方が良いに決まってる!
・・と、もう一度、竺仙へ行くことにしたのでした。

この間はそうでもなかったのに、今日はかなり賑わっている。
先に、隣に来ていた銀座のE屋を物色。
塩瀬や、ちりめんの染め帯もたくさんあったのですが、ちょっと、いいかな?と思うものは、15~20万円くらい。
お仕立て代と芯代で、あとプラス2万円くらい。。
竺仙の帯はもっと安く、お仕立て代はサービスなので割安感アリ。

この間、あれこれ説明してくれたお姉さんが、私を覚えていてくれて、お客さんの対応が終わるとすぐ、やってきてくれました。

自分の持っている着物柄を説明すると、似た雰囲気の反物を見つけ、私が指差す帯を片っ端からあててくれました。
どれもかなーり素敵だったのですが、ナントカ型(また忘れちゃった)という、更紗のような模様の型染めが気に入りました。
それは、今回、丸井に出展するにあたり作ったと言う、新作でもあります。竺仙の皆さん、一押しの一本
チラシにも載っていて、私も気になっていました。

今日は営業の方も何人かいて、その中の男性Kさんは、竺仙の社員暦50年と!
その、ベテランKさんも、コレが一番、いろんな色の着物に合わせやすいですよと。
プロの目と、素人=私の目が合致ということで、コレに決定



竺仙で、仕立てる職人さんは男性だそう。
その方は、とっても腕がよく、いわゆる“袋”みたいになっちゃうことなど、絶対、ないと。

名古屋帯の仕立て方は、一般に「名古屋仕立て」というものなのですが、なぜか北海道は「開き」という仕立て方が一般的。
呉服屋さんもこのことをわかっていて、ちゃんと「開き仕立て」で作ってくださるみたい。
今月末、出来上がったら、送ってくれます。楽しみ~!

注文した人には、粗品進呈。
かわいい、緑の市松柄の日本てぬぐいをいただきました。
何につくり変えようかなぁ・・。

「カーラとおんなじ模様ですか?」

今回、予算がなく、着物を仕立てることはできませんでしたが、もしかするとまた春、他のデパートにやってくるかもしれないと。
その時は、ぜひ、江戸小紋を一枚

江戸小紋と言っても、模様はイロイロ。
格が高いといわれている、行儀小紋、鮫小紋、角通し小紋をはじめ、毎年、オリジナルデザインが出るようで、本当に種類はたくさんあります。
でも、型紙を作って、人が手で染めているので、いつか、型紙が破れたらもう作れないそう・・。
実際、持ってきている中にあった、細かい紺の竹柄は、型紙が破れてしまい、これが最後の一反だと。

私が気になったのは、市松系の模様。
去年の雑誌『七緒』に出ていた、茶系の市松柄が気になっていたのですが、ちゃんと反物でやってきていました。

京都のイノダコ-ヒーが、レトロな雰囲気にぴったり

他にも、帯とセットで持ってきていた、市松のもっと細かいチェックも、無地感覚で着れそうで、とっても可愛かった
来年、また、あれこれ選ぶのを楽しみにしていよう。

このチェックの着物も、めちゃめちゃ可愛かった

縞の小紋なども、かなり粋。
80歳を越えた、年配の女性染色家が染めていると言う。そういうの聞くと、人間の手のかかった反物がいとおしく感じます。

もちろん、安い江戸小紋もあります。ヤフオクで3万円以内など。
そういうのは、いわゆる、機械による「コピー」。
手染めは、むらのような、グラデーションができるけど、コピーの方が模様は均一。ただ、最近は、手染めっぽく、わざわざ、むらに見えるように印刷する手法もあるらしいので、ほとんど、見た目はわからないと。

じゃあ、見た目一緒で、値段の違う反物、どちらを選ぶか?
結局、その人のキモチが、どっちに揺らぐかなんでしょうねぇ。。

私はたぶん・・和裁の修行に、自分で作る時は、安い反物。
高いのは、あくまでもプロにお仕立てしていただくわ

呉服屋さんとのお付き合い Part.2

2007年08月07日 | ・お着物バナシ
最近、読んだキモノ本のもう一冊は、林真理子の『着物の悦び』。
林さんが、恐ろしくキモノにお金を費やした・・という話しは、かなり昔に聞いたことがあります。

