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新 ・ 渓 飲 渓 食 時 々 釣 り

魚止滝のずっと手前で竿をほっぽり
ザックの中身をガサガサまさぐる男の日記

乗り鉄ひとり旅も楽しんでいます

GW前 新東名で興津川へ

2012-04-22 10:18:51 | 渓流釣り 山歩き

 

久しぶりに会うガリガリ君は、仕事も車も変わっていたぞ。なんでも腰に悪い夜のお仕事をしているそうだぞ。その車に乗っかって初めての新東名に連れてってもらったぞ。SAもPAも車が溢れており、あれじゃあシッ〇も〇ンコも我慢しきれずにお漏らししちゃう人は絶対にいるぞ。それにしてもこんなにも不気味な富士山は始めてみたぞ。

天気が良ければテンカラ釣りを楽しみたかったが、生憎の予報だったので誰も竿を持っていないぞ。

見覚えのある徳利型の建物が見えると少し上流へ移動だぞ。川原におりると川をのぞくのは釣り師のサガだが、まずはシッ〇するガリガリ君だぞ。なんとなく川下にいるのが嫌だぞ。 

 

この駄菓子屋はドライブで一番の楽しみだぞ。寒い時期にはおでんがあり駄菓子以外にも楽しめるお店だぞ。しかもビールもワンカップも置いてあっちゃってるものだから、これは呑むしかありゃしないぞ。「今日は仕込みが少なくてごめんね」とおばあちゃんも元気そうだぞ。竹の子の煮付け、らっきょうもいただいたがこれ以上にないほどの素朴な田舎の味付けが最高だぞ。わAさんはらっきょうが苦手で一個つまむとすぐに“しまった顔”になったぞ。僕はエシャーレっトものびるも玉葱も大嫌いだがらっきょうは好物だぞ。この店のおでんは薄出汁で食べる際に甘味噌にドボッと浸すのがよろしいそうだぞ。とても美味しかったので三人で完食したらおばあちゃんは喜んでくれたぞ。「最近は子供達が少なくなってねぇ・・・」と少し寂しげなおばあちゃんでもあったぞ。店奥でオヤジ三人が酒かっくらっていては来る客も来ないべさと少し申し訳のない気持ちになったぞ。次はかき氷と焼きそばを御馳走にまたお邪魔しますね。

 

五玉算盤を珍しそうに手に取るガリガリ君はまだまだガキンチョだぞ。オトナだったら間違いなくトニー谷の“あなたのお名前なんて~の?”ってなモノマネするぞ。算盤を縦に持ちジャカジャカするのがコツってぇもんだぞ。

食後、でっかい岩を見に行くが、それよりシッ〇が先の二人は情けないぞ。 

 

 

支流の沢はなかなかいい感じだぞ。アマゴとイワナが釣れるそうなので次は必ず竿を持ってくるぞ。

本流の上流部も見に行くぞ。このあたりが路線バスの終点だぞ。三面護岸されているのは過去に大きな災害に襲われた証なのだろう。岩の上に櫓がたっていた。

ガリガリ君が常連の宮原おとり店の主人と会い、しばし2人は鮎釣り談義に花を咲かせるぞ。カワウの腹を裂くとそりゃ臭せーとか、鮎が始まると渓流釣り師は少なくなるから狙い目だとか、真っ赤なアマゴの釣れる沢があると言った話を聞かせてくれたが、鮎釣りの話になると僕もわAさんもチンプンカンプンだったぞ。

この地はいつか電車と路線バスを乗り継いで、ふらりと訪れてみたいぞ。

 

 おでんだけでは腹はもたないぞ。近場には良い店もあるそうだが日曜は定休のようなので沼津港まで行っちゃおうと一致団結する三人は食いしん坊だぞ。天ぷら、刺身、鯵の干物、アサリバターを中途半端に食い、物足りずラーメン屋にも寄ったが無愛想なオヤジだったので美味かったがウマかったと言いたくなく店を出たぞ。

 

ガリガリ君は腰に悪い夜の仕事をしているのでそばし仮眠してもらい、起きるまで僕とわAさんは港をぶらぶら歩いたぞ。 でっかい水門があり入場料を払って(払わないで)上に上がったら・・・高かったぞ。

ブラブラは飽きたのでやっぱガリガリ君を起こして帰ったぞ。

なんか楽しい一日だったぞ。

 

  ガリガリ君、僕は真っ赤なアマゴが釣りたいぞ。

 


久しぶりの渓にて

2012-04-16 11:43:20 | 渓流釣り 山歩き

 

台風被害による世附の入山禁止が今年の解禁から解放された。2年前まではほぼ毎週見ていた車止めからの風景も、今日は清々しく思える。

最初の分岐を右折ししばらく歩くといつもの水場で休憩。ザックをおろし掌に受けた水を飲む。ぴゃあ~うまい!この時をどれだけ待ちわびたことだろう。

暗い杉林にひっそりと佇み、時には釣り師を驚かせた“狸様”の姿を探したが・・・残念ながら朽ち果てていた。

途中までの林道は以前よりも整備され、ガレは撤去されてはいたが、その先はいつまた崩落してもおかしくはない危険な個所も残っていた。林道には無数の石が転がり、雨風でへし折られた木枝が足に纏わり歩行を困難にさせる。ダム個はその役目をさぼり、流れをそのまま下流部へと落とすだけの高い建造物と化していた。

千鳥橋に到着。誰が言ったか“キムラハウス” 懐かしの小屋はそのまま残っていた。数年前に野営しながら皆で酒を呑み交わしたあの日を思い出す。ランタンと焚き火の炎・・・凍てつく冬の夜だった。

秋の紅葉も良いが、遠い空や山並み、山の桜、芽吹いた緑のこの季節が好きだ。

    

