goo blog サービス終了のお知らせ 

fu-koの小窓

旅と美味しい物、エンタメとSKIと浦和Redsを愛する管理人・fu-koの記憶代わりの日常記録☆

『リトル・ドラマー・ボーイ』

2018-12-21 | Entertainment

2018年最後のエンタメ作品は、毎年この時期恒例のキャラメルボックスのクリスマスツアー

今年は完全な劇団オリジナル作品。そして、カーテンコール4~5回あったかも!?もちろん「写真撮影OKタイム」もありました

_______________

◇STORY◇
矢野トオルは英会話教師。彼は10歳の時、右手で触ると他人の怪我や病気が一瞬で治せるというヒーリング能力が身についた。が、事情があって、他人の前ではできるだけ使わないようにしている。12月のある夜、トオルは道ばたで瀕死の男を発見し、思わず右手で触れてしまう。男はすぐに息を吹き返した。トオルは逃げるようにその場を去った。翌日、トオルのもとに「十文字」と名乗る男がやってくる。十文字は、トオルが昨夜助けた男を捜しているという。十文字の仕事は殺人代行業。つまり、殺し屋だった、、、

_______________

ネタバレになっちゃうけど、主人公のトオルの超能力は、その力を使えば使うほど右手指先からの麻痺が徐々に広がり、このまま使い続ければいつかその麻痺は心臓に達し、そして死に至ってしまう・・・。それでも、彼の「病人やけが人を助けたい!」という衝動は誰にも止めることが出来ない。彼を取り巻く家族や友人、知人、それぞれが大切な人を想う気持ちも純粋で温かい。

ちょこちょこ挟んでくる昭和オタクの十文字の小ネタは、私くらいの年代ならドンピシャで大笑いできるけど、若い世代にはとんちんかんかもね?

ともかく、クリスマスのこの時期にぴったりな、この劇団らしいハートウォーミングな作品でした。

今年、結成33年目を迎えたこの劇団。私がこの劇団の舞台を最初に観たのはかれこれ20年以上前のこと。役者さんもだいぶ変わったけど、作品も少し変わったかな?

ここ数年よく上演されている現代劇もいいけれど、私個人としては、久しぶりに最初の頃に良くみていたタイムスリップものや時代劇ものが観たいな~と思う。。。 来年ひとつくらい上演してくれないかな??

 

◆観劇記録◆
サンシャイン劇場 1階 5列 26番

 

余談ですが~・・・
来年1~2月にかけてほぼ毎週のようにエンタメ予定が入っております。どれも大好きな俳優さんやナニヤラ(笑)の舞台ばかり。新年早々、こんなに好きな人たちに一度に会ってしまって良いのだろうか?? 初めて観る舞台のかな~~りのプレミアなチケットも抽選で当選してるので、今からほんとに来年が楽しみ~~~ 


『メタルマクベス disc3』

2018-12-09 | Entertainment

360°回転劇場もかれこれ7回目かな

前回までは、何かと噂になった「豊洲市場」がまだオープンしていなかったのでホントにさびしい~~駅だったんだけど、今回は豊洲駅も「ゆりかもめ」も市場前駅もめちゃくちゃ混雑していて、全く別の街になってました できれば豊洲市場をウロウロして食事もしたかったのだけど、公演開始時間と公演時間(なんと4時間!!)の関係で結局行けなかったのでちょっと残念

________________

「劇団新感線★RS メタルマクベス disc3」

ストーリーは基本的に前回観た「disc1」と同じ(→BLOGはこちら)だったけど、主要キャスト以外に所々演出も変わってました。パロディと笑いと殺陣のシーンが多め。2回目だったのでさすがに苦手なヘビメタにも慣れました

ミュージカル界の貴公子・浦井健治さんが頭を振ってヘビメタを唄う姿・・・ 私にとってはかなりの衝撃と違和感。やっぱり浦井さんは正統派のミュージカルの役が好きかも。でも、ミュージカル作品ではあまり見られない殺陣シーンはなかなかキレもよくてカッコ良かった
長澤まさみさんは今回が初見。噂では聞いていたけど予想以上の歌の上手さに驚き。そして、狂ったマクベス夫人の演技は本当に何かに取り憑かれているように見えて鳥肌が立った。

今回、この360°回転劇場で初めての最後列。遠心力って言うのかな?プロジェクションマッピングの映像に合わせて座席が回る時のアトラクション感が過去一番凄くて、なかなか面白かった
でも~、休憩20分挟んでの4時間というのは、キャストも長時間の舞台で大変だろうけど、観ているこっちもお尻が痛くなったわ、、、。


◇観劇記録◇
IHIステージアラウンド東京
Bブロック 32列38番


『魔界転生』

2018-11-17 | Entertainment

8月以来、久しぶりのエンタメです。旅行予定はしばらく無いけど、この先2月まで月2回程度のエンタメが続きます

堤監督の舞台を観るのは2014年の「真田十勇士」以来(その時のBLOGはこちら→CLICK)。
今回の作品はそのストーリーに続く時代のお話だったので登場人物が一部繋がってることもあり、日本史に疎い私でも、比較的時代背景は分かりやすかったです。

悪霊となり蘇った魔界衆たちと、剣豪・柳生十兵衛とその配下の勇猛な柳生衆たち。天草四郎たち黄泉の世界から蘇生した魔物たちの心の叫び、柳生宗矩と十兵衛の親子の絆、そして葛藤。アクションとカルトとスペクタクルの世界が融合したエンターテインメント時代劇。

主演・柳生十兵衛役の上川隆也さんは安定の演技。台詞も聞き取りやすいし、面白い場面はコミカルに、殺陣シーンはキレ良く立ち回り、ほんと格好いい。特に父親・宗矩役の松平健さんとの対決シーンは息をするのも忘れるくらいの迫真のシーンで見応えあった。松平さん、あの年齢であれだけのキレのある素晴らしい太刀さばきはさすが!!

