中国は90発増の500発、北朝鮮は20発増の50発…核弾頭数を国際平和研究所が推計

2024年06月17日 11時21分31秒 | Weblog

 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は17日、今年1月時点で世界各国が保有する核弾頭数の推計を発表した。中国が保有する核弾頭数は推計500発で、前年よりも90発増えた。一部は平時からミサイルに搭載されている可能性があるとして、24発を「配備弾頭」に初めて分類した。

SIPRIは毎年、核弾頭数の推計値を発表している。これまで中国の保有分はすべて、配備までに搬送などの準備作業が必要となる「貯蔵弾頭」に分類していた。今回の分類の見直しは、固体燃料式のミサイルをサイロ(地下格納庫)に格納するなどの動きを基に判断したという。中国の核兵器に対する各国の懸念が一層高まりそうだ。

 中国の核弾頭数は今後も増えるとの見通しを示し、「10年後までに、少なくとも米国やロシアと同数の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を持つ可能性がある」と指摘した。

 米露英仏などを加えた9か国が保有する核弾頭の総数は前年比391発減の1万2121発と推計した。北朝鮮は核開発計画を続けているとし、推定の核弾頭保有数を前年より20発増の50発とした。(ロンドン支局 蒔田一彦)  読売新聞

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