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新 ・ 渓 飲 渓 食 時 々 釣 り

魚止滝のずっと手前で竿をほっぽり
ザックの中身をガサガサまさぐる男の日記

乗り鉄ひとり旅も楽しんでいます

寄・M沢

2013-04-14 13:56:47 | 渓流釣り 山歩き

 

明日の日曜は気温も上がり最高のコンデションになるであろうと、目覚ましを2時にセットするも・・・起きたら7時をまわっていた。 じぇじぇじぇ~(‘jjj’); 風も強く、世附へ行く気力はすでに萎え、ならば竹♂とM沢あたりをブラつこうと8時に家を出発。

鮮やかな緑色のシダがあちらこちらで目にとまる。僕は山菜に明るくはないがコゴミだけはわかる。一株のうち半分は残してもけっこうな量を採取することができた。

 

せっかく来たのだからもう少し竹♂を遊ばせてあげようとリードを妻に託し、せっかく来たのだから1時間だけ遊ばせてと渓に降りる僕の手にはちゃっかりとテンカラ竿が握られていた。

すぐ下流には集落があり入渓もしやすい小渓なので、すでに釣りきられているか、残ったヤマメもスレているのではとテンカラ仕掛けでは考えられぬハリス0,3号作戦に出ると、これがビンゴで面白いように反応があった。スニーカーでのいい加減な釣りではあったがM沢で初めての入れ食いを経験することが出来た僕は・・・こっそりと車に戻り妻の顔色を窺がうのであった。

  

帰り道、知り合いの家に人の気配を感じ停車。O氏は世附で知り合った方でこの家のペコちゃんは竹♂と仲良しになってくれた初めてのワンちゃんだ。随分と久しぶりだったがペコちゃんも元気そうで僕も妻も嬉しかった。竹♂は・・・微妙に覚えてはいるような、いないような、でも、嬉しかったことには違いないと思う。Oさん、突然お邪魔してしまいすみませんでした。 ペコちゃん、いつまでも元気でいてね。

しかし、ペコちゃんと竹♂、似てるでしょ(^-^)

 

 

妻の実家に帰り甘夏をもぎに行く。帰ると久しぶりに野良猫のみーちゃんが気持ちよさそうに日向ぼっこをしていた。 

甘夏は汁を絞りホタテステーキのソースに使うと柑橘系の酸味が爽やかで美味しいのだ。

 

コゴミを料理する。軽く湯がくとすぐに鮮やかな緑に変わる。冷水に浸し黒ゴマ和え、味噌マヨ白ゴマ和え、バター炒め、ポン酢とおかかのお浸し、そして天ぷらと家族4人で楽しんだら・・・あっという間になくなってしまった。

   

来年のこの時期も、こんな遊びが出来たらいいねと竹♂を撫でながら妻が言った。

 

おしまい。。。

 

※携帯電話の画像より

 


一眼カメラぶらさげて

2013-03-17 16:10:04 | 渓流釣り 山歩き

 

散歩気分でのんびりと大又林道を歩く

ポッカポカ陽気になると予報では言っていたが、まだまだカイロは離せない

今日は一眼カメラを首にぶら下げてきたので、いつもとは違う視線で被写体を探してみよう

たまにはすべてをマニュアルで撮影してみるのだ

 

  

コゴミが群生していた栗ノ木堰堤上、いつまた崩れ落ちるともわからぬままのガレた危険な斜面・・・

残された台風の傷跡に、どうしても目がいってしまう

 

  

春を探そう

白い小さな花、一輪咲きのスミレ、困った顔の集まりはミツマタの花

 

 

朝陽を透かした小さな朝露の光の芽吹き、下手くそなバリカンに刈られた野草は鹿の仕業だ

 

  

 鳥の産毛もそよがぬほどの無風は、ダム湖の水面を鏡に変える

河原で仲良く寝ている杉の木は、きっと夫婦か恋人だ

 

ザックを置いたのは、愛犬との思い出が詰まった世附で一番好きな場所

 

今日はブルーシートは広げない

腰を下ろすと川砂を右手ですくいあげる

この川砂には、耳かき一杯ほどの愛犬の粒子が混ざっている

 

  