「島原の乱」で徳川幕府により惨殺されたおよそ3万7千人のキリシタンたちの無念を背負い、「魔界転生」という死者再生の術によってこの世に蘇った総大将・天草四郎役の溝端淳平くんは妖艶な雰囲気を漂わせつつ、早口言葉のような呪文を唱える鬼気迫る場面もあって、今まで私が見たことのある柔らかいイメージとはちょっと違った印象を受けました。ワイヤーアクションも頑張ってた!

ただ、、、 たぶん見る人の好みに寄るとは思うけど、「演劇好き」な私としてはプロジェクションマッピング等の映像場面を多用し過ぎだったのがちょっと残念。半分映画みたいな感じ? 堤監督がもともと映像分野を得意とする方なのでこんな感じなんだろうな~とは思っていたけど・・・ 私は幕に映る「映像」ではなく、俳優さんたちの生の演技をもっと見たかった

30分の休憩を挟んで4時間という長丁場の作品でしたがあっという間。古典的な演劇ではなく新しいエンタメ分野の作品としては、キャストも豪華だったし、映像効果で多数の迫力あるシーンも楽しめるし、面白い作品でした

カーテンコールにダンスが取り入れられていたり、このレベルの舞台としては珍しく主演の上川さんからの挨拶もあったので最後まで楽しかった
その挨拶の流れが
上川さんの出身劇団「キャラメルボックス」(私のひいきの劇団でもあります)のカーテンコール挨拶と同じ感じだったので、もしかして上川さんのアイデアなのかな?と思ったり。

この作品の舞台となっている「島原の乱」の主戦場・原城は、今年7月に世界遺産登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつ。一度、実際に現地に行ってみたくなった。来年の旅行先の候補に入れておこう(笑)

 

◇観劇記録◇
明治座 1階席 17列 41番

座席は上手(かみて)側のかなり後方。見切れるような場面は特になかったけど、かなり端の席だったので画像と実際の人間の位置がたまにズレて見えたりしたし、1階客席の中央寄り2本の通路を使用した演出もあるので、座席選択が可能なら中央エリアの席がいいかも。

今までいろんな劇場に行ってるけど「明治座」は今回が初めて。私の知っている劇場とはかなり毛色が違っていて色々ビックリ!!たぶん私は今まで演劇やミュージカルのための劇場しか経験なかったからかも。

↑の写真のようにロビーがまるで浅草の仲見世通り 公演関連グッズ以外に、東京下町や京都や地方のお菓子が売っていて、しかも試食をバンバン配ってた(笑)。上演中以外の開演前や休憩中は座席での飲食がOKなので、ロビーで買った物をすぐに食べられる(←お弁当も売ってた!)。江戸時代とかの大衆演芸の劇場ってこんな感じだったのかな~?と感じました。

あと、各座席にエアウィーブの座布団が置いてあって(↓の写真)、これは4時間という長時間の舞台を見る側としてはとても助かりました

 


『ワンピース音宴 イーストブルー編』

2018-08-20 | Entertainment

私の今年の夏ラストのエンタメはコレ

公演が発表された時は大好きな「blast!」のメンバーが多数出演することは決まっていたものの、石川直さんの出演は決まってなかったし、ましてやアニメや漫画に全く興味のない私は「ワンピース」は全く知らないから行く気はさらさら無かったんだけど、数か月後に石川さんの出演が決まってちょっと心がユラユラ~。でも、主役はワンピースのキャラクターという情報だったのでまだまだ行く気になれず。

そして、公演スタート直前になって「インターミッション」(←「blast!」名物の休憩時間のロビーでのパーカッションパフォーマンス)がある事が発表され、この時点で私のスイッチがON たとえ公演自体が全く面白くなくても(笑)、インタミを最前列で見られれば充分行く価値はある!早速チケットを調べてみたところ、上手(かみて)3列目が取れる日があったので、即、チケットGET

「ワンピース」の名場面をキャラクターに扮した俳優さんが演じていて、その場面の曲を生でブラスバンドのマーチングが演奏するといった感じの作品になっていたようですが、、、

ワンピースの知識ゼロの私にとっては「blast!のメンバーが新曲を演技付きで演奏してくれている」といった感覚。ワンピースのキャラクターが完全に主役でブラスの演奏はもっと裏方に徹した感じになるのかな?と思っていたけど、結構、ブラスも目立ってましたキャラクターはもちろんブラスメンバーも何度も客席に降りて来たし、観客参加型の演出もあったりして、かなり楽しい作品でした。

残念ながらパーカッションメンバーだけは楽器が大き過ぎるので通路に降りて来る事がなかったのだけど、いつもは上の写真(撮影OK部分)のようにスネアドラムメインで演奏している石川さんが、今回はシンバルを使ったパフォーマンスをしたり、マリンバを演奏したり、セリフは無いものの演技をしたりしている姿はファンにとっては珍しくてめっちゃ嬉しかった いつも石川さんは上手(かみて)で演奏する事が多いので、それを踏まえてGETした座席もバッチリだったしね

そして、私にとってのメインイベント(笑)。お待ちかねの休憩時間のインターミッション

隣の人がなかなかどいてくれなかったので「スイマセン!外に出たいんですっ!」と言いながら荷物の上をまたがせてもらって、いつもの扉に向かってダーッシュ!

