つい日本の民主党の鳩山由紀夫政権時代を思い出した。2009年9月に誕生した鳩山政権が米国側をびっくりさせ、対日不信を一気に生んだ先例である。今回の石破茂新首相のアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想へのワシントンの反応は15年前のそんな歴史まで想起させたのだ。
鳩山氏が当時のオバマ政権を仰天させた理由の一つは「東アジア共同体」への賛同だった。東アジア諸国を中国を中心に米国を除外して連携させるという構想は日米同盟の否定に等しかった。
だが、日米同盟を保ちながらこの構想を推すという鳩山氏の態度に米側は「ルーピー(愚かな)」という表現を使ってまで反発した。
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