林さんは柔らかもの主義。柄については、古典柄が好きだそう。
お気に入りの呉服屋は、銀座の“志ま亀”で、このメイン呉服屋の他に、たまに展示会で買う店3軒、小物を買う店たくさん・・とお付き合いしているそう。

自分がいつか、メイン呉服屋を持つかどうかはワカラナイけど、この本は、展示会などに行く際の“注意事項”がたくさん書かれていて、とっても参考になりました。
付箋を貼ってったら、20枚くらい付いた

たとえば・・展示会に招待されても、「お弁当を食べてはいけない」とか
人間心理として、食事をおごってもらうとつい、買わなきゃ・・という気になるのだそうな。そういえば、展示会って、必ずと言っていいほど、食事つき。
このへんの心理を突いているんでしょうね・・。

内容的には、けっこう、着物世界のねちっこさが書かれていて、読んで、むったりした気分になったりもするのですが、“バイブル”としてはサイコー。
H8年に初版本が出ていますが、H18年の時点で、第11刷まで行ってるようです。



あちこちの店を見たり、こうした本を読んだりしているうちに、私はすっかり、“呉服屋”というものがイヤになってしまいました。
大好きなものを食べ過ぎて、最後にはキライになるタイプ
しばらく、どの店にも行くのをやめよう・・と思っていた矢先、このような、可愛いハガキが。
東京・青山の『ゑり華』からでした。



先日、東京へ行った際、雑誌なんかに出ている有名なお店のどこかに入ってみたいなぁ・・と思っていて、唯一、行けたのが、このゑり華。
その頃、ホームページで、2階のギャラリーでバーゲンをしている・・とあったので、行ってみました。
既に、常連さんのような方が来ていて、私達は場違いなところに来たかなぁ・・と思ったりもしました。でも、1階の小物類がとても楽しく、私としては、やはり行ってよかったです

結局、お稽古に持っていける可愛いキモノバッグを購入しました。
普通の着物バッグって、青とか赤とかの、ババクサイものばかり。
そんなに大げさじゃない、気軽なのがほしいと思っていたので、ちょうど、思い通りのバッグと出会えたのでした。

小ぶりだけど、着物&帯に反物も入る!

購入した・・と言っても、バッグと雑誌くらいだったのですが、北海道くんだりまで、バーゲンのご案内などもくださるというので、一応、名前を記入して来たのでした。
そうしたら、また、今度は以下のようなお手紙が。
タイトルは、「ゑり華がどうしてもお客様にお伝えしたいこと」。
・・嘆願?



昨今、着物ブーム到来だけど、もてはやされてるのは、“リサイクル”や“アンティーク”ばかりだと。
新しい物を呉服屋が頑張って売ってかないと、作り手の職人も作家も絶えてしまうというような内容。

これは、一理アル・・と、私は思ってます。
先日、雑誌『七緒』のバックナンバーを読んでいたら、新潟の小千谷ちぢみの織り手さん他の話しが出ており。
2004年の新潟県中越地震を経験して大変だったけど、仮説住宅に住みながら、また頑張ってる・・というような内容でした。
それが、ついこの間の再びの惨事。
あの本に出ていたおばあちゃん達、大丈夫かなぁ・・と思わずにはいられませんでした。そして「小千谷ちぢみを買ってあげなきゃ!」って

「ゑり華」さんの姿勢が見えるお手紙で、また、東京に行ったら寄ってみようかなぁ・・という気になりました。

「屈辱」って何だっけ。

2007年08月06日 | ・お着物バナシ
この写真は・・『運針』。
ちくちく縫う、あの「うんしん」であります。
汚いこのうんしんの作者は、ナント、私。
私の、子供の頃の作・・ではなく、本日、縫ったもの。
つーか、全然、縫えなかったものっ

私は、お針仕事が大好き。
子供の頃から得意で、家庭科が常に5はトーゼンとして、家政部にも所属、東京に勤務する前の何年かは洋裁も習い、ふつーに自分のスーツ等、作っていました。

いつか、和裁をやりたい・・と思っていたものの、なかなか実現できず。
今年に入って、和裁が一番、着付けが二番、のキモチで学校の門を叩いたわけですが、「着れないのに縫ってもしょうがないでしょ」の一言で、まずは着付けからスタートすることにしたのでした。

