福井7人の工芸サムライ

福井県にある国指定7つの伝統的工芸品の職人やモノづくりや産地、福井にまつわる事がらをご紹介します。

カバンのまち豊岡との産地の連携

2017-08-28 01:36:45 | 地方活性化について

私はこれからのモノづくりは産地や県の枠を超え日本全体として連携することが

対アジアに対する対抗策だと考えています。

 

なぜなら各産地の良いところを取り入れ、コラボすることで化学反応が起き

より良い商品、流通、アイデアが生まれるからです。

 

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福井7人の工芸サムライのメンバーと関係者でカバンのまち兵庫・豊岡と京都・与謝野町に向かいました。

 

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京都・与謝野町クスカさん

丹後ちりめんの技術を活かし、ネクタイなどのブランドを作っています。
機械織をやめ、全て手織で立体的な織物で世界でここにしかできないものを作ってブランドを確立されておられます。

 

 

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そして豊岡に入りました。

目的はメガネストリートの案となったカバンストリートでのイベントを見るため。

地元のカバン関係者のバンドが「カバンストリートのテーマ」を歌い

大阪のアイドルを使ったファッションショー

毎月開催され8年続けているそうです。これだけ継続できるのはただただすごいの一言です。

 

地元の関係者、行政の熱い想いですね。

 

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そして鯖江市の方々と合流し豊岡市の歴史や政策をお聞きしました。

似た業態の産地同士連携をし職人、技術、製法などを融合し

モノづくりをスピードアップさたいです。

 

まだまだ始まったばかりですが、情熱を持って取り組んでいきたいです。


福井の水事情

2017-08-18 02:53:27 | 気になったこと

アルコール度数強いお酒を飲むと確実にお腹を壊す熊本です。

 

蛇口をひねれば綺麗な水が手にはいる日本の水道水。

最近私は普通に飲む水道水はどこから来るのか、

普通に使っている電気はどうやって作られるかなど生活インフラに興味が出てきました。

 

私は30台後半なのですが私が小学生時代は水道水といえば「悪」という印象を受けていました。

それは水を過剰なカルキ消毒を行い「臭い」「体に悪い」などの話を小さいながらも記憶しています。

 

そこで市場を賑わしたのが「ミネラルウオーター」と浄水器です。

当時はエビアン六甲のおいしい水などこぞってミネラルウオーターが乱発されていました。

怪しい数十万円する炭入り?浄水器もよく目にしました。

 

しかし、水道水って昔より臭くなくなったなという思いがあって、

自分の飲む水道水はどうやって作られるかというツアーに参加しました。

http://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/gesui/gesuiproject/p018762.html

 

 

実際に川から水を引きいれて水道水にする施設や行程を見ました。

福井の水道水の7、8割近くは井戸水を使っているそうです。

天然の砂や砂利などがフィルターとなってかなり純度が高くなるそうです。

川から水を引くと不純物を除いたり、消毒などの処理があって井戸水より手間がかかります。

あと井戸水は水温が夏も冬も15℃なので水温管理もしやすいそうです。

 

改めて支給された水道水を飲みました。

普段意識していませんでしたがエビアンや他の天然水より全然おいしいなと感じました。

 

我々の家庭に届くまで気の遠くなるような行程を経て蛇口から出てくる水道水。

最近は氷と水道水を飲むようになりました。

 

実際に目で見て肌で感じることで見えないことってたくさんありますよね。

少しでも興味がわいたことは積極的に見に行きたいなと思いました。