図書館でこんな本を借りたら無性に食いたくなったシウマイ弁当

僕はこのシウマイ弁当にただならぬこだわりを持っている。まずはシウマイに箸を刺し醤油二滴を垂らし均等にカラシを絞る。余った醤油は鶏カラと蒲鉾、俵型に抜かれた飯に垂らすと容器はちょうどカラになる。必ずおかずを左、飯を右に構え、最初に箸をのばすのは筍煮と決めている。醤油味の濃いブリで飯をひと口食らうとやっと一つ目のシウマイに手を付ける。タマゴ焼と蒲鉾を半分食らい、二つ目のシウマイ。鶏カラはひと口でやっつけ、飯を食らい、三つ目のシウマイ。そして筍煮にもどり、ここでビールの登場だ。あとは残りの飯のバランスを考えながらおかずをつまみ、紅ショウガと昆布佃煮、四つ目のシウマイ、飯、小梅、五つ目のシウマイ、そして最後の〆に選ぶのが杏である。

この場所で、贅沢過ぎる朝酒朝飯をのんびりと楽しむ

時刻は9時、一時間ほど寝っ転がったら釣りをしよう

気温が上がり、ポッカポカの陽射に包まれて・・・

起きたら、11時を過ぎていた

  

  

 すぐに小さなヤマメが釣れた

ポンポンと、またまた釣れた

活性はすこぶる高い

でも、大きなヤマメは遊んでくれない

実はバラシのほうが多かった

 

ガードレールのポイントでは、よくイワナが釣れたことを覚えている

そして、今日もイワナが釣れた

一気に抜こうと思ったけど、なかなか手ごわくて慎重に寄せる

久しぶりに嬉しいサイズだった

でも、この渓流ではヤマメが釣りたい

 

  

ツーツーピーとシジュウカラが枝から枝へ忙しそうに躍動し

水面に顔を出した石の上ではミソサザイがツンツンと尻尾を上下させながら餌を狙う

清い流れに醸される優しい水の模様と

すぐ足もとには緩い流れに遊ぶメダカの群れ

こんな風景をながめながら、脱渓まえにもう一本ビールを飲んだ

優しい時間だった 

 

 茶目、こっちにはもう、春がきているよ

 


2013 解禁

2013-03-03 14:36:11 | 渓流釣り 山歩き

 

早起きが辛い。ザックも重たい。本当は歩きたくない。

それでも釣り師もどきは渓を目指す。

だって、解禁しちゃったんだから、しょーがねえべさ。

 

  

千鳥橋のちょびっと上から入渓するや、まずは儀式だ。

冷え込む朝でもビールはうまい。燗酒はもっとうまい。

このまま竿を振らなければボウズとは言わないのだろうが、そうはいかない。

だって、解禁しちまったんだから、しょーがねえべさ。

 

 

アタリもなければ魚影も見えない釣りはおもしろくもない。

堰堤下でwaAさんが掛けやがった。

ひとりボウズはもっとおもしろくない。

こうなりゃ、ばっちい手段を使ってでも、なんとか初物を拝まねば・・・

で、

小さなヤマメが釣れた。

解禁しちまったんだから、ホッとはしたいべさ。

 

  

今日は珍しく料理っぽいモノを作った。

①ベーコンブロック、チンゲンサイ、ジャガイモをオリーブオイルで適当に炒めるべ

②塩コショウした生ガキに小麦粉をまぶし焼き色が付くまでバターでソテーするべ

③食材を合わせ牛乳で煮込み、粉チーズとコンソメで味を調え出来上がりだべさ

名付けて、なんちゃってカキチャウチャウダー!

うむ、なかなかウマい!

今年はT崎先輩にならって 『なんちゃってメニューシリーズ』 で頑張るべ。

でも、

次回はきっと・・・チキンラーメンだな。

 

帰り道で野生動物を見た。

思わず、ラスカル!と呼びたかったが、

よく見るとハクビシンだった。

 

おしめ 

 


世附の番人を偲ぶ

2012-12-04 12:20:13 | 渓流釣り 山歩き

ゲート手前の商店から漏れる明りの中には、石油ストーブを囲って談話する常連の釣り客と店主の姿.