三ヶ月が経ち、そろそろ、着物のことも少しわかってきたということで、ちょっと、和裁教室を体験してみようかな・・と、本日、教室を訪れたのです。

「まずはじめは、運針からです」と、サラシと赤い糸を渡された・・まではよし。
基礎縫いからみっちりやる・・とは聞いていたので、一通りの道具をそろえて行きました。
ただ、準備していったものの中に、今回、新しく購入したグッズが一つ。それは“指ぬき”。和裁では、指ぬきを使って、ちくちく縫うのが正統派。

幼い頃、母に「指貫を使って練習しなさい」と何度も言われたのに、何だか指先がもちゃもちゃするのが気に入らず、とうとう、指貫なしで何でも縫うようになってしまった私。
・・そのツケが、今頃、何十年もたって巡ってくるとは。ぜーんぜん、手が動かない!
久しく、感じたことのなかった『屈辱』というキモチを味わいました

「これからは、テレビ見ながら、運針の練習したらいいわよ」と先生。
おーし、やってやろうじゃないか!という気になっております。鼻息荒し

運針を一通りやった後、本当の「基礎縫い」のレッスンに入りました。
着物製作で使用する、いろいろな縫い方をサラシに縫いこんでいき、最後はタペストリーのようなものになるはず。
たぶん、一ヶ月くらいはそんな修行・・

それにしても、改めて、洋裁と和裁って違うなぁと感じました。
洋裁は、手縫いの部分があると言っても、せいぜい、千鳥がけだのまつり縫いだの。ほとんどの部分は、ミシンがやってくれます。

和裁って、最近はコスト削減のため、ミシン縫いすることもありますが、あくまでも手縫いが一番、高級。
見えない部分に対する縫い方の種類が、こんなにあるのか・・って感心しちゃううくらい、いろんな技法が必要のよう。
しばらくは、地味な作業が続きますが、これはこれでけっこう楽しく、一心不乱の二時間はあっという間でした。

今後、週一回、コンスタントに通えるかはまだわかりませんが・・
せめて、自分の襦袢や浴衣くらいは縫えるようになりたいなぁと思ってます。



ぜんぜん、カンケーないけど。
昔やってた、『カノッサの屈辱』って番組、けっこう好きで見てたぁ

呉服屋さんとのお付き合い

2007年07月31日 | ・お着物バナシ
最近、着物に興味が出てから、キモノに関する内容の本を立て続けに読んでいます。

まずは、群ようこの『きものが欲しい!』。
ストレートなタイトルからして、なんかおかしく
げらげら笑いながら、一気に読み上げました。

群さんの着物の買いっぷりは、気に入ったものがあれば、全財産はたいてスッテンテンになるほどのレベル。でも、それより何より、お母さまの買いっぷりがすごすぎ!『30分500万円お買い上げ事件』は圧巻です
このお母さん、展示会などでがーっと反物を選び、普通はそこから、どれがいいか厳選していくところを、デフォルトがお買い上げモードで、その中に「買わべきではないものがあるか」を探すそう。たいていの場合は、全部お買い上げ。
・・でも、なんだかこれを読んでいて、まるで、私がアウトレットショップへ行った時の買い方に似ていて、あいたた・・という気分でした。
規模は違うけども

キモノ好きの方が口をそろえて言うのは、着物と一生、楽しくつきあえるかは、呉服屋さんとうまくつきあえるかによると。
群さんの場合、たくさんの呉服屋と付き合ってはいるものの、何かトラブルが起きては、付き合いをやめています。
ぎゃーっと怒るわけではなく、高い勉強台を払った・・くらいの気持ちで、冷ややかにバッサリ付き合いを切るみたい。
これって、なかなか難しいことなんでしょうね。まだ、私は付き合い始めだけれど、既に、呉服屋のネチッコイところがわかってきて、いやーーーーになって来ているのも確か。



神奈川で作った、初お仕立ての江戸小紋は、まだできてきていません。
キモノは気に入ったけれど、この店に関してもちょっと思うところがアル。

まず、最初の購入の時から怪しかった。疑っているのは“帯代”。
着物については、値段がついていて、これはお買い得だよーーと言っていましたが、それに合う帯を見繕い、さらに帯揚げと帯締めもコーディネイトしたあたりからおかしかった。
「着物と帯を買ってくれたら、帯揚げと帯締めはプレゼント」というのは、どこの呉服屋も語るトークのよう。その時、帯の内側をチラリと覗き込んで、「この帯は10万円だから、合計でこれだけのところを、こんくらいに割り引く」と。
見た目のシンプルさに反して、ずいぶん、高い帯だな・・とその時は思ったけれど、なぜあの時、その値段を見せてもらわなかったんだろう・・と、ちょっと後悔しています。
あの帯が本当はいくらだったかで、本当の割引がどのぐらいだったのかが、はっきりするから。