地蔵さまにたどり着く。わAさんにお賽銭を出してもらい手を合わせる。 あの頃と同じことをつぶやく・・・どうか無事に帰れますように。僕だけ釣れますようにっとね。

そのままの地蔵平の風景に安堵し渓におりる。思わず、「ただいま」と言いたくなるような懐かしい水の流れ。重いザックをおろし、久しぶりの風景の中で乾杯・・・沁みる味だった。アテはわAさんのおかあさんが卵の黄身で作ってくれた練りウニモドキ。やはり世附での時間はゆったりと流れるほうがいい。

 

いよいよ渓に立つ。今日は二人ともテンカラ釣りだ。流れは変わっていたがポイントは少なくない。

どの渓流で竿を振るよりも、ここには大きな喜びがある。が、喜びだけでは魚は釣れない。それでもポイントごと真剣に毛ばりを打つ。が、真剣だけでは魚は釣れない。まったく反応がないのだ。

右側の沢へ逃げるといきなり薮がきつくなった。すぐに「魚が走った!」と、わAさんの声。その少し後、待ちに待った瞬間がきた。毛ばりに食らいつき半円を描きながら水底へ潜ろうとした魚に、テイッとアワセを入れ、トリャッと抜き上げる。やった!久しぶりの再会だ。

魚体全てを写すと小ささがバレてしまうので顔だけ撮影。

直後、わAさんも今年の初モノを釣り上げ嬉しそうだ。そして、その喜びをも忘れさせてしまう一匹がわAさんの竿をでかくしならせた。詳しくは、わAさんのブログを読んでねっと。 

  

橋までやって来たが名前を忘れてしまったので、わAさんから大滝橋だと教えてもらう。どうも最近の僕は物忘れがはげしい。まったくもって脳ミソがピンボケだ。写真もこれ以上にないほどのピンボケになってしまった。ここまでの写真は故意にでも撮れないのでは?・・・そう考えれば、逆に凄いことだと思うべさ。

橋をくぐるとすぐに現れた堰堤。随分と前のことだが雨の日にこの場所で凄い経験をした覚えがある。あの日の堰堤下は深みをもたないただのタタキのポイントだった。飛沫と白泡の中に毛ばりを投げ入れるとすぐに丸太のように太い9寸ヤマメが竿をしならせた。その後も毛ばりを投げ入れるたびに同じサイズのヤマメが簡単に釣れてしまう。毛ばりを咥えそこね砂利石の陸地まで追いかけてきたヤマメを素手で捕まえたこともあった。そのすべての魚体のパーマークは薄く淡い色合いで、マリーローランサンの描く絵画の優しいタッチと似ていた。まさに入れ食いの喜びを知ったあの日であった。それも遠い過去の思い出、この日この堰堤下であの喜びを味わうことは出来なかった。 

入渓点までの帰り道、沢から排出された土砂が林道を塞ぐ光景と、堰堤より上流で数年前に首つり自殺があった話を思い出し、ちょびっと背筋が寒くなった。もしやこのピンボケ写真は・・・霊の悪戯か? きゃあぁぁぁぁぁ~

   

やっぱ世附はいいね!・・・わAさんと昼飯を食いながらつくづくと話す。しかしどうしたことかチビメの反応が一度たりとも無かったことが気にかかる。こんなことは初めてだ。林道の荒れようから上流部への放流は難しそうだし、監視の目が行き届くとも思えない。もしや世附が無法地帯になり下がるのでは? はたして渓流釣りの禁止を解除して良かったのか否か、世附はこれでいいのだろうか?・・・そんなことを考えてしまう一日でもあった。

 

追記

脳ミソピンボケの僕はこの日ジャンパーを林道途中で落としてしまいました。拾って地蔵さま近くのポールに掛けておいてくださった方、どうもありがとうございました。もしも、もしももしも、もしもしもしもこのブログを見てくださっていましたら御一報いただけると幸いです。

 


鈍行列車で行こう 解禁編

2012-03-27 09:35:58 | 渓流釣り 山歩き

 

熱海駅で伊豆急下田行き普通列車に乗り換えです。でっかいリュックザックを担いだ乗客は僕達だけでした。

早速酒盛りの始まりです。日本酒に明るいK田博士が取り出したのは東京の地酒澤乃井特別吟醸酒。紙コップに注がれた冷酒のひんやり感が掌に伝わると旅情が沸き立ってきます。「ほほぉ、まだそんな古風な紙コップが存在していたのですな!」「おおよ、寝台あけぼのの車内からがめてきたのよ」「しかしあれですね」「なんだよ?」「電車の釣行は気楽で良いですな」「おおよ、運転辛いもんな」 博士は楽しそうにカパカパ酒をあおっています。

海側の座席は横向きになっており伊豆の海岸美を楽な姿勢で楽しめるようになっています。「あっち座りたかったですな」と言いつつ博士は若い女性二人組を被写体にデジカメのシャッターを押しています。「高校生ですかね?」「そんなとこだべ」「楽しそうですね」「ああ、そうだな」「しかし、あの二人の友情は長くは続きませんな」「なしてよ?」「所詮女性の友情とはもろくはかないものなのですよ」「だからなしてよ?」「例えば、同じ男に恋愛感情をもった瞬間からウザくも憎い関係になるのです」「へえ~」「例えば、片方だけに彼氏が出来ちゃったら、それでもう妬む関係になっちゃうのです」「ほお~」「例えば・・・」「もういい、お前けっこうイヤなヤツだな」「ヘッヘッヘ!」・・・すでに博士の目ン玉は小さく濁っておりました。

  

 伊豆大川駅で下車。海岸線まで歩きコンビニでビールと食材を調達。博士が便所から出た直後に入った客が苦悩の表情を浮かべていたので、「・・・こいつ、ウ〇コしやがったな・・・」とすぐにわかりました。

