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NYAMA's BLOG

ダルメシアンのCARAと、ぬくぬく3匹暮らし☆

木綿展 ~2日目~

2011年09月08日 | ・お着物バナシ

9月4日(日) ときどき

いつものキモトモ仲間3人と、N染舗のNさんも一緒に染織こだまの木綿展へ。                                       前日から、北海道に台風の影響が出ていて、岩見沢から出て来るHさんは着付けを断念。でも、約束時間のお昼近くには、そんなに雨も降っておらず、逆に晴れ間がチラホラして来ました。                                                                               オープンしてすぐ入ったら、私達が一番乗りのお客様。                                                               去年、Nさんを同年代のこだま息子さんに会わせたかったのですが、かなわなかったので、今回はお会いできて良かったと思いました。                                                         Nさんは、息子さんだけじゃなく、お父さんともお母さんともいろんな話しをされたようです。同じ業界にいても、木綿の種類がこんなにあるなんて、ご存知なかったようで、しきりと、それぞれの反物の風合いを確かめていました。                                                                     着物といえば、一般的には“絹”ですもんね。こだまさんも、地元に戻れば普通の呉服屋さんのようですが、全国的には“木綿の染織こだま”として知られているのでしょう。                                                 呉服屋さんとしての戦略って、いろいろなのね・・。

 札幌2度めの出展記念にパチリ

私を含め、みんなが注目したのが・・桐生から届いたポリエステルの名古屋帯。前日に、函館のHさんも購入したものです。                                                                 絹の桐生帯も来ていて、風合いは確かに絹のほうが柔らかいのですが、絹と見まごうくらい上出来でデザインもなかなか。                                                                 しかも値段が、絹の3分の1!                                                                              どうしても、ポリの方をつかんでしまいます・・。        

着物の方はみんなそれぞれ、気に入ったものを見つけていました。私が気になったのは、手ごろな館林木綿の中でも珍しい刺し子織のもの。なかなか、織手さんが織ってくれず、お店に商品が届かないのだそう。        最初、見た時は、「なんだ、このカーテンみたいな生地?」と思いました。丸巻きの反物になっておらず、広幅の不思議なサイズの布だったためです。試しに羽織ってみたら・・あまり、イメージはつかめなかったけれど、個性的な着物になることは間違いない感じ。お値段も手ごろなので、それを選ぶことにしました。                              二日も来ているので、決断は早い。

ポリエステル帯をどうするか迷ったまま、ランチタイムが来たので、お気に入りを横のソファによけて(つばつけてるの意味)、タクシーで出かけました。                                                  『真心庵』(しんしんあん)は、南11西20で、円山公園からはちょと離れた場所にありました。お向かいがショコラティエ・マサール。                                                            料亭の風格で、庭の池には太った鯉がうようよ!2Fから見ていたら、えさをもらいに寄って来る鯉の頭を子供がなでなでしてました。そのくらい、大きい。                                                杉?松?の大木があり、元々、由緒正しいお宅があってそれを改造したような造りでした。

ランチメニューはけっこう、お手ごろで、ほとんど、一の膳、二の膳と分かれ、二の膳にはお寿司がついている。  とっても美味しくて、無言になりながら食べちゃった。                                      ボリュームがあってお腹もいっぱい、大満足。

                                

                         

幸せになった私達。冷静になって、やっぱり今回は、木綿の着物地だけにしよう・・とか、帯一本にしとこう・・とか、決意表明してタクシーで戻りました。                                              Nさんは、小樽での宴会に行かねばならず、そこでサヨーナラ。                          

展示会場に戻ると、どうしたことか!?さっきまで、閑散としていたのに、お客様がみっしりいる。          ちょうど、晴れ間が出てきて、天気が良くなったのに合わせて皆さん、わらわらと出てきた感じ。                 その様子を見ると、冷静になったはずの心臓がバクバク!ライバルがいっぱい!という気持ちに。       こだまさんがお客さんに「来年は来れないかもしれません」と話している声が聞こえ、ますます、血糖値がヒートアップ!                                                                   結局、反物もポリ帯も購入することになっちゃったのでした。                                 ・・あれは、サクラじゃあないと思うけど、思いっきりヤラレタような気がしちゃう。                     単に、私達の精神力が弱いってだけなんだけど。                                        そういえば、来年、来れないんなら・・って、久留米絣の変わったのをもう一本、紛れ込ませたんだった。

私は今回、初めて“ちくちくパック”で注文してみました。和裁をする者として、一番、面倒なのは“印つけ”。それを3千円でやってくれるなんて、すばらしい!というのがみんなの意見。                           反物のちくちくパックと、ポリ帯の仕立てが値段に入っていたので、今は全部、宮崎に戻ってます。         どんな感じでやってくるのか、とっても楽しみです。

家で反物をながめていると、幸せな反面、「また増やしちゃった」という自己嫌悪に陥ります。             これは、がんばって、さくさく縫い進めるしかない!・・と、9月までに出来上がらせることができなかった、夫の単衣を広げてみたのでした。                                                      休暇中に、少しでも進ませないと。


木綿展 ~1日目~

2011年09月07日 | ・お着物バナシ

夏休み、一発目の週末は、“木綿づくし”でした。                                        宮崎の『染織こだま』さんが去年に引き続き、札幌で展示会を開くことになっていました。               私はこれまた去年同様、土曜、日曜の二日間に渡り、メンバーを変えて訪問。                      どっぷり木綿に浸かった週末となりました。

まず、2日(金)、函館の友達Yさんが特急スーパー北斗に乗って札幌へやってくることに。              私も同じ電車に苫小牧から乗って、札幌で合流し、ゆっくりご飯でも・・と思ったのですが、この日は信号機故障があり、札幌に到着するのが一時間くらい遅れてしまったのでした。                                          その後、あまり時間は無かったけど、大丸の『赤クマ食堂』で夫も合流し、翌日の打ち合わせをしました。

午後10時でお店は終了なのに、9時ちょいに入ったのでラストオーダーまで時間はギリギリ。                        何かを頼もうとする度、ウエイトレスに「それは時間がかかりますが大丈夫ですか」「かなり熱いので食べるのに時間がかかりますよ」と止められる。                                               じゃあ、どれをあなたは薦めるの?と聞いたら・・チンケなつまみみたいのを指さしやがった。             お腹がすいて、ご飯食べに来てるんだっつーの。                                         入って欲しくないんだったら、9時にもう、CLOSEDの札、下げりゃあいいのに。

私達は「問題ない」ので、熱いの食べますって、無理くり注文。                                  やってきた食べ物は、ウエイトレスが心配するほど熱すぎる食べ物でもなく、早食いの私達3人は、10時前にはサラリと食べ終わったのでした。                                                   あの子、デートで早く帰りたかったんだな・・きっと。

     “海鮮タジン”、美味しかったけど  店の第一印象は・・

3日(土)午前10時頃、Yさんが宿泊しているホテルへ向かいました。                          こっそりと部屋へ行き、ガンガン冷房をきかせて、私は一度、着物を脱ぎ、長襦袢から一緒に着始めることにしました。                                                                    うちの学校の他にない良さは、デモンストレーションをして見せてあげるとこだ・・って、先生が言ってたし。            彼女は、和裁も着付も習ったことはないのに、独学で何とかしようというすばらしい心構えの人。        本を読んだだけではわからないところが、一緒に着てみせることで少しでも解決できたらいいかなぁ・・と思いました。たぶん、次に自分で着てみる時は、前よりもずっと上手に着れるんじゃあないかな。

展示会場のリバティホールへはタクシーで向かいました。台風で天気が悪いし、少しでも疲労を避けるため。  去年同様、こだまさんは、お父さん、お母さん、息子さんの3人ファミリーでいらっしゃいました。           去年は6月だったので、品揃えが夏に向かうものがけっこうあったけど、今回は9月なので、夏ものはほとんどありませんでした。       