ガラス戸を引くとどの沢に入るかを聞かれ、僕は「千鳥橋あたりから・・・」と緊張しながらこたえたあれは、初めて沢割りから参加した日のことです。

大きな山女魚を釣り上げた日、いつもの「釣れたか?」の声に引き込まれるように自ら勇んで商店の中へ入ると、少しだけ自分も世附の釣り師になれたような、そんな気がしたものです。

 

世附を想うとき、誰しも浮かべるひとつの風景・・・浅瀬橋を渡り見えてくる世附の入口、湯山商店の風景

世附を想うとき、誰しも浮かべるひとつの顔・・・世附の番人、湯山のおやじさんの顔

そのおやじさんが、逝ってしまいました。

 

「大又出合いの淵はよ、都会の子供達が泳ぎに来るのを毎年楽しみにしてんだ」・・・武骨なおやじさんの、緩んだその優しい顔を今でも思い出します。

春になったら、晩年はとめられていたお酒をおやじさんのいらした場所に世附で知り合えた仲間と、そっと供えたいと思っています。

あちらの世界でも、いつものあの椅子に座っておられることでしょう。

 

湯山のおやじさんと長く深くお付き合いしてきた方々にとりまして、僕などがブログに書くことなどはなはだ出しゃばりだとは十分過ぎるほど承知しておりますが、ひとりでも多くの方が湯山のおやじさんを偲んでいただきたいと、そう願ってなりません。 

湯山のおやじさんと皆さんの思い出話など、ひと言でも残していただければ幸いです。

 

  

追記

FKさん曰く、「おやじさんは三途の川でも番人やってるから、向こうに行った人はちゃんと挨拶して肩揉みをするように」・・・とのことです。 

 


玄倉林道 秋の花

2012-11-10 14:56:05 | 渓流釣り 山歩き

 

今年も訪れた玄倉林道

川原に鎮座する大岩、ダム湖の青い水、少しだけ紅葉した木の葉

そして、秋の草花たち

変わらぬままの山の風景は、紅葉前の静かな秋の季節が良い

   

 今年も出会えた大文字草、竜胆、イワシャジンの花

初めて三脚を構えマニュアルでの撮影をしてみたが

微風と戯れる花たちにからかわれてしまった

その時間こそが楽しいのだ

少しぐらいピンボケた写真のほうが味わいも趣きも深い

なんて、実のところ言い訳ではある

まあ、機種相応、腕前相応、人柄相応、年齢相応・・・

そうおう、そうおう

縦も横も気にせずに、自分相応の仕事や趣味を続けられたなら

少しぐらいのピンボケ人生、良いんじゃないでしょうかね

   

   

 ユーシンロッジから15分ほど手前の川原で腰を落ち着かせた

T先先輩と初めてお会いした懐かしい場所だ

まずは喉を潤す

気温の上がらない日でも、ビールだけはキンキンに冷えているほうがうまい

アテは山葵とシコイワシの自家製アンチョビ入りカルピスバターディップと

やはり自家製のイチゴジャム

これをクラッカーに塗ってお口にポイッ

ううむ、うまい

 

先日、衝動買いしたエスビット585は今日がデビュー戦だ

いくぶんは風にも強く軽量コンパクトな設計になっている

シェラカップとの相性も良い

500mlは20分ほどで沸騰し、メスティンで即席麺もストレスなく作れた

ううむ、やはり山飯は良い

   

 しししまった、竹の昼飯を忘れた

即席麺とカニパンで許しておくれ

 

この玄倉林道は、茶目が13歳になっても一緒に歩いた場所だ

次の春に旅立った茶目

その年の冬に我が家に来た竹♂

竹♂の玄倉散歩は、今年で7回目を迎えた

 


K田劇場2 in 大又沢編

2012-10-14 10:05:52 | 渓流釣り 山歩き

 

妻が縫ってくれたサブザックは、重いリュックをデポして釣りをする際に便利なものです。柄も可愛いので最近では旅行にも重宝しています。

前回の題目『K田劇場』の閲覧数はそりゃものすごいものでした。ブログを見てくださる方からも、「K田博士のいぢめに負けないでください」など励ましの言葉をいただき、これはとても面白いことなのでK田博士には申し訳ありませんがブログ内では“より酷い人”を演じてもらうことにします。

