大阪港区 花紀行

港区を歩いて花を見て思い巡らしてから2年以上経ち、最近は港区内を歩くことがなくなりましたが近畿一円の花を堪能しています。

古市古墳群 野中古墳と発掘遺跡 (大阪府藤井寺市)

2014年03月24日 | 古墳
野中古墳 墓山古墳
         
 
        


写真の上にカーソルを置きクリックすると大きな写真を見ることが出来ます。


藤井寺市の南部、羽曳野市に面する処にある野中古墳は幅37mの小さな方墳です。と書くより200mを超える墓山古墳(羽曳野市)の北横に<作られた陪塚です。説明の立て看板が無ければほとんどの人が知らずに通りすぎます。しかしここに書かれている昭和39年(1964年)大阪大学の発掘調査で国の「世界遺産暫定リスト」に記載された古市古墳群の中でも出土資料が質、量とももっとも充実した古墳だそうです。特に甲冑や刀剣、農耕具など錆びた鉄製品が多いため発掘当時、一般の人々には印象が薄かったのかも知れません。


今年(2014年)2月1日~3月22日に大阪大学保存する同古墳から出土した甲冑類について文化庁の補助金等により新たに保存修復された成果を、大阪大学が河内周辺の古墳調査の出土品とともに、「野中古墳と倭の五王の時代」と題して大阪大学総合学術博物館にて展示されましたので、拝見させていただき、多くの野中古墳の修復整理された出土品や解説パネル等を撮影させていただきました。
勝手に写真等を掲載することはご迷惑かもしれませんが野中古墳からこんなに素晴らしい物が出土したことを藤井寺市や羽曳野市の人々の多くが知らないで、また古墳めぐりの人たちが大王の墳墓ばかりに集まって、無関心なのは残念です。また野中古墳の近所で何人かの当時発掘を手伝った人にお話をお伺いしましたが、野中古墳の近くで出土品の幾つか、又当時の写真や資料が古墳の近くで見ることができたら、もっとこの古墳が自慢が出来るのにと残念がっておられました。〈font>

野中古墳昭和39年の発掘時最上段部分から出土した遺物群の出土状況
      北方向から見た状態
      

出土時の写真(会場展示パネル撮影)

               

修復展示された甲冑類の展示品

              

  
          

修復展示された剣・刀類

        

農工用に作られた鉄器類・石製模造品・玉類

         

土器類

              
 

修復展示された埴輪類

             

      
  



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