向井田川・・・通称伊豆大川は河口からアマゴが釣れるそうですが、もう少し上流まで歩きましょう。

 

 車で来れば通らないような細い道沿いにもたくさんのみかんの木が植えられています。オレンジ色の実は甘夏でしょう、ああ長閑です。馴染みの風景をのんびりと歩きます。初めて来た時はこの分岐の木の下に車を停め夕方まで堰堤周辺で竿を振ったものでした。アブラッパヤの猛攻の合い間にたまに釣れるチビアマゴの姿に歓喜したものでした。遠く眺める椿山、劇薬危険と書かれた道沿いの山葵棚、小さな養殖池、強烈な匂いの肥料(家畜のウ〇コですね)置き場・・・変わらぬ風景こそがこの伊豆大川の魅力なのです。

  

 電車を降りて一時間後、やっと入渓です。まずは儀式の乾杯。やはり渓流はいい・・・そう思う瞬間を今年も味わうことが出来ました。

 今年の解禁は久しぶりにフライロッドを握りました。リールには何年か前のリーダーが巻かれたままの状態ですが使えそうなのでそのままフライを結びます。まずは目の前の淵を狙います。久しぶりに振るフライロッドがぎこちなくも新鮮です。一発目でした、ポトリと置いたフライの水底からモワッと魚が浮上しゆっくりと咥えました。まさに警戒心ゼロの100点満点の出かたです。しかも、デ、デカイ!こんな時は絶対に早アワセは禁物です。フライを咥え首を水底に向けたのを確認してからテイッとアワセを入れます・・・

フッ・・・なんの重さも竿に伝わりません。なぜのらない?どこが悪いのだ?こんなにも完璧なアワセはなかなか出来やしないのに、それなのに、ああそれなのに・・・いや、焦ってはいけない。まだ出るはずだ。少し間をあけてから同じコースにフライを投げ入れると・・・キタァ~!さっきと同じ出かただ。トリャッ・・・

フッ・・・またもやハリ掛かりさえしません。もういい、ヤツとは相性が合わないのだ。石投げちゃえトリャ、ドボン、ザマミロ、ギャハハハ・・・はなから緊張感を途切らせてしまった日は、昔からボウズの確率が多いのです。

博士も苦労しているようで、いまだ一度の反応すらありません。この渓流は大きな石がゴロゴロしており所々で釣り上がるのに苦労する場所が多いのですが、その分深く大きな淵を形成するのでポイントには事足りることはありません。それでも出ない時は出ないのです。こうなりゃ2人そろってのボウズが理想です。そんな時に博士がデカイのをバラシやがりました。しかも2連続です。 僕「おしいな~(内心ザマ~ミソ!)」 博士「駄目だ~完全にのってたからもう警戒されてしまったよ」 僕「いや、またきっと出る(出る訳ね~べ)、粘れよ」 博士「いや、旦那やってみてよ」 僕「そ、そうか・・・(内心面倒くせ~な)」 フンフンッ(竿を振ってる) トリャ(フライを投げる) ツツゥー(フライが流れる) キラッ、クイッ(魚が咥えた) テイッ(アワセる) クククツ(のった) ピチャピチャ(釣りあげる) 僕「ちっちゃいな(内心でも嬉ピ~♪)」 博士「やりましたな」 僕「なんだかオメーの魚を横取りしちゃったみたいで悪いな(内心ザマ~ミソ!)」 この一匹が今年の僕の初物です。

その後すぐに博士は僕のよっか立派な初物を釣り上げ、あげあげテンションで渓食タイムを楽しみます。

  

 博士が紙コップに得体の知れぬアテをムニュッと絞り出します。 僕「なんだこれ?ウ〇コみて~だな」 博士「これは燻製味噌というやつです」 僕「どうにも食がすすまね~、うまいのか?」 博士「ウ〇コよりはうまいですぞ」 僕「オメー、ウ〇コの味知ってるのか?」 箸でチビチビつまむと確かにウマイ。でも見た目が悪い。次は持ってこないでね。 僕は東華軒のデラックスこゆるぎ弁当、博士は金目鯛押し寿司、それにコンビニモツ煮と手の掛からない食事ですが、渓流で駅弁を食らうなんぞ、なんとも贅沢な渓食でありました。

たまにはフライロッドも楽しいですね。 取り込み方を忘れちゃってリールのハンドルが右にあるのに左側探しちゃったりしてみたり、ライン持たずに合わせたらリールがジャーッて音なっちゃったりしてみたり、でもそれが妙に楽しかったりしてみたり。 

  

 電車釣行はなんせったって帰りが楽チンです。呑んで寝ちまってもいいのです。伊東駅から東京行き電車に乗り換え、藤沢でラーメンと餃子喰って、博士は大満足の笑顔でゆれながら改札の向こう側へ消えていきました。

 

業務連絡

日曜出勤のあなたへ・・・博士曰く 次は興津川だそうですぞ!

