[経済]【経済裏読み】それでも世界から好かれる日本、やはり嫌われ孤立していく中国、韓国…英BBC調査結果が物語る「日本のあるべきふるまい方」+(2/3ページ)(2013.7.29 07:00)
他国を見ると、米国やドイツでも日本の評価は下がった。時期的にみて、アベノミクスでの円安進行に伴う経済への不安感で、警戒感を持たれたようだ。
ただ、政権交代という激震の時期にもかかわらず、日本は高い評価を維持したともとれる。
中国は好き嫌いで2極化
中国は前回の5位から今年は9位へと急落。この国は、好かれているか、嫌われているかがはっきり分かれているのが特徴だ。
中国が援助しているナイジェリア、ケニアなどアフリカ諸国では高評価。パキスタンも高い。
一方で欧米諸国での評価は軒並み昨年を大幅に下回った。昨年来、米国は中国からのサイバー攻撃に不快感を示し、EUはダンピング防止のために中国が設けた高い関税に猛反発している。中国は安全や貿易で主要国の反感を買っているようだ。
日本、韓国ともに中国に対する評価は悪く、日本で中国の影響を「良い」としたのは5%、「悪い」は64%。中国は領海、領土で不当な権利を両国に対し主張している。これは当然だろう。
孤立する韓国
韓国は総合結果で10位。前回の12位から2ランク上がった。とはいえ、その中身を見ると、なんとも寒い。
「良い」が50%を超えて「悪い」を上回ったのはインドネシアとガーナの2カ国しかない。前回と比べると米国をはじめ、カナダ、ドイツ、フランスなど総じて評価が下がっている。おしなべて嫌われているのだ。
関連ニュース
- 【経済裏読み】日韓関係「正常化」を朴政権に要請する韓国観光業界の“断末魔”……
- 【経済裏読み】「上海株暴落」を放置する中国人民銀は「確信犯」か「制御不能」か…
- 【経済裏読み】ソウルには行くな!日本とは“異次元”の電力危機にある韓国… 偽…
- 【経済裏読み】見誤るな、中国の経済指標は水増し・捏造の疑い濃厚…投機マネー移…
- 【経済裏読み】人件費高騰、反日の中国にはもうこだわらない…堅調ASEA