フードデリバリーで注文客に配達したように装い、事業者から報酬をだまし取ったとして、福岡県警は15日までに、電子計算機使用詐欺の疑いで福岡市博多区堅粕、会社役員、グエン・ティ・トゥイ容疑者(23)らベトナム国籍の4人と、高木陸容疑者(36)を逮捕した。県警は、他にも関与した人物がおり、詐取した配送料が数千万円に上る可能性があるとみて調べている。
逮捕容疑は1月29日~2月5日、共謀して6回、高木容疑者がアカウントを貸した東京都内の事業者の専用アプリを使い、トゥイ容疑者が経営する飲食店で商品を受け取り、客に届けたとする虚偽の情報を事業者に送り、2月6、13日、配送料として計1万8343円を高木容疑者の口座に送金させたとしている。
県警は5人の認否を明らかにしていない。トゥイ容疑者の店は営業実態が確認されていない。2月までの2年間で、事業者から高木容疑者の口座に数百万円の振り込みがあった。他にもアカウントを貸した人物がいるとみて捜査している。
産経新聞
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