FOUNTAIN of knowledge

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アニメのヒロイン「綾波レイ」の告白?アニメ心理学のわな。

2005-02-06 21:29:43 | アニメ考証
「綾波レイ」に告白を受けた「あなた?」http://www.kcc.zaq.ne.jp/fountain/psycho-rei5.html(以前の記事はここに)

とうとう23話で「綾波レイ」の告白!「戦死」する直前に「これが涙?泣いてるのは私」「これは私の心。碇君と一緒になりたい。。。だめ。」

主人公「碇シンジ」は普通の少年、青年にとって身近な存在。パイロット「碇シンジ」は「かっこよくなく」「決断力もいまいち」で彼は「弱弱しい」。
番組の視聴者が男性なら「嫌いでなくても俺も言い出せなくて」と共感しやすい。
いや、すでに、男性の視聴者の「あなた」は「碇シンジ」に半分感情移入して共感しているんですよ。(女性の閲覧者。ごめんなさい)

管理人も「23話の綾波」にはほれてしまいました。(笑)でも、何か構図が不思議なんですよね。

岡田氏の「オタク学入門」みたいな乗りになりますが、普通「少年が主人公」の物語は「少年の家庭内の状況を描写」して心の中の話は「少年主体」で進んでいく。
逆に「少女が主人公」の物語は心の中の話は「少女が主体」。
だってそうでしょう。
「宇宙戦艦ヤマト」だって「主人公の男性」が心の中で思ったことが色々語られていく。
「エースをねらえ!」ではテニス部女子部員の主人公の「試練」は彼女が心の中で思ったことで描写される。

し-か-し
「新世紀エヴァンゲリオン」がほかのアニメと違うのは
主人公「碇シンジ」が心の中で思った事の描写より「アスカ」の「ののしり調子の語り」で話が説明され「綾波レイ」が17話で「顔を赤らめる」。
その際「碇シンジ」は「綾波レイ」や「アスカ」がピンチになったとき「かわいそうだから助けてあげなくっちゃ」と言うけど一切「初恋のような恋愛感情」を表に出すことはない。
主人公の「男としての恋愛感情」の心中描写がないんですよ。「ただの受け身少年」とも言い切れない。

正直「碇シンジ、お前はアスカが好きなんか?レイが好きなんか?」と聞きたくなるところを全部かっ飛ばしている。
それが可能なのも声優さんが「緒方さん」という「女性声優」だから。

じつは「ここのポイント」を押さえて置かないと「劇場版新世紀エヴァンゲリオン」がさっぱり理解できないのです。
「劇場版新世紀エヴァンゲリオン」が上出来とは私は言いたくないが
少なくとも「両親に愛された事のない碇シンジ」は自分が愛された経験がないから「他人を好きになる」ことすら出来ない伏線になっているのです。

<続く>

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