総務文教常任委員会

　先週の火曜日は、総務文教常任委員会があって、傍聴してきました。
　前半は、給食費の値上げ問題でした。神戸新聞にも、３０円値上げ方針と書かれていたこともあり、「すでに決定したことか」というような質疑があり、「値上げを予定していた近隣自治体の多くが見送ったことなどから、最終的な検討をしている。すでに決定したように報道されるのは遺憾」といった答弁がありました。
　ただ、私が１２月に個人的に聞き取りを行った時は、４月からの値上げに向けて作業を進めていくような話だったと思うので、揺り戻しがあったのかな、と思いました。

　値上げの理由としては、来年度から米飯や牛乳の単価が上がること、１９年度ですでに約２００万円の赤字が発生していること、そのため副食を工夫しての調整が限界に来ていることなどが挙げられていました。
　ただ、赤字額を一食あたりに割り戻すと３円。これに資料にあった米飯・牛乳の値上げをそのまま加味しても約１０円。そこまではなんとかわかります。残りの２０円は副食費ということになろうかと思いますが、この説明が「質の良いものを食べさせる」といったような抽象的な内容でかなりわかりづらかったです。
　数種のメニューをあげて、２０円くらい単価が上がっているような資料もありあしたが、それで「はいわかりました」と言えるようなものでもないと思います。このあたりの説明は、緻密にしてほしいと思いました。

　５日にＰＴＡ役員対象の説明会も予定されていましたので、同僚の磯貝議員とお話して「説明会の内容を報告すること」「結論ありきでなく、保護者の理解を得るべく丁寧に説明すること」「一部でも公費負担の余地がないのか検討すること」等の申し入れをしてもらいました。

　ただ、個人的に思うのは、今の時期に「値上げするのかしないのか、最終的な決定はできていない」というような状態で、4月からの値上げに本当に踏み切れるのかな、ということです。今は、先ほどの説明会の内容の報告や、それを受けて教育委員会の判断を待ちたいと思います。