福井7人の工芸サムライ

福井県にある国指定7つの伝統的工芸品の職人やモノづくりや産地、福井にまつわる事がらをご紹介します。

メガネのまち鯖江で活動する「鯖江ギフト組」とは

2019-08-02 22:51:45 | 鯖江ギフト組

鯖江ギフト組とは?

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 2009年に発足したメガネのまち鯖江の眼鏡パーツメーカーから成る有志団体です。

イタリア、中国と並んで、世界3大メガネ産地のひとつに数えられる福井県[鯖江市]で、メガネづくりが始まったのは1905年6月1日のこと。
1つのメガネを作り上げるのに必要な工程は200工程以上といわれ、その精密な金属加工技術や表面処理技術は、メガネだけにとどまらずさまざまな精密機器に応用され先端分野・デザイン分野でつかわれるほどになりました。
そして、2009年から始まった生活シーンに新しいスタイルを提案するものづくりプロジェクトは、鯖江の伝統的ものづくりである漆器と繊維を加え、伝統的技術と先端技術の融合によりさらに進化した鯖江”ギフト組”として新しいギフトを創り出します。

鯖江ギフト組のメンバー=鯖江三大産業の職人
  • メガネテンプル職人
  • メガネのネジや部品加工職人
  • メガネのメッキ職人
  • メガネの材料屋
  • 越前漆器
  • 鯖江繊維

 コンセプト 

OEM(下請け)から脱却すべく
自分たちの技術で
自分たちで商品を作り
自分たちで販売するという
自立していくための集団です。

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販路開拓のためにギフトショーに出展した様子です。

 

めがねのまち鯖江の歴史

メガネで有名な福井県鯖江市ですが、
実は漆器、繊維の他にもモノづくりの街として息づいています。
鉄、和紙、陶器などの作り方は朝鮮から伝承されていると伝わっています。
その朝鮮半島から近い福井県は文化の窓口となり、
この地に文化が根づき今日まで伝統として継承されています。  

鯖江ギフト組が福井県知事と座談会した話 

福井県 西川知事と
まんなかに座られてる方が西川知事です。
”鯖江ギフト組” が福井県知事 西川知事と軽い感じでお話ししました。

  • 実施日 平成25年3月7日(木) 16:00~
  • 会場 めがね会館(鯖江市新横江) 

 

参加者からの意見=モノづくりの参考になれば。。


鯖江“ギフト組”には、眼鏡、漆器、繊維という鯖江を代表する職人が、それぞれの得意な技術、販売網を活用しながら新商材開発する。
鯖江の眼鏡産業は、増永五左衛門から始まって107年が経過した。鯖江“ギフト組”では、これからの100年を自分達が作ろうという思いで、「百年様式」という理念を掲げている。
■まずは国内に自分達の名前を浸透させるため、なるべく多くの催事に参加したいと思う。自分で接客しながら、商品を開発していくことで、5年後、10年後に差が出る
■物産展では、お客様に最初は商品が高いと言われても、作っている者が、直接、商品への思いを伝えると買ってもらえることがわかった。また、お客様から商品に関する意見も聞けるので、とても良い。
■ホームページを立ち上げたからといって、すぐに商品が売れるというものではない。催事への参加等でまずは知ってもらうことが大切で、次に興味をもってもらい、その後ホームページを見てもらって初めて販売に繋がる。
■自分達の活動がメディアで取り上げられたりして、注目度も上がり、社内も活性化しているが、鯖江市内に自分達の商品の販売箇所がほとんど無いのが課題。今後、人が集まる鉄道の駅や西山公園の「道の駅」で販売したいと思っている。
眼鏡で培われた加工技術に驚く人が多いので、技術面をアピールしながら、眼鏡の格好良さを伝えていきたい。
■最近は、福井県が眼鏡の産地であることを知らない若者が多いので、改めてそれをPRしていきたい。
■子どもの頃に眼鏡の材料に触れたりする体験は記憶に残り、眼鏡や地元に対する思いが育まれるのではないか。そういう機会があると面白い。

メガネのまち鯖江のこれから

今私たちは激動の時代の変化の中にあります。
今まで培った技術を継承することは私たちしかできないことなので重要ですが
ただ継承するだけでは商売として難しい時代になってきています。
培った技術を応用すること、応用力が求められていると感じています。 
すぐには結果は出ないですがチャレンジし続けることで
次の未来が開けてくるのではないでしょうか。

 


第1回ASEANファッションウイークが日本で開催されました

2019-08-02 10:00:00 | ブログ

日本で第一回ASEANファッションウイークが開催

 

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 場所は京都舞鶴市
記念すべきアジアから大規模のファッションの祭典です。

 ASEANファッションウイークとは?