 


ユーシンロッジまで

2011-12-20 13:19:35 | 渓流釣り 山歩き

 

青崩隧道が開通したことを知り、久しぶりに山靴を履いた。

 

水溜りには氷の膜が張っているほど、山は冷え込んでいた。

ゲートから少し歩いた河原には、大きな岩がそのまま残っていた。 

  

  

新青崩隧道は入口も壁面も路上も、コンクリートで平べったく固められていた。

電気のない隧道内部はヘッドライトなしでは怖くて歩けないが、

なぜかその明りに懐かしさを感じた。

僕と妻の後ろを、ただトボトボとついてくる竹♂にとっては、

初めて体験する真っ暗闇の恐怖なのであろう。

悪戯してヘッドライトを消灯すると、小さくヒンッと声を漏らした。

 

渓流を眺めながらのんびりと歩く。

冬枯れの道端を微かに彩るは紫式部の実だ。

 

イワシャジンや山リンドウ、大文字草の花に会うため、

秋には決まってこの玄倉林道を歩いたものだ。

あの頃、まだ茶目は生きていた。

  

 堰き止められた水の色も、手ぼりのトンネルも、

あの頃のままだ。

ただ、いつも喉を潤した水場を見つけることは出来なかった。

  

 山神峠への登山道は完全に崩壊しているようだ。

やがて、T崎先輩と初めてお会いした河原が見えてきた。

ユーシンロッジまでは、あともうちょいだ。

  

ユーシンロッジに人の気配はなかったが、きれいに管理されているようだ。

さっそく昼飯の準備。

この場所ではビールと赤ウインナーは絶対に欠かせない。

竹♂はすっかりとカップ麺が気に入ったようだ。

妻はココアを、

僕はホットウイスキーを2杯飲んだ。

久しぶりの、ゆったりとした山の時間だった。

  

 

帰り道、青崩隧道手前で竹♂はヒンヒンッと鳴いた。

尻尾も垂れ下っているのは、やはり怖がっているのだろう。

隧道を抜け、旧青崩隧道へとまわってみた。

入口には落ち葉が分厚く蓄積されていた。 

   

丹沢湖までおりる。

夕陽がふたつ、同じ輝きを見せてくれた。

 

「竹♂、楽しかった? また来ようね」

帰りの車内、後部座席で寝息をたてる竹♂の頭を、妻が優しく撫でた。

 


続・K田のぼやき

2011-10-09 15:49:03 | 渓流釣り 山歩き

俺の名前はK田博士。 今日は今年最後の渓流釣りだぜ。 

新松田駅の箱そばに入ったら案の定自営のデブがいて、“ここのカキ玉は玉ネギばっかでおいしくないぞ” なんて言ってきやがった。

7時半、迎えに来たサラリーマンのチャリオヤジのラパンに乗り込んで出発したんだけどよ、“僕も酒呑みたいからバスで行こう” ってこってよ、でっけー♂山駅で乗り換え素朴な里川に向かったわけよ。 

まずは堰堤でお決まりの宴会よ。 自営のデブは勝手に渓飲渓食なんてブログやってやがるけど、世附を離れてからは渓流にも足を向けずにもっぱら電車でひとり旅ばっかしてやがるタダの呑兵衛デブオヤジだぜ。 サラリマンのチャリオヤジはといえば、もっぱらチャリで遠出ばっかしやがって、“昨日も百何十キロも走ったよ” なんて体力派健康オヤジを気取ってやがるけど、その実はチャリ代で小遣いヒイハア言ってるんだぜ。

しかし朝酒はうまいぜ。 ツマミは自営のデブのほうが持ってきた酒盗とクリームチーズのグチャグチャ和え、サラリーマンのチャリオヤジのうまい棒全種類。 そしてメインは俺様の馬刺しさ。 この馬刺しも自営のデブが、“僕、馬刺しが食べたい” なんて言いやがるから、しょうがなく日の出町の馬肉専門店まで買い出しに行ってやったぜ。 毎回デブのわがままにはまったくまいっちんぐマチコ先生だけどよ、まあ、日の出町遠征は俺の趣味であるからツイデだけどよ。 しかしよ、葬式の酒を飲まされるとは思いもよらなかったぜ。

すっかり呑んじまってよ、釣りの時間が少なくなっちまったけど、里川にしてはなかなか楽しめそうな渓相だったぜ。 でもよ・・・ボウズ食らったぜ。 今日もミミズ餌釣りのサラリーマンのチャリオヤジが一匹ヤマメを釣ったんだけどよ、取り込む前にポッチャリ落としちまったから今日は全員ボウズだったぜ。 

堰堤に戻ってまた呑んだ。 自営のデブが、“GETTのバカナガってフェルトが剥がれなくていいよね” なんて言ってる先から両足のフェルトが無くなってやがって大笑いしちまったぜ。 デブのバカさにはまったくまいっちんぐマチコ先生だぜ。 

来シーズンはこの里川でたくさん遊ぶつもりだぜ。 解禁当初に必ず入るNKさんのポイントも解ったから先に陣取りしてやるぜ。 しかし、ハムには会いたくねーぜ。

バスで駅まで戻り、サラリーマンのチャリオヤジの地元まで電車に乗ったぜ。 自営のデブは完璧な乗り男君でよ、一番前の席をぶんどってよそのガキと一緒にしまらねー顔で風景見てやがった。 その後近くの食堂でまた呑んだぜ。 チートや肉玉、上海焼きそば、カキフライにマグロ刺し、黒豆サワーは安くてウマかったけど、蕎麦の汁は俺にはちょっと甘過ぎてまったくまいっちんぐマチコ先生だったぜ。 結局は前回の千曲源流のガソリン代、おごってもらえなかったぜ。 

俺の名前はK田博士。 呑み過ぎると電車乗り過ごしが、実は得意技だぜ。。。

 

  

 

 

 


K田のぼやき

2011-09-18 12:21:39 | 渓流釣り 山歩き

俺の名前はK田博士。 ここの管理人のダチだ。 趣味は日の出町への遠征。 性格はいたって温厚に見えるが、実は酒乱の頑固者。 最近じゃすっかり酒が弱くなっちまってよ、まったくまいっちんぐマチコ先生だぜ。 

それにしても今年ほど釣りに行かなかった年はなかったぜ。 世附が荒れてどうにも竿を振る気になれねーんだ。 だから日の出町で違うサオを振ってるって訳だ。 わかるかな~? わかんね~だろうな!