・・・あれ?余裕でドア前に一番に到着しちゃった。

そうよね、「blast!」を一度も観に来たことが無い人は知らないものね、このシステム。きっとほとんどが「ワンピース」目的で来ている観客なんだろうなぁ~。ま、そのおかげで定番の(笑)最前列ド真ん中の場所を確保できましたけど

いつものインタミに比べると短めではあったけど、目の前で見る石川さんのプレイはやっぱりカッコイ~~~

今回の舞台はインタミ以外にもカーテンコール曲が写真&動画の撮影OKでした。もちろんSNS拡散もOK!!

・・・帰宅後、PCに写真を取り込んでいてふと気づいた。

「ワンピース」のキャラクターの写真がほぼない(笑)。というか、写真だけでなくキャラクターに関する記憶がほとんど無い(爆)。

たぶん上の写真だけ見たらふつうに「blast!」の舞台だと思えるかも。

私の目は最初から最後まで石川さんのみにロックオン状態。客席にキャラクターが降りてきてハイタッチをしようとしてきても無視して舞台上を見ていたし(笑)、目の前でトランペットやサックスのソロ演奏があってもパーカッションしか見ていないという・・・。めちゃくちゃ偏りすぎ。我ながら呆れて笑える

帰宅後にSNS投稿した記事に出演者(しかも主役!)の役者さん自身が「いいね」をしてくれたのだけど、、、 ごめんなさい、アナタの事、全く見てませんでした いや、他のブラスメンバーさえも見てません。。。

観に行った他の人のSNS記事を見ていると、ワンピースファンにとっては涙モノの名場面の数々で、キャラクターもかなり忠実に演じていたようです、、、。

チケットはまだ余ってるようなので、もう1回きちんと全体を見るために行ってもいいかな?とちょっと思ったけど、結局、同じ結果になりそうなのでやめておきます(笑)。

今回の「ワンピース」と「blast!」のコラボ。「イーストブルー編」とサブタイトルが付いてるところを見ると、今後続きがあるのかな?面白い舞台だったけれど、、、私はやっぱり曲も演出もクラシカルな「blast!」が見た~~~い

 

◆観劇記録◆
東京国際フォーラム ホールC
S席 R2扉 1階3列32番


『メタルマクベス disc1』

2018-08-02 | Entertainment

360°回転劇場での劇団新幹線の舞台作品。「髑髏城の七人」に続いては「メタルマクベス」。

有名なシェイクスピアの戯曲「マクベス」。いろんな演出家によるいろんな「マクベス」を見たけど、私は純粋な「マクベス」が好みなので、今回の「ヘビメタ」演出はきっと好みではないと思って躊躇していたのだけど、、、disc1に濱田めぐみさんが出演することが決まったので行ってきました。

シェイクスピアのマクベスの世界観は変えずに、200年後の荒廃した東京の近未来とバンドブームに沸いた1980年代の二重構造に置き換えた脚本。そしてヘビメタバンドが舞台上で生演奏をするという音楽に特化した演出になっていた。

私はハードロックもヘビメタも興味ないし良く分からないので最初は全く入り込めず・・・ でも、徐々に宮藤官九郎さんの独特な脚本に引き込まれ、最終的にはかなーり面白かったです ヘビメタバンドの生演奏、360度回転劇場の特性を生かした演出、圧巻の殺陣シーン。休憩込みで4時間というかなりの長丁場の舞台だったけど意外とあっという間。

ヘビメタの曲を歌い叫ぶ濱田さん。声量も演技力もあるので、見たことのない姿でしたが見応えありました!
あと、王子役の初見の松下優也くんがなかなか良かった。今後注目していきたい俳優さんかも。
橋本じゅんさんは相変わらず笑いを全部持って行ってた(笑)。粟根ま
ことさんと共にこの劇団には欠かせない脇役の役者さん。

私の個人的意見ですが、、、あのシェイクスピアのマクベスとは全く別物。やっぱり私はマクベスは古典的な演出で見たい。別のジャンルのエンタメ作品を見たという印象。

逆に「シェイクスピア作品は苦手~」という人には、シェイクスピア独特のあの長~いセリフが無いので、セリフもストーリーも理解しやすく入り込みやすいかもしれません。

回転劇場の演出が更に凝ってきてかなり幅広く舞台や映像を使っていたので、あまり前方席だと全体像が分かりにくいし、下手すると乗り物酔いするかも。私は今回上手(かみて)やや後方席だったのでちょうど良かった

カーテンコールでは、濱田さんが当日誕生日ということで、キャストと観客からのHappy Birthdayの大合唱とバースデーケーキのサプライズに立ち会うことができました~ たまたま観に行った日がこういうイベントに当たるとちょっとだけ得した気分になる~


◇観劇記録◇
IHIステージアラウンド東京
Bブロック 21列46番


『マクガワン・トリロジー』

2018-07-26 | Entertainment

大好きな松坂桃李くんを生で見られるなら、内容はどうあれ(笑)とりあえず迷わずチケットGETです

松坂桃李主演の舞台「マクガワン・トリロジー」。N.Yのアイルランド演劇祭で複数の賞を受賞した話題(問題)作の日本初演作品。

______________

◆STORY◆
IRA(アイルランド共和軍)のヴィクター・マクガワンは、組織の規律を守らなかった者を次々と冷酷に処罰していく
殺人マシーンとして出世してきた。
1984年、ベルファストのBARにて、ヴィクターはメンバーであるアハーンが敵に情報を漏らしたという疑いを持ち、探りを入れる。尋問は司令官のベンダー、バーテンダーまで巻き込んでエスカレートして行き、、、
'85年、メイヨー州の湖畔。ヴィクターは車のトランクから一人の女を連れ出す。女は彼の幼馴染みだったが、この夜、彼は彼女を手に掛けるために二人の故郷であるこの湖を処刑場に選んだのだった、、、
'86年、老人施設でヴィクターは母親と対面する。痴呆の母はヴィクターを夫や弟と間違え、乱暴者のヴィクターは大嫌いだったと話す。母の言葉に苛立ちと募らせるヴィクター。やがて母は彼にある事実を告げ、、、