さて、禁漁間際のレポをアップさせていただきます。

今年最後の渓流釣りぐらいは早起きして目当ての沢へ入りたかったのに、「てめえ、んな早く起きれるワケねえべ、7時だ7時!」・・・ということで残ったセギノ沢での釣行となりました。大又ダムまでは林道の整備もすすみ快適に歩けますがダム上はまだ大きな石やガレた場所も残っています。

地蔵平から入渓し、今年最後の朝の儀式です。数年ぶりの世附にK田は嬉しそうに真澄カップ酒をカプカプ呑むとすでに目ん玉が小さくなりやがっておられます。「そんなに呑んで大丈夫?これから釣りをするんだよ」「うっせーな、殴るぞテメエ!」「ひ、ひぃ・・・ところで前回のテクノカットはやめちゃったの?」「おおよ、ありゃあもう時代遅れだから、今度はマルガリーマンカットだぜ!」「ふーん・・・に、似合っているよ」「まあな、へっへっへ」

「あ、ヤマガラが近くの枝にとまったよ」「ヤマガラ?どこだよ?」「ほら、あそこの木」 指差した方角さえも目で追うことのできないK田はすでにポンコツ状態でした。

 

それでも釣りは真面目にしました。シーズン最後、魚の反応はさすがにきびしく、それでもK田に8寸と僕に7寸の山女魚が遊びに来てくれました。今年最後の〆はマイサイズでした。こんな釣りが来年もしたいなと思いました。 

  

  

堰堤で脱渓し昼メシを食いました。「け、テメエまた赤ウインナーかよ」「君だってジンギスカンばっかじゃないか」「うっせーな、殴るそテメエ!」「ひ、ひぃ・・・」「おい、酒がたりねーぞ」「だって、朝に君がたくさん呑んじゃったじゃないか」「うっせーな、買ってこい」「ひ、ひぃ・・・」「それと、赤ウインナーはタコさんウインナーにしてね♪」「・・・・・・」

 今年最後の手抜き渓流レポでした。 

 


青春18きっぷ・・・K田劇場 in 川上村編

2012-09-12 13:46:18 | 渓流釣り 山歩き

 

早朝の八王子駅、電車待ちのK田博士と僕。 K「おい、酒とツマミ買ってこい」 僕「え~、朝の一便に行きたいんだけど。それにまだ売店開いてないし・・・」 K「テメエの〇ンコなんざぁどおでもいいんだよ。開いてなきゃ無理にこじ開けてでも買ってこい」 僕「ひ、ひぃ~」

この駅を始発とする松本行普通列車は朝の一本だけです。4人掛けボックス席を確保するとさっそくK田博士が酒を手にします。 僕「せっかくの電車旅なんだから、もっと景色が良くなってからにしようよ」 K「んだと?、俺は今呑みてえんだよ」 僕「ひ、ひぃ~」 K「ったく、しけたツマミだな。酒もこれじゃ足りねえぜ」とK田博士は一気にチュウハイを呑みほし僕のカップ酒まで横取りしてしまいました。

「わっはっは、たまにゃ電車も悪くねえぜ」と上機嫌のK田博士でしたが、朝酒にすっかりと酔っ払ってしまい小淵沢の駅蕎麦ではせっかくの美味しい鶏からあげそばをゲゲゲェ~ッと吐き出すは、美人の売店員には「ねえちゃん、旦那に知られたくなかったら俺の言う通りにしたほうが身のためだぜ」と脅すは、まったくもって非道な男です。

  

K「酒がたりねえんだよ、テメエもっと買ってきやがれ」 僕「呑み過ぎだよ、もうやめたほうがいいよ」 K「んだと?暴れるぞテメエ」 僕「ひ、ひぃ~」 結局はにごり酒、ワイン、カップ酒、ビールを買わされJR小海線に乗り換えます。酒を手に入れたK田博士はまたもやの一気飲みで崩壊寸前。この小海線は高原列車として人気の高い路線なのに、それなのに、ああそれなのに、素晴らしい風景には目もくれずにブツブツつぶやいています。たまに目が合うとそれは恐ろしい眼つきで、「なに見てやがんだよ?殴るぞテメエ!」 僕「ひ、ひぃ~」

   

 信濃川上駅で下車。なんとも風情のある山間の田舎の駅舎です。駅前から村営バスに乗り換えると千曲川沿いにレタス畑がひろがっておりました。なんてのどかな風景なのでしょう。きっとK田博士も気に入ってるはずと思いきや・・・相変わらず殺人的な視線を僕に向けておられるのでした。 ひ、ひぃ~!

