大阪港区 花紀行

港区を歩いて花を見て思い巡らしてから2年以上経ち、最近は港区内を歩くことがなくなりましたが近畿一円の花を堪能しています。

万葉集 花と恋の短歌 (春)

2008年10月03日 | 万葉集
万葉集には「萩の花 尾花葛花なでしこの花 女郎花また藤袴朝貌の花」と秋の七草が詠まれているように花を詠んだ歌が沢山あります。
犬養孝先生や吉野正美さん、写真家の入江泰吉さん、大貫茂さんなど万葉集の短歌と花の写真を組み合わせて素敵な本が出版されています。
そこに紹介されているような有名でないと思うのですが恋を歌った私が気になる短歌を一つづつ書いてみました。
 椿
あしびきの山椿咲く八つ峰の越え鹿待つ君が斉ひ妻かも
 梅

我が背子に見せんと思いし梅の花それとも見えず雪の降るれば
 さくら

春さらば挿頭(かざし)にせむとわが想い桜の花は散りにけるかも
 山吹

  妹に似る草と見しより我が標めし野辺の山吹誰が手折りし


  
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