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新 ・ 渓 飲 渓 食 時 々 釣 り

魚止滝のずっと手前で竿をほっぽり
ザックの中身をガサガサまさぐる男の日記

乗り鉄ひとり旅も楽しんでいます

おさぼりの午後

2010-01-16 11:40:33 | 渓流釣り 山歩き
午後からぽっかりと仕事があいてしまいました。
こんな日は気分転換するチャンスです。

平日の箱根登山鉄道はさすがにすいておりました。
終点までの30分間、車窓の景色を眺めながらのカップ酒は最高です。
強羅駅の裏側に位置する温泉ホテル強羅館の日帰り入浴でまったりと湯につかります。
少し青みをおびた濁りの湯はぬるめで長湯するにはちょうどいい温度です。
数年前、まだ改装する前のこの宿に家族旅行に来た思い出があります。
あの頃、まだ父は杖をつきながらも歩けていたっけ・・・
ひとりになると、まだ父のことを思い出してしまいます。

ICUに移された父の容体について医師から絶望的な説明を受けました。
その後、母と兄と三人で交代しながらずっと父に寄り添っておりました。
人工呼吸器が装着された父は、もうほとんど意識はありませんでしたが、むくんだ手を握ると目を開いてくれました。
俺だよ、わかる?
言葉は返ってはきませんが、ゆっくりとうなずく父。
退院したら、みんなで札幌に旅行しような。
しっかりとこちらを見ながらまたうなずいてくれた父。
父にとっての札幌は僕ら以上に特別な思いがつまった土地です。
元気な頃、酒に酔った上機嫌の口からは決まって札幌の時の話をたくさん聞かせてくれたものでした。
最後の父との二人きりの時間は、辛くもあり、悲しくもあり、なぜか穏やかな時間でもありました。


湯船につかりながら、帰りの計画を考えます。
そうだ、あの店に寄ってみよう。

宿の窓から眺める山肌には“大の字”が刻まれております。
ずっと昔の8月16日、就職につく前日に僕はこの風景を地元仲間と一緒に見ていました。
今度、母を連れてまたこの宿に泊りにこようかな・・・

強羅駅で父の好きだった温泉卵を購入し小田原へと下ります。

4時50分、目当ての店に到着。
まだ暖簾は掛けられておりませんが扉を開けてみるとすでに地元常連客で半分の席は埋まっておりました。
温泉で汗と涙を流したまま一滴の水分補給もしていなかった僕の喉は間違いなく瓶ビールを要求しております。
グラスに注ぎ一気に飲み干します。
うまい!
かわはぎ刺身と白子天ぷらを注文。
熱燗にきりかえちびりちびりはじめた頃には、店内はすでに満員になっておりました。
おしつけの味噌漬け焼きと烏賊刺しを追加。
このお店はどれを食べても本当に美味しいのです。

僕が高校卒業間近だったと思います、一度だけ父と兄が酔っ払って帰宅したことがありました。
あの時の父は珍しくぐでんぐでんに酔っておりまして、額からは血が流れておりました。
後から聞いた兄の話ですが、偶然見かけた父は藤沢駅の近くで泣きながら電信柱にしがみついていたそうです。
家族を支えるため、あの頃の父がどんな苦しい思いを秘めていたのか・・・今となってはもう聞くことはできません。

燗酒を追加します。
危うく涙酒になる寸前でしたが、横に座った常連の方が気さくに話しかけてくれましたので助かりました。
しばし父のことを忘れ楽しい会話で酒がすすみます。

6時半、店を出ました。
こんなお店で、父とサシで飲んでみたかったな・・・
冷たい風が、頬をいじめながら通り過ぎます。

ひとり酒にはまだちょっと辛すぎた、小田原の夜のことでした。













檜洞丸

2009-11-02 13:50:38 | 渓流釣り 山歩き
妻と山歩きをしてまいりました。

登山計画書を提出し西丹沢自然教室を出発したのが7時半でした。

ガイドブックのコースタイムなどにとらわれず、楽しむための山歩きをすることが今日の目標です。



ツツジコースは人気のある登山道です。ゴーラ沢には三組のハイカーが小休止を入れておりました。

さて、ここからが本格的な登山道です。
あせらず、先を急がず、一歩の歩幅が大きくならぬようにのんびりマイペースで行きましょう。

階段を登るとすぐに木の根が邪魔な短いクサリ場があらわれます。このような面倒な場所は嫌いです。

木枝の隙間からゴーラ沢を見下ろしながら徐々に高度を上げていきます。





さっそくあった休憩場所で小休止。休める場所ではきちんと息を整えることを心掛けます。

色づいた木々の葉、遠く望める山並み・・・和む風景のたびに歩を止めカメラを向けるような山歩きが好きです。

登りがきつい場所では足の置き場を確認しながら無理せずにゆっくりと登ります。なんせったって頂上はまだまだ遠いのですから。





やっと展望園地に到着。荷物をおろし景色を楽しみます。
空気の澄んだ日には遠く富士山を望むことが出来るポイントですが、残念ながらこの日は雲に隠れておりました。
ガイドブックによるとあと1時間ほどで山頂です。さほどの疲労感はありませんでしたが、ここからは傾斜角度も増すようなのでしっかりと休憩を入れました。



とにかく美しい紅葉でした。
昔、八方尾根と栂池へ紅葉を見に行った夫婦旅行を思い出します。
あの時ほど見事な紅葉を僕達は見たことがありません。
白馬乗鞍岳、白馬大池のトレッキングは楽しかったなぁ~。あの旅行のために買ったトレッキング用ストックは今でも僕の右手に握られてい・る・・ので・・・
あれ? あれれ??
な、ない・・・PO、PO先が、なくなっちゃってるぅ~ わぎゃらがぁぁぁ・・・・・
ストックのサキッポが知らぬ間に欠落していたのです。どうりでさっきから土にはズボッと埋まるし石にはズリッと滑るし・・・
ストックのサキッポといえば、竿で例えるなら穂先、人間で例えるなら股間のチ○ポと同様に大切な部位・・・
心の底からショックでした。妻に新しいのを買ってもいいか尋ねると速攻で返された短く乾いた言葉・・・
「だめ!」



