日本人の命脅かすミサイル開発に手を貸す

2016年06月01日 13時37分59秒 | Weblog

北朝鮮が昨日試みた、弾道ミサイルの発射は失敗に終わった。新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」だったとすれば、今年4月以来4発打ち上げ、すべて失敗したことになる、しかし、油断はできない。ムスダンの射程は4千キロに及び、日本全域のほか米グアムにも到達する。しかも移動式で、発射の位置や兆候を事前に察知するのが難しい。韓国軍によると、すでに約50基が配備されている。

 そこで気になるのは、日本から核・ミサイル技術が、北朝鮮に流出している問題である。東京基督教大学の西岡力教授によると、在日の研究者が、北朝鮮と日本を自由に往来して、核ミサイル技術開発に貢献してきた、このなかには、京都大学・原子炉実験所の男性准教授も含まれている、小紙は先月、日本政府が実施している北朝鮮渡航後の再入国禁止措置の対象に、この准教授が含まれている事実を明らかにした。

 東大をはじめとする日本の大学の多くは、戦後長らく、自国の安全保障に貢献する研究はまかりならぬ、といった風潮に支配されてきた。日本の科学者の代表機関である「日本学術会議」が、最近ようやく軍事研究を否定する声明の見直しを始めたばかりだ。それに反対する、一部の有識者の運動を後押しするのに忙しい

 毎日新聞によると、先月29日京大で「『軍学共同』反対シンポジウム」が開かれた。「日本の学術が軍事化されていくかどうかの正念場」との声が上がったらしい。日本人の命を脅かすミサイルが、日本の技術で完成するかどうかの、正念場でもあるのだが。一体、どこの国の大学、どこの国の新聞なのか。


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