それでもシーズン最後ぐらいはお気に入りの千曲源流で岩魚の顔を拝もうと思ったんだけどよ、オヤジ2人も行きたいなんてほざきやがるから、しょうがなく相模線の原当麻駅で拾ってやったんだ。 

途中野辺山近くのコンビニで食料買い込んでから仮眠して、明るくなってから毛木平駐車場に向かうつもりだったけどよ、自営業のデブのほうが、“僕、蛾が怖いの” なんていちいちうるせーから仮眠もそこそこに現地へ向かうことにしたんだよ。 途中農家が真っ暗いうちからレタスを収穫してる風景は何度見ても頭がさがるぜ。

しかしこの歳になるとさすがに夜通し運転はこたえるぜ。 ましてやオヤジ2人は運転手伝うわけでもねーし、まったくまいっちんぐマチコ先生だぜ。 

毛木平の駐車場はハイカーで満車状態だった。 そん中で酔っ払かってヘラヘラしてやがるのは俺達だけだったけど、まあ、朝焼け見ながらの朝酒も悪かねえぜ。

着替えて登山道歩きはじめたら、自営業のデブの方が、“僕、腰が痛いの” なんてわがまま言いやがったけど、まあ昔からの付き合いだし、しょうがねーからゆっくり歩いてやったのよ。

俺はこの渓のポイントすべてを熟知してっから、まずはオヤジ2人に釣らせてやるべと先行させてやったのよ。 台風の影響でポイントが倒木や枝に邪魔されてはいるけど、それはそれは美しい渓なんだ。 だのに、“落差が面倒だ”、“虫が多い”、“釣りにくくてイヤ” なんて文句ばっか言いやがるオヤジと付き合うのはまったく疲れるぜ。 

サラリーマンのチャリオヤジはミミズの餌釣り。 自営業のデブのほうは相も変わらずエルクヘアのテンカラ釣りだ。 まあ、2人なんとかボウズを間逃れたみてーだからそろそろ俺も本気モードに入ったところ、自営業のデブのほうが、“僕、とっても腰が痛いから先に帰る” とか言いやがって渓を下り始めたもんだから、しょうもなく俺も撤収よ。 ホントはもっと上流に良いポイントがあるっちゅうのに・・・まったくまいっちんぐマチコ先生だぜ。

帰り道じゃ、“腹減った” だの “シッコしたいから止めて” だの、まったくうるせー2人だぜ。

帰りも原当麻まで送ってやったんだけどよ、こいつら俺をさしおいて茅ケ崎でジンギスカン食って、はしご酒ではお疲れさんにクエン酸サワーだかなんだか飲んで酔っ払ってから帰ったそうだ。 脳天気なオヤジ2人にはまったくまいっちんぐマチコ先生だぜ。 まあ、自営のデブのほうにはいつも毛ばりもらってるし、サラリーマンのチャリオヤジには強力わかもともらってるし・・・

俺の名前はK田博士。 たまにはぼやきたくもなるっちゅうことよ。。。

    


相棒と〇〇リュウ君

2011-07-19 14:23:46 | 渓流釣り 山歩き

 

新松田駅を7時20分発の路線バスにwaAさんと乗り込みます。

いきなりの異臭に気が付き、まさかと思い自分の服をクンクンすると、やはり犯人は僕でした。

この匂いを表現すると、香ばしい焦げ臭。

思えば釣りでも山歩きでもこの服とは何年相棒を組んできたことか。

長年に渡り染み込んだ僕の血と汗と青春の結晶が、まさに加算された年齢の分だけ自分でも嗅ぎたくない香りとして今開花したのです。

嫌ね!

 

8時ちょうど、玄倉バス停で下車した僕らのザックは他の誰のものよりもでっかく膨らんでいます。

「酒、どんだけ持ってきた?ヒィヒィ、」 「ビール700ミリと日本酒2合、焼酎1合、フゥフゥ、」 「俺はビール700ミリ、日本酒300ミリ、トリス瓶一本、ハァハァ、」 「足りるべか?ゼェゼェ、」 「なんとかなるべさ、ゲホゲホッ、」 「それにしても、重たいべさ、グエッ、ペッ!」 「臭いし・・・」

バス停から林道を歩き始めるのは何年振りでしょうか。

何気なく車で通過するより、のんびり歩くからこそ見えてくる風景のひとつひとつが新鮮です。

注) 僕の臭いは新鮮をもぶちこわします

 

40分ほどで小川谷分岐に到着。 

入渓すると先客がバーベQをしておりましたが、釣り師ではなさそうなので軽く会釈し流れをまたぎます。

ひとつ目のカーブを曲がった砂場に陣取り、ブルーシートを広げ一本目のビールで乾杯。

「おお、ギンギンだぜ!」 

渓流で飲むビールって、どうしてこんなに美味いのでしょう♪

注) 僕の臭いは美味しさをもぶちこわします

福井の珍味「へしこ」を開けると日本酒モードに突入。 

waAさんが持ってきた広島の地酒は辛口で爽やかな吟醸香の美味しい日本酒でした。

注) 僕の臭いは美味しさをもぶちこわします

 

そろそろ 釣りしましょう。

久しぶりなのでレッグガードを装着するのは渓流シューズを履く前だったか後だったかさえ忘れていました。

  

 

ここは初めての渓流です。現れる渓相ごとにわくわくします。

注) 僕の臭いはわくわくをもぶちこわします

滝がありました。林道沿いの湧水が落ちているようです。近づくと滝のシャワーが顔の面にあたり、冷たくてとっても気持ち良いのです。

注) 表現が少し危うかったでしょうか?