自分としては、仕立て代も何もかも入ったら、まぁ安い方だろう・・と納得したのですが、それにしても営業手法として「なんか、うさんくさい」という気持ちはぬぐえない。

さらに、購入が決まって、手続きのためにちょっと休んでいたら・・担当者が“百周年記念”と立派な筆文字で書かれた木箱を持ってきて、「何だと思います?開けてみてください」と。
購入記念プレゼントの、ワインか日本酒でも入っているのかな?と思い開けると、中から出てきたのは、、反物。
「100周年記念に特別に作ったものなんです。テツネズ色と言いまして・・」と、説明が始まった
今、買ったばかりなのに、この期に及んで、まだ売る気かよ?とうんざりしましたが、まぁ、上から、この商品は必ず勧めろって言われてるんだろうなと。

帰りがけには、「100周年の記念イベントを横浜でやるので来てください」と案内され、つい最近は、わざわざ、うちまで神奈川くんだりから電話が来たので、早めに着物が出来上がったのかなと思ったら・・
「100周年に先駆けて、自支店でお客様に記念品を用意したので、受け取りに来れないか」と。夫に受け取りに行ってもらえばよいだけかと思ったら、「受け取りのための入場券を送るので、期限内に来てもらいたい」と。
・・何のことはない、2Fの特別展示場まで上がらせ、着物を売りつけようって魂胆。

呉服屋さんってのは、一年に何度もこうしたイベントを組み、案内が来るとは聞いていたけれど、あまりにもスパンが短い。
早くも、気持ちが疲れてきちゃった

あと、最近、妹がオークションで新品の電子辞書を安く購入したというのを聞き、そういえば、着物関係はどんなんだろ?と見てみたら。
安い!驚くほど安い
しかも、検索していて見つけてしまったのですが、その呉服屋で、小紋の前に見ていた紬の反物が出品されていた!
あの時、100周年記念価格は、お仕立て代込みで78,000円。安いと思っていたけど、オークションでの反物価格は14,800円!仕立て代25,000円を入れても、40,000円!?
もし、紬を選んでいたら・・これ見て、ぶっ倒れたわね
この、二倍価格は一体?お店の“接客代”ってことなんでしょうか。

B反もけっこうあるので、呉服屋で扱っているものとは、一概に比較できないのはわかります。
でも、特に帯なんて、立派なものでもけっこう安くて(帯って店ではめちゃ高い)、オークション購入で、十分なものもありそうな予感。
見れば見るほど、フクザツな気持ちになって来るので、オークションサイト・チェックはやめました

呉服屋のせいで、もんもんとしたくなければ、デパートで購入したらいい、と群さんは言っています。
値段は明確。安くはしてくれないけど、ねちっこさもない。
実際、先日、母は三越で着物と帯を購入。三越内での展示会だったので、そこそこ、お買い得な商品もそろえてあり、安心して選べました。
何よりも、老舗呉服屋だった三越で誂えた・・ということも、母の気持ちを満足させた気がします。
結局、選ぶ人の「キモチ」次第なんですよね・・。

母のお着物は、妹の結婚式で着る予定

神奈川の呉服屋さんの担当者からは、丁寧なお手紙を何通かいただいたりしています。そういう面は、決して、いやな感じではないのですが・・
最近、電話をかけてくるにあたり、「トミタさんですか?」と名前を間違える
あんなに、手紙を書いてきておきながらナゼに?
おっちょこちょいなのか、何なのか
夫が、緊張してるんじゃない、というので、まだ大目に見てますが、もし、こんなんが続くようなら、バッサリ「群ようこ」です。
愛を感じませんもの

私が、すっきりしたキモチでお付き合いできる呉服屋と出会えるかどうかは、まだわかりません。
とりあえず、あちこち、様子をみるつもりです。

週末着物ざんまい

2007年07月29日 | ・お着物バナシ
この週末は、着物に関するイベントざんまいでした。
土曜日は、今、通っている『東京きもの学院』主催の浴衣パーティが、ルネッサンスホテルであり、妹と参加してきました。

参加条件は、“浴衣”または“夏着物”で参加すること。
着付けクラスだけではなく、和裁クラスの方々も一緒で、年配の女性も多かったです。
あんなにいっぺんに、着物を着た人を見たのは・・卒業式や成人式以来?
年齢はかなり、違いますが