Yさんが今回、持ってきた着物は、染織こだまの木綿で、“ちくちくパック”という、裁断&印つけを3千円でやってくれるというサービスを使い、自分で仕立てたもの。お店の方々から、ちゃんと着てきたことを褒めてもらってて、私もうれしくなりました。                                                                かく言う私の着物も、去年、こだまさんで購入した綿麻の小千谷縮。                            シーズン的には8月いっぱいなのかもしれないけど、そんなに透け感がなく、あまりに暑いので、9月アタマだし・・と着用を許してもらうことにしたのでした。

Yさんが、調子良く、ウールだ帯だと決め始めた頃・・私は、自分としてはかなり冷静に、反物をチェックしていました。                                                                     作ってない反物状態のものは何があったか?夏に着るものは出番が少ないからやめよう・・とか。             できれば、これ以上、増やしたくない・・というのが本音。でも、展示会など行ってしまうと、何かと気に入るもの、欲しいものなどが見つかったりするんですよねぇー。                                      厄介なことです。

即決型のYさんは、あっという間に反物&帯を選び、購入に至りました。普段、付き合いのあるキモトモのみんなには無い決断力。                                                            前日も実は、15分だけクローズドまで時間がある・・と、駅地下のHANAへ連れて行ったのですが、帯揚げ、帯締め、ふろしきをあっという間に購入していました。

その後、去年はキモトモ仲間と行った、リバティホール向いのTUTU1階にある『シェ・フルーレ』へ。        “姫膳”って、レディースランチを頼みました。                                               白ワインも一緒に飲んで、上機嫌の私でした。

   

夕方6時台の電車で函館に戻るので、あまり時間はなかったけど、ちょうど丸井に“江戸老舗展”が来ていて、竺仙の着物が見れるので行きましょうとお誘い。                                            ここで私は、反物へ行く前に、目が釘付けになったものがありました。                           江戸小紋の“型紙”です。 

                               

今回、もう古くなって型紙として用を足さないものを3千円で販売していたのでした。                いっぱい、種類があり、目移りしちゃって、反物どころではない。                                                 和紙の3枚重ねを彫って、強度を増すため裏から紗を張っている。中には、江戸時代のものも含まれていて、脇に文字が書かれていたり。                                                      私は、数ある中から“梅”の柄を選びました。そのうち、額縁の中に入れて飾りたいと思っています。        丸めて、行灯に加工するのもきれいですよって教えてもらいました。                               

<表>   色付けした跡ががうっすら・・ 

<裏>   紗の様子がわかります 

 

その頃、Yさんは・・こんな状態に。                                                   竺仙でも、出会いが訪れちゃったみたいね。

カーキグリーンの浴衣に沖縄花織の半幅帯  裏から見るとこんな状況  

竺仙が、もっともっと高級な反物しか扱っていないと思っていたようで、思いがけず、手ごろなものもあるとわかり、ヒートアップしちゃったみたい。 ワカルワカル                                           型紙からもわかるように、ものすごい手業なんだけど、値段はピンキリ。私達にも手の届くものがあったりする。 そこが、竺仙の良さでもあるもんね。                                                   かく言う私は・・知念初子さんの紅型麻半幅帯にくぎづけ。しかも安い!                           後から、ネットで見てみると、同じものが1万円以上高く売っていました。                         やっぱり、竺仙で買って正解でしたね。(←買ったんかい)  

二人とも、興奮覚めやらず・・彼女を札幌駅までお見送りしたのでした。                          次回は、また“ちくちくパック”で縫った着物を持って、札幌にやって来てほしいものです。                                          来年、また何か催しを企画しようかな。


小樽で屋形船

2011年08月07日 | ・お着物バナシ
先月2日(土)、去年も行った『小樽キモノde屋形船』というイベントに参加しました。

小樽の第三埠頭から、貸切の屋形船を出すイベントで、小樽の地酒やお寿司、かまぼこなど、こだわった品揃えでとても楽しかったです。

今年は夫も誘い、6名で参加。
札幌からは、ビール片手に高速バスに乗って小樽まで向かいました。


夫の浴衣は去年私が作ったお手製
でも、去年より太ったので、何となく身幅が足りないような・・?

お酒は田中酒造のものが用意されていました。
去年は確か、雪の花酒造のお酒だったのですが、このイベントが終わってすぐ会社がなくなってしまいました。
梅酒がとっても美味しかったので、とても残念

田中酒造のワインも日本酒も美味しくて、思いっきり、ちゃんぽん呑み
おかげで後から、大変なことに・・。

N染舗の若旦那もご一緒に

チケットの半券でくじ引きがありました。
一等は日本酒セット。
そしてそれが・・夫のチケットで当たったのです!
思いっきりガッツポーズ。



・・と、大喜びした頃、実は私は既にぺろんぺろんに出来上がっていたのでした
何たって、船酔いに弱い私が、いっっさい、揺れを感じなかったんですもん。
つまりは、飲みすぎて三半規管がやられ、ワケがわからなくなっていたのでした・・。

 しっかりして見えるんですけどね、私





二次会は、陸に上がり、小樽運河に近い『小樽ビール・小樽倉庫No.1』へ向かいました。
去年は、屋形船から下りたらそれっきりだったのですが、今年は二次会を設定してくれたのですね。

初めて入りましたが、とっても大きいビアホール。
一階では、フラダンスを踊っている方々がいました。

ここで行われたことは・・
実は、ほとんど覚えていません。
トイレ行ったとか、マイクが回ってきて自己紹介したなとか。

後日、二次会会場に“プレゼント”の忘れものがあったとメールが回ってきました。
他の仲間に回したら、Hさんがみんなに配ったもので、自分のところにはあるから私のではありませんと。

・・Hさんからのプレゼント?
そういえば。
Hさんが、ハンカチをみんなにプレゼントしてくれて、うちの夫が開けると思いっきり可愛い柄だったので、他の子が交換してくれた・・というシーンがフラッシュバックして来ました
酔っ払って覚えていないことって、後から何かを言われて、あーーと思い出してくることが多いけど、今回はそんなことだらけで悲しい・・

店を出て、小樽運河にかかる橋の上でパチリ
これも、翌日、カメラを見た時には「こんな写真、撮ったっけ!?」って。



高速バスに乗って帰ったのですが、カメラの中には私が友達をバス内で撮った写真が。
それも「こんなの撮ったっけ!?」と思ったのですが・・
夫が、「運転手に、立ち上がるなって注意されたじゃん」と。
それを聞くと、おーーそうだったとフラッシュバック。
その後、私は爆睡したんだったなと。

翌日の、まだ頭ガンガンしている時って、実はまだ酔っ払ってて記憶喪失気味だったのでしょうか。
今は、どういう感じで写真撮影したか・・とか、わかっているんですけどね。
バッグの中に小樽銘菓『マロンコロン』が入ってて、これはどうしたんだろ?って翌日、思ったのだけど・・。
そういえば、バスの中でKさんが、くじで当たったマロンコロンのおすそ分けをしてくれたんだった・・と、今はワカル。。



バスを降り、Hさんの帰りのバスまで一時間ほどあるというので、駅からすぐの『bee Miel』(ビーミエル)という、前々から行きたかったイタリアンへ“ちょい呑み”に向かいました。

“ちょい呑み”のつもりが、私が頼んだのは、またワイン。しかもデキャンタで
なんで、わざわざデキャンタ・・と、今なら思う。






翌日、目が覚めると、パジャマのズボンだけ履いて、1Fのソファの上に転がっていました。
パジャマの上は、探しても見つからず、あきらめたみたい。
隣には、カーラ 
私の様子がおかしいので、一晩中、一緒に居てくれたんでしょう。

