毎日、フルスイング!

ハンズオン型経営支援プロフェッショナル(元外資系戦略コンサルタント)の日常
日々の出来事を中心に

ビジネスコンテスト(1)

2006-08-31 02:25:54 | 日々の出来事
先日、とある学生団体主催の「ビジネスモデルコンテスト」に、アドバイザーとして出席(2時間/日×2日)しました。
このコンテストは、1週間程度の合宿形式で実施されており、総勢100名弱の大学生が5~6人のグループに分かれてビジネスモデルを検討し、最終日に発表して競うというもの。
どの程度のレベルのプランが出てくるのかなぁ、とちょっと楽しみにしながら会場へ。


「こちらのグループの担当をお願いします。」と主催者に案内された先は、、、男×5人。
(いい感じの女子大生が1人でもいたら、楽しいのになぁ。。。)
という、こちらの思いを見越してか、
「男ばっかりで暑苦しくてスイマセン(笑)」と、学生さんの挨拶。
「ほんま、スイマセンやなぁ~(笑)」と、こちらも挨拶。
なかなか、面白いメンバーでした。

まあ、挨拶はさておき、肝心のビジネスモデルの中身ですが、これがかなり厳しい!どう厳しいかと言うと、

「・・・(とある社会問題)・・・ってありますよね。それを、・・・(プラン?)・・・すれば、改善すると思うんです!(以上)」

「え~、、、どうやって儲けるの?」

「そこが、今悩んでいるところです。」

って、ボランティア活動やんけ!と思わず突っ込んでしまいそうでした。

という状況だったので、主催者からはプランのブラッシュアップをお願いされていたのですが、予定を変更し、ワークショップ形式の”ビジネスモデル講座”を開催。
これが、意外と楽しい。
なぜかと言うと、学生さんが相当マジメにやる気だから。
彼らは自腹で合宿費を払って参加しており、かつ、コンテストで優勝すると賞金がもらえるんですよね。
当然、真剣にこちらのアドバイスを聞くし、真剣にディスカッションもしてくれる。
上司の命令で何となく参加している社会人向けの研修よりも、断然効果のある初日の2時間でした。

この日は、最後の方のディスカッションが良い感じだったので、それを深堀りする形で宿題を残して、アドバイスを終えました。

(翌日へ)

プロジェクト受注

2006-08-29 02:24:57 | 日々の出来事
ここ1~2週間は、複数のマネジャーの下について、プロポーザルをせっせと作っていたのですが、今日のプレゼン+ディスカッションでようやく受注に成功!

詳細詰まってないものの、ケースリーダーとして仕事を任せてもらえる予定なので、風邪を吹っ飛ばして頑張らないと。

ケースにアサインされていない状況を "on the beach" と呼ぶのですが、あまり"beach"状態が長期に及ぶと、だんだん肩身が狭くなり、精神衛生状態が悪くなります。

今回は予定していたケースが中止になったこともあり、約1ヶ月の"beach"生活だったのですが、もう少し長引くと気持ちが滅入っていたかも。。。

コンサルという職業は、身分が保障されていないので、ちょっとしたことが気になってしまいます。

そういう意味で、精神的にある程度は図太い人じゃないと、この職業はつらいよなぁ~。

体調不良

2006-08-26 23:44:53 | 日々の出来事
実はここ10日くらい、体調が悪い。。。
夏風邪にやられてます。
ようやく、頭の回転速度が平常時に戻ってきたかな、という感じです。

今週末は week day の稼働率の低さをカバーすべく、せっせと仕事。
さて、もうひと頑張り。

風鈴

2006-08-22 07:35:42 | 日々の出来事
チリンチリリ~ン

通勤経路にあるお蕎麦屋さん。
店舗の前の街路樹に風鈴を3つ、ぶらさげています。
風鈴の音色を聞くのが久しぶりで、ちょっと気分が良くなりました。

ところで、風鈴の起源って、どんななんだろう?とふと思ったので、ちょっと調べてみました。
いろいろな情報がありましたが、時系列に並べると、

- 約2,000年前の中国で、竹林に下げて風の向き・音の鳴り方で物事の吉凶を占う占風鐸(せんふうたく)という道具がその起源

- 後年、占風鐸を日本の僧侶が中国より持ち帰った(仏教伝来~遣唐使の時代)

- いつの頃からか、占風鐸は風鐸と呼ばれ、占いではなく厄除けとしてお寺の四隅に掛けられるようになった

- やがて、平安、鎌倉時代の貴族が、外から疫病神が屋敷の中にはいるのを防ぐために縁側に下げるようになった

- 鎌倉時代になり、有名な法然上人が風鐸を風鈴(ふうれい)と名付けた

- その後、いつの頃からか同じ漢字で「ふうりん」と呼ばれるようになった

- 1700年頃から、長崎のガラス職人が、大阪、京都、江戸でガラス細工の興行を行っていたが、その時の出し物の一つとしてガラス製の風鈴が出始めた

- 1800年頃から大衆化し始めた(その頃の価格は今の貨幣価値に換算すると、200万~300万円ぐらいしたらしい)

- 夏の風物詩として大衆化が進み、値段も下がり、現在に至る

といった感じのようです。
これを読んで関心するのが、ガラス職人さんの商魂たくましさ!
というのも、風鈴の用途の変遷に注目すると、占い→厄除け→見せ物→高級装飾品→一般雑貨、と推移してますが、まだまだ迷信や怨霊などが深く信じられていた時代に、鉄製の厄除けの道具をガラス製の見せ物にしたガラス職人の発想は素晴らしい!
更に、「見せるだけ」だった風鈴を、「セレブ御用達」の高級装飾品として販売し、やがて生産技術の向上に伴い「低価格化&大量生産」作戦に出たと解釈すると、これは立派なビジネスだなぁと思います。
現代風にアレンジすると、

「憧れの“風鈴”をあなたの軒下に!なんとお値段は、たったの10万円!」

なーんて宣伝文句で売ってたんだろうなと勝手に想像してしまいました(笑)
今日も風鈴の音を聞くのが楽しみです。

ポンチエ

2006-08-18 08:48:18 | 日々の出来事

突然ですが、「ポンチエ」ってご存知ですか?
私の理解は、「ポンチエ=図や絵」、「ポンチエにする=文字を図や絵にして、わかりやすくすること」といった感じでした。
誰に教わったのか覚えてはいないのですが、何となく、こんな理解をしていました。
なぜ、この話題かと言いますと、某マネジャーから急遽

「これ(文章の羅列)、ポンチエにしてくれる?」

という依頼があったため。(プロジェクトに正式にアサインされていない状態だと、いろいろ“雑務”が生じる訳でして。。。)
このような依頼を受けて、ポンチエという言葉の意味に不安を覚えたのでした。
で、念のため調べてみると、

風刺を込めた滑稽な絵。漫画。ポンチ。パンチ。〔1862年頃、画家ワーグマンが創刊した英文の漫画雑誌「ジャパン‐パンチ(The Japan Punch)」に掲載された漫画を称したことによる〕 三省堂提供「大辞林 第二版」より

とのこと。
そう、「ポンチエ」は「ポンチ絵」なんですよね。
初めて知りました。
要は、この原義から派生して、ビジネス上では概念図、イメージ図のような意味合いで使われているんですね~。(ご参考・・・http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=1074042

ちょっと感動(?)したので、書いてみました。