______________

「トリロジー」という題名が付いているようにストーリーは三部構成で、マクガワンの暴力と悲哀に満ちた3年の歳月を辿る悲劇になっていた。「組織のために」「自分の存在意義を証明するために」という主題はやっぱり日本人にとってはちょっと理解し難い。。。

IRAの暴力的な殺人マシーンを演じた桃李くんは、初っぱなから暴れる、唄う、踊るとかなり激しく、そして残虐なシーンも多くて、目を覆った観客も多かったのではないかと思う。普段ドラマやバラエティー番組で見る柔らかくて優しい印象とは真逆。でも、まるでその殺人者に本当に取り憑かれしまったかのように完全に役になりきっていた。舞台で彼の生の演技を見るのは4回目くらいかな?年々演技幅の広い俳優さんになってきたな~と惚れ惚れデス

来年は久しぶりにシェイクスピア作品に主演予定。チケットGET、頑張らねばっ!!

◇観劇記録◇
世田谷パブリックシアター
S席 2階A列44番
以前にも来たことあるけど、ホントに演劇向きサイズで好きな劇場のひとつ。今回は2階席とは言っても半円形の座席配置の右端の席で舞台上手(かみて)にかなり近かったので、1階席後方とかよりはずっと見やすかったと思う。Bestは1階席前方だろうけど、次は2階席端っこがオススメかも。


『エンジェルボール』

2018-07-10 | Entertainment

キャラメルボックスの2018サマーツアーは久しぶりの新作

原作は飛騨俊吾さんの小説で、この小説は文庫本で全4巻と少々長めなので、その全てを2時間の舞台作品に収めるのはやはり難しかったらしく、前半の2巻分だけとなったそうです。

____________

◇STORY◇
寺谷和章は41歳。広島県の因島に住む長距離トラックの運転手。バツイチで、小学生の息子の大地・大河と3人暮らし。ある夜、自動車にはねられて海中に転落!すると、目の前に現れた天使から自分の思い通りの野球の球を投げられる能力を授けられて生還する。この能力を使えば、時速200kmの剛速球でも思いのまま。寺谷は子供の頃からファンだったプロ野球チーム:広島シャークへの入団を決意。シャークを日本一にして、自分の愛する者、全てを幸せにするのだ!!

____________

主人公を演じたのは、ご自身も実際に小学校から大学まで野球に打ち込んでいた三浦剛さん。42歳にして初の主役!ずっと昔から知ってる役者さんなのでホントにおめでとう~という気持ちです。声も身体も大きい三浦さん(笑)には最適な役だと思った。彼以上の適任は劇団員の中に他には見当たらないかも。

2013年入団時から見てきた関根翔太くんが準主役としてなかなか立派な演技をしていました。今後、バリバリ主役を演じられる存在になって行って欲しいな~。若手にドンドン育ってもらわないと劇団の未来が危うい・・・

時事ネタもあり、笑いもあり、家族への想いがあふれる温かい作品でした。
・・・が、終わり方が中途半端過ぎる~~~~っ 「天使」のライバルの「悪魔」が出てきて、これからストーリーが更におもしろくなりそうな所で終わり。。。う~ぅ、続きが気になるっ!!でも、この続きの小説2冊を読むのは私の性格には合わないので(笑)、ぜひとも近いうちに続編を上演して欲しい

ここ数年すっかり恒例となったカーテンコールでの写真撮影OKタイム。毎回徐々に時間が延びて来ている気がする(笑)

※追記※
私が観に行った数日後。たぶん私と同じ意見の人が多かったんでしょうね~。続編の上演が来年夏に決定!という報告がありました!1年後が今から楽しみ

◆観劇記録◆
サンシャイン劇場 1階4列12番


『万華響ーMANGEKYOー』

2018-06-16 | Entertainment

昨年初めて観に行って私の好きなエンタメのひとつに加わった『DRUM TAO』。今回はその魅力を是非ダンナにも伝えた~いと思い一緒に行ってきました。“ひとりエンタメ”じゃないのって久しぶりかも?(笑)

今回の作品は大小の和太鼓はもちろん、篠笛・琴・三味線をベースにした楽曲にダンスや殺陣を組み合わせ、さらにあの「チームラボ」のプロジェクションマッピングの映像も重なってとても美しいエンターテイメント作品になってました。

やっぱり圧倒されるのは和太鼓の迫力のある音 今回は座席がかなり前方だったこともあり、座席も身体もかなり振動を感じました。あの衝撃は実際にその場に行かないと実感できないモノだと思う。劇場サイズが小さめだったから、更に音が響いたのもあるかも。

あとは、イケメン好きにはたまらない(笑)鍛え上げられたメンバー達の肉体美。確実に体脂肪率1桁よね~。羨ましい。。。その肉体美を更に美しく見せていたのがコシノジュンコのデザインの斬新な衣装。曲に寄っては客席が明るくなったりもしたので、そんなメンバーと目が合ったり(←気のせい?笑)。

緩急の楽曲の合間にユニークな笑えるパフォーマンスもあったりしつつの休憩無しの80分程の公演。ダンナも「寝る暇ないくらいあっという間だった」と言ってたので連れて行って良かったかな