出発の二時間程前から準備に入ったのですが、妹の帯結びに手間取り。
自分に巻いたら、ちょうど良い長さも、妹の方が体型は細いので、ヘンにあまっちゃう。仕上がった時には、汗だくでした
人を着付けるって、本当に難しいことなんだなぁと実感。

自分は自分で、崩れて来ないように・・と、帯をきつく締めたため、早い時間からご飯が入らなくなってまいった
ものを食べる時は、そこそこくらいにしとくべきなのね・・。

終わってから、昔の同僚が札幌に出張で来ているため、会うことになっていたので、ホテルですっぱりと浴衣から洋服へ着替えちゃいました。
おかげで、その後は、問題なく飲み食いできた
にしても、たまには、あーいう着物でのお食事会って、いいかもしれない・・。

ビュッフェが美味しかった!



そして、今日、日曜日。
たまに小物を買っていた、札幌の呉服屋『Wふ』のイベントのため、グランドホテルへ行って来ました。
いわゆる「恐ろしい場所」である展示会デビュー
「買わねーぞ」というカタい意志?をもって、行ってみることにしました。

メインイベントは、なんと、京本政樹のトークショー
失礼ながら、京本サンには全く興味を持っていなかったので、どんな方かもよく知らず。時代劇役者で、実は、小池鉄平と親戚で、くらいしか知らない
自分で着物ブランドのプロデュースを行い、名前だけじゃなく、ちゃんと、自分であれこれ考えて作品を作っている・・と聞いたので、ちょっと、見てみてもいいかなぁくらいの気持ちでした。

予想通り、会場にはオバチャンがいっぱい。京さまファンの方々かしら?
小さな部屋には、30人くらいの人。お茶をして、その場に京さまが来ると言う。めっちゃ、至近距離。しかも、円卓テーブルごとで、京本さんと一緒に写真撮影を行うと言う。

入ってきた京本政樹は・・ものすごく“美しい男性”で、おばちゃん達のため息がもれました。
いつも、ポスターなどで見るお姿は、天然パーマでもみあげが縮れていて、あれが私は好きじゃなかったのですが、現れた京さまは、ストレートの長髪。鮮やかなグリーンの着物に雪駄姿。背もけっこう高く、178センチくらいはありそう。
化粧の濃い男は好カンと思ってたのですが、あんまりにも美しすぎ!とても、四十台後半には見えない、スリムな体型。なのに、着物がとっても似合う
私も、おばちゃんの一人として、穴があくほど見入っちゃいました

京本サン愛用の広島県熊野産・化粧ブラシがおみやげ。

ブランド名は『雪華』と言い、雪の結晶や、時代劇に関するモチーフ・・刀やコマ、鈴などが使われているのが特徴。
らしいなぁと言う感じの、ど派手な着物もあれば、普通に着られそうなものもあり、お値段もピンキリ。

絶対に羽織らないぞ、と決意していた私ですが、せっかくだから一枚くらい肩にかけてみたら?の言葉に、紫地の紬を着付けてみることに。
濃い紫に、金と銀の井桁のような模様がうっすらと入った、無形文化財の結城紬。
そこまでは、たいそう、ステキなのですが、なぜか白黒のドクロマーク?の崩れたみたいな模様が、あちこちに飛んでいる。
一体、この模様は何かしら?これがなきゃあ、とってもいいのに、という失礼なうわさをしていたところ、「京本さんが来ますので、着ている方は脱がないように!」というアナウンス。
やばいっ、来ないで・・と思う間もなく、京本さんがつかつかと回ってきて、握手されてしまいました
えーい、ついでだ!と、「京本さん、この模様は何ですか?」と聞いてみたところ、「刀の柄です」と。
なるほど、刀の柄は、身を守るというアイコンなんだそう。
これもまた、京本さんらしいデザインであるわけね・・と納得しましたが、私としては「この模様がなきゃねぇ」と、あっさり、脱ぎ去ることができました

京本さんシリーズの他にも、別コーナーがいくつかあったのですが、その中で私が気になったのは、桐生から来ていた『絲都のそよ風工房』のお召し。

“お召し”という着物が、紬なんかが平民の着物だったのに対し、江戸の将軍家のお召し物だった・・というくらいはわかるけど、今は一体、どういう位置づけの着物なのか?本をみてもよくわからず。工房の作品のデザインを手がけている面白いお兄さんが、あれこれ説明してくれました。

