エレキテルの部屋

音楽中毒患者の徒然日記

たいへんよく生きました

2019-05-02 06:19:45 | 日記
舞台「たいへんよく生きました」を観劇してきました。

主演は諸塚香奈実さん。
チャオベッラの後藤さんも共演。

ストーリーを読んで、
これは絶対に観たいと思って。

開演5分前くらいに「前説」が始まって
その時点で諸塚さんもステージに出てて
(後方で寝てた)
ユニークな説明が終わったら、そのまま本場がスタートしました。

この演出は凄く面白かった!

物語は、
諸塚さん演じる出版社勤務の井上さくらが癌と宣告されて、余命の間に子供の頃からの夢だった絵本作家としての2冊目を小学時代の先生やクラスメイト達と製作していく、という話。

役が諸塚さんにピッタリで、
沢山笑って、沢山泣いた。

人は誰もがいつかは死ぬ。
病気であろうが、健康であろうが
明日死ぬ可能性は誰にもあって
無事に明日がやってくるのは奇跡でもある。

さくらは癌を宣告された後に
「あの頃に、夢に向かってた頃に戻りたいよ…」
…と涙ながらに話をした。

その後、皆んなの力を借りて絵本を製作するなかで
「病気になっても悪いことばかりじゃない。病気でなって気付いたこともある」
…となった。

病が進行し、余命1週間と言われて
ギリギリのタイミングで絵本は完成。

皆んなの前で発表した絵本は
生きることの素晴らしさが描かれた作品。

最後に先生はさくらに

「たいへんよく生きました!」。

もう涙が止まらないね。

誰にもある日常が舞台だから
余計に伝わってくる。

途中、ダンスパートもあるんだけど
諸塚さんと後藤さんが並んで踊っているのが
これまた夢みたいで楽しかった!

良い舞台を観ましたよ。