都民から収集した東京大空襲の資料、20年以上倉庫に 都が活用模索

2023年03月09日 03時36分23秒 | Weblog

約10万人が犠牲になった東京大空襲について、東京都が1990年代に収集した体験者の証言映像や資料が非公開のままになっている。都が平和祈念館設立を構想し、都民らに呼び掛けて集めたが、構想は凍結状態となり、既に20年以上が経過している。ほとんどの資料は倉庫の中で眠っている状況で、戦争体験者らから活用を求める声が上がっている。都は2023年度に、資料のデジタル化に乗り出し、活用方法を模索する。 都は遺品の寄贈などで5000点を超える資料を集め、空襲体験者330人の証言ビデオも撮影した。しかし、同館の建設構想について、歴史認識のあり方を巡り議論となり、都議会が1998、99年に「都議会の同意を得た上で実施すること」との付帯決議を可決した。2001年以降は同意を得た9人分の証言ビデオと一部の遺品のみが毎年3月に都内で開かれる空襲資料展で公開されている。 毎日新聞

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