加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

産業建設常任委員会

2009-02-10 16:35:16 | Weblog
先週金曜日には、私の所属する産業建設常任委員会がありました。
前半は、これまでも何度かテーマに上がっている特別指定区域について。
市街化調整区域内で、既存宅地制度に代わり導入される制度で、いくつかメニューがあるうち、今回は市主導でやれる「地縁者のための住宅区域」を設定します。
既存宅地に比べ、
・地域に入っていれば、線引き後に所有した土地でも建築が可能 
・しかし、用途は「地縁者の住宅」に限られるので、従来あったような沿道サービスとかはできない。
というような違いがあります。

 地縁者は、近くの調整区域の集落に10年住んでいることが一つの目安になるようです。私も社に来て9年なのに、市街化区域なので権利はないそうです。借家でも、沢部団地などだったらOKらしいのに。調整区域に家を建てる予定はありませんが、何か損をした気分です。

 後半は、せせらぎ東条問題の審査。特に進展があったわけではないのですが、新しい委員会メンバーで初めての調査でもあり、現在の行政の考え方の説明を聞きました。
 今検討されている補償が、「350万円の代替案なのか」という質疑があって、「その通りです」と答弁がありました。前に議会報告で書きましたが、前の支払いそのものが「おかしい」と言ってきたので、「置き換えました」と言われると今後とも賛成しづらいな、というのが率直な感想です。

 協定の中で、「今後東条地区の排水処理施設を統合する場合は、地区は事前協議に応じる」という部分がありますが、「別途協議ということはまた補償の話になるのでは…」という懸念の声が出ています。今回の事業量(約5000万円)は、結構な金額なので。せめて東条地区の施設統合については同意をしてほしいな、というのが個人的な気持ちです。そうすれば、「過去の補償金の置き換え」でなく、「将来の統合も含めての補償」というふうに性格も変わると思いますし。

 今回は、参考人として新定地区の役員の方の意見を聞き、早期解決を求めているとのお話を聞きました。私としても、追加の補償のないことが明確になれば、賛成せざるを得ないと思っているので、そのあたりを質問したかったのですが、今回は村岡委員長の裁量で質問の時間は取らなかったので、残念でした。

 以前だと、進め方がおかしいとか結構カリカリ来ていたような気がしますが、最近はそこまで怒る気持にもなりません。精神的な修養になっているのかも知れません。
 

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