今回の座席は下手(しもて)側3列目だったので、私の視界のほとんどはメンバーの和太鼓演奏だったのだけど、帰宅後調べていたらプロジェクションマッピングの映像がスゴかったみたい!! メンバーの肉体美(笑)にあまり興味が無いなら、やや後方の席で観たほうが全体像を体感出来るのかも。あと、笛や琴の演奏は主に上手(かみて)側で行われるので、和楽器に興味のある人は上手の席を取ったほうがいいかも。

YouTubeの映像はこちら → CLICK

 

◆鑑賞記録◆
オルタナティブシアター(有楽町)
SS席 C列 7番
有楽町駅からは近いけど、入口がとっても分かりにくい!!劇場直通のエレベーターはビルの外側からしか入れない。エレベーターを降りるとすぐに劇場入口で、ホワイエが無いのですぐに劇場に入るしかない。女子トイレの数はそこそこ。劇場のキャパが少ないのでそれほど混雑はしてなかった。劇場にしては珍しく座席にドリンクホルダーが付いてるので飲み物の持ち込みはOKだった


『無伴奏ソナタ』

2018-05-17 | Entertainment

いつも観に行っている「演劇集団キャラメルボックス」。今回は、1ヶ月以上をかけて地方を巡る「グリーティングシアター」というツアーの東京公演を観に行ってきました。

______________

◆STORY◆
--もしも、音楽の天才が、音楽を禁じられたら?--
全ての人間の職業が幼児期のテストで決定される近未来。クリスチャンは生後6ヶ月のテストでリズム感と音感に優れた才能を示し、2歳のテストで音楽の神童と認定された。
そして、両親から引き離され、森の中の一軒家で暮らすことに。そこで自分オリジナルの音楽を作り、演奏すること。それが彼に与えられた職業「メイカー」だった。「メイカー」は既成の音楽を聴くことも、他人と接することも法律で禁じられていた。
ところが、彼が30歳になったある日、見知らぬ男が森の中から現れ、クリスチャンに「これを聴いてくれ。バッハの音楽だ」とレコーダーを渡して去って行ったのだった・・・

______________

実はこの作品、劇団としては「再々演」になるのですが、過去2回の公演はなぜか行きそびれてた。。。なんでだろ?日程の都合とかだったかな? 今回観てみて、「初演から観れば良かった~~~~」と大後悔 ホントに劇団の代表作と言っても過言ではないとっても素晴らしい作品でした

法律を破って見知らぬ男から渡された既成の音楽を聴いてしまった事でバレてしまい、「今後、一生音楽と関わることを禁じる」という罰を受ける。・・・が、その後も自分でも止めることの出来ない溢れ出る音楽の才能のため、何度も何度も法律を犯してしまい、そのたびに残酷な罰を受けてしまう。。。

「自分はこれから、いかに生きるべきか?」「たとえ何かを失ったとしても、自分の気持ちに正直に生きるべきなのか?」 そんなことを考えさせられる作品だった。主人公は自分の意志を貫くことでたくさんの物を失ったけど、きっと後悔の無い一生を過ごしたと信じたい。。。

序盤の、両親が自分の子供を手放さなくてはならないというシーンからすでに涙腺がヤバイ感じだったけど、何度罰を受けても止められない衝動。そしてラストの、舞台と客席が自然に一体となって行くという今まで経験したことのない大喝采のシーンではも~ぅ号泣でした。あれは生の舞台でしか体験できない。席が前方だったので俳優達の細かい表情まで見ることが出来たのもあるけど、まさか主役の多田くんがあんなに心揺さぶる演技をするとは思ってなかった。大感動。圧巻の作品。キャラメルボックスの舞台であんなに泣けた作品は初めてかも。かなりのデトックス効果があったと思われます

偶然、この日の公演のカーテンコールのあとに、これから地方を巡る旅に出るキャストを送り出そう~!という「出航式」というイベントがあったので、キャスト達の素の姿がちょこっと垣間見えたり(笑)、写真撮影OKのキャストが唄う場面があったり、帰りはロビーにキャスト全員が集合してお見送り&クリアファイルのお土産付きと、終演後も楽しめました

今回、東京公演がたった5日間しかなくて残念ながらダンナが観に行くことが出来なかったので、気が早いけど近いうちに「再々再演」を期待したいっ

◇観劇記録◇
サンシャイン劇場 1階6列22番


『1789 バスティーユの恋人たち』

2018-05-10 | Entertainment

フランス革命を題材にしたミュージカルや映画などはたくさんあるけど、この作品の初演は2012年フランスという比較的新しいミュージカル。日本語Ver.の初演は2015年の宝塚歌劇団。その後2016年に東宝Ver.が上演されたけど、その時はそれほど興味がなかった&チケットも取りづらかった事もあり行ってません。なので、今回が私にとっては初めて観る作品。

______________

◇STORY◇
民衆は貧困にあえぎ、貴族は贅沢に溺れる18世紀末のフランス。農夫ロナンは父を貴族に殺害されたことをきっかけにパリへ飛び出し、革命派に身を投じる。革命を目指す熱き仲間を得て、新しい時代に希望を燃やす。
一方、宮廷に仕える心優しき侍女オランプは、マリー・アントワネットとフェルゼン伯爵の逢瀬を手引きしてパリにやってくる。マリー・アントワネットをつけ狙う一味との騒動に巻き込まれたロナンはオランプと運命の出逢いを果たす。
決して出会うはずのなかった二人は強く惹かれ合うも、対立する身分が壁となる。そして、愛に悩む彼らの心を揺さぶるかのように革命の足音が近づいてくる・・・。
1789年7月14日。バスティーユ牢獄襲撃。ついに革命の火蓋が切って落とされる。。。

