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フジワラのかたまり

転勤・転居5回、転職3回という流浪経験を経て、いま、起業したいと妄想する30男の雑多コラム。

『出処進退は本人が決めるもの』とは言うけれど。それでも辞職しない議員もいる。

2006-03-10 23:48:18 | 堀江メール問題

『メールに証拠能力なし』といわれるようになった段階で、永田議員の辞職は間違いなしと思われたが、『国会の懲罰動議を受ける』という形で決着したはずだったのに、再びこの進退が再燃しそうだ。
永田氏念頭に「政治家は腹切る覚悟いる」 民主・渡部氏 (3/10朝日新聞) - goo ニュース

早い話、民主党の国会対策委員長としては、何かとこの問題を持ち打されてしまうことは、厄介という判断なのだろう。民主党としては、早いこと、『党員停止』の処分を決めてもらいたいのだろうが、民主党の内部調査結果を待つとか、問題の情報仲介者・フリージャーナリストの証人喚問の要求など、この問題は野党の国会戦術を阻害するカードとして、使われている。ひとりの国民として、しっかりとした後始末、再発防止も重要なのだろうが、肝心の政策論議をしてもらいたいのも事実。

それにしても、何ゆえに民主党は、永田議員の議員辞職を止めたのだろうか。確かに、一度は、本人が辞職の意思を示すと出ていただけに、不思議なことだ。
自民党があっさりと、幕引きに応じると考えていたのだろうか。
あるいは、永田議員を“野に放つ”コトをできない事情があるのだろうか。
いずれにしても、この問題の“尻拭いの段階”で登場した、長老・渡部国会対策委員長の行動、言動は、とにかくマスコミ頻繁に登場するのは、またまた民主党の分裂を予感させるようにも思うし、また本当の意味での党内意見の集約への動きとも見える。さて、自民党仕込みの老獪な手腕を持つ、渡部国会対策委員長の動きは、楽しみが多い。

 

 


どこまでも代償を払い続ける、永田爆弾~~『堀江メール問題』の顛末

2006-03-09 10:31:12 | 堀江メール問題

永田議員の“爆弾発言”に対する、懲罰委員会の決定が、ダラダラと長くなりそうなことになってきた。
てっきり、単純に永田議員への処罰、『登院停止』の処分で落ち着くと思われていたコトからすると、とろい話に聞こえるし、民主党の『調査結果を待って』となると、しっかり仕事をしろ、といいたくなる。しかし、与党・自民党は、今回の騒動の発端、メール仲介者への“出頭”を求めているようなのだ。

メール仲介者 与党「招致を」 衆院懲罰委理事懇 (産経新聞) - goo ニュース

『報道・言論の自由』という大儀を、悪用・濫用したのが、このメール仲介者・フリージャーナリストであり、このまま永田議員がすべての罰を受けるというのも、いささか疑問。何より、このままでは、最高の“愉快犯”でありながら、罰を受けないということになる。
実施問題としては、民主党の一部の“敵失追求型”の連中からの突き上げが、今回の爆弾発言につながったとも思われ、永田議員自らが“捏造”を支持した、あるいは協力を依頼したということも想像できる話。

さて、民主党がどのように対応するか。これこそ、政権奪取、与党になった際の予行演出。完全に、永田議員ひとりを悪者にして逃げ切るが、どこまでもこのジャーナリストを守りきるか。いずれにしても、民主党は、とんでもない『課題』を抱え込んだものだ。


あらためて、民主党の“闘う集団”への変貌を期待したい

2006-03-03 00:40:47 | 堀江メール問題

前原代表が謝罪 「メールは本物ではない」 (3/1朝日新聞) - goo ニュース

永田氏「疑惑は思い込み」 民主、口座の存在否定 (3/2朝日新聞) - goo ニュース

正に、民主党は完全敗北、無条件降伏に追い込まれちゃいました。しかも、国民に対しては、民主党の【政権担当能力の未熟さ】を露呈することとなった。
この『堀江メール疑惑』については、スタートの永田議員の質問手法があまりにも稚拙であり、とにかく“自民党をたたく”という意識が強すぎた。ある意味では、とにかく“強気”な姿勢を見せようという意識が、このような大失態を招いたのだろう。何より、武部幹事長と堀江被告との関係、さらには闇社会との関係は、マスコミほか国民のほとんどが疑っていただろうが、誰も触れなかった。それゆえに、永田議員は、週刊誌などの“フリージャーナリスト”が、続々とこれに関係する疑惑と根拠を列挙してくれる、一種のマスコミの先導を狙ったのではなかろうか。

