「学校の安全対策に対する緊急要望書」を提出しました。

　今回第二中学校のコンクリート片が崩落したのを受け、現地視察を行った上で、2月2日に「学校の安全対策に対する緊急要望書」を提出しました。全文は以下の通りです。
　本市においては、これまで長引く財政難等の諸事情により、公共施設の経年劣化に対する大規模改修を実施してこなかった為、現在壁面の一部落下など様々な危険事案が発生しています。特に子供たちが生活する学校において、昨年は別府小学校で、先日は第二中学校でモルタルやコンクリートの破片が落下する事案が発生し、幸い子供たちに怪我はありませんでしたが、大事故に繋がる危険性もありました。私たちも事案発生後速やかに現場視察を行う中で、今回の場所以外でもコンクリート片が落下した箇所をいくつも発見し、教育長に「立ち入り禁止対策」の要望をさせて頂きました。本市に置かれましてはこのような現状を踏まえ、直ちに再発防止に全力をあげて頂かなければなりません。
本市では、昨年よりすでに全学校を対象とした緊急調査を実施されており、早々に結果が示されると聞いておりますが、速やかな危険回避の為には予備費や執行差金の流用、補正予算措置等を用いて応急措置をされることは当然として、早期に本格的な改善を図られますようお願いします。また、大規模改修の緊急性のある学校については、国の平成二十三年度第三次補正予算を活用する等、補正予算化を行い、耐震工事や大規模改修工事を前倒しで実施するなど、より迅速かつ、効率的な改善を行い、子供たちの安全性確保を最優先するための予算措置を講じられるよう市長の英断を強く求め要望といたします。
平成二十四年二月二日　　　公明党摂津市議員団　　　　摂津市長　森　山　一　正　殿　　　以上