よく、着物を脱いで寝たなぁ・・と思ったら、夫が「大変だった」と。
「久しぶりの“大トラ”だった」って。

Kさんをタクシーに乗せて送った後、自分達もタクシーに乗ったことは覚えています。
支払いも私がしました。
玄関に立ちました。
覚えているのは、そこまで。
昔からそうなのですが、家まではシッカリと帰って来るのです。
家に入ったとたん、バッタリ前のめりに倒れたり、バッサリ記憶喪失・・ということは、昔からの習性のよう。

夫の浴衣はハンガーに掛かっていたのですが、私の着物は、脱いだままぐちゃぐちゃ。
「帯が取れない~」と騒いで、夫に手伝ってもらった後、「髪のピンが取れない~」と、さんざん、夫の手を煩わせたようです。

そのまま、ソファにごろんと転がったので、ベッドで寝るように言ったそうなのですが、「ここで寝る」と。
「カーラの布団があるから大丈夫」って、意味不明な発言を・・。
カーラの布団というのは・・カーラの毛だらけのブランケットのことなのですが
夫が別に、タオルケットを掛けてくれていました。


頭はガンガン
しばらく、酒はイイと思っちゃうくらい。
なのに、なぜか目の前には酒の包みが。
もちろん、昨晩、勝ち取った一等賞なのですが・・
あんなに、ガッツポーズで喜んだはずなのに、「なんでよりによって酒なんだろう」と思ってしまいました。
未だに、そのお酒に手をつける気にはナリマセン。。

カメラをのぞくと、取った覚えの無い写真ばかり。
しかし、私は楽しそうに、だけど、しっかりした顔つきで写ってる。
後日、みんなに、「そんなに酔っ払ってるようには見えなかったー」と。
そうなんです。
私、人が見ている時はしっかりして「見せる」んです。

夫を半ば無理やり、連れて行ったような屋形船だったので、どうだった?と聞いたら、「楽しかった」と。
何が面白かったって、“私”が面白かったと。
その一言で、よく覚えちゃいないけど、何をやらかしちゃったのか想像がついて、重~い気持ちになったのでした

撮った覚えの無い写真の中で、一番、びっくりしたのは下の写真。
知らないオジサンが写ってる



実はこの方、小樽の方なのですが、オカマが500万で買った芭蕉布の高級着物を譲り受けた・・という話しをしていました。
酔っ払いつつも、その着物をカメラに収めたかったんでしょうね、私。

そういえば、二次会の小樽ビールで隣に座られたので、着物に触らせてもらったことを後から思い出しました。
よく覚えちゃいないけど・・蝉の羽みたいに薄い羽衣みたいな感じ・・だったと思う。
泥酔してたのがもったいない経験だったな 





次の屋形船イベントは9月だそうです。
今度は日曜日なので、行くかどうかはまだわかりません。
同じ失敗をするつもりはないけど、翌日、仕事はちょっと辛いな。

あと、夫のキモノ・・単衣の着物を持っていません。
9月は単衣の時期になるので、今、木綿で単衣着物を縫っているのですが、絶対、9月に間に合いそうにありません。
少し、おとなしくしているべきなのかもしれませんしね・・。

キモトモ花見2011(5月7日)

2011年07月17日 | ・お着物バナシ
5月のキモトモイベントと言えば、お花見
ゴールデンウィーク明けの5月7日(土)、いつもの仲間でお花見に行くことにしました。

ところがこの日はあいにくの雨
あまり遠くない中島公園へ行くことにしたのですが、それにしても雨脚が強く、雨草履を履いていなかった人はかなり足袋がヤラレてしまいました。
お花見が雨って・・今までで初かな

私のピンクの傘は、骨の多いお気に入りの和傘です。
着物の時なら、華やかピンクも許されるかな・・と



早々に退散し、タクシーで、ご飯場所の『祥瑞さっぽろ』へ。
以前、Otoneか何かに載っていて、気になる“おやじビストロ”だ!・・と、思っていました。
何日か前に桜を店内に飾り、お花見イベントをしたようで、その時の花がまだ残っていて、店の中や外にきれいに飾られ、中島公園の雨の桜より気分が盛り上がりました



メニューに『ワインDEヴァンごはん』という、(一応)女性向けのプランがあり、試してみたのですが、食事はどれもとっても美味しかったです。
特に、芽キャベツと季節野菜のフリットが気に入りました。



かなり飲み放題しちゃった

なんせ、ワインが美味しい
今度はカウンターに座って、単品の料理を試してみたいお店でした。



みんなとお別れし、そこでお花見は終わったはずなのに・・
Kさんと道すがら、そういえばこの間、マスターが病気で休んでて行き損ねた店に行っちゃう?ってことになり。
果実酢ダイニング△点(三角点)』へ向かいました。

会社の知人に紹介され、前々から行きたいと思っていました。
酢ドリンクを出すってのがヘルシーな感じで、女性ウケしている雰囲気。
2種類、飲んでみたのですが美味しかったです。

いろいろなメディアに登場している有名店のよう。
飲みすぎた時、最後に酢ドリンクで帳消し!・・になったらいいのにねぇ。


H22年度 キモトモの会 Part.2

2011年04月29日 | ・お着物バナシ
■ 平成22年10月30日(土) 『かんざし講座』&串揚げの会 ■

キモトモ仲間の一人が、道新講座の中にビーズで“かんざし”を作成するコースがあるのを見つけてきました。
これは、みんなで着物着て行って、出来上がりホヤホヤを髪にブサッと差して、そのままご飯に出かけよう!と。

受講生は8名。そのうち半分は私達・・という一大勢力。
他の皆さんは、着物で一体、何モノ!?と思っていたに違いない・・。



ビーズがどんなに流行っても、全く作ったことのなかった私。
道具は借りれるのですが、専用のペンチは一つ欲しかったので、その場で購入しました。
ここに来て、遅ればせながら、私にもビーズブームが到来したわ!という気分

作るものは全員同じもの。
でも、ビーズの色が少しずつ違って、並べ方によっても雰囲気が変わります。
私の出来上がりはコチラ。意外によくできました



写真好きの私達。
他の方々がまだ作成中の横で、予告通り、出来上がったかんざしを髪に差し、写真を撮りまくりました。





その日の夜、予約していたのは、串揚&ワインが売りの『CARATTO』(カラット)。
キャラットではなく、カラットと読むらしい。
串揚げが「カラッ」と揚がるの意味ね

お店の雰囲気がおしゃれで、串揚げもちょっとずつ凝っていて、女性うけする雰囲気。
ワインの品揃えも良かったけど、サングリアがとっても美味しかった!
また行きたい!と思いつつ、残念ながらまだ、2度めは行けていないお店です。


                

ところで、ディナーの前、少し空き時間ができたので、友達一人と地下街のビーズ材料店へ行ってみました。
そこに、さっき作ったかんざしのパーツを発見。
二人で夢中になって材料を買い込みました。

翌日、とっとと作ってしまった作品がコレ。
動きをつけて、夏などにつけると良いかもしれません



これにより、ようやく訪れた私のビーズブームは、あっという間に満たされ、終了したのでありました



■ 平成22年11月23日(火・祝) 『針供養祭』 ■

毎年、秋に行う針供養祭。
いつもなら、そんなに取り立てるほどでもない学校イベントなのですが、この年は私の中で一番、イヤなイベントでした

春に看板授与を目前としていた私達に、一つ、試練があったのです。
それは、舞台上、観客の目の前で、色無地の着付けを披露するというものでした。
看板取得前の必須科目みたいなもので、必ず、経験しなければならないイベントなのです。

仲間達とドキドキ待つ・・

本番はあっという間。
みんな一緒なので、思ったほど緊張せず終了した気がします。

他のイベントとして、帯結びコンテストも行われました。
今年の秋は、結び手として、こっちにも出場しなければなりません

キモトモ仲間の一人がモデルに

大役を終えた後の私達は、がんがん飲むわ、食べるわ!
なんせ、ホッとしましたからね





針供養際が終わり、その足で手稲のいとこの家へ向かいました。
妹がちょうど横浜から帰って来ていて、いとこの新居をみんなで訪問することになっていたためです。
既にいい感じに酔っ払っていた私。
どの写真も、へらへらしています・・