HPを持ってるって言ってたけど・・検索しても、出てこないみたい。「みさち」という会社がプロデュースしているのかな?
また、どっかで見てみたい作品達でした。

結局、妹の結婚式で着る予定の訪問着に合いそうな、帯揚げを一枚購入。
小物はいくらあっても、いーですからね。

初の着物屋イベントに出た印象は・・「しばらくやめとこ」と言う感じ。
がーっと人に囲まれて、あれこれ勧められても、断る自信はあるので問題なし。
それよりも、何かしら自分自身で、気に入ったモノを見つけちゃうのがヤバイ
つまりは、己との闘いに負けそうでコワイ。
ああいうものには、あんまり行かないほうがいい人種だわ・・と悟った一日でした



人気駅弁一位?だかの、お弁当もいただいちゃいました。冷やし茶漬けと手まり寿司のセット。美味しかった!
京本サンお勧め吉水園の椎餅も、美味しかったですよ

初・呉服屋格闘体験

2007年07月23日 | ・お着物バナシ
先々週から、長く関東に滞在していたと言いましたが、この一週間は本当に盛りだくさんでした。
益子へ行ったことが何と言っても思い出深いですが、もう一つ、大きなニュースと言えば・・
夫の住む川崎で、『着物を買った』ことでしょう
なぜに、ホームタウンではなくそんなとこで?と思われるかもしれません。
まぁ、出会いと言っちゃえば、それまでです

最初は、デパートに入っている全国チェーンの「S美」にちょろっと寄りました。
呉服屋さんは、最近、札幌でも何軒か入ってみてるので、入ること自体はけっこー平気。特に、デパートの中に入ってるところなんかは、敷居が高いわけでもないので、好きなように見せてくれるため、入りやすいです。

今の季節の呉服屋は、前面に浴衣、その次に夏物、それからに一般的な小紋や紬・・と、奥へ奥へ、いざなう仕組み。
夏物に、最近、気になっている“小千谷ちぢみ”などがたくさんあり、つらつらと見て回りました。

呉服屋さんへ行くと必ず言われるのが、「どうぞ、遊んでってください」の言葉。
それはいわゆる、気に入った反物を体にぐりぐりと巻きつけ、まるで着物を着ているかのように仕上げてくれることです。
最初にこれを経験した時は、ほんとにびっくり。よくもまぁ、こんな芸当ができるもんだと感心しました

ここでも、お勧めの安くしている小紋と帯のセットを体に巻きつけてみてくれたのですが・・何のトキメキもなく、その店を後にすることに。



その後、駅前にある、いわゆる「町の呉服屋さん」に入ることになったのです。関東に店を展開している「A屋」というお店。もちろん、北海道民の私は、聞いたことのない名前です。

1Fがやはり、浴衣一色で埋め尽くされ、けっこうお客さんが入っていました。
近くにいた若い女性店員に「小紋や紬は置いてませんか?」と聞いたところ、2Fに案内してくれました。この時期、そんなものを見に来る客など居ないのか、クーラーも止まっていて、私達のために入れてくれたような状態。
浴衣の販売で忙しい時に、迷惑だったかなぁ・・と、ちょっと困惑

そこそこの広さに、いろんな着物が展示してありました。
入り口付近に、私が探していた紬系の反物が置いてあり、早速、体に巻きつけてみましたが・・どれも、「これだ!」とはならない。
似合うのは、どちらかというと個性的な、でも、そのうち飽きてしまいそうな大胆な柄。

そんなことをやっている時、おばあちゃま店員が2Fに上がって来たのです。かなりのベテランのようで、私にあれこれ見せてくれている女性が、実は新入社員で、教育係であるおばあちゃまは、心配になって上がって来たよう。

この方が、ちゃきちゃきした江戸っこ風な、魅力あるおばあちゃまで。
女性店員と、もう一人、ちょっとえらい男性店員が私達に応対してくれていたのですが、客も店員もなかなか煮えきらない中、急に、おばあちゃまが「これがいいと思うよ」と指さしたのは・・とても地味ーな紺色の反物。
「えーあたしにそれー?」という気持ちになったのは、私だけではなく、夫も同じでした。

ところが。
いざ、肩にあててみると、「あら?」という感覚があったのです。
この「あら?」は、着物好きで知られる、群ようこさんも言っていました
その瞬間、何かが舞い降りて来るらしい

