死して屍拾うものなし

日々の記録。

続々 市川雷蔵祭り

2010-01-11 20:19:28 | 映画・TV・ようつべ
眠狂四郎 魔性剣(1965年 監督:安田公義)

ツタヤでレンタルしました。
やっぱり順番通りに見るか~、ということで5作目をレンタルしたつもりが
これ、6作目でした(笑)
小粒ながら面白いお話、という感じかな?派手ではないけど面白かった。
ただ、瑳峨三智子さん演ずる「おりん」という女が狂四郎をつけ狙い、まぁ最後は
狂四郎にホレちゃう(?)ようなニュアンスの小悪魔的な女性として出てくるので
すが、…多分、そういう狙いだったんじゃないかいな?と思うんですけど、でも、
ひたすら憎たらしいだけになっちゃったような。。なーんか中途半端だったな。
冒頭のツカミはOK(笑)お話につるっと引き込まれました。



もう1本

陸軍中野学校(1966年 監督:増村保造)
こちらも雷蔵さんの代表作に入るので、この機会に見てみようかと。
スパイ養成学校の話です。
一応、雷蔵さんが主人公なんですけど、狂四郎の時のように「ザ・主人公」と
目立つことなく、どちらかといえば集団劇で、気がつくと隅っこの方にちょっと
写っているという抑えた感じになっていました。
それがまたシブくていいんだけどw

優秀な成績で帝大(東大)を卒業し、陸軍少尉となった三好次郎(雷蔵さん)。
婚約者の雪子(小川真由美)とちかいうちに結婚…、と明るい将来がすぐそこに!
という幸せな状態だったのですが、スパイになれ、とスカウトされ中野学校で厳し
い訓練を受けることになります。もちろん、家族や友人には知らせずにある日突然
宿舎入りです。
突然、婚約者が消えてしまった雪子は、次郎を探すためにあちこちに手をつくします。
で、うまく騙されイギリス人スパイの手下になってしまったのでした・・
…と、おおはしょりにはしょったあらすじはこんな。

面白かったです。白黒映像なのがまた素敵でした。
ネタバレとなりますが、最後、雷蔵さんがイギリススパイの手下となった雪子に
手をかけ、殺してしまうのですが、殺さずに、自分の方に寝返らせて(簡単に寝返
ると思うんだよなぁ。この映画上での設定だったら)2重スパイにする、などして
生き延びさせるという方法は思い付かなかったのかなぁ、なんて思ったり。
で、次作以降に出てきたら面白かったのに…とか(笑)



雷蔵さん祭りはまだまだ続きます。
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