ふうちゃんのお城ブログ

お城巡りについての記録、城郭検定試験の体験談

第38回ふうちゃんのお城ブログ 五稜郭ー見隠塁・刎出し

2021-12-26 09:51:20 | 日本百名城

五稜郭タワーからの五稜郭です。

2006年(平成18年)4月1日に新しい五稜郭タワーが完成したそうです。

五稜郭タワーに上ることによって城の全体像を目にすることができます。

大山古墳にもこのようなタワーがあれば全体像を見ることができるとおもってしまいます。

五稜郭は

五角形の星の形をした西洋式の城です。

長野県佐久市には、同様な龍岡城があります。

稜堡と呼ばれる星形の突角が、五角形状に突出しています。

五稜郭タワーの掲示に上のような地図がありました。

わたしが今回五稜郭でぜひ見たかったのは、

見隠塁と呼ばれる土塁です。

城郭検定の勉強の過程で知ったのですが、

虎口から城の中の様子が見えないようにする土塁を設ける。

一文字土居とか蔀(しとみ)とか呼ばれ

五稜郭では見隠塁とよばれています。

確かブラタモリでも取り上げられたことがあります。

現存では一文字土居といわれるものが高松城(桜御門内部)にあります。

高松城には行ったことがありますが、

その時、一文字土居のことを知らなかったので

わたしはまだ確認していません。

五稜郭では当初の計画では5箇所設けられるはずだったのが

5箇所になってしまったようです。

上記の地図にある半月堡も

5箇所設けられるはずのものが

1箇所になってしまいました。

わたしは、市立博物館で、

五稜郭の初めの計画図を見ましたが、

見隠塁も半月堡も確かに5つありました。

予算と期間の問題で今のようになったそうです。

写真の色で囲んだ1.2.3の部分です。

この写真に写っている五稜郭をタワーからみているときには

1.2.3の存在について確信が持てているわけではありません。

ワクワクドキドキしながら、タワーを降りて五稜郭に向かいました。

1です。

確かにこれならここから中の様子が見えません。腰巻き土塁と言っていいのでしょうか。

石垣が切込接でつんであります。江戸時代の後半に幕府の力で積んだことを感じさせます。

搦手門の橋を渡って真正面に見える土塁が見隠塁です。

3は探すのに苦労しました。

2のように橋がないからです。

橋の跡のような者を見つけました。

そして、この橋の跡を写真で言うと右にありました。

立派な土塁です。これが3です。

立派な土塁です。タワーも写っています。

実に満足です。

前回確認した刎ねだし石垣を載せておきます。

人吉城、品川台場にも見られる刎ねだしの石垣です。

今回解説ではっきり確認できたことがあります。

跳ねだしているのは上から2段目の石ということです。

跳ねだしている石が目立ちますのです、

1段目と思いがちです。

このように下の方から見ると1段目のように見えます。

石垣の上に上ってみましょう。

どうです。

2段目なのです。

手前に一段目があることがわかります。

今回は見隠塁と刎ねだしに絞って五稜郭をみてみました。

(2021.11.28訪問)



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ra9gaki_do)
2021-12-28 20:30:38
こんばんは(^-^)
札幌絵手紙 楽描堂と申します。
当方のブログをフォロー頂き
ありがとうございます😊😊😊
早速、こちらからもフォロー
させて頂きました。
どうぞ宜しくお願い致します(^-^)
返信する
Unknown (fuhchan2399)
2021-12-28 20:34:30
@ra9gaki_do こちらこそよろしくお願いします。お城について書いています。11月に北海道の四稜郭、五稜郭、松前城、白老陣屋を回って来ました。
返信する
Unknown (tomao420)
2021-12-28 21:40:06
こんにちは
5年ほど前に五稜郭に行きましたが、
こんな風に調べて勉強していくと、楽しさ倍ですね
改めて、勉強になりました
返信する
Unknown (fuhchan2399)
2021-12-28 21:48:05
tomao420さん
コメントありがとうございます。城の楽しみ方は様々です。自分でテーマを決めて調べるのも一つの方法だと思います。
返信する
Unknown (maria)
2021-12-31 09:52:22
こんにちは。
五稜郭は訪ねた事が有りませんが、行ってみたくなりました。
お恥ずかしい事に知らない事ばかりで大変興味深く拝見しました。
1.2.3.の土塁の事も2段目の石垣もこうして実際に行かれた貴重なお写真を観せて頂き良く解ります。
大変勉強になります。
ありがとうございます。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。

年末年始は寒さも厳しい様です。
お身体をご自愛頂き、お元気で良い新年をお迎え下さいませ。
返信する
Unknown (伊東冨士雄)
2021-12-31 10:11:04
mariaさん
拙稿をお読みいただきありがとうございます。ヒントは城郭検定の問題です。城郭検定は、「お城の知識、お城を見るための視点」を提供することを目指していると思います。実際にお城に行ったとき、応用してお城を見ています。五稜郭では見隠塁と刎ねだしでした。それについて、わたしが実際に感じたことをできるだけ具体的に書いています。趣旨をご理解頂けてのコメントとても励みになります。これからもよろしくお願い致します。
返信する

コメントを投稿