■キャスト■
ロナン:小池徹平、オランプ:神田沙也加、マリー・アントワネット:龍真咲、ロベスピエール:三浦涼介、ダントン:上原理生、ソレーヌ:ソニン

______________

とにかく衣装&舞台セットが超豪華。劇中の曲もとても良かったし、ダンスシーンが多めでアクロバティックだったりしてとても見ごたえありました。舞台の奥のほうまで&1階の客席通路も多用した演出なので、1階席なら観ていてかなり臨場感があるかも。

主役の二人はWキャストだったので、、、今回は意図的に選びました(笑)。小池徹平くんは以前観たことあるけど、あいかわらずカワイイ顔。神田沙也加ちゃんは初見。噂では聞いていたけどホントに歌唱力が素晴らしい!!ミュージカル向きかも。個人的にはロナンの妹役を演じていたソニンちゃんの声量にびっくり!!迫力のある歌声でした。子役の子も良かった。

ハッピーエンドではないのがちょっと悲しいけど、ストーリーは分かりやすいし、何よりダンスシーンが印象に残る作品。チケット代が高かったけど、再演があればまた観に行きたいです

◆観劇記録◆
帝国劇場 S席 2階B列48番
この劇場の2階席は初めて。1階より2階のほうがホワイエにソファがた~くさんあったので、休憩は2階のほうがいいかも。
たまたま上手(かみて)の通路側の席で、舞台方向に前列の人がいなかったのでとても見やすかった。この作品は2階席の通路を使った演出は無かったけど、1階席なら通路側がオススメかな。


『ZEROTOPIA』

2018-04-20 | Entertainment

岸谷五朗・寺脇康文が主催する演劇ユニット「地球ゴージャス」

なんとな~く今まで積極的にチケットを取るほどの気持ちが無くて観に行ったことがなかったのだけど、昨年からは「今まで経験のない劇団も出来る限り観に行く!」と決めてるので、今回、新作公演の機会に行ってみました。

行ってみてびっくり 平日昼間の公演なのに満席!グッズ売り場も列が出来ている!!以前からチケット入手困難な劇団のひとつだとは知っていたけど、観客は9割以上が女性で年齢層はやや高めだったけど(笑)、ホントに人気があるのね~~~。

_____________

◇STORY◇
大きな大きな船が沈んだ。生き残った人達が辿り着いたその島は、地図に無い、色彩も無い島だった。
感覚がおかしい。五感が変だ。そんな感覚に取り憑かれ、島を見渡しているのは自分だけでは無かった。何人かの人間が生き残っていた。彼らは自分と同じ豪華客船に招かれた人々。沈むはずのない客船が沈んだ。彷徨い徘徊しているうちに出逢いを重ねて人々。
罪を隠す女、恨みを隠す男、悲しみを隠す男、狂気を隠す女、そして企みを隠す男・・・。
ひとつひとつ剥き出しになっていく彼らの過去。そして彼らは、自分たちがこの島に来た理由を知る。。。
彼らはなぜ集められたのか?心の奥底に巣喰う闇を抱えて生きてきた彼らに魔の手が近づく。

◆CAST◆
柚希礼音、西川貴教、新田真剣佑、宮澤佐江、花澤香菜、寺脇康文、岸谷五朗

_____________

演劇メインの舞台なのかと思っていたけど、W主演が柚希さんと西川さんなら唄わない訳がないわよね~!キャスト各人の持ち味を最大限に発揮しつつ、演劇はもちろん、ミュージカル、ダンス、コンサート、アクション、お笑いetc.いろんな要素がバランス良く混合した素晴らしいエンターテイメント作品でした。特にキャスト全員でのダンスシーンは圧巻だった 舞台装置も衣装も特に豪華という訳ではないけれど、固定ファンが多くてチケット入手困難な理由が分かった気がしました。

今回のキャストは、私はほとんど初見の方ばかり。柚希さんと西川さんは声量もあってやっぱりいい声してるね~~~!二人が並ぶと背の高さの差が結構気になったけど(笑)。寺脇さんと岸谷さんのシーンではお互いアドリブ爆発だったようで、ストーリーから脱線しそうになって大笑い!あと、有力若手俳優と言われている真剣佑くんが演技も唄もダンスもアクションもかなりレベルが高かったことは今回の大発見!

2年前に観にいった『THE CONVOY』とテイストはちょっと似ているのだけど、私的にはこっちのほうが好みかもとにかく面白かった~~~ この作品をゼロから作り上げた「作&演出」の岸谷さんの才能に驚きです。こんな作品を作れる人が、たまに他人演出のテレビドラマに俳優として出演したりすると結構気になる事が多いんじゃないか?と心配しちゃいますが・・・

今後もたぶんリピすると思います、「地球ゴージャス」の舞台。

おまけ


↑ロビーに飾られていた叶姉妹からの花はたくさんの真っ赤なバラ。かなり豪華~!!