  

30分ほどで目的の停留所に到着。コンビニでまたまた酒を追加し日釣り券を購入するとさっそく川沿いで釣りの身支度。さすがのK田博士もご満悦の様子です。K「俺はこの千曲減流域が一番好きな釣り場なんだ。まさか電車とバス乗り継いで日帰りできるなんて思ってもいなかったぜ」 冷えたビールを飲みながら千曲の風景にほころんだK田博士のお顔がどこか変です。僕「あれ?モミアゲないよ?」 K「おおよ、流行りのテクノカットだぜ」 僕「アゴも長いけど?」 K「俺のアゴはジャックナイフだぜ」・・・意味不明のK田博士です。

こんなに酔っても釣り師は釣り師、一旦竿を振りはじめると神経すべては川の中。積極果敢に深場に突入しポイントを狙っています・・・と思ったら、根掛かりした毛ばりを回収する際に、ただ沈しただけでした。 K「冷たいよぉ、パンツまでグッショリだよぉ、着替え持ってきてないし、帰りどうするんだよぉ、スマートフォンも水浸しで起動しないよぉ、これ高かったんだよぉ、うぇ~んえんえん」 K田博士はチ〇を冷やすと途端に気弱なイイヒトに戻ってしまうのです。

  

支流の川石の色は黒茶けてあまり良い渓相ではありません。堰堤から脱渓し上流へ移動。バックウォーターから再度入渓すると、やっと千曲減流っぽい渓相に出会うことが出来ました。一番食いの立たない昼の時間ですからさほどの釣果はありませんでしたが、それでも7寸クラスのイワナとそこそこ遊ぶことが出来ました。ただ、ビレビレでしたが・・・ 

上流には公共の宿泊施設があり安価でロッジ利用もできるそうです。来季は一泊で焚き火なとしながらまったりしに来たいと思います。どなたか一緒しませんこと?

  

4時間ほどで脱渓。K田博士がNyo-の最中、多摩ナンバーの車に見られちゃったので、「テメエ、我が聖水で洗車したろかコノ!」とチンカラ竿を振りまわしておられました。

千曲川源流の里『川上村』は高原野菜の他に川上犬も有名です。川上犬とは秩父山麓の山犬が猟師によって飼い慣らされたとの言い伝えがあり、その野性的要素の残る魅力あふれる和犬です。戦時中には軍の撲殺令等により絶滅の危機にひんした時期がありましたが、村人の努力により絶滅はまのがれたそうです。現在では3百数十頭まで生息数をのばし、村内の川上犬の中でも容姿や血統の優れた犬は長野県天然記念物に指定されその血筋を継承すべく川上犬保存会により守られるようになりました(川上村HPによる) ニホンオオカミの子孫との一説もあるようです。僕はこの川上犬に惚れ込んでいます。が、この川上村で見る川上犬だからこそ凛々しくもカッコイイ川上犬であるように思います。川上犬は“我が家の可愛いわんちゃん”ではいけないのです。飼い主以外には決して懐かずどんどん吠えるどんどん噛みつく日本犬の中の日本犬であって欲しいのです。

  

16時10分発村営バスで帰路につきました。小海線、中央本線ともに乗り継ぎがよくJR町田駅には21時前に到着。K田劇場〆の店は、やはりこの焼き肉店しかないでしょうね!  

