加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

産業建設常任委員会(加古川の河川改修、上下水道の整備、経済活性化基本計画)

2012-02-02 08:59:56 | Weblog
30日に産業建設常任委員会があった。

1.加古川の河川改修について
  これは昨年末にブログ納めでも書いた加古川の河川整備計画についての説明であったが、市としても国から年次計画のようなものが発表されなかったことで、計画している滝見橋架け替えの工事などの目途が立ちにくくなっているように感じた。もっともやれることを粛々と進めていく方針のようであるが、出口が見えない中ですすめていくのは、これから色々やりにくい面も出てくると思う。 
  まったく目途すら立っていない大門・西古瀬・河高地区に関しては何おかいわんやである。

  今月7日から10日まで研修込みで東京に行く予定にしており、その中で国土交通省にこの件の話を聞きに行けるよう調整していたのだが、10日に臨時会が設定されるようなので、行けなくなったのが残念である。また東京に行く機会もあると思うし、その時にまた改めて行こうと思う。

2.上下水道の整備について 
  21年度予算で、新定地区の診療所に関する給水を実施するための配管工事の予算を取っており、その時ループ計画として大谷地区まで配管を伸ばすことになっていたが、診療所までの配管はしたもののそこから先の配管は当面必要ないとして工事をせず他に予算を流用した。(確か、診療所までの口径をアップしたのだと思う)
  それから2年たっていない訳だが、大谷地区で水圧不足が起きているとか、南山5丁目で水が滞留しているとか、いろいろ問題が起きているので、改めてループ化をしたいと説明があった。
  また、この地区には東条川をまたいで給水しているが、幹線の口径が200なのに対して橋の部分だけ150になっているのはなぜか、という質問にこの口径で水圧が十分だと判断していた、という。

  こういう話があった時、私は「前、当面これでいけるとの判断のもとに工事やめたんでしょ」「民間企業でこんな話があって、はいそうですかで済むと思います?」「悪質なコントですか」などと言いたくなってしまうが、「まあしゃあないのー」と二つ返事で賛成できるようにならないと、なかなか市政に前向きな議員の仲間入りはできないのである。ともかく、水圧不足で悩んでいる住民のために工事はしないといけないと思うが。
 ・・・こういうのは「結果論」とは言えないですよね。


 また、下水道施設せせらぎ東条の処理区域拡大の話があった。せせらぎ東条に関しては、旧東条町時代からの補償問題がいろいろとあり、市の方針としては(補償工事も含め)支払わない方向で決まっているが、長貞地区の集落排水処理施設の老朽化にともない下水を新たに流入させることについて、地元との協議も含めて市では進めている。新定地区にすれば、前の補償の話をちゃぶ台返しされたわけで(もちろん納得されている訳ではない)、新たに流入させることについて理解を得るのは難しい状況ではあるが、統合事業は着実に進めていかなければならない。
 地区の理解を得るべく真摯な対応をするのは当然としても、違法性の高い要求に配慮するようなことは全くできないので、毅然とした態度で臨むべきである。
 来年度予算で工事予算を上げるようだが、私としては「これ以上遅れた場合は反対しますからね」と念押しして来年度の予算計上には賛成したいと思う・

3。加東市経済活性化基本計画について
 市で策定を進めている経済活性化基本計画。2月10日までパブリックコメントも募集していますので市民みなさんも是非ご意見を。(内容はこちら) 

 パブリックコメント中は、私的なコメントは控えるようにしておりますが、内容の中でも特に具体的なのは6章だと思います。面白い施策も盛り込まれているように思います。(もっとも、こういうとき6章を中心に読む、というのが正しい方向性なのかどうかはわかりませんが)

基本計画についての説明後、商工会との意見交換会が行われていた。良い制度であると思うので、定着していけばよいのだが。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