下山者とすれちがいます。異様なまでに荒れた息遣いと流れ落ちる汗の量・・・
頂上に辿り着くにはまだいくつもの試練を想像させるような、ゾゾッとさせるほど根暗で陰気な疲れ切った表情の男でした。
どんなに疲れていようとも、意地でも笑顔で下山しようと妻と真面目に話しましたよ。

木の根が邪魔な面倒な場所を抜けると、今度は笑顔の女性が下山してきました。
「もうちょっとだから頑張ってくださいね」
ああ、なんと心が癒される言葉なのだろう。
「ありがとうございます、お気をつけて」
気持ち良く応えます。




野草や草花を保護するための手段なのでしょう、斜面には木製の階段が掛けられるようになりました。これが結構なまでに太ももに負担をかけてくれまして、
やがて平和な水平の木橋、
風力と太陽光を利用したかっこいい発電システムを過ぎ、
なだらかな斜面を登りきった広場こそ、檜洞丸の山頂1601メートルでありました。
冬支度の山頂は思いのほか見通しがきいておりました。



ゆっくりと、マイペースで、のんびり、あせらず、先を急がず・・・
これらを心掛ければ、さほど疲れずとも山頂に立てるのです、はぁはぁ、ぜぇぜぇ、ひぃひぃ、ふぅふぅ、げほげほ、・・・

ウソをつきました。
僕達には疲れずに登れる山などありゃしないのです。
でも本当に今日は楽しい山歩きが出来ました。
せっかくの山頂です、1時間半ぐらいはのんびりするつもりです。



なにがなくともPO先がなくとも、まずはビールで乾杯。
ぴゃあ~、うめぇ~♪
ニューコンビーフをかじり、馬肉缶をむさぼり、カップ麺をすすり、一合ちょうどのウイスキーをグビッ・・・
ぴゃあ~、幸せぇ~♪



青ケ岳山荘も見学しました。
小屋の方でしょうか、とてもやわらかい笑顔で話し掛けてくださいました。
いつか、この山荘に泊りゆったりと酒を飲んでみたいと思います。
山頂で星をながめるのって、ちょっとした夢なんですよ。

いきなり風が強まりました。
先程までは見え隠れしていた青空はすっかりと消され、
すぐ近くの風景ですら靄にまとわれはじめます。



雨のにおいがする前に下山することにしましょう・・・意地でも笑顔でねっと。

無事に下山すると、西丹沢自然教室でいつも見かけるワンコが出迎えてくれました。
これから冬の季節です、寒さになんか負けるなよ。
長生きするんだぞ。


へこたれずに最後まで頑張ってくれた妻と、
へこたれカックンカックンしながらも最後まで頑張ってくれた僕の膝と、
そして、楽しい山歩きをさせてくれた檜洞丸に・・・

感謝。

4年ぶりの玄倉林道とイワシャジンの花

2009-10-18 16:51:40 | 渓流釣り 山歩き
禁漁の季節に入ると、玄倉林道をハイキングするのが毎年の恒例でした。
妻、そして茶目と一緒にユーシンロッジで昼飯を食べるのが大好きでした。

4年前、茶目を想いながら病み上がりの体で妻と二人でこの林道を歩きました。
青崩トンネルが崩落し通行禁止になると、自然と足が遠退いてしまいました・・・

花の好きなお客さんがいらっしゃいます。
北海道出身のご年配の女性です。
毎年、秋になると庭の植木のリンドウの花が咲くのが楽しみなのだそうです。
「薄紫色の可愛い花ですね」とこたえると、顔をほころばせながらうなずいてくれました・・・

久しぶりに玄倉林道を歩きたくなりました。
道沿いにはリンドウの花が咲いているはずなのです。
青崩トンネルの復旧工事はいまだ終わってはおりませんが、最近竹♂とも遊んでいないし妻と三人で出掛けてみることにしました。






ゲート前に駐車し舗装された道を歩きはじめます。
広い河原に鎮座する島のような岩、
一つ目のトンネルの向こうに見える木々の緑、
緑色の実をつけたサルナシの蔓、
遠く丹沢の主峰を眺める風景、
水場で美味そうに喉を潤す竹♂、
あの頃と、変わらぬ山の時間・・・
「懐かしいね」と妻が口を開きます。
竹♂の頭を撫でながら、妻はきっと茶目を思い出しているんだなと直感しました。





花を探しながら歩きます。
時期が遅かったようでリンドウの花はなかなか見付けることが出来ません。
そのかわり、ところどころにイワシャジンの花がまだ残っていてくれました。
僕の一番好きな花です。
古いオリンパスのデジカメで接写します。マクロ機能が甘くてなかなかピントがあいません。
それでも一生懸命にレンズを向けます。
シャッターを押そうとすると竹♂が「早く行こうよ」とリードを引っ張るものですからピンボケ写真が増えてしまいます。
「茶目の時も同じだったね」と妻が横で笑っております。
恥ずかしくない写真が撮れたら、お客さんにも見せてあげようと思いました。




青崩トンネルは、やはり通れずのままで封鎖されておりました。
入口脇のガレ場を下りてみました。林道に上るまき道を探してみたかったのですが、妻と竹♂を残したままだったので諦めることにしました。
広い河原からトンネルを見上げます。なぜか古い要塞のように思えました。
ずっと前、似た光景を見たような気がしましたが、それが何処だったのか思い出せませんでした。

朝方、若くて長身で細身で憎たらしいほどカッチョエエ丁寧な感じの良い男性の話によると、青崩トンネルをまく道を新しく開通させる計画が7月に決定したとか、予算がなくこのまま風化させるようだとか、ユーシンロッジは管理人の方が亡くなった後でも管理はしっかりとされているようだとか、すでに重機が入りとり壊されてしまうようだとか、ネットにはいろいろな情報が迷走しているようです。

ユーシンロッジは人気の高い山奥の憩いの場所です。僕は山登りはしませんが、また以前のようにロッジ周辺がたくさんの登山家やハイカー、釣り客の笑顔で満たされる日が戻ることを願っているひとりではあるのです。




