死して屍拾うものなし

日々の記録。

江戸川乱歩 朗読会

2009-11-04 13:54:52 | 美術・芸術・芝居とか
やー、いきなり寒くなってしまいましたねぇ。
寒さのレベルが2段階位アップしたような。冬の寒さですな…。
そんな寒さがウソの様だった11/1に、「大乱歩展」の関連行事ということで
「D坂の殺人事件」の朗読会があり、再び神奈川近代文学館へ行ってきました。
港の見える丘公園の階段をちょっと上がっただけで、汗ダラダラでした。
あの気温は何だっただろうなぁ…。

今回、朗読は俳優の寺田農さんでした。
寺田さんといえば、森サマと文学座研究所の同期生、加えて岡本喜八監督や
実相寺監督の映画の常連さんだったので、森サマ目当て見る映画では、ほぼ9割の
確率で寺田さんも見ます。しかも、若い頃に寺田さんは正統派で非常にかっこいいw
顔が整ってらっしゃる。(いや森サマがどうのこうの、って訳じゃなくw)
悪役だったり下っぱだったり色々なんですが「…にしてもなんてかっこいいんだろうなぁ」
と度々思っていました。

話がそれた(笑)
そんな寺田さんは実相寺監督が撮った江戸川乱歩の映画にも何本か出演して
いるんで、きっと乱歩のあの感じ(?)を味わえるんだろうなぁと、期待して行った
んですが、期待以上でした。
あの感じと言っても何のことだかサッパリかと思いますが、乱歩を読んだらわかる
あの感じ(だから何?w)ですw

「D坂の殺人事件」は密室殺人事件モノなのですが、今回朗読会では、その密室状態を
間取り図におこしたものと、今じゃあまり聞かない語句の解説プリントが配布されまして
やー、この間取り図を見ながら朗読を聴いたので話の理解度が違う。
今まで読んだ本には間取り図なんかなかったんでw
「おお!こんな風だったのね!これは犯人はどこから入って出て行ったか謎になるわけだ」
と今更ながら(笑)
というか、だいぶ前に読んだので話をすっかり忘れていたというのがホントのとこですが…
語句の解説を読んでいるうちに、あ、○○○○○の○○人が○○○○じゃなかったっけ?
確かアレがこうなって…とぼんやり思い出したのでしたw
ついでに、寺田さんって実相寺監督が撮った映画「D坂の殺人事件」で、○○○○○の
○○○○の役じゃなかったっけか?とも思い出したり。
実際、その通りでした。朗読会後の質疑応答で寺田さんがその話をしてらっしゃいました。
実相寺監督のお話をちょっと聞けたのも嬉しかったな。

にしても、いいお声だったなぁ、寺田さん。
格好もシャツにジャケット(に何気にバッチがついてたw)にジーパンで、しかもそれがお似合いで。
やー、若い頃どころか、今も充分素敵でしたハァ…
質疑応答の時間に、乱歩に関する質問以外にも、寺田さんに関する質問、そしてかなり外れた
質問(仮面ライダーの事でした)が出て、それにも丁寧に答える寺田さんを見ていて
つい、森サマに関する質問をしてみたくなったのはナイショですw
あまりに関係ないんでもちろん聞きませんでしたが。

またこんな朗読会があったら行きたいです。
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