禁漁まであと少しです。そろそろ気持ちを世附に向けましょうかね。

 

※ 本文と添付写真の一部には嘘が含まれております

 

 


ちんちん釣り

2012-06-21 10:30:24 | 渓流釣り 山歩き

 

 6月9日(日)はガリガリ君と1日遊んでたぞ。

朝、親戚のおじさんの蜂蜜搾りを見学したぞ。

ハチがぶんぶん飛んでいたぞ。

蜜ろうをしゃぶらせてもらったら、ほっぺが落ちそうなぐらいに甘かったぞ。

やっぱみかんの花の蜂蜜に限るぞ。

   

早川へ移動したぞ。

この季節は、浮き下に三本の毛ばりが付いたちんちん釣りの仕掛けで稚鮎が釣れるそうだぞ。

やってみると確かに面白いぞ。

でも川藻に引っ掛かって浮きが沈んだのか、アタリなのか、なかなか判断が難しいぞ。

ポイントを移動したくても、ズックにジーパン姿の僕はずっと1ヶ所で粘るしかなかったぞ。

ガリガリ君にサンダル借りたけど、川石はヌルヌルで滑って怖いんだぞ。

やっぱどんな釣りでも甘くみちゃ、いけないぞ。

 

腹が減ったので川沿いの味よし食堂に入ったぞ。

ラーメン・チャーハンセットを注文したかったけど、

チャーハンには玉葱が入ってるそうなので、

カレーは玉葱トロトロに煮込んでるか聞いてからラーメン・カレーセットにしたぞ。

ここのラーメンは期待以上にウマかったぞ。

でも、やっぱりチャーハンに玉葱を入れるのには納得いかないぞ。

 

堰堤下に移動したら、いきなり入れ食いになったぞ。

仕掛けを垂らすたびに、浮きがクン、クククンッと沈むんだぞ。

笑いが止まらなかったぞ。

わっはっはだぞ。

堰堤を飛び越えようと稚鮎が懸命にぴょんぴょん跳ねてたぞ。

 

友釣りのガリガリ君が、“川藻がじゃまで釣りにならない” と上流へ移動したぞ。

ちょうど釣り具屋の店主が釣り場を案内してくれたぞ。

びゅんびゅん飛び交うツバメが巣に戻ると、雛がびひゃびひゃ鳴いたぞ。

もう、こんな季節になっちまったんだぞ。

   

 魚はけっこう釣れたぞ。

でも、ガリガリ君がクーラーバックひっくり返しちゃって、たくさん逃げられちゃったそうだぞ。

残った稚鮎はこんだけだったぞ。

でも、楽しい1日だったぞ。

来年のちんちん釣りの季節が、楽しみになったぞ。

 

 

しかし、なしてチャーハンに玉葱入れるんだべ?

 


源流部へ

2012-05-13 11:23:24 | 渓流釣り 山歩き

 

渓流釣りの醍醐味って、なんだべ

でっけー魚を釣ることだべか

たくさん釣ることだべか

うんにゃ、オラはちげーぞ

・・・・・・・ 

想いを込めた毛ばりをよ

狙ったポイントにうち込むべ

でもよ

なかなか魚は食ってくれねーべさ

ねばっても寝っ転がっても

ダメな時はダメなもんさ

したっけ、オラは諦めねえぞ

高度差のあるおっかねー堰堤をまいて

浮き石を踏んぶして転びそうになって

人一倍怖がりなオラだけど

上へ上へと向かうんだ

それでも釣れねー時はよ

いさぎよくボウズを認ちまえばいいべ

季節ごとの山のいろや、足元のちっぽけな花をながめたりしてよ

やっぱり来て良かったって思えればいいべさ

 

渓流釣りはよ、魚が釣れなくたって楽しいもんさ

景色も知らねー釣り師のほうが

オラから言わせりゃ、かっこわるいべさ

  

  

この日も途中まではちょびっとしか釣れなかったけどよ

右から刺す沢に入った途端によ

いきなりの入れ食いよ

竿を振るたびに毛ばりにヤマメが跳び付いちまうんだ

狙ったポイントを外しても

どっからか魚がふっ飛んできて毛ばりをくわえやがるんだ

ワンサカワンサカワンサカワンサカイェ~イェ~イェイェイ~

ってな状態さ

フリャーロッドもいいけどよ

こんな時はテンカラの手返しの良さには敵わねえべさ

ブン、ポトッ、バシャ、テリャ、ズボッ ・・・

ブン、ポトッ、バシャ、ナリャ、ズボッ ・・・

これの繰り返しだぜ

まったくまいっちんぐマチコ先生さ

なかには8寸のヤツも釣れたぞ

 