いとこん家の子供はまた大きくなっていました


■ 平成22年12月19日(日) 『修了式』 ■

12月に看板試験がありました。
アタマが禿げそうなほど、コン詰めて練習し、当日はやはりいつものように手に汗かいてひどかったけど、何とか全員で合格することができました

学院としての終了式は3月ですが、この1年のコースを終えたという修了式は12月に行われ、すみれホテルで会食が行われました。



15人の仲間の結束ってすごかったなぁ・・と、いろんな場面で思います。
試験練習が大変で、みんな心身共に疲弊していた時、一人が「授業後、カレーパーティをする」と、家に呼んでくれました。
そのカレーは、トマトベース。
鶏をぐつぐつ煮込んでいて、カフェご飯のようなとっても美味しいカレーでした
おかげ様でみんな元気になり、またがんばろうというキモチになりました



カレーがとっても気に入った私は、彼女にレシピを教えてもらい、早速、日曜日に父と夫に作ってあげました。
でも、できあがりは何かが違う
二人に不評だったのは、言うまでもありません・・。


■ 平成22年12月26日(日) 『忘年会』&キモトモメジャーデビュー ■

年末押し迫った頃、みんなで忘年会をすることになっていました。
場所は、円山入り口にある、石窯で焼くピザが有名という『PIZZA RONE』(ピッツァローネ)。


              

実は数日前、Nさんから相談を受けていたことがありました。
忘年会の会場に、自分の追っかけ取材のカメラを入れてもいいか・・と
この業界で若手注目株の彼なので、あるテレビ番組の中で取り上げられることになったと。
お客さん達とご飯を食べているような映像が取れたら・・と言われたので、ほんの数十分だと思うが撮らせてもらえないでしょうかねと。

前もって言ったら、忘年会をボイコットする人も出てくるかもしれないと思い、みんなにはギリギリで伝えました。
着付学校仲間でもあり、日頃、お世話になってるNさんのため、一肌、脱ぎますかぁ!と
みんな、快く同意してくれました。

ちょっと撮って終わるんだろう・・と思っていたら、私達がご飯を食べている間、ずっと撮っていて、デザートのあたりでやおら、インタビューが始まってしまいました。
もう、みんなへべれけなのに。



若いNさんが、私達の意見を取り入れながら頑張ろうとしていることが常々、伝わってくるので応援したい・・というようなことを話したと思います。
この番組を見て、私達のように「着物を着て食事に行ったりしてみたい!」という人がたくさん出るといいなぁ・・と思いながら撮影を受けていたのですが後日、出来上がった番組は、私達が意図した通りのものでした
さっすが、あのディレクターさん、イケメンだっただけある!って(笑)。



後日・・
私と仲間の一人は、ある筋の方から呼び出しを受け、この先、Nさんを扱う番組や公に出版されるものなどに出ないように・・と暗に言われました。
わざわざ、出たいと思って出たわけではなく、友達のNさんを応援したいと思う気持ちから、出演をOKしたわけで。
誰に言われなくたって、もう出る気はありませんでした。
予想はしていたけど、テレビって、あんなにでっかい顔で映っちゃうんだもん!
もう、コリゴリ

結局、着物の世界って、狭いんだと思います。
私達は、自分達の姿を見て、着物を着たいと思う、特に若い人たちが増える一助になれば・・と思ったのですが、結局は、その『パイ』を奪い合う人たちがいるわけで。
そんな“守り”のためにピリピリしてないで、もっと違う方向に神経使ったら?って思うのですが。
若くして頑張っているNさんは、やっかみの対象になりやすいのでしょう。

この一件は、キモトモのメジャーデビュー!?という、面白さもあった反面、大変、不愉快なキモチにもなった、忘れられない出来事となりました。


■ 平成23年1月22日(土) キモトモ『新年会』 in 豊平館 ■

新年が明け、最初のキモトモの会はもちろん、新年会。

その前に、Nさんのお店でちょっとしたイベントを行っていたので、何人かで先に立ち寄りました。
寒い季節のこの時期は、空気が乾燥していて白生地がよく染まるので、着物の世界には昔から“寒のそめ”という言葉があるようです。
私も一反、染めてもらおうか・・と、紬の生地を持っていったのですが、いろいろ考え、またの機会にすることにしました。

お店の方も参加のため着付けをお手伝い



新年会の会場に選んだのは、中島公園の中にある『豊平館』(ほうへいかん)。
国指定重要文化財になっていて、今は結婚式などが行われています。
レストランで食事ができることは知っていましたが、入ったのは初めて。
クラシカルで、とってもいい雰囲気でした

               


                   


■ 平成23年2月11日(金・祝) 長沼ドライブ ■

北広島に住む幼なじみとは、一年に何度か着物で会うようにしています。
お互い、風邪をひきやすく、特に冬は弱り気味なのですが、体調もよくなってきたし、そろそろどこかで食事でも・・と思ったいたところ「長沼に美味しいレストランがあるから行かない?」とお誘いが。
私にとっては初めて“着物 de JR”を経験した日にもなりました

ファームレストラン ハーベスト』は、ログハウスの素敵な建物。
天気が良かったので、青い空と白い雪の中で、ひときわ美しい光景でした



お店はちょうどランチタイムだったのでかなり混んでいて、30分以上、待つことになりました。
こんな田舎のレストラン(失礼)なのに、すごい人気!
待ってる間にも、どんどん、期待は高まります。
メニューはお手ごろ値段で、美味しそうなものばかり。
リピーターがたくさんいて、わざわざ遠くから訪れているのも納得



案内された2階の席からは、外の景色がよく見えました。
たぶん、この景色、雰囲気も人気の秘密なのでしょう。
聞くと、夏は夏で緑が広がり、とても良い景色なのだとか。
またぜひ、行きたいなーと思っています。



この後、さらに車で、近くの『小林酒造』へ連れて行ってくれました。
古い蔵の建物が格好良く、試飲ができるのがここの魅力。
おみやげに何本か買いました。
帰りのJRでは、眠くてヘロヘロに・・



この後、3月には初の能楽鑑賞会に着物で参加。
これについては、3月25日のblogで触れているので、割愛します。

ざっと振り返りましたが、月に一度は、何かしらのイベントを組んでいたような。
どれもこれも、楽しかったことばかり。
今年度も、いっぱい仲間と出かけたり、新しいキモトモメンバーも増やして行きたいと思っています。
特に、“和裁勢力”を大きくするのが私の野望。
着付組は、華やかなところへどんどん出て行けるけど、和裁をやってる人達って、おとなしめな人が多いんだもん。

まずは・・
お花見の場所、決めちゃわないと!