ゲートの駐車場まで戻り、河原で昼飯を食べました。
茶目が生きているころ、ユーシンロッジでホットサンドを作ったことがありました。
今日は竹♂にも同じものを食べさせてあげようと準備してきたのです。ベーコン、ロースハム、サラミソーセージ、とろけるチーズ、黄身を崩した目玉焼きにマヨを絞りバターを塗った食パンで挟みます。片面がこんがりきつね色に焼けたら裏返し両面がきれいに焼けたら完成です。
もう何年も食べていなかったボリューム満点の懐かしい美味さでした。
竹♂には無塩バターと無塩チーズ、ちょびっとだけマヨをおまけして焼いてあげました。かぶりついた竹♂を見て、やっぱり茶目を思い出すと少しだけセンチメンタルになってしまう僕らなのでした。

妻が竹♂を散歩に連れ出している間、ひとりでホットウイスキーでまどろみます。
さっきは思い出せなかった“似た光景”が不意に浮かびました。
あの要塞に行ったのは県立波打ち際高校一年の生物部の夏合宿のことでした。
第二海堡という東京湾の人工島で明治時代に作られた陸軍の要塞です。金沢八景から渡し船で上陸すると、まずはテン場を決め島内を散策しました。砲台跡、地下に通ずる薄気味悪いトンネル、でかいネズミ、南京虫、遠くを航行するサンフラワー号、いきなり現れた潜水艦・・・色々な光景を今でも鮮明に覚えています。生物部の夏合宿とは名ばかりでいわゆる釣り遊びだけが目的でした。ダイナミックダイクマで購入した安い万能竿でもメバル、チヌ、海タナゴが簡単に釣れました。夜釣りではみんな高級な電気浮きを使っておりましやが仕掛けの解らない僕はケミボタルという発光する棒を糸に括りつけていた記憶も忘れておりません。暴走族の漫画を描き今ではメジャーになりやがった当時の友人にケリを入れたのもあの頃のことでした。
第二海堡は風化がすすみ危険なため今では入島が禁止になっているようです。いつの日かまた昔の思い出巡りなどしてみたかったのに・・・

ちなみに僕は入島よりも違う漢字のニュウトウの方が好きです♪


寝っ転がり、見上げる先に青空、秋雲、紅葉にはまだ早い木枝、遠く山並み。
知らぬ間に熟睡してしまったようです。いきなり竹♂が顔をベロベロベロベロ舐めてきやがったので思わず、「やめろよ、茶目!」と間違えて呼んでしまった・・・そんな秋晴れの玄倉林道散歩でした。


ああ、一眼レフデジカメと軽量テントがほしい。




シダンゴ山

2009-10-15 13:06:52 | 渓流釣り 山歩き
二度目はもう登りたくない山があります。
それでも、かれこれ10回ぐらいは訪れている山に寄のシダンゴ山があります。



橋を渡り舗装された道を矢印に従って歩きます。
風景が茶畑や菜園畑に変わるころから急斜度になります。
これが本当にきつい坂道なんです。
気を抜くと転がり落ちそうなほどの舗装道をなんとか登りきったところからいよいよ入山です。
すでに汗だくですが“屁でもねえ!”と強がりながらずんずんと登山道を進みます。
これがまたつまんねー登山道でして、植林されたスギ林がうっそうとしてビューポイントなんてものはまったくねーのです。

でもまた来たくなってしまう理由は、頂上からの風景が素晴らしいことと、危ないところがないから・・・それだけ。

晴れた日には、丹沢の主峰やほんのちょびっとだけ富士山も見えるほどにひらけているこのシダンゴ山の頂上はお昼寝するには最高の場所です。



コースタイムは1時間10分と記されておりますが、これはウソです。
体力のない僕でも50分ちょっとで登れました。
頂上にたどり着き“屁でもねえ!”とほざいてからホットウイスキーにポッカレモンを入れて飲みました。これは手軽でお薦めですよ。
即席麺を作ってたべました。この北海道味噌ラーメンは僕のお気に入りです。40年前の味だそうで、なんとなく幼少の頃によくオヤジに連れていっけもらった『華平』の味噌ラーメンを思い出すような味がします。バターラーメンはこの華平が元祖のようです。





ウイスキーを飲み、寝っ転がり、なにも考えず、ぬぼ~っと顔面の筋肉を緩められる時間・・・シダンゴ山の頂上はひとりぼっちが似合う場所です。

3時間半ほどのんびり出来ました。

下山はほんとうにつまらないのです。あぁつまらないつまらないつまらない・・・
あまりにつまらないので茨城のN君にイタ電を入れ話しながらつまらないスギ林を下りました。

35分で下山しました。
車にリュックを押し込み登山靴を運動靴に履き替え煙草に火を付け“屁でもねえ!”と煙を吐き出しましたが・・・
本当のことをいいますと、すでに膝がカックンカックンしていたのでございました。

楽に登れる山なんて、僕にはねーのです。

山北のさくらの湯に寄りましたが、どえりゃー混雑で車も止めらせずしょうがないので地元の鵠沼運動公園のお風呂に寄りました。この施設は僕には無料なのです。
広い湯船で今日の疲れをじゅうぶんに癒し、ヤスリのようなアカスリタオルで体中をゴシゴシ洗い、頭から冷水を浴びてからサウナで汗をダラダラかく。途中までは気持ちのよいひとり風呂でしたが、やがて老人クラブの御一行様がいらっしゃると、湯船で入れ歯は洗うは、体を洗いながら隠れションベンするは、サウナの中で屁はこくは・・・
う~ん、これはたまらないのでそろそろ出ようかと立ちあがると、なななんと!全身刺青男が僕をにらみながら近付いてきます。どどどうしよう・・・卑屈に腰を曲げ刺青男の横をすり抜けようとした瞬間、肩に手をかけられてしまいました。
「センセー、仕事さぼっちゃ駄目ですよ」
恐る恐る顔を上げると、なんと知り合いで仲の良いお客様が笑っておられます。
普段は紳士な会社役員の方なので、まままさか!お模様などお体にお入れにおなさっておられたとは、まままったく知りませんでした。
このまま“お先に”はお客様のお気分をお害されてもお失礼なので、一緒におサウナにお入りお嫌なお汗をお流し最後はお森永コーヒー牛乳をおごっていただき一緒におストローでおチューおチューさせていただきましたが、正直甘さも味も美味しさも潤われた喉の喜びもなーんも感じませんでした。