そのブルーの反物は、“江戸小紋”と言い。はんなりした柔らかい色合いの、もともと町民の着物であった“小紋”に比べ、武家の女性の着物だった江戸小紋は、遠めからは無地に思えるほど、色も模様も地味。
でも、よく見ると、とても凝った不思議に複雑な模様が描かれていて、ブルーもただの紺ではなく、光の加減でちょっと紫がかったり、発色がとても綺麗だとわかりました。

おばあちゃま曰く、何でも、その着物は「斉藤三才」という作家モノだそうで。
確かに、“三才”という金文字のサインが入っていて、それが、前裾をぺろっとめくった時に見えるよう、着物が作られるんだと。
三才の作品は、ふつーは50万以上するけれど、そのお店の100周年記念に、特別に分けてもらったものだから、この値段はお買い得だと。

三才という人がどんな人かは、後になって、webで調べてわかりました。なかなか、個性的な作品を親子で発表している作家のよう。
でも、そんなこと、キモノ初心者の私達にわかるわけがない。
はぁはぁ、と聞いていた程度です。

でも、反物を巻きつけ終わり、好みのシンプルな帯を巻きつけ、帯あげや、帯締めをしてみた頃には・・なんだか、まんざらでもない気持ちになっちゃったのでした。
これ、意外と私に似合うわって

そこからが、値段交渉。
着物がいくらかは知っていたのですが、帯の値段を知らず。たいして、高級な感じでもなかったのに、男性社員が裏側をちらっと見て、「これは10万円の帯です」と。合計イクライクラだけど、帯あげと帯締めも入れ、全てのお仕立て代も入れて、これくらいでどーですか、と電卓を見せる。
・・上海での、電卓交渉を思い出しました

ずいぶん、中途半端な額ですね、と言ったら、じゃあ、端数をきりましょうと。
○千円をですか?と聞いたら、○万円から消してくれた。
確かに、安くしてくれたのはわかったけれど、今のこの時期に、それだけの額を着物に費やす気は全くなかったので、ちょっと躊躇。
でも、江戸小紋は格がちょっと高いため、いろいろな場所で着れそうで、何と言っても、長く着れそうなのが気に入り。
夫のお墨付きもいただき、購入することに決まりました。

その新入社員(♀)にとっては、私が初めてのお客さんだったようで、相当な喜びようでした。
そんな顔が見れたので、まぁいいか・・と、その時は思ったのですが。

ちょっと、煮えきらない、ふつふつとした気持ちが沸いて来ている、今日この頃。
あの店だから、ということではなく、呉服屋だから、ということだと思うのですが・・
まぁ、そんな話はまた今度。

巻きつけの図。でもこれじゃ、色はわかんないね。

着付けのその後

2007年07月23日 | ・お着物バナシ
5月から始めた、週1回の着付教室は、順調に楽しんで通っています。
硬い布地の着物から、小紋などのいわゆる「やわらかもの」へ移り、帯も、お太鼓、二重太鼓と締めてみました

残念ながら、週一回なのですぐ忘れ、毎回、メモとにらめっこしながら格闘している状況。
キッチリ解説したテキストって無いのです。だから、細かいことは自分でメモしておくしかない。
と言っても、今は、webで結び方など、いっぱい出ていますから、調べようと思えば、いくらでも情報は入って来ます。
スクールできっちりテキストがあったら、習いに通わないで、そのまま来なくなっちゃう人とか居るからかな。
あくまで、「伝承の文化」なんですかね

『ふくら雀』・・二度と結べそうにない

今の基礎コースは7月でとりあえず終了。先日は、夏用の帯締めを組み紐で作ったりもしました。
この後、8月からは少しステップアップして、次の3ヶ月のコースに進もうと思っています。
基礎コースは、道具から着物まで、全てをレンタルするコースにしたのですが、やっぱり料金は高上がり。
先生が、来月からは、通常の月謝制を選んで、必要なものだけレンタルしたら?と言ってくれています。

せっかく、着物が着れるようになったのだから、何かしら着ていく機会を作りましょう・・と思うのは、着付学校も呉服屋も考えるコト。

そんなわけで、今週末の土曜日、学校の主宰する『浴衣パーティ』が、ホテルであります。
せめて浴衣くらいは自分で着たい・・と、バーゲンで、妹と一緒に浴衣を購入。
二人で行って来ようと思っています。

実は、先月末に博多へ行きまして。( この話、まだblogで語ってない!)
早速、浴衣に締められそうな、半幅帯を買って来ました。先週、学校で締めてみたら、とても好評。
よくあるポリエステルではなく、博多帯らしい硬い絹なので、キュッと締まりがいい!