H22年度 キモトモの会 Part.1

2011年04月29日 | ・お着物バナシ
ゴールデンウィークに入りました
何か、予定があるわけではないけれど、仕事がバタバタしていたので、早くGWに転がり込みたい!というキモチでした
今年の札幌の開花予想は4日だったかな。
キモトモ仲間とも、お花見に行く予定にしています。
それにしても、前年度って私、ほとんどキモトモ仲間とのイベントについて、blogに載せていませんでした。
わざとじゃあなく、転勤して、なんとなく時間や気持ちにゆとりがなかったのかな。
もったいないので、ここでさらっと振り返っておこうかな・・と思います。



■平成22年4月10日(土) 漬物バー・『風味や春』にて■

以前、仲間とよく行っていた和カフェの女の子がそこを離れ、漬物バーなるものにお勤めしたと聞いていたため、みんなで行ってみることにしました。

本店の『風味や』には以前、夫と行ったことがありますが、人気店でお店が小さいため、大人数では難しいと思っていました。
『風味や春』はもっと大きくなって、団体さんも大丈夫。
大好きないぶりがっこをはじめ、漬物盛り合わせを片っ端からいただきました




■平成22年5月15日(土) 北海道神宮にてお花見■

桜の時期をちょっと逃したかな・・と思いつつ、北海道神宮へお花見に行くことにしました。



確かに、桜はちょっと終わり気味でしたが、梅園のすばらしかったこと!
私を始めみんな、神宮にこんなすごい梅園があることを知らなかったため、感動しました。



歩いていたら、『イッショニシャシントリマセンカ?』と外人の女の子達に声をかけられました。
着物だと、こんな経験もあるんだね。

聞くと、中学校で英語を教えに来たと言う。
年齢のほどは、18,9だというから、思わずみんなで『若~い!』って叫んじゃった。(笑)
日本の英語教育、よろしくお願いシマスッ



その後は、円山のフレンチレストラン『MARU:NI(マルニ)』へ。
何度か行ったことのある、大通のイタリアン、マトゥーロの姉妹店でもあります。
古民家を改造していて、梁のある不思議なつくりの家。
ランチで行ったことはあったのですが、ディナーは初めて。
予想通り、おいしかったです。




■平成22年6月20日(日) 『染織こだま』の会■   

宮崎に、『染織こだま』という着物やさんがあります。
私は、着物雑誌の七緒などによく載っている、木綿やウールを豊富に扱っているお店・・という意識があったのですが、そこがたまたま、札幌で展示会を行うということを聞きつけ、行ってみることにしました。

実は前日、他の友達と3人で既に訪れており、キモトモと行った2日目はだいぶ“熱”も落ち着いていました。(笑)
キモトモ仲間はかなり熱くなっちゃって。
片っ端から手にとっては別よけしておき・・それほど、コーフンする展示会でありました

途中、熱を冷ますために、お向かいのレストラン『シェ・フルーレ』へ。
TUTUの1階に入っていてウェディングパーティができるようなのですが、一般の創作和食レストランとしても利用できるようで、お客さんはけっこういっぱい。
お値段も手ごろな御前料理もいろいろ。
なかなか、よしでした



すぐ横にある、ウェディング会場でも一応、写真、撮っておこうかな・・と。
ちょっと飾りつけが若い感じだね、というのが、皆さんの印象。
しかし、私達は、いわゆる結婚に「旬」な年代をとうに済んでいるため、こういう印象を持ったのかもしれない・・と後で気づく



こだまさんに戻り、みんな結局、あれやこれや買い求めることに。
ちっとも、熱を冷ませてはいなかったのでありました。
どっちかってーと、落ち着いて「キモチを固めた」感じ
私は、前日、小千谷の綿麻ちぢみを自分用に買い、この日は夫に木綿反を。
次の夏は、そろって着られるといいな・・と思っています。

こだまさんは、今年は9月に来る予定とか。
また今年も熱くなっちゃうんだー・・きっと。


■平成22年7月10日(土) キモトモ『屋形船』の会■

前半のイベントの中で、一番、思い出深いのはコレだったかもしれません。
着物を着て、屋形船に乗ってみませんか・・と、N染舗の若旦那に声をかけていただき、みんなで行ってみることにしました。

屋形船・・私は、東京にいる時、一度だけ乗ったことがあります。
もんじゃ焼きを食べながら、東京湾の夜景を見るコース。
お値段も手ごろでとっても面白かったです。

でも、船に弱い私は、乗る前からビールをたくさん飲んで、船酔いする前に三半器官をぐるぐるにしておかなければならないのが難点
小樽の屋形船は夕方出航のため、小樽行きの高速バスの中でまずビール
ほろ酔ったところで乗船したため、けっこうゆれてはいたけど酔わずにすみました





食事やお酒は、小樽にこだわり、お寿司もかまぼこもワインも小樽産。
美味しい梅酒などもありましたが、確かこの後、その『雪の花酒造』が廃業してしまい、幻のお酒となったはず・・残念。



思ってた以上に楽しいイベントだったので、来年もぜひ、参加させてほしいなと思っています。



小樽運河を散策しながら、ちょこっと、お酒でも飲んで帰るかぁ・・ということに。
でも、お店がぜんぜん、開いてないの!
週末の小樽って、そういうものなの!?



ホテルならば、開いているでしょう・・と、『オーセントホテル小樽』へ。
11Fのトップラウンジ、ポール・スターで夜景を見ながら、おしゃれにすごすことにしました。
アイスクリームにシャンパン・・なんと、優雅な組み合わせ
でも、ホテルなので、そこそこ高い。
長居はせず、生ピアノなど雰囲気を楽しんで、札幌へ戻りました。



帰りに衝撃を受けたのは・・もう、その時間だと快速列車がなく鈍行のみ
椅子の上で、何度、白目状態になったことか
予算があれば、後泊したかったわね。


■平成22年7月31日(土) 浴衣パーティ■ 

着付&和裁を習っている学校主催のイベントに参加しました。
以前は、ルネッサンスホテルで開催していたのですが、人数がどんどん増えて収容しきれなくなってきたためか、2年続きでプリンスホテルタワー1Fのブュッフェレストラン『ハプナ』が会場になりました。
明るい雰囲気で、夏のイベントにはぴったりのレストランです。




友達が参加した、自分の背中に貼られた名前との仲間を探すというゲーム。
最後まで、ルールがよくわからなかった
ちなみに、この綿紅梅の着物は、あの染織こだま展示会で購入のもの。
間に合って、良かったね




■平成22年8月22日(日) キモノdeお寿司■ 

夫のために、何ヶ月か掛かって縫った両面染めの浴衣がついに出来上がりました

まぁまぁ、お似合い

一度くらい着て出かけましょう・・と、近くのお寿司や『雑魚亭』へ行くことにしました。
着物を着て、お寿司を食べる・・なんてのは、あんまり珍しいことではありません。
でも、これを加えたかったのは、夫婦で着物で出かけたのは初めてだったためです。
いわゆる、“夫婦着物デビュー”というやつ。
今後を考えると、いいんだか悪いんだか?・・ですが



浴衣自体は気に入ってくれたようなのですが・・慣れない下駄で歩いて行ったため、すっかり指の皮が剥けてしまったみたい。
履物は、足にあわせて挿げてもらった方がいいね。

ちなみに私がこの日、着ていったのは節のある夏紬。
ネットで安くなっていたのを買っておいて、自分では縫わず、人にお願いしたため、、今年、着れる運びとなりました。
めでたし




■平成22年9月26日(日) キモノdeイタリアン■ 

少し涼しくなった初秋。
人数はあまり集まれなかったのですが、着物を着て、イタリアンレストランへ行くことにしました。
お誘いしてくれたのは、Nさん。
実は私達、フレンチレストランには何度か行っていましたが、着物でイタリア料理を食べるのは何となく避けてきました。
パスタなど、はねる!飛び散る!イメージが強かったため。
でも、私達もだいぶ、着物で料理を食べることには慣れてきていたので、行っちゃうかぁ!ということに。

OZONICO(オゾニコ)』は、今まで何度か行ったことがありますが、ちょっと“立派”なイメージ
Nさんが最近、そこで外国人の方々と着物イベントを行ったつてで選んでくれたようです。
ワインも食事も、申し分なく美味しかった
そして、パスタなども上手に食べられるようになっている自分達に、成長を感じました





Nさんがこの日、着ていたのは、自分のお店でプロデュースしている男着物だったのですが、カラーが豊富に選べるポリエステル着物。
でも、まるできれいな紬のようで、なかなか素敵でした。
夫にも、こういう着物からスタートしたら、気兼ねなく着てもらえるのかなぁ・・と思ったり。
なんせ、私以上に“はねらす”男ですから

Nさんの腰には、これも自分でプロデュースしたという着物用バッグ。
おしゃれで格好いいですね



 Part.2へ続く・・ 

看板取得

2011年04月05日 | ・お着物バナシ
着付けを習い始めたのは2007年の5月。
妹の結婚式を半年後にひかえ、着物くらい、自分で着付けられるようになりたい・・と思ったのがきっかけでした。
習い始めてみると、3ヶ月後に同じく習い始めた和裁の楽しさとは違ってどうにもうまくいかず、「おかしぃ」と悩みながら進む日々でした。