 日本とASEANの友好協力40周年にあたる2013年、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国などアジア十数カ国のデザイナーが集うASEANファッションウイークが2013年5月28日~31日、舞鶴市北吸の舞鶴赤れんがパークで開催されました。
京都府舞鶴市の市制施行70周年記念事業の一環でもありました。

ということで下見に行ってまいりました。

第1回目ということで日本代表のデザイナーさんもどうなることだろうかと未知数だそうです。
4年連続で世界規模で開催されるらしく外務省や舞鶴市やいろんな行政も関わっています。

ファッションウイークが開催される赤レンガパークとは?

1901年にこの舞鶴の地に舞鶴鎮守府が創設され、明治・大正時代を通じて旧日本海軍によって建てられた赤煉瓦造りの建築物である。 また、1903年竣工の旧日本海軍の兵器庫を改装した建物もあり、それは現存する鉄骨構造の煉瓦建築物としては日本最古級とされている。 これら建物群・倉庫群は、当時のまま手つかずで残っており、大変貴重であるため明治の近代化遺産として非常に価値があるとか。 現在は赤れんが博物館として活用されている他、舞鶴市政記念館として活用されている。


軍艦

すぐ近くには舞鶴海上自衛隊もあり戦艦や駆逐船など一般公開もしてました。
GWのせいか艦内は入れませんでしたが、違う日だと艦内見学できそうな感じでした。
最近は、「バルトの楽園」「男たちの大和」など映画のロケ地としても利用されている。
舞鶴て何かあるかな?と期待してなかったのですが意外に楽しめる場所があって良かったです。 

京都丹後地区の新たな試み

 

 



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主催はASEAN舞鶴と丹後地域の市町で2016年までの連続開催が企画されており、
観光関係者は「海外に京都府北部をアピールする絶好の機会」と期待する。
同ファッションウィークはこれまでマレーシアなどで開催され、
観客や業界関係者含め数千人が参加するイベント。日本では初開催となる。

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11年10月に京丹後市ASEAN観光連盟総会が開かれたことをきっかけに、
同ファッションウィークを主催する海外団体が、織物の歴史が根付く丹後地域での開催を企画。

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丹後地方の織物業界は構造的不況に陥っており、
最盛期に比べると生産量が9割以上も落ち込んでいます。
離職者も多く、苦境にたっていることから今回のアセアンファッションウィークを通じて、その魅力を世界に伝え、販路拡大につなげてほしいとの思いもあります。

当初は20国ほど参加予定でしたが8カ国まで減り開催自体も危ぶまれ準備不足が露呈された。
またネット宣伝、メディア露出などかなり少なく情報発進不足は否めない。
平日のみの開催ということで人入りが見込める土日も開催して欲しい。
近くの海上自衛隊の戦艦なども土日だと見学もできるので是非土日を絡めて欲しかったな~。

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1時間ほどで行ける観光名所の天橋立駅構内でも
ファッションショーを行うという画期的な企画も開催された。

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電車内をランウエイに仕立てるという面白いもので、
より間近で民族衣装をまとったモデルさんが通過する
臨場感が楽しめました。

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モデルさんは一般公募された方々も多く地域密着でより親近感がもてた。

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ショーに来た客はこの後天橋立を観光してまわり、日本の文化も楽しんで頂けた様子だった。こうやって日本の文化も知って頂けるのはすごく良い機会だと思います。

日本代表のカバンデザイナーの由利佳一郎様とモデルさん。
この後、由利さんは天橋立観光中にワシにアイスクリームを取られました。(大爆笑)

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右手には鯖江のメガネ材料で作られたブレスレット。

着用ありがとうございます。

ASEANファッション参加者
日本代表として世界的な豊岡カバンデザイナー由利佳一郎様と出演者たち

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課題が残るものとなりましたが、参加した僕たちはすごく楽しかったよ。
一生のうちランウエイなんて歩けないからね!

おっさん
素顔を知られることなく終わった不良オヤジ

お面と由利さん
最後に急遽ランウエイを歩く事になって仮面を被る僕

youtubeで動画もアップされているのでご覧下さい。
日本代表由利佳一郎前半


YURI KEIICHIRO COLLECTION in ASEANFASHIONWEEK2013 in MAIZURU vol1
日本代表由利佳一郎後半


YURI KEIICHIRO COLLECTION in ASEANFASHIONWEEK2013 in MAIZURU vol2

 

 

 

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