~桜木心羽 Sakuragi Cohane~ トップ女優への道(^O^)今の本業は?!

メジャー女優になる為の試練?の日々をちょこちょこ書いてます。愛犬チワワのお嬢とダルも。レッドカーペットを歩けるまでの道!

死を受け止める過程。

2013-04-01 17:47:43 | 病気
皆様。
もし、あなたが余命何ヶ月といきなり告知された場合。
どのように、その受け入れがたい事実を受け止めるだろうか。
私たちは、死に向かう生き物。
それは皆共通です。
けれど、平均寿命をはるかに越えて、長生きされる方。
病気と闘いつつ、幼くして亡くなる方。
ある日、突然その日がやってくる。

心理学の世界では有名。
キューブラー•ロスは、死の受容過程を5段階に分けている。
死の受容のプロセス。

否認
自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。
例.『まさか自分が。そんな訳ない。別の医師に見てもらおう』
怒り
なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階である。
例.『私が何をしたというのだ。なんで、こんな目にあわないとならないのか。』
取引
なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階である。何かにすがろうという心理状態である。
例.『医師の言う事は全て聞く。酒もタバコも辞める。だからこそ、助けて下さい。』
抑うつ
なにもできなくなる段階である。
例. いわゆる、うつ病の状態です。
気分が沈み、やる気もおこらず、何をしても疲れやすく、楽しめない。
受容
最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階である。
例. 残された時間で、具体的に何をするか。病気とどう立ち向かうかを、それなりに冷静に受け止める最後のプロセス。

これは、皆が皆、このプロセスを辿る訳ではないとロス自身も述べている。
しかし、往々にして、これに近いプロセスをふまれる方が多いと思います。
実際、母は否認と怒りは殆どなかったですが、最後の3つは明らかでした。
家族として、できたのは不安をなるべく和らげる事。
側で傾聴する事。
できる限り、未来を描く事。
本人の意向を大切にする事。
これぐらいしか、できない。

母は、若い頃から尊厳死を望んでいた。それを知っている私が、過度の延命治療をしたくない。抗がん剤は嫌。ハッキリとした母の意向に反対はできない。
家族としては、抗がん剤治療は受けて貰いたかった思いはあります。
だけど、母自身の最期。
抗がん剤治療で苦しむ日々。
それよりも、少し短くなってもいい。
自分らしく家で最期をむかえたい。

今、90%以上の方が病院で。
その最期を迎えられる。
家族として、寄り添うのに、正しいやり方も間違ったやり方もないと個人的には思います。
私は、母の意思を尊重する事にしましたが、これも正しいかは分かりません。
抗がん剤が効いたら、もっと長生きできて寛解状態になったかもと後々、後悔するかもしれません。
だけど、母の意向に反対する方が酷だと思いました。
母らしく。
最期の瞬間まで。
穏やかな笑みで。
過ごして欲しい。

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2 コメント

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勇気 (りょう)
2013-04-01 18:47:33
人は生まれた瞬間から悲しい事だけど死へ向かい歩いているのが現実です

自分は大丈夫、親、兄弟、友だち
自分の周りにいる人は大丈夫
無意識のうちにそう言い聞かせ生きていると思います

僕は父親、友人を無くしました
病死ではなく自から命を断ちました

突然の出来事で言葉が無く悲しさより悔しさが優先しでした

死を受け入れる事は勇気がいるでしょう

時に辛く悲しくともそれは乗り越えなければならないんですよね

あぁ何を言ってるんだか…

ただ、マリさんの頑張る姿と笑顔はお母さんにとって一番の力になると思います

何時迄もお母さんに届けてあげて下さい

訳わからないコメントでごめんなさい

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Re:勇気 (fulfrill)
2013-04-01 18:57:00
りょうさん。私が勇気づけられるコメント、ありがとうございます。言葉が見つからないですが、病死はまだ家族が心の準備ができるのでマシだと思います。自殺は、唐突で身近な人は自らを責める傾向が強く、乗り越えるのも、とても難しく、抱えて生きていく重い荷物を背負う事になりがちです。
りょうさん。あなたは、何も悪くないですよ。亡くなられた方は、自殺という形の病死だと捉えてもらえたらと思います。あまり説得力はないかもですね。
母は、元来の精神力の強さか医師にも分からない運命か分かりませんが、抗がん剤治療なしで、転移せず、母らしく過ごしてくれています。
笑顔でいる時間が長いせいか、免疫力が上がっている気さえします。私も見習って、笑顔で日々を過ごしていきたいですね。
だけど、泣く時はたくさん泣いた方がいい場面もありますよ。
りょうさん。本当にありがとうございます。
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