あれから3年と11ヶ月。
ついに、看板を取得しました
試験は12月で、合格は早くにわかっていたのですが、先日、学校の修了式があり、仲間と文字通りの『看板』を受け取りました

学院長がこだわってきたその看板は、桂の一枚板で作られていて、筆文字は、実はとても有名な書家のものらしいです。
落款を入れるとすんごい値段になってしまうらしく、長年のお付き合いから、今も落款なしで書いてくださっているとか。
確かに、素敵な文字でした

看板を取ったと言うと、「教えられるようになったの?」とよく聞かれますが・・そうではなく。
これが、始まりの一歩と言われています。
最後の試験の面接で、将来は教える立場になりたいのか、着付士の道へ進みたいのか聞かれました。
私は、さらに技能を高めて、いつか、プロとして着付を人にしてあげたいとの思いから、さらに2年間の上のコースへ進むことに決めました。
はっきり言って、キモノの世界は終わりがありません。
誰かが言いました。
『青天井』って

昨今、ないくらいの大所帯だった私のクラス。
年代も、20代から60代と幅広く、全員で看板が取得できたのは、とてもうれしいことでした。
それぞれの進む道は同じではなく、私のように上のクラスに進む人もいれば、一旦、小休止するという人や、着物を着てのマナーを身に着けたい・・と、別のクラスに進む人まで。
みんな、着物というきっかけで出会った仲間達で、着物が好きというところは同士。
クラスは別になっても、これからもいろんな形で付き合って行きたいな・・と思っています。

               

この仲間達の結束の強さは、修了式の式典後のパーティで行われる“余興”にも現れていました。
去年も、着付けの大変さを替え歌にして大盛り上がりだったのですが、今年も替え歌にフリもつけて大騒ぎ。
何度か集まって練習した成果は・・ホテルのマイクが足りなくて、思うように伝わらなかったかも
来年に生かすべく、今年は反省会で鑑賞するためのビデオまで撮影してしまいました。
クラスが別々になっても、また余興で結集することになりそうです

ビデオを取る姿が珍しかったらしく、パチリ
                        
             厳しかった担任の先生のモノマネをしてしまったワタシって、怖いもの知らず? 
             銀縁メガネは、昔、使っていた縁無しメガネの周囲をシルバーのポスカで塗りました。
 いつものキモトモ仲間達と

式典が終わってすぐ、実家へ行きました。
看板取得を、まず、母の仏前に報告したかったからです。
着付けを習い始めてからの母との想い出は、たくさんあります。
試験前には、何度も母に練習台になってもらい、妹の結婚式では無理だったけど、その後のいとこの結婚式の際は、私が着付けをしてあげました。

今回の式典では、色無地を着るのが決まりごとなのですが、帯やその他小物は、母が妹の結婚式に誂えたものを使いました。
看板を受け取る瞬間を、一番、近くで見ていてくれたと思います。
今頃、とても喜んでいることでしょう

看板は、家の玄関などに飾っておくものだそう。
もったいないからって、しまいこむことの無いように・・と先生に言われました。
私は、もうしばらく、実家に置いておこうと思っています。



着物を着る機会、いろいろ・・

2010年03月18日 | ・お着物バナシ
今さらですが・・
新年、家では着物を着なかったけど、1月以降、着物を着る機会はけっこうありました。

■仕事はじめ (1月)

今の担当に転勤して丸二年になろうとしていますが、やはり今年も、女子は着物でした。

ランチをマネージャの皆様にご馳走していただくのが恒例で、今年は近場のホテルへ。
長テーブルの片側には私達がずらーっと並び、向かい側にマネージャの皆さんが並んだので、まるで合コン・・というより、どっかの店のママ達の新年ご挨拶会みたいでした。
みんな、もの珍しそうに私達集団を見て、通り過ぎて行ったもの・・。



午後3時からは、応接室に毛氈を敷いて『お茶会』。
今年は、CDで琴の音「春の海」などをBGMに流したため、雰囲気バッチリ
来年は、さらに赤い和傘を用意するぞ!と張り切っておりました



■着物で割烹新年会 (1月)

着付仲間のHさんから、割烹料理を食べに行きましょうとお誘いを受けました。
お友達が、さらに自分の友達を何人か連れてくる・・という話しだったのですが、集まってみたら、みんな知ってる顔
着物の世界って、狭いなぁと感じました


道通ビルの『みずほ』というお店を選んだあたりがまた、こじゃれてた
お食事は、とっても美味しかったです

その後、少し時間があったので、JRタワーの『SKY J』へお酒を飲みに。
ものすごく久しぶりに行ったのですが、レイアウトが変わっていて、人がたくさん入れるようになっていたのにビックリ。
やっぱり、回転良くしなきゃいけないって思ったのかしらー



写真を撮ったら「他の方のプライバシー侵害になるからダメ」と注意を受けました
・・この写真のどなたのプライバシーを侵害したと言うのかしら
以前は、そんなこと言われなかったんですけどね。
好きなように、記念写真も撮れないイヤな時代になっちゃったか・・。

■ミクニ de 女子ランチ (2月)

小学校の同級生が、実は着物好きだった・・ということを、最近、知り。
じゃあ、次に会う時は着物でね!と話していたのですが、1年ほど経ってようやく実現しました。

以前は習っていたというのですが、とても久しぶりで、お母さんに手伝ってもらってやっとこ着たと。
・・ワカルワカル

JRタワーのミクニで、ワゴンデザートのついたレディースランチが好評だと聞いていたので、初めて行ってみました。
確かに、内容満載で美味しかった!
3月以降、またメニューが変わると言っていたので、また行きたいと思いました。

友達も、これを機に、着物をたくさん着ようと思ってくれたらうれしいのですが。
次は、春の会ね~と約束しました



ここは、写真撮っても怒られなかったな
というか、素晴らしい笑顔で、私達の写真を撮ってくれましたよ!さすが、ミクニ!って思いました。
同じビル内なのに、この対応の違いって・・。

■針供養祭 (2月)

着付学校の針供養祭があり、参加しました。
例年、丸テーブルだったのが、今年はお弁当。
経費節減ってやつでしょうか・・。



今年は、チャリティバザーがありました。
私は、藍のテーブルセンターと、手作りの丸絎の帯締めを購入。
丸絎帯締め、とっても可愛い
私も作ってみたいです。

この日は、薄いグリーンの小紋を着ていました。
私のイメージとして、皆さんは黒っぽい粋な着物を想像するらしく、近づいても私だと気付かれないことの多い日でした
今年は、少し、明るい綺麗めな色を着るようにしようかな・・。





2月の着付けの検定が終わって以来、あまり着物を着ていません。
何となく、気がぬけた感じ・・。
着ないと、また腕が鈍るからマズイと思っているんですけどね。
3月末には終了式があり、フォーマル着用です
私達のクラスは、余興なども出さなきゃいけなくなり、ちょっとずつ練習しています。
そちらのリポートは少し先になりそうかな。。

母と着物 Part.1

2009年12月30日 | ・お着物バナシ
ここ数年、お正月は着物を着ることにしていましたが、さすがに今年はやめることにしました。
「喪に服す」というより、「料理を作らなきゃならないから」
割烹着でも着てやればいいのかもしれませんが、昔、母が嫁いだばかりの頃の話しを思い出してしまうのです。
着物を着て父の実家に挨拶に行ったら、「待ってました」とばかりに、料理を全部作らされて、揚げ物の油やら何やらでお気に入りの着物がしみだらけになった・・と
前もって、確認はできなかったの?と、現代ならば思うトコロ
実は、試されていたのか?いじめだったのか?
定かではありません