なんとも“屁でもある”一日でございました。。。





納竿の日

2009-10-13 11:15:46 | 渓流釣り 山歩き
三時浅瀬到着、すでにたくさんの車が止まっておりました。
禁漁間際、最後に渓流釣りを楽しみたい方は多いのです。
出発までの時間、本人目前では言い難いような噂、悪口、誹謗、中傷話でしばし談笑。
4時、足の指がポッキンコのB氏に見送られ出発。

昨夜は5時間も熟睡できました。
やはりぐっすり眠れると翌日が楽です。
それと機械的な目覚まし音はどうにも寝起きが良くありません。
最近携帯からダウンロードした新垣結衣ちゃんの“今日も一日、ガンバってね!”のかわゆい声で起こされると目覚めが心地良いのです。
おかげでこの日の林道歩きは足が軽く感じられました。

孤釣橋すこし下流で朝の儀式。
林道も渓沿いの砂場も、すでに落ち葉で埋め尽くされる季節です。
とにかく気温がまったく上がりません。吐く息は白く手指もかじかんでしまうほどに、山はもう秋めいておりました。
冷えた体を温める飲みものを丹念に啜りながら、ここでもしばし談笑。

7時過ぎ、やっと腰を持ち上げます。
今日は最後の釣りなのでそれぞれ違う場所で各自の釣りをすることにしました。
僕は水の木と金山沢分岐~大洞橋までの長短軟弱コースです。
実は、先週、見付けてしまったのです。この区間で軽く40センチを超えるであろう大物の魚体を・・・

先週同様11番エルクヘアカディスを結び竿を振り始めます。
雨の多かった一週間でしたが、残念ながら水量はまったく上がってはおりません。
まずはチビメが反応しましたが大きな毛ばりを食い込むことは出来ずハリ掛かりはしません。
これで良いのです。
対岸にぶつかった流れに毛ばりを打ち込むとバシャッと元気に食らいついてきました。竿をあおると一瞬だけ重いヒキでしたがすぐに大物ではないと解り一気に抜き上げます・・・6寸クラスの山女魚でした。
木枝が水面すれすれまでかぶさった小さな落ち込みに上流から毛ばりを流します。白泡の中からグググッと小気味良いアタリがPO先に伝わると下流方向にウリャッとアワセ一気に引きずり出します・・・7寸クラスの岩魚でした。



さて、いよいよ大物を発見したポイントです。まずは遠目から流れの尾に魚が付いていないかを確認・・・いません。慎重に近付き大きな岩の裏からポイントを覗き込みますが見えません。底石の周り、流れの中、ポイントを選び毛ばりを打ち込みますが出ません。対岸の深みに毛ばりがポッカリと浮いた瞬間、ペチャッと魚が食らいつきました。クッとアワセたと同時に15センチほどの山女魚が川砂に放り投げられておりました。
一気に緊張感がほぐれます。
ピチャピチャとよがる魚にまとった砂を洗い流してから撮影。
“今年は、この山女魚で竿をしまおう・・・” そう思うと、このチビ山女魚がいとおしく感じます。
「痛い、はやくハリを外してよ」「ああ、ごめんごめん」「ふう、あんなに大きくアワセなくたって釣れてあげたのに」「つい、力が入ってしまって・・・」「あの大きな魚だと思ったんでしょ?」「ま、まあ・・・」「アイツは、もういないよ」「え?誰かに釣られちゃったの?」「違うよ!アイツは旅に出たんだ」「旅?」「うん、だから狙ったってもう釣れないよ」「そ、そうか」「だいたい、あんたの腕じゃ大きな魚は釣れないよ」「でも、先週釣ったぞ」「あれは4年に1回のマグレさ」「むむ、確かに・・・」「ま、いいじゃん、僕が遊んであげたんだから」「ああ、ありがと」「もう何回も釣れてあげてるんだぞ」「え、そうなの?」「うん、心当たりはありでしょ?」「まあ、確かに君ぐらいの大きさはジャスト・マイサイズだけど・・・でも、どうして僕に釣られてくれるんだ?」「あんたは僕を食べないからさ!」「そ、そうか・・・」「さてと、そろそろ流れに帰してよ」「ごめんごめん」
水に戻すと、そのチビ山女魚は振り向きざまに一言残していきました。
「じゃ、また来年ね!」

な~んてポエムチックなことがあるわきゃね~のです!
でも、やたらと印象に残る今年最後の一匹でした。
大洞橋から脱渓するとき、“う~む、確かにジャスト・マイ・サイズ!”とつぶやいてしまったのは事実です。




時計を見ると、まだ8時半前。実質40分たらずしか釣りをしていないことに苦笑してしまいました。
デポ場まで戻りさっそくおでんを温めます。今日のように寒い日のおでんは格別のはず、煮立たせないよう弱火でコトコト2時間も丁寧に火加減を調整しながら味を染み込ませました。
その間、ひとりぼっちで秋の渓流風景を楽しみました。
何も考えず、シェラカップに注いだワインに映った頭上の黄色い色づきなど、ただのんびりとながめながら今年最後の渓流を惜しむのでありました。





11時半、ぽつぽつと仲間が戻り始ると今年最後の渓食がはじまりました。
案の定、今日も食い物が多すぎです。僕は意外と小食なのですが隊の長老BKさんの“もったいない発言”によって満腹中枢との戦いを余儀なくさせられるハメになってしまったのでございました。ハメはハメでも違う意味のハメの方が僕は好きです。。。

しかし、本気で食い物持ってき過ぎです!
なしてアキラちゃんとポンコツKが同じジンギスカンを持ってきやがるんだ? 量を考えろっちゅうの、まったく! 
これでは体に悪い渓流釣りになってしまいます。
来年はちゃんと事前に連絡しあい食材のダブりだけはなくしたいところです。
とっても美味しい食材を、ほんのちょびっとだけもってくるよう各自心掛けること!