それにしても釣れません。反応すらありゃしません。いつものことですが ・・・ 

注) いつもの僕は臭くありません

ありゃりゃ、すぐに堰堤が見えてしまいました。

すでにwaAさんは釣りを放棄しております。

「なんだよ、やんねーのか?」 「面倒くさいから見てる」

遠くから僕の釣りをニヤニヤと観戦しやがっております。 

トゥ(竿を振る声) テリャ(アワセを入れた声) ナリャ(抜き上げる声) ピチャピチャ(魚が暴れる音) ギャハハッ(僕の笑い声) ピッ(シャッター音) ドカドカ(waAさんの足音) シュシュッ(waAさんが竿をのばす音) トゥ(waAさんが竿を振る声) テリャ(waAさんがアワセを入れた声) ナリャ(waAさんが抜き上げる声) ピチャピチャ(魚が暴れる音) ギャハハッ(waAさんの笑い声) ピッ(waAさんのシャッター音) トゥ(僕の竿を振る声) テリャ(アワセを入れた音) ナリャ(抜き上げる声) ・・・・・・ 

同じサイズで尾ビレビレビレのホウリュウ君ばかりでしたが、楽しませてくれました。

ホウリュウ君、ありがとう。

 

ここでデポしたザックに財布を入れっぱなしにしちゃったことに気づき慌てて戻ります。

その後上流を少しだけ散策しましたが、だらりとした流れが続くようなので今日の釣りは終了。

さあ、酒呑みましょう。 

 

 ピータンを切り、ハンバーグを焼き、醤油漬けホルモンを炒め ・・・ 

この手際良さだけは誰にも負けない二人です。

waAさんはピータンに微妙な反応を浮かべておりました。ハンバーグの焼き汁にケチャップを混ぜたソースは懐かしいママの味がしました。

注) 僕のママはまだ生きていますし、ママを食べたことはありません

バス釣行はとにかく楽チンです。運転の面倒もなく、どんだけ酒を飲んでも心配ありません。

でも、本音は ・・・ やっぱし世附で渓飲渓食がしたいです。

 

 

15時過ぎのバスを待ちます。バス停の標識が壊れていたので直してあげました。 

画像だけですが ・・・ 

  

新松田でも酒を飲みました。

若松食堂(蕎麦屋?)は素朴な大衆食堂です。植木でテレビの見えない席に座ってしまい音声だけなでしこJAPAN優勝の報道に感動しながら、カレーライスをアテに酒を飲むwaAさんでありました。

この店の酒の肴は美味しかったな。オクラの胡麻和えは最高でした。

 

この日の夕方から、痛みで苦しみ出す僕です。

フンリュウ君が悪化したのです。

普通の部位に出てくれれば良いものを、

それなのに、ああそれなのに、なぜに君はこんなところに顔を出す?

水戸様と蟻さんが渡る中間よりも水戸様寄りに出来たフンリュウ君、頼む、爆発しないでくれ!

あ、

変な汁が出てきました。

明日、僕は病院で辱めを受けてきます。

 

注) 後で妻から聞きました。僕の服、前回着た時から洗ってなかったそうです

捨てようと思っていたところ、着てっちゃったそうです

たたんで置いとくなー(怒)

僕の服、欲しい人にあげる

さよなら、僕の相棒


渓流にて

2011-07-11 12:11:40 | 渓流釣り 山歩き

 

節電が叫ばれる中、いよいよ梅雨が明けた。 久しぶりにわAさんとK田博士を誘ってみたが都合が合わず、こんな時はひとり渓流のせせらぎの中で、渓魚と遊ぶに限るのだが ・・・ 

 

「最近ひとりで遊んでばっかね」と妻からイヤミを言われる。 竹♂も、「お腹減った!散歩行こう!首モミモミして!」とチョッカイを出してくるので、この日のひとり遊びは出来なくなった。

 

丹沢湖まではダラダラグネグネと上りが続くが、妻の運転する車なので僕には関係ない。 神縄の斜面ですごいでかい〇〇チを踏んだ。 けもののモノだろうか、いよいよ自然の中に入ったようだ。

 

最初は新松田駅から路線バスで小〇沢を探るつもりだったが、車なので玄倉林道へとすすむ。 ユーシンへと続く林道は途中チェーンで直進を塞がれ小川谷方面へ向かう。 立間橋脇に車をとめようと思ったが、軽トラと数台の車があり仕方なく上流へ向かう ・・・・・・ 

 

すぐ川に降りられる駐車スペースを見つけます。 木陰に陣取り、周囲に他の犬がいないかを確認し10メートルリードへ結び直すと竹♂はいきなりの全開モードです。 久しぶりの渓流に妻も喜んでいます。 来て良かった。

「おい竹♂、楽しいか? そうかそうか、どんどん遊べ、わっはっは!」とザックから冷え冷えの缶ビールを取り出すと、 「ダメ!」 いきなり妻のキツイ一言。 どうやら帰りの運転は僕のようです、とほほ。

 

「ちょっくら釣ってくる」 「え~? 竿持ってきたの?」 「うん、だって僕、釣りしにきたんだもん」 「たまには竹♂の面倒みてあげなさいよ」 「ほんのちょびっとだけ、ね?ね?」 「じゃあ一匹釣ったら戻ってきてよ」 「ラジャ!」 ・・・バカめ、俺が一匹釣るのにどれだけ時間掛かるかも知らないで、甘いぜ妻、わっはっは!

 

しかし、さすがは夏の休日、気付けば上流にも下流にも釣り師どころか水浴び水遊びのお方々ばっか。 淵ごとにバシャバシャと浮き輪の子供やその家族が戯れ、まるで大磯ロングビーチか! ビーチパラソルの下ではMr.オクレみたいな黒ブチガリガリ男が彼女の背中にサンオイルなど塗りたくってなさり、まるで湘南の浜辺か! この場面で俺は竿を振るのか? ここは本当に山奥の渓流なのか? 

