久しぶりの更新となってしまいました。
1ZZのブロックが戻ってきたのでようやく組み付けに入れます。
エンジンの状態が良かったのでクランクのラッピングも短時間で綺麗になりました。
ラッピングを行うと面が平滑になり、触ると肌に吸い付く感じになります。エンジンを開けないと出来ない作業なので、通常のオーバーホールでもラッピングは必ず行っています。
気合入れてすすめますのでもうしばらくお待ちを。 . . . 本文を読む
VG20の動弁系はHLA(油圧ラッシュアジャスター)内蔵のカムフォロワーとロッカーアームを使用するタイプ。結構古いHLAなので、回転数を高めで使用するとエア噛みが発生してリフト量が低下しパワーが落ちるという事で今回ソリッド化します。
まずは内部のピストンを取り外します。クリップを外すと割と簡単に取れます。
寸法出し専用のアルミのカラーを製作。下にあるのがそれ。ヘッド一枚分製作したので、
一 . . . 本文を読む
トヨタ純正SST。プロにも愛用者多数。これをちょっと改良。
バルブ側の突起に被せる樹脂のカバーを製作。これでヘッド面に傷付かない。まあ、傷防止の養生の手間が減る訳です。
4気筒くらいならこれでストレス無くばらせるけど、バルブの多いエンジンはエアツールが欲しくなります…。そういう楽する工具はアメリカで探すと大抵見つかる。良く言えば合理主義的、悪く言えば面倒臭がりの不器用な怠け者?
そういえば . . . 本文を読む
1ZZのバルブリフター。左から新品、中古ラッピング後、中古
右がラッピング後。外径が殆ど変わらない程度のラッピングなので、完全な鏡面にはなっていません。上下のエッジにRを付ける事の方が効果が大きいかも。大して時間は掛からないので、直打式はどのエンジンでも必ずやってます。
中央の新品だけ表面処理の影響で色が違います。
もともと入っていたリフターは1/100mm刻みで寸法の刻印が入ってたけど . . . 本文を読む
こういう駄目になった雌ねじを補修する方法は幾つかあり、その代表的な物にヘリサート(=スプリュー、リコイル)というコイル状の補強材を挿入する方法があります。
始めにドリルで元のねじ山を削除&内径調整。
そしてタップを立てるわけですが、面に対して垂直にしたいのですが、面を水平にする事が困難なので冶具を用意。同じタップでネジを切ってあるカラー状の物です。左右に瞬間接着剤を塗布しておきます。
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