来年こそ、痩せるための渓流釣りを心掛けたいところでございます。
・・・と、毎年反省しながら今年最後の林道を下るのでありました。

来年、真面目にブログのタイトル変えようかしら?
『粗食粗飲 時々粗釣り』なんてどうかしら??
それとも・・・そろそろこのブログもしおどきかな?

なにはともあれ、
世附川よ、今年もありがとう。









終盤ですね。

2009-10-05 12:29:24 | 渓流釣り 山歩き
僕の通う酒匂川水系世附川は10月15日から禁漁時期に入ります。
今日を含めあと2回は渓流釣りが楽しめるので、最後ぐらいは丁寧な釣りをしようと決めておりました。

フライフィッシングからテンカラ釣りに転向してからもう3年近くが経過しておりますが、いまだラインの長さ、太さ、毛ばりの選び方など自分自身のスタイルが定まっておりません。
自分の釣りで反省する部分は熟知しております。
無駄なラインを出し過ぎる・・・
無駄に毛ばりを流し過ぎる・・・
アワセが早過ぎる・・・
アワセが大き過ぎる・・・
ポイントへの近付き方がテキトウ過ぎる・・・
釣れないと石を投げる・・・
ボウズを怖がらない・・・
集中力が足りない、もしくば持続しない。
昼まで飯が待てない・・・
デブである・・・
バカでもある・・・
これらをふまえ、今日はかなりの真剣モードで渓に降り立ったのが8時過ぎ・・・なんのために沢割りから参加してるんでしょうかねぇ~? 



浅瀬から6個目の橋からワモッチャンと入渓。
まずは丁寧にラインの長さを確認します。
レベルライン3.5号にハリス0.8号を結んだ全長を3.6メートルに調整し、いざ実釣。
最近は雨が多かったにもかかわらず、かなりの減水状態で悪いコンデションです。
こんな時こそポイントへの近付き方が大切なのです。腰を折り姿勢を低くしながら毛ばりを打ち込む点を定めていた矢先に淵尻に定位していたチビメ君に走られてしまいました。
「チキチョー・・・おっと、いかんいかん」
握りしめた石ころをそっと川砂に置いてから慎重に竿を振りはじめました。

減水の渓では苦手なポイントばかりが良いポイントに見えてしまいます。
それは大小さまざまな淵や落ち込み直下の泡の下です。確かに魚は居付きやすいのでしょうが深みに定位している場合は僕の毛ばりなどには反応してくれないことを知っています。
それでも狙ってしまうのは・・・やむなき抵抗とでも言っておきましょうかね。

ワカモッチャンがミミズ餌で小さなブクブクポイントから魚を引き出しました。型はさほど大きくはありませんが綺麗な山女魚です。
「いいなぁ、羨ましいなぁ、僕も釣りたいなぁ、でもなぁ、あんなポイントは狙っても釣れる気がしないなぁ、そういえば朝の監視小屋で見せていただいたI原会長の36.5センチのデジタル画像はすごかったなぁ、一度でいいからあんな山女魚を釣ってみたいなぁ、あ~あ、真面目に釣りすれば本当に釣れるのかなぁ、不真面目だってテキトウだって釣れる時にゃ釣れるのかなぁ、あ~あ、お酒呑みたいなぁ・・・いかんいかん、集中せねば!」
その直後、今日初めての反応がありました。
キ、キタァ! テリャアァァァァァァ!! 
・・・・・・
きませんでした。
後ろで見ていたワカモッチャンは喜びながら残念がっております。
休憩することにしました。
「僕、サブザックにおちゃけ持ってるよ」「私も持っております」「ちょびっと呑んじゃいます?」「はい、呑んじゃいます」「ふぅ~、今年もおしまいですねぇ」「淋しいですねぇ」「今、何時でしょうか?」「はい、釣り始めてから2時間以上も経過しております」「・・・そうですか」「はい、そうです」

風景の先に二股が見えてきました。
左に行けば未練がましい釣り師のサガ、右に行けばデポしたリュックの置いてある渓食会場。
「・・・腹減った!」
気持ちはすでに脱渓状態。
「ああ、今日は気温が上がらなかったからカレーラーメンを持ってきて良かったなぁ・・・」
そんなことを考えながらも最後の最後まで丁寧な釣りだけは心掛けようと中腰の姿勢は崩しません。
石も投げません。
ラインはきっちり3.6メートル。
毛ばりは流し過ぎずに。
でも・・・デブとバカはしょうがない。
たのむ、5寸でもいいから釣れてくれ。
5寸がダメなら10センチでも・・・アップで撮影すりゃ5寸だって嘘もつけるし・・・
だ、だめか・・・・・・


今日は温かいカレーラーメンで正解でした。
ワカモッチャンの奥さんお手製のチャーシューの味付けは抜群でした。
やっぱ、釣りと昼飯はセットで考えないとつまらないです。
変な飛び虫がカレー汁を啜ってやがります。落ちた!まさしくこれは入水自殺です!
この緑色のイモ虫は何と言う名前の虫だろう?もしかしたらこいつを餌にしたら大きなお魚が釣れちゃうかしら?
オフシーズン中にさくらエビのかき揚げをみんなで食いに行きたいな。
ワカモッチャンは人の後からでも、ポンポンポンポンとよく釣りやがります。
今年は本当に釣れない年でした。
春先のシャクヨンスンは衝撃的なでかさでした。
それにしても今日は危なかった!あの一匹がなければボウズでしたから・・・