■観劇記録■
TBS赤坂ACTシアター
S席 2階B列8番

2階席は傾斜が結構あるので階段の上り下りには注意!(笑) でも、その傾斜のおかげで前の人の頭が気になる事なく簡易ザブトンも無しで大丈夫だった。
女性トイレの数が少なくて開演前と休憩時は大行列だったのと、ホワイエのスペースが狭くてベンチもほとんど設置されてないのは難点かな~


『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』

2018-03-25 | Entertainment

3月のエンタメはこれで3作目。今月は職場ストレス解消のための“エンタメ強化月間”でした(笑)。

ちょうど昨年の今ごろオープンした日本初の360°回転劇場で、劇団☆新感線が「髑髏城の七人」をキャストや趣向を変えて「花鳥風月」と数ヶ月ごとに公演を行ってきて、今回の「修羅天魔」はそのトリを飾る新作。ロビーには過去4作品の天魔王の仮面が並んでいて、全てを見てきた私は月日を感じました。。。

根本となるストーリーは今までの「髑髏城の七人」とほぼ同じなのだけど、過去4作品でメインの役だった「捨之介」と「蘭兵衛」は出てこない。その代わり、「極楽太夫」が実は織田信長に信用され愛されたスナイパーだったという設定で、極楽太夫が天魔王と闘うというストーリー。

極楽太夫役の天海祐希さん、激しい殺陣シーンなどはなかったけどほんとカッコ良かった~~ 初見だけど、テレビで見るのと変わらず、やはり存在感や華がある素晴らしい女優さんだと思った。役柄にぴったり!というか、他の女優さんでは絶対にダメな役かも。

今回の天魔王役は古田新太さん。「花」では脇役だったのでとにかくアドリブだらけで笑わせてくれたけど(笑)、今回は準主役なのでたぶんアドリブ無しでシナリオどおりに演じていたと思う(←通常は当たり前の事なんだけど・笑)。
笑い無し!本気モードの俳優:古田さんに私は逆にちょっと違和感を感じてしまった~。でもまだ開幕からたった1週間。今後慣れて来たら徐々にアドリブを出し始めるのではないかと思うので(笑)、公演終盤の頃に観に行ったらまたちょっと印象が変わるんじゃないかという気がした

舞台セットも少し変わっていたし、極楽太夫の衣装の早着替えや生着替え(笑)、過去4作品には無かった「夢三郎」や贋鉄斎の弟子「カンテツ」という役、「兵庫」vs.「夢三郎」という対決シーン、髑髏党の面々が戦闘の途中で突然唄とダンスを始めてミュージカルになったり(笑)それが結構素晴らしい歌唱力だとか、今までの「髑髏城の七人」とは違った面白さが詰まった作品。休憩込みで約4時間という長~い舞台だけど、あっという間の時間でした。

◇キャスト◇
極楽太夫:天海祐希、天魔王/織田信長:古田新太、兵庫:福士誠治、夢三郎:竜星涼、カンテツ:三宅弘城

 

■観劇記録■
IHIステージアラウンド東京
S席 21列33番

回転劇場での公演もこれで5作目。スクリーンに映し出される映像と回転との絡みが良くなっているのか、座席が動いているという感じが全く無かった(最初の作品では乗り物酔いになったというクチコミが多かった)。
また、過去の作品に比べて舞台を幅広く使った演出になってるので、前列のほうの座席は全体を見るには首を左右に振らなくてはならないから結構見落としがありそう。中央よりやや後方くらいのほうが舞台全体を見やすいかも。


『夏への扉』

2018-03-20 | Entertainment

我が家の定番、演劇集団キャラメルボックスのスプリングツアーは、原作/ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」の舞台化作品。

この作品の初演はちょうど7年前。あの大震災の時でした。7年前もチケットは取ってあったのだけど、電車がまともに動いてなかったために観に行くことができず、泣く泣くキャンセルしたのでした。。。7年越しでやっと観ることができました。

____________

◇STORY◇
1970年、大学で機械工学を学んだダニエルは親友と二人で会社を設立。「ハイアード・ガール」と名付けたロボットの開発に成功。が、婚約中の恋人と親友が仕組んだ罠にはめられ会社とロボットを奪われる。ダニエルに残されたのは飼い猫のピートだけ・・・。彼は裏切り者二人への復讐を誓うが、逆に捕らわれてコールドスリープの冷凍場へ送られ眠らされてしまう。
そして、長い眠りから目覚めた時、それは30年後の2000年だった。会社は?ロボットは??そして、愛猫ピートは?全てを失ったダニエルはゼロからの復活を目指す!

____________

今でこそSF設定の映画やテレビドラマは多いけど、この原作は1957年に出版され、今でも世界中の人に愛されているタイムトラベルの不朽の名作。この小説がなければ、あの映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も作られなかったと言われています。この作品を世界で初めて舞台化したのがこの劇団です。

キャラメルボックスは、昔からタイムトラベル作品は得意分野。たくさんの登場人物と30年という時空を超えた冒険をたった2時間の間にぎゅーっと詰め込んだ内容の濃い作品になってました。全てを失ったダニエルのゼロからの人生再生の物語。復讐の気持ちだけではなく、自ら前に進もうと行動を起こすことが自分の未来を変えて行く。そして、時を超えて大切な人とも再会を果たす。
飼い猫役が巨大過ぎたり(笑)、セリフを喋っている人以外の役の動きが面白かったり、あいかわらず笑いの場面がたくさんあるし、ホロリとする場面もあり、なんともほんわか&スッキリしたエンディングで観ているこっちにも元気を与えてくれるような作品でした。原作を読んでみたくなった

恒例のカーテンコールでの写真撮影OKタイムは、今回はストーリーの最後の場面でした照明がとても印象的な場面。

 

◆観劇記録◆
サンシャイン劇場 1階4列20番


『ムサシ』

2018-03-08 | Entertainment

あいかわらず平日はBLOGもホームページも書く時間がなかなか取れなくて、、、

そんな日常の仕事のストレス発散方法は、私の場合、旅行かエンタメくらいしかないので(笑)、休みの日は積極的に出掛けております。最近はすっかりメガネで外出することにも慣れましたよ~

だいぶ過去に遡りますが、ひとつひとつ順番に更新して行きたいと思います

________________

昨年5月に亡くなった演出家・蜷川幸雄さんの代表作『ムサシ』。海外でも5ヶ国10都市で上演され喝采を浴びた伝説の作品です。今回は蜷川さんから直接演出を受けた最高のキャスト達が誰一人として欠けることなく再集結して、蜷川さんの三回忌追悼記念公演として上演されました。

