『 螺旋童子 』

『　螺旋童子　』


子ども達は描き出した
次々と夢中に描き出した

それは大人みたいに考え重くなく
そして悩むこともなく描き出した

しかも大人数の子どもが
自由に自分勝手に
歌い 笑い おしゃべりもし
描き出した

子ども達の頭の中は
ゆらゆらと揺り籠のリズムの中
直感と猛スピードの行動力によって描き終えた絵は
究極の調和の社会と自然界を創り出す

ぴゅあ～とは頭ではなく
体から生まれるものであると感じた

頭は体を創り出すための
道具なのかもしれない

生きる表現は
究極調和でなければならないような気がする

子ども達とお絵描き会をした時に
たくさんのことを体に感じとった気がする






30号　400,000円