辛うじて最後の最後になんとか一匹を釣ることが出来たのです。
ま、岩魚でしたけどね。
僕、本当は岩魚よっか山女魚のほうが好きなんです。
でも釣れちゃったのが岩魚だったんだからしょうがないのですよ。
けっ!
11番のエルクヘアーカディスが狙ったポイントにポトリと落ちてですね、
そしたら底石の陰からモワッと浮き上がったと思ったらゆっくりと毛ばりを咥えこんで潜ろうとした瞬間まで見えたんですよ。
テリャッてアワセ入れたら重たい感触がずっしりと伝わったんです。
いきなり右往左往しようとする岩魚をなんとかかわそうと必死でしたよ。
面倒な木枝が邪魔でしたけど、そこは仕掛けを短めにしておいて正解でした。
ここでバラシたらすげー後悔するだろうな・・・なんてこともよぎっちゃったりしましたね。
水面から顔を出させた時、上あごにガッチリとはり掛かりしているのが見えましたからちょっと余裕もってデジカメで撮影しようと油断したんですよ。そしたらまた潜られちゃったんです。
二回目に顔を出させた時に、これは勝ったなって確信したんです。
釣り上げてワカモッチャンがメジャーを当ててくれたんです。
もう久しく尺モノなんて釣ってませんでしたから嬉しかったのは嬉しかったんですけど、
やっぱ僕は山女魚のほうがもっと嬉しかったなぁ~。
けっ!
そういえば、あの時の尺山女魚の画像は尺亀にいぢくられちゃって思わず爆笑しちゃいましたよ。
今日も同じ沢だから、沢の相性ってあるんでしょうかね。
釣り上げた時、奇妙なウチマタ姿勢で膝が震えてたの、ワカモッチャンに気付かれちゃったかな?
けっ、けけっ、けけけっ、ぎゃは、ぎゃははは、ぎゃははははははははははは♪







来週はいよいよラストです。
帰りの林道から見たこともないようなド級のでけー魚体を見付けちゃいました。
せっかくだから狙ってみようかな。





無題

2009-09-22 13:43:21 | 渓流釣り 山歩き
9月13日、釣りに行った。
U鬼隊長がいらっしゃていた。
やはり世附の先輩にお会いできると嬉しい。

6人で暗い林道を歩いた。
重鎮N先輩は性別遺伝子さえ操れるPO先をお持ちだとか、
U鬼隊長のお嬢さんのBFが昨日嫌な話をしにきやがったとか、
釣り以外の会話のほうが僕は好きだ。



前日の雨を期待し奥の沢を狙ったけど、残念ながら先客がいたので、
一番好きな軟弱超短コースを選んだ。
途中、大きな魚を持った自慢満々男の(噂の)写真が落ちていた。
大切な写真ではと、一度ストックでぶっ刺してから孤○橋ガードレールに掛けといてやった。

馬刺しで朝のエネルギーを補充してから釣りの支度をした。
とっても美味しかった。
T崎さんの馬刺しも久しぶりにいただきたくなった。

思いのほか水量はあがっていなかった。
一匹の魚にも傷を負わせずに済んだ。

戻ってメシ食った。
マーボー豆腐、こうや豆腐、コンビニ冷凍餃子、蕎麦汁。
山じゃなくても食える食材をわざわざ持ってくることが、バカらしくて楽しい。

足首の太さを測った。
アキラちゃんより0.5センチ、ワカモッチャンより2センチも僕は細かった。
測った意味は全く覚えていない。

アキラちゃんは同い歳なのに、55歳まではOK♪だと言っていた。

帰り道、サルナシを見付けた。
まだ熟してなかったけど、このぐらいが焼酎漬けには調度良いそうだ。
熟した実をそのまま食べる方がゼッテーに美味しいのに・・・と思いながらも手伝ってあげた。

へんなキノコがあった。
帰ってから図鑑で調べるために写真を撮っておいた。
なんでもシロソウメンダケというそうで食えるみたいだ。
でも、こんなもん食うよっか本物の素麺のほうがウメーに決まってる。

タバコケースが落ちてた。
マイルドセブンが入ってたから何気なく一本吸ってみた。
考えてみれば、落ちてるものを躊躇なく口にすることは良くないことだ。
毒が塗ってなくて良かった。

アキラちゃんがヤマイモを気にしながら歩いてる。
イモには興味がないので“まだかよ!んなもん、どーでもいいぢゃんか”と思いながらもその都度止まって待ってあげた。
イモよっかムカゴをとってほしいものだ。

アキラちゃんにアブがまとわりついていたからキンチョールジェットを噴射してやった。

ボウズの帰り道は、長く感じるぜ。

写真はメンドーだからアップしない。

おしめー













渓流釣りの更新

2009-09-07 13:24:55 | 渓流釣り 山歩き
最近、写真をアップ出来るような立派なお魚など釣った覚えがないなぁ~
なので更新の内容はどうしても食い物のことにばかりなってしまうんだなぁ~
でも、BOWZと間違われるとかっちょわりーからちっちゃいお魚だけど貼っちゃおっかなぁ~


8月初旬の素麺大会は楽しかったなぁ~
コンビニで仕込んだ氷を背負ってきましたから冷水で〆た素麺はめちゃくちゃ美味かったなぁ~
築地で仕入れたカラスミもどきとダシ巻き卵はいいつまみになったなぁ~
素麺チャンプルを作ろうとわざわざリュックに忍ばせた直径30センチのフライパンは大人数には欠かせないアイテムになりそうだなぁ~
アキラちゃんはスイカを持ってきてくれたけど、実はあんまり美味しくなかったんだよなぁ~
明日からROCKYさんは黒部減流の遠征だそうだけど、こんなところで一緒に遊んでて大丈夫なのかなぁ~
釣れなくても、やっぱ渓流はいいなぁ~





翌週・・・
アキラちゃんの野郎が蕎麦を茹でるなんて言うもんだから食材持ってきてないんだよなぁ~
コンビニ握り飯だけで昼飯すませたの、きっと初めてだよなぁ~
ネットで購入した蚊帳は、こりゃなかなか使えるなぁ~
木枝に引っ掛けたらピリピリって簡単に破けちゃいそうだけど、そしたらガムテープで補強しちゃえばいいよなぁ~
いつか、美女と二人きりで山奥に蚊帳張って、僕の“テント”をはりたいなぁ~
最近酔っ払いすぎるK田はよほどポンコツってあだ名がイヤなのかなぁ~
今日は全然飲んでないもんなぁ~
今日は久しぶりにBさんと会えて楽しかったなぁ~
書いてはいけない事情は、書いちゃいけないんだよなぁ~
千葉の人は栃木の人になっちゃって世附にはもう来ないって言ってたなぁ~
もう、車に付箋貼って遊べないのかなぁ~
鬼隊長はお山のお仕事が忙しそうだけど、首はもう大丈夫なのかなぁ~
I会長はなんでもH沢のお魚全部釣っちゃったみたいだけど、ちゃんと写真に撮っちゃったのかなぁ~
K海さんのキャンピングカー壊れちゃったみたいだけど、残念だなぁ~
M親方のカラスミまた食いたいなぁ~
BKさん、生きてっかなぁ~
釣れなくても、やっぱ渓流はいいなぁ~



