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Performance Engineering

1NZ-FE ベースエンジン到着

2014-07-17 01:34:14 | トヨタ 1NZ
デカイ荷物が到着。


なるべく状態が良さそうなエンジンを探して取り寄せたが、走行距離や圧縮圧力だけでは内部の程度は把握できない。早速、開けてみます。


AT車両で使用されていた距離7万キロ弱。車両より降ろしたばかり。


ヘッド内部。軽いオイル焼けのみ。きちんとオイル交換していたようです。各部の磨耗や当たり具合も問題なし。


E型に似たような感じだが、バルブリフターが一回り大きくなり、吸気側に連続可変付き。一世代ですが、大きく変わっています。


シリンダーもボーリング無しでそのまま使えそうな状態。鍛造ピストンの性能をきっちり発揮させるため、オーバーサイズを選択し、ダミーヘッド有りで掘ります。


ブロックもなかなか綺麗。


クランクは4ウエイトの鋳造。燃費や常用領域の性能を追求したようなエンジンなので高回転向きでは無いです。


フリクション低減の為、非常に長いコンロッド。良い形状だと思うけど、NA用で最適化されているのでターボ用で使うには細く弱い。高ブーストかけると当然折れます。H断面の強化品に変更します。ピストンも薄型の低テンションリングを採用して低フリクション化されています。距離、予想される使用状況の割に燃焼ガスの吹き抜けが多い印象。

各部の詳細は後日紹介します。


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