したっけ、オラは思うべさ

こんなツ抜けの忙しい釣りはオラの釣りじゃねーってな

釣れなさを楽しむぐれーがオラには丁度いいのよ

入れ食いなんかで有頂天になっちまったら

釣り師はおしめーよ

ふ、ふふ、おしめーよ

ひ、ひひ、くひひっ、おしめーよ

でへ、でへへ、でへへへ、おしめーよ

ぎゃは、ぎゃはは、ぎゃーっはっはっは、おしめーよ

だからもう釣りはおしめーにして、メシにしたのよ

 

  

わAさんといつもの渓食よ

軽く塩コショウした鶏のせせりをこんがり焼いてよ

ミョウガ、ショウガ、大葉の千切りと一緒に食らうのよ

オメエ、この旨さはたまんねーぞ

あとよ、最近ハマってんのがこの即席麺よ

つるつるコシのある麺だぜ

チキンと野菜のうまみのきいたすっきりしょうゆ味だぜ

確かな品質をお求めやすくの・・・co-op ラーメンだぜ

 

 

渓流釣りの醍醐味って、なんだべ

でっけー魚を釣ることだべか

たくさん釣ることだべか

うんにゃ、オラはちげーぞ

 

渓流釣りの醍醐味なんてよ

んなことは、体裁つけたどこかのキザな野郎に聞いてくれ

 


GW 不沈君、不発

2012-05-02 14:22:16 | 渓流釣り 山歩き

 バスを降り里川に差し掛かったあたりから急に汗が吹き出し息苦しくなった。ザックを降ろし休憩を入れると楽になるものの、歩きだすと同じことの繰り返し。こりゃヤバイかなと脈をはかってもらうとなななんと150近くもあるでは!「ξξξがξξでξξがξξしξξにξξがかかったにξいない」とK田博士。とりあえずはゆっくり休むとなんとか楽になったのでホッとする。

途中で抜かされた車は釣り師だった。僕達が入ろうとしていた場所に駐車し支度をしていたのでさらに上流の堰堤から入ることにした。なんだか悔しかったので “ボウズ食らえコンニャロメ!” と小声で言ってやったら、しっぺ返しを食らってしまった・・・おっと、この日の釣果を先に話してしまった。そう、僕らは揃ってボウズを食らったのだ。しかもパーフェクトな丸ボウズだ。参ったか、ひゃっひゃっひゃっ!

実は新しいフライを久しぶりに巻いてみたのだ。最近どうにも視力の衰えが激しく沈んだフライが扱い難くてしょうがないので、そこで板状の発砲スチロールをウイング代りに使い絶対に沈まぬフライにしたのだ。名付けて『不沈君1号』 しかし一度の反応すらも無かったので、魚がいないのか?それとも不沈君では釣れないのか?いずれにせよいつかは水底へと引きずり込まれる不沈君を見たいものだ。

入渓地点の駐車スペースにイヤなものを見つける。茶色くしみたテイッシュの下にはこんもりとした汚物が隠されていると思われ、しかしとてその真相をわざわざと確認するほどまでの興味もなく、勇気もなく、ましてや意味もなく、ただ踏まぬように注意しながらスルーしようとしたその時、ひとりの年配男性が裸体のまま川から上がってきた。その手には何故か下着が握られしかもそれはテイッシュと同色に汚れていたことから察するに、これは間違いなくこの年配男性はお漏らしあそばせたその後の処理を渓流の水で洗う作業をなさったのであるなと推測できた。「危ないところでした、下流で釣りしてたらきっとウ〇コ流れてきましたね」とK田博士がほくそ笑む。「はい、ウ〇コに触れたヤマメなんかばっちくて釣りたくありませんからね」と僕。 「さっきの釣り師、気持ちよさそうに顔なんか洗ってたりして」とK田博士。「まさか、ゴクゴクと・・・」と僕。釣り場を先取りされた僕達は人の不幸を想像しながら楽しむのだ。そんな話をしているとその年配男性がすげー険悪な顔で僕らを睨みつけるものだからK田博士が、「気分悪いジジイだな」と憤慨するも、この男が本気で怒ることの方が怖いので、「ウン〇タレだから、まさにクソジジイですね、ささ、相手にせず行きましょう」と場をやわらげ渓を目指すのであった。