あと一ヶ月ちょっとで禁漁になっちゃうんだなぁ~
今年ほど真面目に釣ら(れ)なかった年は過去にないなぁ~
どうしてかなぁ~
やっぱつるんでる友達が悪いのかなぁ~
あと一匹ぐらいは、でかいのが毛ばりにガバッて出て欲しいなぁ~

そういえば、NKさんが最近こっそりと痩せちゃったみたいだなぁ~
こういうのって、抜け駆けっていうんじゃないのかなぁ~
秘訣はなんなんだろうなぁ~
やっぱ、ホームでゲ○ゲ○しなきゃダメなのかなぁ~
そろそろ夜の小田原あたりを徘徊したいなぁ~



まったく内容のない更新だったなぁ~



どしゃ降りの中

2009-08-03 09:36:08 | 渓流釣り 山歩き
天気予報では曇り空のはずでした。

4時出発時間を過ぎても、釣り客は僕ら三人と監視員のIさんと仲の良い方の四人だけでした。
もうちょっとすれば“あのお方”が来そうな予感がして黄金炭酸ジュースなど飲みながら4時半まで待ちましたがどなたもいらっしゃいませんでした。

歩き始めは涼しかったんですけどね、明るくなるとすぐに蒸し始めました。
冬でも汗をかける僕の汗腺は一年中元気なのです。

やがてめっちゃデインジャラスな空模様に変わると案の定千鳥橋を通過するあたりからポツポツと降り始め、こりゃ対岸に渡っての渓食は増水しちゃうと撤収時にヤバそうな予感がしたものですからね、流れを渡らないでのんびりできる場所を選んで荷物を置いたころにはすっかりと本降りになっておりました。



僕は濡れるのが大嫌いです!
雨降りの中、オンモで遊ぶことなんて本当はしたくないのです。
でも来ちゃったものはしょうがないので、まずはブルーシートのタープを張り雨をしのぎます。
なかなか快適だったで、釣りは雨がやんでからにしようとドスンと腰をおろし各自お店を開きはじめました。
先月ETC割引を利用して旅行した福井の“へしこ”と地米ジュース4種を並べワカモッチャンとK田に飲み比べしてもらいます。
アジフライのチーズ味やキノコの炒め物、鶏レバガーリックラスク、チーズリゾット、ラムチャップ、そして馬刺にタテガミのなんとか。このタテガミのなんとかは面白い食感でまた食べたい珍味です。



それにしても止まない雨です。持ちダマもすっかり無くなってしまい・・・気がつけばK田がすっかり潰れておりました。
この人は本当にタチの悪い男です。普段は温厚もどきで人格者もどきのイイ奴もどきなのですが、○っぱらうと、
①頑固なバカになる。
②卑猥なバカになる。
③眼の球が小さくなって視点が定まらなくなる。
④ロレツが回らなくなり何を言っているのかわからない。
⑤ゲロの付着した手で握手を強要する。
⑥最後は・・・動かなくなる。
⑦寝てても薄目を開けてて気持ち悪い(写真参照)
この日も⑤以外の症状をまざまざとさらけだしやがったので、呆れた僕とワカモッチャンはK田を放置し釣りに出かけることにしました。



祠の脇から入渓、すぐにとっても小さなヤマメが釣れました。
この時はまだ濁りは入っておりませんでしたが、雨脚が強くなるとあっという間に濁流と化してしまいました。
こりゃもしかしたら大物でも釣れちゃうんぢゃないかしら?
・・・なんて期待はただの妄想にしか過ぎなかったことは言うまでもありません。
活性は悪くはなかったのですが、雨の圧力だけで穂先がしなってしまうほどのすさまじい雨だったので無理せず早めに納竿。
ちなみに、ワカモッチャンは一度のアタリもなかったようです。見ればなぜだかルアー竿には穂先のガイドがありません。やっぱホ先は大切なのだなと思いました。一瞬PO先先輩のお顔がよぎるのでありました。



「あいつ生きてんかな?」「死んでたら、もともと存在しなかった人物ということで埋めちまおう」などと話しながらジゾーデーラをまっすぐ入った渓食場に戻ります。

彼は生きておりました。
渓流シューズに履き替え釣りの準備は整えておりましたが、半腰のまま意味なくひゃっひゃか笑っておりました。
呪文のようにブツブツなにか言ってますが、タープに当たる雨音と、もともと右耳が難聴の僕には何を言っているのか理解できず、即撤収を決め込んだのでありました。

帰りの林道歩きがまたひどいどしゃ降りでした。
もつれ足でかろうじて前に進むK田は相変わらずブツブツブツブツ呪文を唱えております。
「崖崩れがあったら、あいつ逃げられないだろうね」「うん」「そしたら、助ける?」「ううん、助けない」「もともと存在しなかった人物ということで埋まったまま通り過ぎる?」「うん」





↑↑↑
ワカモッチャンにいたぶられるK田
「ほらバンザ~イ!」「や、やめろ~」「ほら高い高~い!」「や、やめろ~」「おててをブラブラブラブラ~!」「や、やめろ~」
きっとK田には覚えのない図柄なのでしょう。


追伸
“あのお方”さん、次はお会いしましょう。
来月、またお名前だけ拝借させていただきます。

お知らせ
次の日曜はそうめん大会の予定です。


ホサキの違い

2009-07-02 09:53:22 | 渓流釣り 山歩き
朝一番乗りでした。
誰か来ないかなと真っ暗闇の中でイップクつけておりますと、足元でカサカサと何かが動いております。ライトを当てるとゾゾッと気持ちの悪い虫がおりまして、ウゲゲながらもレポネタとしてカメラを向けてしまいました。
少しして、尊敬する大先輩のお方がいらっしゃり、「これはゲジゲジである。正式にはゲジと言うそうだ」と教えてくれました。僕は産まれてこのかたずっと違う種類のものをゲジゲジと呼んでいたようです。あぶなく間違えたままジジイになるところでしたよ。