母はもともと、着物好きだったので、若い頃は和裁を習ったり、着付けを習ったりしていました。
まさか、私がこの年代になって着物にはまるとは思っていなかったと思いますが、そのことを喜んではいたような気がします。
私も、私が着物の世界に入ったことがきっかけで、母がまた着物に復活してくれたらいーなと思っていました。
母の死は、そんな矢先の『事件』だったので、とても残念でなりません。
何と言っても、私の一番の着物に対する理解者だったので、もう、着物談義ができないのはさみしい限りです。

そうだ。
もう、着付けの練習台にもなってもらえない



母は、自分の着物をさくさくと買い込むような人ではありませんでした。
主婦だったので、自分に対してお金をつぎ込むよりは、家族のために何か・・というタイプでした。

少し前、昔の話しになり。
自分が働いていた頃は、自分の母と義理の母によく反物をプレゼントしてあげたと。
そういう話が聞けたのは、今、思うと良かったなと思います。
おばあちゃん達二人は、性格も好みも全く違うタイプの人達だったけど、二人ともそれぞれの雰囲気で喜んでいた・・と。
それは、私が両方の母に、たまーに洋服を買ってあげる時と似ているかもしれないなぁと思いました。

二年前、久しぶりに母が「着物を作ろうかな」と言い出しました。
妹の結婚式が決まったためです。
三越で展示会をしていたので、一緒に見て回りました。
私の結婚式はハワイで挙げたため、母は洋服を着たということもあり、今回、本人は新しい黒留袖を着てみたいと思っていたようです。
ただ、会場の雰囲気や諸々のことを考えて、結局、訪問着にすることになりました。
袋帯、長襦袢とその他小物類・・をまとめて購入。
ただし、サイズは私が着れるように・・と、裄など、私のサイズに合わせてくれました。
後日、別のお店でコートを作った時も、私のサイズに。
二人で兼用で着るためではあったのですが・・結局、どちらも形見の品になりました。

葬儀屋さんに「棺の中に思い出の着物など入れなくていいですか?」と聞かれ、「あれは私が着る」と主張しました。
その方が、母の気持ちをくむことになると思ったんですも



今年の6月、急に母から電話がありました。
「喪服を作ってあげる」と。
前々から気になっていたようで、こういうものは、みんなが元気な時に作るべきだから・・と。
私がいつも悉皆をお願いしている染屋さんに、何種類か喪服用の反物を揃えてもらい、一緒に選びに行くことにしました。

・・今、思えば、“ムシの知らせ”だったのでしょうか。
でもたぶん、あの時は、母本人のための喪服になるとは思ってもいなかったでしょうね
ただ、その時、母の言った言葉は、今、考えるとちょっと引っかかるのです。
この新しいのは私に、母の喪服は少し小さいから、妹に着せてあげてねと言ったのです。
自分以外の誰かの不幸を予測していたら、自分の喪服は自分で着るでしょうから、わざわざこんなことを言ったのは、“自分の時”のために他なりません。
母に作ってもらった・・ということで、紋は実家の紋を入れることにしました。

「喪服、出来て来た?」と、気にしていた母。
「とてもきれいに仕上がったよ」と電話で報告はしましたが、結局、見せることはありませんでした。
実家に持って行って、着て見せようかな?と、何度か思ったのですが・・
夏だったので、暑苦しくてやめちゃいました

その後、黒共帯は、着付学校の練習用に、長めのをリサイクルショップで購入。
それまで、母の喪服と帯を借りて練習していたのですが、帯が私の胴っぱらには短すぎて、うまく結べなかったのです
そして、9月にたまたま、ヤフオクで未使用の黒の帯揚げ&帯締めが安く出ていて購入しました。
「いつかは使うんだし」って。
こういうのも、“ムシの知らせ”になるのかなぁ。
おかげさまで結局、葬儀が決まってから急いで買いに走ったものは・・私の黒い草履だけで済んだのです。

着付けを習い始めたのは妹の結婚を控えた時期ではあったけれど、本当に、思い切って着付けを習って良かった・・と思いました。
自分の着付けと、妹の着付けをしながら、きっと、お母さんは喜んでいるだろうなぁと。
妹は、着物を着るのはキライと言ってた人なのですが、母の遺言とあらば・・と、従順に?着てくれました。
・・本人が言うほど、似合わないとは思わないんですけれどもね。
義理の弟(妹の夫)などは、妹の喪服姿を見て、「わー!未亡人みたい」って。
・・誰を殺しちまったんだっつーの。(正解:自分自身)

この姿を一番に見せたかったのは・・母に、なんですけれどね。
娘二人の『艶(あで)姿』を、誇らしく思ってくれていたかなぁ

どこでも写真を撮りまくる私達家族。
葬儀場で、一晩、明かすことになり、深夜、お客様方は別部屋で就寝中。
私達だけになり、あちこちで“記念撮影”しまくりました
母に呆れられたとは思いますが、「あんた達らしいね」と言ってたに違いない。



たまたま、ラッキーなことに、葬儀会場は私の家のすぐ裏手にありました。
着物を着たまま、一晩、明かすつもりだったのですが、親戚のおばさん達に「着物脱いで、洋服に着替えてきていいんだよ」と。
早速、家に着替えに行って、戻ってきてから急に睡魔に襲われた私は・・
その日の朝、美容室でアップにしてもらった髪を崩すわけにはいかんと、突っ伏して脱落。
それを、写真に撮られました。

顔はつぶれてもいいの・・



母が、出来上がりを楽しみにしていた私の着物・・喪服以外にまだ、あるのです。
一つは、喪服を購入した染屋で選んだ“大島紬”。
決して、高価なものではなかったけれど「これ、出来上がったら似合うだろうね」と。
「この模様、お母さん好き!」「お正月には着るの?」とも言ってました。
その反物は、先月、思い切って仕立てに出し、先日、お正月ぎりぎりで出来上がってきました。
思っていた通りの素敵な仕上がりで、本当は、お正月に母に見せてあげたい気もしたのですが・・ガード加工をして、万全にしてからお披露目しようかなと

もう一つは・・最期の海外旅行で行ったベトナムで選んだシルク。
たまに、洋服用のシルクで着物を作る話しを耳にしていたので、上質なのをベトナム価格で購入しました。
これについても「派手だけど、出来上がったら似合うわぁ」と。
こっちを仕立てるのは、ちょっと先送りしようかと思ってます。
袷が上手に縫えるようになったら、自分で縫ってみようかと・・。

自分で縫う・・といえば、もう一つ、思い出の反物が残されています。
母がたぶん、三十代前半?の頃に、祖母からプレゼントされた反物。
その頃、まだ和裁をやっていたので、自分のために縫いなさいと、ちょっと派手な紅葉柄か何かのプリント柄と、「年とったら着なさい」と言われた、ものすご地味な紬。
「どうして、こんな地味なのを・・と思ったけど、今がちょうど良くなったかもね」と話していたのを、私が譲り受けました。
悉皆屋にチェックしてもらって、生地が問題なければ、私が母のためにこっそり縫ってあげようとたくらんでいたのですが。
もう少し、早く、私が和裁を習っていたら、かなえられたのに・・。

祖母⇒母⇒私と受け継がれた反物は、私がもう少し、歳を取ったら着れるように、今から縫いたいと思っています。
母も祖母も、喜んでくれるかしら・・。



私達が、母に最期に選んであげた着物は・・白装束でしょう。
葬儀屋さんのパンフに、基本はこれ、プラス払えばこれ、みたいに載っていて、薄いグリーンや、パープルもあったのには驚きました。
結局、結婚式のドレスと同じなんだなぁと

白い綸子の、菊か紗綾型だったかな?忘れちゃったけど、やさしい雰囲気のを選びました。
家に来てくれたおばさんが「いい着物だねぇ」と褒めてくれました。

母は、その素敵な着物を着て棺に入り、最期は花で埋め尽くされました。
棺に思い出の品を・・と言われ、私達が思い浮かんだのは「写真」でした。
母の日、誕生日、結婚記念日、旅行・・いつでもみんなで、三脚を使って写真を撮るのが私達家族でした。