 

しょうがなく陣地に戻ります。 その場所は細い沢水が流れ込み、すぐ上には小さな落ち込みがあります。 竿を振るならこのポイントしかないのです。 岩陰に身を隠し毛ばりを投げ入れると、狙ったポイントに毛ばりはポトリと落ちます。 ・・・よし、来い!・・・ フラッと魚が浮きました。 ・・・いた!くわえろ!・・・ 明らかに毛ばりを意識しています。 が、毛ばりは流れに負けゆっくりと流れ落ちます。 それでも魚はまだ浮いたままです。 ・・・まだいける!・・・ 慎重にピックアップしようとした時でした、どこに隠れていたのかピチョッと反応があり、小指ほどのチビメ君が毛ばりをくわえてしまいます。 ・・・くそ、ここでアワセを入れては完全に浮いた魚は警戒してしまうぞ、頼むチビメ君、100円あげるから静かに毛ばりを離してくれ、あ、バカ、よせ、やめれ、暴れるな、お願い、釣れないで ・・・ 

 

浮いた魚はもう見えなくなっていました。 チビメ君のハリを丁寧に外し下流へ逃がしてあげると、もっと下流で妻の声が聞こえます、 「はい、おしまいね!」 「そ、そんな殺生な、」 「ダメ!ちっちゃくたって一匹は一匹だもん」 「頼むよ、けっこう型の良いのがいたんだよ、も一回だけ、ね?ね?」 と妻をなだめ、ワンチャンスに賭けます。 が・・・ 

た、竹♂、お前ってやつは ・・・ 

「僕、ワンちゃんっす!」 とダジャレた顔して嬉しそうに僕のポイントで水遊びをする竹♂でした。 

 

竹♂よ、今度は今日同じ沢で大きなイワナを釣った輩へも、「僕、ワンちゃんっす!」攻撃をかましてやろうな、わっはっは! 

 

※※※ 前半の文章はパクリです。


バス旅気分で渓流釣り

2011-05-11 13:14:27 | 渓流釣り 山歩き

今日は路線バスに乗って、初めての小渓流へと目指します。

待ち合わせ時間まで駅横の立ち食いそばで腹ごしらえです。 ネギ抜きと注文したのに、「お待ち~!」 と出された竹輪天そばには残念ながらどっさりとネギがのっけられておりました。 細かいことですが僕は通勤で駅は利用しません。 普段は立ち食いそば屋に入る機会があまりないのです。 なので今日のようなチャンスは無駄には出来ません。 まずは券売機を睨みつけ “ えっとゴボ天そばは・・・ありゃありませんね、ならば天玉そばにしようかな、きつねそばにしようかな、それともとろろ冷やしそばも良い季節ですし、青海苔風味の竹輪天そばもそそられますぞ、いや待て、小カレーライスやお稲荷さんの付いたセットメニューも捨てがたいな・・・ ” それぞれのボタンの上で迷い指を繰り返しやっと発券された食券を忙しそうに作業するおじちゃんに、「おそばでお願いします、あとネギ抜きで!」 と注文を通します。 それなのに、ああそれなのにネギ抜きの注文が守られたためしがありません。 五十路過ぎの男子が “ネギ抜きで!” と注文するその勇気がどれほどまでにでっかいかを理解して欲しいのです。 まあ僕は心の広い男なので文句は言いません。 盛られたネギ山は出来るだけ崩さぬように端っこに寄せて食べるのですが、ネギとそばはどうにも相性が良く複雑に絡み合ってしまった数本のそばはもう諦めるしかありません。 まるで薮の濃い渓流で木枝に仕掛けを絡ませちゃったソレととても似ているのです。 子供がわがままに食べ散らかしちゃったようなカッコワルイ状態で残された器の中身は出来る限り他人には見せたくないのに、それなのに、ああそれなのに、食器下げコーナーはいつだって目立つ場所にありやがる ・・・・・・ まあ、どうでもいい話なんですがね、ふんだ! 

店を出るとワカモッチャンがニヤニヤ顔で立っておりました。 「やっぱり食ってやがりましたね!」 どうにもこの人には僕の行動パターンが見抜かれているようです。 

バスはたくさんの登山客で賑わっておりました。 いつもなら車で通る道もバスだと不思議に初々しく感じるものです。 登山家の岩崎元郎さんが同じバスに乗っておりました。

終点より数個前のバス停で下車。 少し歩くと、やがて支流沿いの集落が現れます。 

「むむ、ちょっと匂いますね!」 ・・・ のどかな風景には香ばしい悪臭だって似合うのです。 

「アブラッパヤかな?」 「もっとでかいべ、ウグイじゃねえか?」 ・・・ 里川の流れをのぞきながら歩くのも楽しいものです。 

 

  

  

  

 

民家の切れたあたりから入渓。 いつものようにブルーシートを広げさっそくビール、ブラックニッカ、日本酒をひっかけます。 この気軽な気分がないと、どうにも僕は釣りに来た気がしないのです。

10時過ぎ、やっと釣りを開始します。 すぐにワカモッチャンがちっちゃいのを釣り上げました。 「アブラッパヤだべ?」 「いや、チビメだよ。 いるんだな、この川にも、ぎゃははは!」 

まだ5月初旬だというのにすでに初夏の陽気です。 ブヨにたかられ、汗だらけで薮を漕ぎ、顔にも竿にも仕掛けにもクモの巣がへばりつき、スズメバチまで飛んでいます。 それでも、それでもやはり渓流はいいものです。 無駄だとわかってはいるのに小さなポイントにも必死で毛ばりを投げ入れようとする ・・・ 最近忘れていた一生懸命を今思い出させてくれたような気がしました。