準備を終え管理小屋の休憩所へ向かいます。

「やはり良い竿はホサキが違うのよ。小さなアタリでも敏感に伝わるし、ハリ掛かりもがっちり掛かっているか浅く掛かっているかもわかるんだよ」(尊敬する大先輩のお方)
「へえ、すごいですね!僕も良い餌竿欲しくなってしまいました」(僕)

「なにやら○○さんは○○さんに嫌われちまったようだな」(尊敬する大先輩のお方)
「暗闇で○○さんは○○さんが誰だか分らなかったようですね。すでに誤解は解消されたもようです」(僕)
「そうか、それは良かった。この分だと○○さんは今年の忘年会に顔を出してもらえないんじゃないかと心配していたんだ」(尊敬する大先輩のお方)

「ここだけの話だけどよ、○○さんの奥さんってヒトマワリも若いのであるぞ」(尊敬する大先輩のお方)
「へえ、すごいですね!」(僕)
「おおよ!俺よりも、エノさんよりも、BKさんよりも若いのよ!」(尊敬する大先輩のお方)
「へえ、うらやましいですね」(僕)

出発までの時間、こんな会話は面白いのです。


尊敬する大先輩のお方はバラシマへ。僕とワカモトAさんは手前の沢に入る予定なので一緒に林道を歩きます。

「俺は3分の2の確率であてたぜ」(尊敬する大先輩のお方)
「へえ、すごいですね!」(僕)
「おおよ!新婚旅行でのことよ!俺にはアテた感触がしっかりあったから帰ってから病院に行ってみろって女房に言ったんだ。そしたら、やっぱり案の定よ!」(尊敬する大先輩のお方)
「へえ、すごいですね!やっぱホサキの感覚で分かったのですか?」(僕)
「おおよ!ホサキよ!良いホサキは敏感なのよ」(尊敬する大先輩のお方)
「ホサキというより、PO先ですね!」(僕)
「おおよ!男のPO先よワッハッハ!」(尊敬する大先輩のお方)

やはり釣り談義よりも、こっち方面の話のほうが盛り上がるのは・・・いつものことです。


さて、尊敬する大先輩のお方よりもお先に入渓。流れが太くなっておりまして濁りも少し入った状態でした。
まずはお決まりの一枚岩の上で軽く朝の儀式をしていると、足のたくさんはえた小さくて細長いウゲゲな虫がいたのでワカモトAさんにこの虫の名前を聞くと、「これはヤスデです」と教えてくれました。僕は産まれてこのかたずっと違う種類のものをヤスデと呼んでいたようです。あぶなく間違えたままジジイになるところでしたよ。



7時ころから釣りを開始しました。白泡の流れの真ん中に毛ばりを投げ入れると  あっ  と言う間に流されてしまいます。かといって淀んだ溜まりのポイントは好きではありません。
今日は早めにボウズを覚悟しといたほうが良さそうかなと思うも、最近餌釣りばっかしやがるワカモトAさんにさっそくイワナを抜かれると気分的には高揚してしまうのです。
しかし、どこを狙えばいいのかこの日は全くわかりませんでした。空模様も怪しげな暗い渓では毛ばりがよく見えません。振り返るとワカモトAさんがニヤニヤしながらピチピチと魚をぶら下げては見せつけやがります。ああ、彼は間違いなく僕のボウズを願ってやがる。しかしとて、彼の気持ち・・・なぜか良く分かる僕なのでした。

やっとこさでハリ掛かりさせました。ウリャとあわせ一気にひっこ抜こうとするも魚はグググッと重たい抵抗を続けます。
むむむ、こいつはデカイぞ・・・・・・
違いました、単なるスレ掛かりでしてランディングネットに収めた魚は6寸ほどの細長い貧弱なイワナでした。
きっとホサキの良い竿だったら引きですぐにスレだとわかったんでしょう・・・
やっぱホサキの違いは大切なのです。



望みの綱である堰堤下はすっかりと埋まっておりました。こりゃ毛ばりは無理だべさとチョウチンテンカラ用に持参している餌竿をのばしワカモトAさんにメメズをつけてもらいました。1投目で大きなあたりがありまして大きくないヤマメ君が釣れました。やっぱ餌釣りは楽しいな。
しかし、僕の使っている餌竿はもう20年選手でしてホサキのリリアンはいつもげてもおかしくない状態なんです。しかも超硬調のこの竿は魚を釣り上げるまで大物なのか小さいのかさえ分かりません。竿自体が重すぎて引きの感覚では全く分からないのです。
ああ、ホサキの良い餌竿に買い替えたいなぁ~。

ちなみにこの日はまったく気温も上がらず尿意ばかり催しました。PO先を引っ張り出し情けない放物線を描くたびに思わず思いましたよ・・・ああ、こいつも買い替えたい・・・と。
ちなみに水分を排出すると喉も渇くので。僕は夏場になるとこのスーパーデリオスで川の水をろ過して飲んでます。


戻ってメシにします。
茹であがった永谷園のそうらーめんを渓水で〆て作ります。のどごしは素麺で味はラーメンといった複雑なしろものです。と言うことは、噛まずに飲みこんじゃったらただの素麺なのでちゃんとに噛んでラーメンの味を味わなければならないということです。でも良く噛みすぎちゃうとのどごしなんて関係無くなっちゃうし・・・ま、美味しければなんでもいいんですけどね。ただ、とにかく今日は温かいラーメン汁をすすりたいぐらいに寒い一日でした。
ワカモトAさんはコンビニおにぎりをごま油で炒めてチャーハンを作っております。味付けは塩コショウだけだったのに中華料理店で食すぐらいに美味しかったなぁ~。



あとはミニトマトとビアソーセージの炒め物、ニューコンビーフとコーンの炒め物を作りました。

雨粒が大きくなってきたので急いで撤収を開始するも、なんとなく、もうちょっと飲んでいたいような、そんな気分の一日でした。