これもいいかな、こっちの笑顔も素敵かな・・と、改めて印刷してみたら、数百枚の束になってしまいました。
最初は、その束を足元に置くように言われていたのですが、いざ、その時になると係りの方が「皆さんで、体の上に一枚一枚、置いてあげてください」と。

写真に写っている母も私達も、みんな笑っていました。
私のどアップで笑ってる写真も混じっていたりして・・さみしくないように、父の写真と一緒に、母の顔のすぐそばに置いてあげました
たくさんの花と写真に埋め尽くされた母は、眠りながら微笑んでいるようで、とても幸せそうに見えました。
許されるなら、この姿も写真に撮りたい!と思っちゃうほど
・・さすがにそれはやめて、私達の心の中で撮っておきました。

叔母が「見てごらん、幸せな人生だったんだよ」「本当に親孝行してあげたんだよ」と言ってくださいました。
まるで母は「皆さん、どうもありがとうございました。それじゃ、行ってまいります。」と、これからの旅の挨拶を、微笑みながら投げかけているようでした。



お正月は、実家に何日か泊まる予定です。
クローゼットの中に、桐の衣装箱があるのは知っていたけれど、押入れにも別の衣装箱があるみたい。
開けたら、例の“油はねでしみだらけのお気に入りの着物”とか出てくるのかなぁ。
気分が向いたら、開けてみるとしますかぁ

着物で初歌舞伎

2009年10月11日 | ・お着物バナシ
最近、久しく着物で出かけていなかったので、仲間とどっか行きたいね・・と話しておりました。
日本の伝統芸能って、私は全く造詣ゼロなのですが、興味はあり
今年の春にスタートしたNHKの『日本の伝統芸能』はHDDに録画しているものの、ほとんど見ていない状態です

秋は芸術のシーズン?のためか、会社近くの教育文化会館では近々、「能」だの「浄瑠璃」だのが予定されています。
でも、残念ながら上演が平日。行けるかどうかわからない。

一人の友達が、『錦秋特別講演~芯~』という舞台の情報を仕入れてきてくれました。
歌舞伎と太鼓と三味線をコラボした舞台のようで、シロウトさんでもとっつきやすそう。
急な日程だったので、参加者少なく二人ではありましたが出かけることにしました。
もちろん、着物着用で



夕方スタートなので、お腹がすくかも・・と、軽く腹ごしらえ。
ルタオの『アマイワナ』は、スイーツが高級だけど、座席がソファ等、ゆったりできるため気に入っています。

ランチを取ることもあり、以前、食べたクロックムッシュが美味しかった記憶があったので行ってみることにしました。
食べ物メニューは度々変わるようで、今回、選んだのはアメリケーヌソースのオムライス

・・でも、あんまり感動がなかったのでした。
卵が冷めてるというか、ライスが作りおきしておいたように固まってる。
いつも劇混みで、必ず待たされることになるのは仕方ないとして、途中、「写真とってください」と頼んだら、「少々、お待ちください!」と叫んだものの・・それっきり、だーれも来てはくれませんでした。
気持ちのゆとりがなさそう。
アツアツでやって来なかったことと言い、単に、人足りないんでしょうかね。

見かけ倒しオムライス。残念!



『芯』の会場に行ってみると、あまりにも平均年齢が高くてビックリ
しかも、女子率の高いこと!
つまりは、オバチャン&オバーチャンだらけなのでした。
会場はどういうことになるかと言うと・・咳払いと、独り言の嵐。
「自分ちでテレビ見てんじゃねーぞ!」って

私達くらいの年代で、着物姿の女性が何人かいました。
同じように「着物で出かけよう」と言う人達か、踊りなどを習っている人達か・・。
あと、若めな女性と言ったら、お母さんについてきたお嬢様とか。

伝統芸能の舞台って、決して安くはなく、文字通り「敷居が高い」のでしょうね。
パンフレットの冒頭挨拶に「これを機に少しでも伝統芸能の良さをわかってもらえたら」「歌舞伎に親しみ、楽しんでもらえたら」と書いてありました。
この特別講演は、安い方なのでしょう。歌舞伎の導入として、見てみようと思う人達にとって何とかなりそうな額。
興味を持ってくれる人を少しでも増やして、本モノも見てねというデモンストレーション的な舞台だったのね。

着物で来ている方は、ほんの一握りでした。
よく、本家『歌舞伎座』に着物で行くのは恐ろしいなどと聞きます。
粋筋の人達の目にさらされるからって。
でも、ここは北海道だもん、そんなのほとんどありません。
演目に沿ったお召し物・・とか、懲りたい人は凝ればいい。
わかる人にはわかるけど、わかんない人の方が多いんだから。
単に、私達みたいに「おしゃれ」で着て行ったって、全然いいじゃないかと思うのです

私の着物仲間には、こういう催しにもっと、お誘いしようと思いました。
初めて行ったけど、私も友達もとっても楽しいと思ったから
着物に興味がある人って、何かしら“和”の世界に興味があるということなので・・
もしかしたら、気に入る人がいるかもしれませんね。



最初は太鼓で幕開け。
あまり、期待してなかったこともあり、その迫力に感動しました。
感動はするんだけど、何度か睡魔に引き込まれました
妹が映画館に行くと、「暗いところで大きな音聞くと眠くなる」って言うのですが、それと同じ感覚だったと思います

林英哲さんの他、『英哲風雲の会』のお兄さん達がイケメン揃いで格好よく
私の隣に座っていた、50代と思しきオバチャンはもう大興奮でキャーキャー。
そのコメントが「上半身裸のひと、久しぶりに見た!」って。
「普段見るの、道路工事のおじさんくらいなんだもん」
・・そんな感動の仕方もあるのね、と逆に感動したわ

三味線の高橋竹童さんの演奏も良かったけど、胡弓も弾いてくれて、そっちの音色の方が好きでした。
そして、気持ちよくなり、また、睡魔に引き込まれる・・と



最後は、中村勘太郎&七之助兄弟の歌舞伎。
どっちも格好いい
前から8番目だったので、表情までしっかり見えて、ミーハー度沸騰

初ナマ歌舞伎鑑賞は、『二人椀久』(日本舞踊の「演目辞典」なんてものがあるんですね)という作品。
「二人とも、化粧映えするねぇ」と、隣のオバチャンとあまり変わらない感動を覚えたのでした

そしてメインの『芯』というコラボ演目。
勘太郎&七之助兄弟は、白粉を落とし男性らしいさらっとメイクに変えて、着物&袴で舞ったのですが、そのまた格好いいこと!
去年、成田山新勝寺で市川團十郎&海老蔵親子の御練りがあり、着物姿の若めな女性ファンがいっぱいだったけど・・
そういう“追っかけ”の気持ちがちょっとわかった、初歌舞伎なのでした。

何度もカーテンコールに応えてくれて、幕が開いたのですが、弟の七之助さんなどは、ぴらぴら手まで振ってくれて、茶目っ気たっぷり
これでまた、誰かしらの心を捉え、次回、また来よう!と思う人を増やしているのかもしれないわね。( その一人)



舞台は二時間くらい。
舞台会場、飲み物の持ち込みがNGだったのでたいそう、喉が渇き、終わってから「喉を潤しに行こうかー」と。

ステラプレイスのワインバー『宙(SORA)』に入りました。
ここも、女性客ばっかり
向かいの回転寿司『花まる』には、男女どっちも並んでいたけれど・・
男性達は一体、どこに行っちゃってるんだ?と。
・・そういや、我が家の男性は、自分の部屋に引きこもってゲーム三昧。
そんな方が多いのかしらー?と、本気で考えちゃいました。

スパークリングワインとおつまみが美味
また行きましょう~