ワカモッチャンが良いサイズを釣り上げました。 「いるんだな、この川にも、ぎゃははは!」 

これを境に本気モードになるも、釣れぬ時には釣れぬものです。 釣れる時にも釣れぬのが僕らしさではありますが、それでも、いつかはぎゃはははと声高らかに笑える時がきっと来るのだと 竿を振り続けます。 ふり返るとすでにワカモッチャンは竿をたたんでおります。 “ ははぁ、優しい笑顔をこぼしてやがるけど、実はすでに呑みたがっていやがるのだな!だから早く僕に一匹を釣らせて釣りを終わりにしたいのだ。 しかし本当に釣り欲のない人だ ” 

堰堤の多い小渓流で、その都度林道に上がって堰堤上から入渓を繰り返します。 釣り上がるにつれ素晴らしい渓相になってきます。 ボサも薄れ良いポイントも増えてきます。 蚊の屁みたいな22番の小さな毛ばりに反応がありました。 クイッと手首だけで合わせただけなのにその魚はすっぽ抜けて宙に舞います。 チビメ君でしたが、これをワカモッチャンに見せると即釣り終了となってしまうのでチビメ君はすぐさま流れに戻し、「アブラッパヤが釣れたぞ~」 とあたかも魚を持っているように茶色の枯れ葉を握って遠くのワカモッチャンに見せました。 

やっと6寸程度のヤマメが釣れました。 サビの残った決して美しい魚体とは言えませんが、それでも嬉しい一匹でした。

 

もう少しだけ釣りがしたいと思いました。 大好きな世附の渓相とは違うけど、新緑に囲まれたこの季節の渓流をもう少し感じていたいと思いました。 久しぶりに釣り師に戻れたような、そんなこそばゆくも清々しい錯覚をもう少し味わっていたい ・・・ そんな小さな渓流でありました。 

 

 

 

だらしなくデポされたザックは誰にも悪戯されることなく僕達の帰りを待っていてくれました。 まずはビールをグビグビ! ウマイ!ビールはウマイ!ウマイはビール! ワカモッチャンの激辛辛らーめんとジンギスカンの渓食は最高でした。 「来年はコゴミの季節にも来るべ」 「解禁はこの沢でもいいな」 「K田博士は今日も仕事だってよ」 「バッカだな、仕事なんかやめちめ~ばいいのによ、ぎゃははは」 「んだな、後でイタズラ電話すんべえぞ、ぎゃははは」 「帰りはバスだしベロンベロンまで呑むしかねえべさ」 と、その前に飲む酒が無くなりました。 帰りのバスで、「酔っ払ってバスに揺られると気持ちが悪いです」 とワカモッチャンがぼやいた原因は、おそらくなめらかプリンと日本酒の食い合わせが悪かったのだと密かに思いました。 ちょうど世附で知り合えたペコちゃんの家の前を通過した時のことでした。 

おしまい。

 

  

 

業務連絡 : K田博士君、次回は向ケ丘遊園駅近くの『伊勢屋』の超高級手作りコンビーフが食べたい。 よろしくねっと。。 

   

   

 


ドコ行くべ?

2011-03-07 12:31:42 | 渓流釣り 山歩き

 

2011年 渓流釣り解禁しました。

それなのに、ああそれなのに、気持ちが西丹沢に向きません。

「久しぶりにあの川に行ってみんべか?」 

土曜にK田と話してから、去年のまんまに放置された釣り道具をやっと引っ張り出しました。

 

午前5時45分に到着。 暗闇の中、風景はまだ何も見えません。

早速釣りの準備・・・の前に車内で軽く一杯。 

アテはK田が○×のついでに野毛の肉屋で仕込んでくれた馬鹿ウマ馬肉と、お客様からいただいたクサヤ。

真空パックの封を破ると、とっても香ばしい臭気が車内に充満。

たまらず車外へ逃げ、初釣り前の儀式を続けます。

やがて東の空が朝焼けに染まると、周囲の景観が見えてきました。

「何年ぶりだべ?」 「懐かしいから、もちっと呑んじゃうべ!」

 

 

釣りを始めたのは八時半をでっかくまわった頃でした。

流れに降ります。

でかい岩が無造作に配置された渓相、

青緑の水をたたえる淵の色、

ひろい青空、

あのころのままの伊豆O川です。

やっと解禁モードのスイッチが入った気分でした。

  

  

気温が上がるにつれ、少しずつ反応が良くなりました。

バシャッ、ウリャ~ッ、

竿にのっかる重たさはいつ味わっても嬉しいものです。

K田はバカデカイ奇妙な毛ばりを使っています。

“てめえは毛ばり巻くのがヘタッピだな” 

そう冷やかしてあげようと思ったら ・・・ 

僕があげた毛ばりだそうです。

  

 

大きな堰堤下で脱渓。

久しぶりにあの食堂で蕎麦でも食おうと駅前まで行ってみましたが、

久しぶりすぎてあの食堂は閉店されておりました。

銘菓 “さざえ最中” の清月堂さんは営業されておりました。

店主が、「この辺はさびれたよ。大きな会社の保養所も、個人の別荘も無くなってしまった」と、

残念そうに話してくれました。

僕も残念でしたが、せっかくなのでやぶ椿の看板に顔を入れて遊びました。

カンカンカンカンと踏切の遮断機が降りると、下田行の黒い電車が駅に到着しました。

「今度は電車で来るべ」 「酒、もっと呑めるしね」

そんなことを話しながら、帰路につきます。

  

 

途中、伊豆多賀ののぐち食堂さんでラーメン大盛りを食べました。

アマゴが釣れたこと、伊豆O川が過去の川なんかではなかったことの喜びよりも、

好みの大衆食堂を見つけられたことのほうがでっかい収穫でありました。

 

最後の写真は、ヘンテコな雲があったので撮ってみただけです。

 

さて、次はドコ行くべ?