横川由理のマネー・コンシェルジュ

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やさしいサブプライム

2007年09月19日 19時53分53秒 | Weblog
サブプライムとは、もともと信用力の弱い(お金がない)
個人向けの住宅ローンを借りる人と、
資金を貸しましょうという銀行間の取引のことです。
ここまでは、まぁ、普通の住宅ローンね。

次にわかりやすい例でいえば住宅金融支援機構の
フラット35のように、証券化をしました。

つまり、借りたいという人と、貸したいという人が、
結びついたわけです。

従来は、貸したいという人は銀行ですよ。
証券化によって、貸してあげるということが、
銀行以外の人も立候補できるようになったのです。


本来は、とっても格付けの低い信用力のないものなのに、
そこは高度な金融のノウハウをつぎ込んで、
高格付け(なぜ?)、そして高利回り(これは当然)の金融商品に化けました。

いわゆる仕組債ですね。

高利回り・高格付けの商品は、魅力があります。
世界中の金融機関、機関投資家、年金基金が購入して。
またまた、その仕組債を担保に、もっともっと危険な取引をして…

FXでいえば、レバレッジ100倍とか1000倍という感じかしら。

一度信用が落ちると、そこはバタバタと急降下!
アメリカは、利下げをしました。
これは、すごいことです。