いずれにしても、民主党の描いたシナリオは完全崩壊で、皮肉にも、この結果、小泉政権は『改革の総仕上げ』に向けて、『疑惑の4点セット』への対策を気にせず、淡々とコトを進めていくこととなりそうだ。
ある意味では、民主党前原代表としては、従来より打ち出していた『対案路線』へ戻せることとなった。党内での求心力低下は間違いないが、まだまだ、見せ場はある。自民党が官僚との妥協の産物で作り上げた部分、既得権益の温存につながる部分をつぶすことをすればよいし、あるいは対案も出していくことだ。
疑惑追及での派手なパフォーマンスは、封じられても、『闘う場面』はまだまだ数多く出てくる。議論というカタチ、法律案、政策の面での、“戦闘”に期待したい。

 


ちょっぴり本気の自民党、民主党イジメが始まった!?

2006-03-01 18:28:02 | 堀江メール問題

前原代表が謝罪 「メールは本物ではない」 (詳しくは3/1朝日新聞) - goo ニュース

昨日の謝罪会見で、一連の堀江メールにまつわる論争に終止符、幕引き、となるはずが、自民党からの本格的追求がスタートするようだ。永田議員最大の失敗は、この謝罪会見のなかで、『メールは偽物』ということを認めなかったことだ。それゆえに、言いたくなかったコメントを発表することになったわけで、正直、『辞職させておくべきだった』と民主党幹部は、後悔しているのでは。
公開質問状提出へ 民主・永田氏メール問題 (産経新聞) - goo ニュース

自民党としては、永田議員から議員バッジを取り上げたところで、何のメリットもないわけで、あるとすれば、“疑わしい”だけで、疑惑追及、暴露はするなよ、との抑止効果、前例を作るということだけに過ぎない。しかも、前原代表が辞任することも、あまり望ましい話ではないだろうから、とにかく、妙な審議拒否をさせないための“貸し”として、有効に使うことであろう。
それにしても、不思議なコトは、やはりこのような偽物が登場し、永田議員が国会質問に至ったかということだ。そこには、『必ず得をした人間』が存在するはず。その中で行くと、永田議員が『仲介者を信頼した』『情報提供者の名前を明かすことはできない』とは言うものの、永田議員自身が、武部幹事長を辞任に追い込むために仕組んだこと、と言う疑惑もある。で、永田議員をたきつけた人間も存在しても不思議ではない。『疑惑4点セット』があるにも関わらず、なにゆえに、だれも辞任させられない、というあせり、現民主党執行部の追求の弱さを罵倒されていた、というのも想像できる。

もはや、民主党の政権担当能力の未熟さは露呈されてしまっているだけに、どんな対抗手段を打っていくのか。
いっそのこと、『憲法改正案』や『皇室典範改正案』を提出して、論争を挑むか、あるいは、『地方分権論議/道州制の仕組み』ヲ提案、政策発表するか。いずれにしても、民主党が疑惑追求しにくくなるということは、共産党がでしゃばるか。少なくとも、社民党でないだろう。


やるのか、やらんのかはっきりせーー~~堀江メール疑惑問題

2006-03-01 01:34:24 | 堀江メール問題

国会での“暴走発言”以来、新聞やTVのワイドショーにその名前が出ない日がなかった、永田議員がようやく謝罪会見で、尻拭い(?)を実行した。とはいっても、けじめをつけた、とはいえない内容であった。
民主・永田議員、送金メール問題で「おわび」会見 (朝日新聞) - goo ニュース

フジワラの感想・意見としては、『永田議員辞職』が正しいとは思わないし、前原代表以下の執行部が引責辞任する必要があるとも思わない。ただ、“ガセネタ”と小泉首相に断言されたあと、二の矢、三の矢を放つことなく、かといって、しっかりとした謝罪をすることがなかったことである。『闘う野党の先兵』となったからには、それだけの“タフさ”と“潔さ”を示してもらいたかった。謝罪の相手は、“国民”という漠然としたものではなく、自民党の武部幹事長に対してだ。謝罪会見や両院議員総会での発言を聞くと、あくまでも民主党に対する謝罪の気持ちが最も強いように思えた。

この一連の騒動についてのダメージとしては、前原代表のいちばんの盟友・野田国対委員長が引責辞任に至ったことだ。露呈されたものとして、民主党の団結力の欠如に加えて、所属議員の当事者意識の欠如していたことだ。

相変わらず、真実性、実直さにに欠ける、永田議員の謝罪会見であった。