K田博士は少し前まで入院していた。原因不明の病だそうで首が腫れ高熱が続いたそうだ。ちょうど職場では新人が入ったばかりの多忙な時期に一週間も病欠したものだから弱気になっている。「今回はさすがにまずかったよ。しばらくは不摂生せずに体調を管理しようと思っている」とか言っちゃいやがるが、いつもの儀式はしっかりと行う。缶ビールをあっという間に呑み干し冷や酒を注げば注ぐだけ素直にカポカポとあおる。この男には反省という文字は、無い。

   

 

 で、釣りは先に言った通りの丸ボウズ。魚影もなければ反応もない。初めは岩陰に身を隠した姿勢で丁寧にポイントを探るK田博士であったが、さすがに飽きたようで最後の方は、“どうせ釣れるわけ無いけど一応打ちこんでみるか”的ないい加減な釣りをしていた。それでも渓は気持ちよいようで、「電車とバスで来て、こんな身近に素晴らしい渓相があるのだね、はっはっは、」と笑いながら立ち〇ッコを決めていた。

さて、昼飯だ。T先先輩の“なんちゃってチャーハン”のレポを見てから、たまにはこちらもマシな渓食をせねばと今日はザックを膨らませてきた。 まずは手軽なアテにとコンビニポテサラとアンチョビをのせたソーダクラッカー。これはなかなかイケるぞ。因みにセベンイレベンのポテサラは玉葱が混入されているのでローソンのものを選ぶのが好し。 よく歩いた後は塩味のきいたワンタンスープがうまい。 僕のメインはフレンチトースト。昨夜から卵、牛乳、砂糖を目一杯染み込ませたフランスパンをバターで焼く。表面はこんがり、中はトロトロのプリン状態。これに妻の実家で収穫する純度100%蜜柑ハチミツをたくさん垂らしてかぶりつくとお口の中はもう甘々ドロドロのメルヘンチックなお花畑。 渓食での肉類は必須だ。ベーコンブロックと赤ウインナーの競演にはなんとも華がある。「マヨたっぷりの赤ウインナーが嫌いな人がいるなんて信じられませんな!」とK田がフンッと東京の端っこ方面に向け鼻息を発射した。 K田の定番あんかけ焼きそばもうまい。 オイルサーディン缶も引き出しのひとつだ。鷹の爪、ニンニクパウダー、レモン汁、醤油、刻んだアンチョビ、そして大量の黒コショウを入れると辛さと塩味のアクセントがでる。ちびちび酒をやるには良いアテなのだ。 このだらしなく散らかった“会場”はまさに心休まる安堵の地だ。アリさんもおこぼれにあずかっていた。「やっぱ渓食はいいですな」といつになくご機嫌のK田博士であった。

来る時に見つけておいたワラビを摘んで帰るはずだった。あの時僕は、「誰かにとられちゃわないか?」とK田博士に言ったのに、それなのに、ああそれなのに、「車で通過する人には見付けられないでしょ」と帰りに採取することを提案しやがったのだ。案の定、あんなにたくさんあったワラビは・・・3本しか残っていなかった。K田博士の小さな目ん玉を信じた僕がバカであった。コゴミはすっかりと伸びきっていた。

  

 

 

  

 

ボウズの日の帰り道はK田博士で遊ぶに限る。「おい、なんかオモシロイ話しをしろ」「んー、ありませんな」 「じゃあ、あそこに鐘があるから鳴らしてみろ」「へい!」 「あれ?この鐘は花嫁しか鳴らしちゃいけないみたいだぞ」「はーなーよめはー夜汽車ーに乗って」「歌うなバカ」「へい!」 「こら、握った棒を輪っかに何度も出し入れしちゃダメだろ」「エヘヘヘェ~」 「ストレスたまっているね?」「エヘヘヘェ~」 「おい、あの看板の絵はなぜにリス君なのだ?」「エヘヘヘェ~、それはク・・・」 「その先は言わなくていいぞ」「へい!」

バス停での待ち時間もK田博士で遊ぶに限る。「おい、手旗もって小学生の真似しろ」「へい!」 「おい、道の真ん中まで歩いてみろ」「へい!」 「おい、来た車とめてみろ」「むむう、」 「おい、そのままバスに乗れ」「む、むむう、」 K田博士の目ん玉は・・・やっぱり小さくなっていた。

 

おしまい。。