《兵庫県の斎藤元彦知事らの疑惑が文書で告発された問題を巡る6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)。斎藤氏に対する証人尋問で、委員は贈答品の受領疑惑を追及する。姫路城レゴブロック、カニ、浴衣…。次々と受領を認める斎藤氏。受領品に関する質問は続く》
委員「岩津ネギは」
斎藤氏「朝来市長さんが持ってきたと記憶している」
委員「淡路タマネギ」
斎藤氏「タマネギは、いろいろなところで生産者の方が、タマネギを食べてくださいということはあったかと思います」
委員「洋菓子協会から送られたバースデーケーキ、ホールケーキ」
斎藤氏「私が知事になる前からそういったバースデーケーキが送られてきていた」
委員「竜山石での湯呑セット」
斎藤氏「知事応接室で使わせていただいています」
委員「高級ジャンパーが報道されている。一度持ち帰ったのちに返却したのか。革ジャンですね」
斎藤氏「皮革関係の団体が処理水の要望に来られたときに革ジャンなどを展示されていましたのでそれを試着させていただきまして、それをPRにいつか使いたいですねと言って、それは一度試着しました」
委員「まだいくつかあるが飛ばしますが、何が言いたいかと言うと、秘書課のリストに記載があるものとないものの違い。おそらく知事が直接持ち帰ったものか否かと推察されるが、違いについてご本人の認識は」
斎藤氏「保存しているものはリストに載っていると思うが、例えば食べ物とか消費するもので出先で行ったときにもらって、それをいただいてそれを家に直接持って帰ったことは生ものですからありましたのでそれが載っていない、載っているの基準になっているのかなと思います」
《問題の発端となった告発文書には、斎藤氏が家電・調理器具メーカーを訪問した際、同行した原田剛治・産業労働部長に、同社が贈与を申し出た高級コーヒーメーカーを秘書課に送らせるよう指示したと記されていた。原田氏は、商品を自分宛てに送るよう同社に依頼したと認める一方、斎藤氏からの指示は否定。斎藤氏は会見で「私自身はその場でも断り、後日秘書課にも受領しないよう指示した」と釈明している》
委員「コーヒーメーカーについて、返却の指示をしたと。(ほかの物品は)受け取っているのに、コーヒーメーカーだけ返却するように指示をしたのか」
斎藤氏「家電製品というところがあると思います。ふるさと納税でかなり人気の高いものでしたので。そういったことを踏まえて、これは直感的なところになりますけれども、受け取らないほうがいいと判断しました。やっぱり家電製品は受け取るのが適切なのかどうか、私は判断できなかったんですけど、ほかの衣服とかそういった公務で使うような、消費するようなものは社交儀礼の範囲とかそういったもので対応させていただくものかと思いますが。家電製品は少し違うかなというのが私の感覚ですね」
《5分ほどトイレ休憩をへて、維新系の委員が質問する》
委員「机をたたく行為。再現していただくことは可能か」
斎藤氏「ちゃんと(事前に報道を)報告してほしいという中でこういう風にたたいたというのが記憶」
《斎藤氏は実際に机を軽くたたいてみせる》
斎藤氏「行為としては大変申し訳なかったと思います」
委員「贈答品について。知事の自宅には贈答品が山のように積まれているというのは事実でしょうか」
斎藤氏「そういったことはない」
委員「ゴルフのアイアンセットについても書かれている。これを贈呈されたというのは事実か」
斎藤氏「私は贈呈されていません」
委員「『スポーツウエアの企業との癒着にはあきれるばかり』とありますが、もらったことにより癒着というような現状はあるか」
斎藤氏「ないですね。スポーツ振興のために双方やっていこうということです」
《告発文書には、昨年11月の阪神・オリックスの優勝パレードの資金集めで、信用金庫への県補助金を増額して、それを募金としてキックバックさせたとも記載されていた。この疑惑について質疑が行われる》
産経新聞
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