初演の際にはチケットが取れず、WOWOWで放映されたものを録画して観たのですが~、、、 やっぱり舞台は生で観ないとダメだと思った。再演の今回も、東京公演のチケットは平日でさえも抽選で外れてしまい、や~~~っと埼玉公演の平日昼の回を取ることができました

◇STORY◇
有名な宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の決闘」から6年後の夏。
実は小次郎は生きていて、再度の決闘するために武蔵をずっと捜し歩いていた。ある日、鎌倉の名も無き寺で寺開きの参竜禅が執り行われ、そこには寺の作事を務めた武蔵が参加していて、それを小次郎が見つけ出す。
今度こそ決着を付けようと小次郎は果たし合い状を突きつける。こうして、世に並ぶ二大剣客、武蔵と小次郎の命をかけた再対決が3日後の朝に決まるのだが・・・。

◆キャスト◆
宮本武蔵:藤原竜也、佐々木小次郎:溝端淳平、筆屋乙女:鈴木杏、柳生宗矩:吉田鋼太郎、沢庵宗彭:六平直政、木屋まい:白石加代子

剣客2人の対決を止めようと、この寺の長老や能狂いの武士、寺の大檀那や筆屋の娘等があれやこれやと策を練るが、、、 実は武蔵と小次郎以外は全員成仏出来ずにこの世をさまよっている亡霊達で、命を粗末にして亡くなってしまったことを後悔しており、この世への未練を断ち切ってあの世に旅立つには武蔵と小次郎が和解して決闘をやめて命を大切にして欲しいのだ、と懇願するという「命を大切さ」を訴える作品。

案の定、吉田鋼太郎さんのアドリブに藤原竜也くんが困ったり(笑)、藤原くんの本気の叩き方に叩かれる溝端くんが言葉を失ったりと笑える場面もあったり、シリアスな場面もあったり。ストーリーは知っていたけど、かなり作品に入り込んでしまいました。また、久しぶりにマイクを通してではなく「生声」での舞台を観たのだけど、役者さん達の発声技術の高さを感じました。マイク無しで劇場の後方まできちんとハッキリと声を届かせるのって、きっとかなり大変な訓練が必要なんだと思う。ミュージカル作品ではオーケストラに負けないように大体マイクが使われちゃうので、こういう点を実感することはあまり無い。

さすが蜷川さんから直接指導を受けていた俳優さんたちが揃った舞台!見応えのある作品でした。蜷川さんも天国から降りてきて一緒に観ていたかな~?

■観劇記録■
彩の国さいたま芸術劇場大ホール
S席 2階U列29番
2階席なのでオペラグラスは必需品(笑)。2階の最前列だったけど、目の前にある手すりがちょっと舞台に掛かったので、簡易ざぶとん使用する事で快適に観劇できました。2席隣にいた数人組が、やっぱり手すりが邪魔なようで前のめりになって観ていたけど、後の席の人の視界の邪魔になるのでホントは禁止ですよっ!!


『ブロードウェイと銃弾』

2018-02-27 | Entertainment

2018年も2ヶ月が経過しようとする今ごろになって、や~っと今年の初エンタメに行ってきました

私が“ひとりエンタメ”に行く日が快晴なんて珍しい~(←通常、天候不良のことが多い)と気分良く家を出発したのですが~・・・ 電車の中でお財布とハンカチ&ティッシュ、それに常備薬までも忘れて来た事に気付いた。ガ----ン 

たぶん、まだ「メガネ生活」に慣れてないのでメガネと目薬だけが気になっていたからだと思われます。。。

でも、一番大事なチケットや、オペラグラス、簡易ザブトンは忘れてなかったのが我ながらスゴイと思った(笑)。

そんな前置きはさておき

今回の作品。ブロードウェイが舞台とあって、陽気な笑いと音楽、ソング&ダンスがたっぷり盛り込まれた、明るく楽しく分かりやすいストーリーのスタイリッシュなコメディー・ミュージカルでした

私の一番のお目当てはミュージカル界の3大プリンスのうちの一人・浦井くん。久しぶりに生で見たけど、やっぱりカッコいい~~~~ オペラグラスが大活躍でした(笑)。
今回初見だった城田くん。意外と唄うま~い!タップダンスかっこいい!彼のイメージが変わりました。
平野 綾さんは「アニメ声の大根役者」(笑)という役だったのだけど、まさか昨年末に観た「レディ・ベス」のベス役と同じ人とは思えない振り切った演技でび~っくりでした! さすが女優

この公演、東京公演千秋楽の前日だったこともありだいぶアドリブが多かったようで(←特にブラザートムさんとか・笑)、浦井くん、普通に困って笑ってました。カーテンコールも浦井くん&城田くんのW主演の二人は最後まで何度も出てきてくれてかなりの大サービスでした

舞台装置もキャストも豪華だったのでホント楽しい作品でした

◆キャスト◆
デビット:浦井健治、チーチ:城田優、オリーブ:平野綾、ニック:ブラザートム、ヘレン:前田美波里

_____________

◇観劇記録◇
日生劇場 S席 GC階 B列 59番

とても久しぶりに行ったこの劇場。こんなに広くて素晴らしい劇場だったっけ?
各フロアの休憩スペースは、広くてソファもたくさんあってゆったり(↓の写真)。
今回は中2階席だったのだけど見づらい感じは全く感じず、椅子もふかふかで座り心地良かった。ただ、女性トイレが非常に少なかったのだけが難点かな