米で車突っ込み45人死傷、銃撃戦で運転の男死亡 FBI「テロ」で捜査、現場に爆発物
米南部ルイジアナ州ニューオーリンズ中心部の繁華街で1日午前3時過ぎ、群衆にピックアップトラックが突っ込み、少なくとも10人が死亡、35人が負傷した。地元警察が発表した。警察によると、運転していた男は意図的に突っ込んだ後に発砲し、警察官2人が撃たれたが命に別条はないという。AP通信は、男が警察との銃撃戦の末に死亡したと報じた。
連邦捜査局(FBI)は現場で爆発物が見つかったと明らかにし「テロ行為として捜査する」との声明を出した。
現場は米有数の観光名所の繁華街フレンチクオーターで最もにぎやかなバーボンストリート。CNNテレビによると、当時現場付近では、新年を祝うイベントが開催されていた。
警察幹部は記者会見で「男は猛スピードで突っ込み、できる限り多くの死傷者を出そうとしていた」と語った。
FBIは爆発物の詳細が判明するまで付近に近づかないよう呼びかけた。警察は男の身元などを明らかにしていない。(共同) 産経新聞
ウクライナ、穀物輸出でシリアを支援方針 外相訪問、ロシアの影響力排除狙う
【カイロ=佐藤貴生】ウクライナのシビハ外相は12月30日、アサド前政権が崩壊したシリアの首都ダマスカスを訪問して暫定政府のシェイバニ外相らと会談した。ウクライナは穀物を送ってシリアの復興を支援する方針で、シェイバニ氏もウクライナと戦略的パートナーシップを結びたいと抱負を述べ、ともに関係強化に前向きな姿勢を示した。
ロイター通信が伝えた。ウクライナへの侵略を続けるロシアはアサド前政権を支援してきた。ウクライナにすれば前政権崩壊はシリアからロシアの影響力を排除する好機と映る。一方の暫定政府は前政権の打倒に中心的役割を果たしたイスラム過激派「シリア解放機構(HTS)」が主体で、ロシアがシリアに持つ軍事基地の存続可否が焦点として浮上している。
シビハ氏は30日、HTSの出身で暫定政府を率いるアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)氏とも会談し、今後も食料をシリアに送って支援すると述べた。ウクライナはすでにシリアに小麦粉を発送しており、31日にも到着する見通し。
一方、ロイターによるとアサド前政権時代のシリアに穀物を輸出していたロシアは、シリアの政権の将来像が不透明で支払いも遅れているとして、供給をストップしたもようだ。
産経新聞