コンサルティングファームでは、コンサルタントのことをプロフェッショナルと呼ぶことが多いです。
(コンサルタントと呼ぶと、職階としてのコンサルタント(アナリスト→コンサルタント→マネジャー→・・・)とややこしいので)
なのですが、
「で、プロフェッショナルって何だ???」
この問いに対する答えは様々ありますが、私が一番納得できる答えが、マッキンゼー社の超有名コンサルタントであるマービン・バウワー氏(故人)の次のコメント。(以下、「マッキンゼー 経営の本質(マービン・バウワー著)より引用)
「プロフェッショナリズムの本質は、クライアントの利益を最優先し、クライアントの問題解決を職業的使命とすることである。」
まさにその通り。
ここを外すと、クライアントへの貢献のベクトルが、おかしくなってしまう。
更に続けて、
「すなわち、プロッフェッショナル・コンサルタントとは、自社の利益のために働くのではなく、クライアントの利益のために最善の努力をする者であり、プロフェッショナル・ファームも、自社の収益拡大のために経営するのではなく、より質の高いアドバイスをクライアントに提供することを究極の目的とした経営をすべきである。」
この考え方は、コンサルティングファームの株式公開に対して反対の立場を取る際の、軸となる考え方でもあります。
(株式公開する=株主のために利益を上げる必要がある⇔クライアントのために利益を上げる必要がある、となる可能性があるため)
上記の定義に従うと、株式公開しているコンサルティングファームに所属するコンサルタントは、厳密にはプロフェッショナルではない、ということになります。
実は、転職時に今のファームを選択した理由のひとつが、これです。
オファーをいただいたファームの中から、どのファームを選ぶかという検討の際、”プロフェッショナルへのこだわり”があったのです。
現在はプロフェッショナルとしての毎日を過ごしています。
能力面はまだまだ修行中ですが、精神面においては一流のプロフェッショナルの方と比較しても恥ずかしくないよう、高い意識を持つように心掛けています。
コンサルティングファームへの転職を考えている方は、こういった視点も考慮に入れていただければと思います。
少なくとも、”お金儲け”が真の志望動機の方は、コンサルティングファームではなくインベストメントバンクをお奨めしたく。
(コンサルタントと呼ぶと、職階としてのコンサルタント(アナリスト→コンサルタント→マネジャー→・・・)とややこしいので)
なのですが、
「で、プロフェッショナルって何だ???」
この問いに対する答えは様々ありますが、私が一番納得できる答えが、マッキンゼー社の超有名コンサルタントであるマービン・バウワー氏(故人)の次のコメント。(以下、「マッキンゼー 経営の本質(マービン・バウワー著)より引用)
「プロフェッショナリズムの本質は、クライアントの利益を最優先し、クライアントの問題解決を職業的使命とすることである。」
まさにその通り。
ここを外すと、クライアントへの貢献のベクトルが、おかしくなってしまう。
更に続けて、
「すなわち、プロッフェッショナル・コンサルタントとは、自社の利益のために働くのではなく、クライアントの利益のために最善の努力をする者であり、プロフェッショナル・ファームも、自社の収益拡大のために経営するのではなく、より質の高いアドバイスをクライアントに提供することを究極の目的とした経営をすべきである。」
この考え方は、コンサルティングファームの株式公開に対して反対の立場を取る際の、軸となる考え方でもあります。
(株式公開する=株主のために利益を上げる必要がある⇔クライアントのために利益を上げる必要がある、となる可能性があるため)
上記の定義に従うと、株式公開しているコンサルティングファームに所属するコンサルタントは、厳密にはプロフェッショナルではない、ということになります。
実は、転職時に今のファームを選択した理由のひとつが、これです。
オファーをいただいたファームの中から、どのファームを選ぶかという検討の際、”プロフェッショナルへのこだわり”があったのです。
現在はプロフェッショナルとしての毎日を過ごしています。
能力面はまだまだ修行中ですが、精神面においては一流のプロフェッショナルの方と比較しても恥ずかしくないよう、高い意識を持つように心掛けています。
コンサルティングファームへの転職を考えている方は、こういった視点も考慮に入れていただければと思います。
少なくとも、”お金儲け”が真の志望動機の方は、コンサルティングファームではなくインベストメントバンクをお奨めしたく。
コンサルティング会社が株式公開すべきか否かは、去年のハーバードレビューにも記事がありましたが、非公開すべきという意見が大半でした。
まさに、コンサルティング会社の株主の利益とクライアントの利益が相反する事態があるのが、その理由の大部分だったと思います。
わたしもコンサルタントをしていますが、同様に非公開の会社です。 まぁ、コンサルティング会社の数でいえば、小規模な会社がほとんどなので、非公開したくてもできないことも事実です。