中国メディアの環球時報は30日、米ウェブサイトで中国高速鉄道が紹介され、現地ネットユーザーが感嘆していると報じた。
環球時報によると、米ニュースサイト「The Cool Down」に掲載された文章は、まず、自動車輸出関連の仕事をするロジャー・ウーさんを紹介し、「ウーさんの祖国(中国)では高速鉄道ができたことで、旅行者は1時間で200マイル(約322キロ)離れた都市に行くことができるのだ」と伝えた。
その上で、「高速鉄道は効率的で簡単な移動手段であり、旅行者は空港で長い列に並ぶ必要はなく、がっかりするほどの遅延に遭遇することもない」と説明。ウーさんの言葉として「2000キロ以上離れた都市に行こうというのでない限り、中国で飛行機はお勧めしない」と伝えた。
また、「高速鉄道の技術は多くの面で人類に利益をもたらしている」と言及。「その建設、運営、維持において数百万人の雇用を創出している」としたほか、「(飛行機による)短距離のフライトと比べ、高速鉄道は旅行者を迅速に目的地に送り届けることができ、移動範囲を拡大することができる。米環境NPOの国際クリーン交通委員会は、短距離フライトは環境汚染度が高く、高速鉄道の方が地球環境の保護に有益だと指摘している」とも述べた。
環球時報の記事は、「この文章に対して米国のネットユーザーからは高速鉄道を絶賛する声が上がっており、多くの人が米国をはじめとする各国は同様の鉄道を採用して環境保護に努めるべきとの見解を示した」と紹介。実際に寄せられたコメントとして「米国にはこのような交通手段がとても必要だ」「米国には不可能。永遠にできやしないよ」などと紹介している。(翻訳・編集/北田) Record China
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