着付けを習い始めたら、その土地土地の“織物”に興味を持つようになりました。
・・でもこれは、とってもキケンなこと。“手織り”って、本当に高いもんは高いんだもん。恐ろしい値段がする
北九州でも、久留米がすりがたまに売られているのを見ましたが、反物で5~8万円くらいでした。普段着なのにね。
自分を律しつつ、あれこれ、お勉強するのがいいんじゃないでしょうかぁ・・

私の浴衣は綿麻のゆり柄



実は、かわいい下駄も購入。 (モデルは妹足)
この下駄は、「うめこさんの下駄」と言い。木削り、絵描き、鼻緒つけも全て、うめこさんによる手作りなのです。
大好きな雑誌の一つ、『スロウ』に特集されていて、前々から気になっていたのを、ついにゲットしました。本当に可愛いです!私の図柄は、“花吹雪グラデ”。絵柄は20種類くらいあって、とにかく迷います。

私の大足が履くと、思いっきりはみ出て、可愛い柄がほとんど見えなくはなるのですが。
置いておくだけでも、可愛いからいいやってことで

浴衣パーティの会場は、ルネッサンスホテル。
会費は4,000円ですが、わいわい食事をするだけではなく、抽選会などもあって、着物の反物が含まれてたりするのは、さすが着付学校って感じ。
とても、楽しみです。

妹の浴衣の柄も、元気で個性的

5月からの習い事

2007年05月11日 | ・お着物バナシ
新しいことを始めるのは、4月からなのかもしれませんが、私の場合、遅ればせながら5月スタートいたしました。

まずは、着付け。
いい歳として、一人で着物も着られないってどうなの・・と、常日頃、思っていたのですが、この秋、妹が結婚することになり。
しばらく着ていない着物に、袖を通すことにしたのでした。

何軒かの着付学校を調べ、最終的に『東京きもの学院』に決めました。
ここ、札幌と旭川にしかないのに、どうして“東京”なんだろう。
まだ、ナゾは解けていません

先日、第一回の教室で、まずは「補正」を作成しました。
補正、というのは、お尻の上、ウエストのくぼみをまっ平らにするために巻くパッドみたいなもの。着物を着る際は、できるだけ体のでこぼこを補正して、円筒状にすると美しいのだそう。タオルで作った「補正」は、かなりの優れものな気がします。
私の場合、黒人なみにお尻が出ているので、あんなタオル地くらいじゃ、補えない気もするのですが。
巻きすぎて、かなりの大木になりそう

教室は、先生が2名に、生徒が何名かいて、それぞれの進度でいろんなことをしています。ちょうどその日は、まもなく、検定を受ける人達がいて、時間内に着られるかチェックしたり、筆記試験のポイントを教わったりしていました。
なんとも、優雅

私が受けているのは、まんま基礎コースで、一応、3ヶ月で自分で着れるようになるそうな。レッスン時の着物や道具類、すべて借りれるコースにしたので、会社帰りにも通いやすいのが魅力です。
3ヶ月後、ちゃんと自分の着物を着れるようになっているといいのですが・・。

着付けを始めたら、本屋で着物雑誌が目につくようになりました。
今って、普段、おしゃれに着物を着ようとする若者が増えているんですね。
浴衣だけではなく、着物のステキな着こなし方が出ていたりして、とても参考になります。
でも、今後、着物にのめりこんで行ったとして・・着物をパカパカ買ったりするのはやめよーーう、と思ふ。

最近の着物雑誌は若者がターゲット



もう一つ、始めたことは・・ホットヨガ。
札幌駅前の『BELBE(ベルベ) 』に通い始めました。
何ヶ月か前から、妹が通っており。体重はあまり減らないけど、サイズがダウンしてくる・・という殺し文句にヤラレて、通い始めました。
妹は、結婚式で私が着物を着ると知り、どうにかしなきゃ!と思ったのでしょう。否定しません

ホットヨガというのは、少し暑い部屋にスチームを炊き、ヨガを行うというもの。
サウナが苦手なので、大丈夫かな・・と思っていましたが、だらっだら汗をかく気持ち良さ
これなら、背中のお肉もいつの間にか消えているのかもしれない・・。

まだ3回ですが気に入ってマス